あけましておめでとうございます
2008年1月1日 日常あけましておめでとうございます。
2007年にお世話になった皆様、ありがとうございました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
衝撃の組替発表で終わった2007年。
今年は果たして、どんな一年になるのやら。
先行き不明ではありますが、まあ、なんとかなるでしょう…ということで。のんびりやっていきたいと思います。
のんびり過ぎの性格で、どんどん世の中についていけなくなっているですが^^;
7月に、なんとなーく始めてしまったこのブログも、ぽつぽつとしか書けなかったです。こんな偏った感想文を他人様から見える場所においておくのはどうなんろう?という思いはありますが、どなたかが読んで下さるのだと思うのは嬉しい事でした。
2008年も、のんびりぽつぽつと続けていきたいと思います。
もう少し沢山書けるようになるといいんですけどね(^^ゞ
2007年にお世話になった皆様、ありがとうございました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
衝撃の組替発表で終わった2007年。
今年は果たして、どんな一年になるのやら。
先行き不明ではありますが、まあ、なんとかなるでしょう…ということで。のんびりやっていきたいと思います。
のんびり過ぎの性格で、どんどん世の中についていけなくなっているですが^^;
7月に、なんとなーく始めてしまったこのブログも、ぽつぽつとしか書けなかったです。こんな偏った感想文を他人様から見える場所においておくのはどうなんろう?という思いはありますが、どなたかが読んで下さるのだと思うのは嬉しい事でした。
2008年も、のんびりぽつぽつと続けていきたいと思います。
もう少し沢山書けるようになるといいんですけどね(^^ゞ
今は、何も考えられません。
私は月組のファンになってから、祐飛さんのファンになりました。祐飛ファンである前に、月組ファンなのだと思ってきました。
青年館の終わる頃には、決定的にファンになった「WEST SIDE STORY」のチノからちょうど10年だなーと、なんとなく思ってました。
ただ、分かっている事は月組・大空祐飛、最後のセリフが「チャオ!」であること。
最後にただ一人、遠くに歩み去っていく事だけ。
ステファーノさんは、穏やかに笑っていた。
辛いことも飲み込んで、全てを包み込む大きな優しさで微笑んでいた。しなやかで、穏やかで、芯の強い。…美しい笑顔だった。
私がバウを見た時には、おそらくご本人はこの組替えを知っていた事と思われます。
それでも、あんなふうに微笑んでいた。ステファーノさんと祐飛さんの心が重なって見えた。
だから、大丈夫なんだろうと思う。
私も安心して祐飛さんを信じて、あの人についていっていいのだと思う。
寂しいけれど、予測のつかない未来に不安が大きいけれど。
今まで月組のみんなを愛してきたように、花組の皆さんを愛して。月組の卒業生が作り上げて残してきた歴史を敬愛してきたように、花組さんの輝かしい歴史を敬愛して。そんなふうに、なっていけると思う。
おそらく、きっと、良い舞台を作り上げて下さる事でしょう。それは間違いの無い事だと思います。
花組ファンの皆様、どうぞよろしくお願いします。
今は、何も考えられないけれど。…きっと、いつか。
私は月組のファンになってから、祐飛さんのファンになりました。祐飛ファンである前に、月組ファンなのだと思ってきました。
青年館の終わる頃には、決定的にファンになった「WEST SIDE STORY」のチノからちょうど10年だなーと、なんとなく思ってました。
ただ、分かっている事は月組・大空祐飛、最後のセリフが「チャオ!」であること。
最後にただ一人、遠くに歩み去っていく事だけ。
ステファーノさんは、穏やかに笑っていた。
辛いことも飲み込んで、全てを包み込む大きな優しさで微笑んでいた。しなやかで、穏やかで、芯の強い。…美しい笑顔だった。
私がバウを見た時には、おそらくご本人はこの組替えを知っていた事と思われます。
それでも、あんなふうに微笑んでいた。ステファーノさんと祐飛さんの心が重なって見えた。
だから、大丈夫なんだろうと思う。
私も安心して祐飛さんを信じて、あの人についていっていいのだと思う。
寂しいけれど、予測のつかない未来に不安が大きいけれど。
今まで月組のみんなを愛してきたように、花組の皆さんを愛して。月組の卒業生が作り上げて残してきた歴史を敬愛してきたように、花組さんの輝かしい歴史を敬愛して。そんなふうに、なっていけると思う。
おそらく、きっと、良い舞台を作り上げて下さる事でしょう。それは間違いの無い事だと思います。
花組ファンの皆様、どうぞよろしくお願いします。
今は、何も考えられないけれど。…きっと、いつか。
「HOLLYWOOD LOVER」バウホール千秋楽ですねー
2007年12月26日 月組「HOLLYWOOD LOVER」バウホール千秋楽、おめでとうございます。
本当に素敵な作品でした。この時期、この作品にめぐり合えた事に感謝の気持ちでいっぱいです。
2007年という年を良い形で締めくくることができました。
バウメンバーの皆さん、植田景子先生、スタッフの皆様、ありがとう〜。
そして、祐飛さん、おつかれさまでした。
青年館を楽しみにしております。
私のバウ楽は23日、午後公演。
22日23日で観劇してきました。
東京でも見るつもりなのに…とは思いつつ、でも「バウホール」という劇場で見たくて。
あの、芝居を見る為にちょうど良い劇場で「HOLLYWOOD LOVER」の世界を堪能してきました。
22日は一週間ぶりの観劇で、やっぱり泣きました。
泣いて泣いて、終演後にはなんとも清々しい気分になったりして。「泣くのって、気持ちいいねー」なんて言いながら帰ったのですが。
翌日23日の午後公演を見たら…芝居が変わってる!たった一晩明けただけなのに。
これだから、ナマの芝居を見る楽しみはやめられません。
先週、初日の翌日を見た時も、一晩で別物の芝居になっている事に驚きましたが。まあ、あくまで初日というのは特別なものなんだと納得していていたのです。でも、特別な日でなくとも変わっていくのが、オオゾラ氏がファンを油断させないところです^^;
なんだかねー。ステファーノさんのパワーが、ぐぐーーーーんとアップして、全体に感情のふり幅が広がった感じ。
光も影も、強さも弱さも、苦味も甘さも。全てが大きく広がったように思えました。
特に、甘さが強くなったように思ったんですよね。ローズには甘く優しく、モニカとシーラに対しては甘えが増したような気がしたんです。「甘い」と表現する感情は、たっぷり甘えている事、なんだな…と思ったりしました。
バウを見た状態での、纏まらない考察をなんとか文章にしておきます。そのうち、ゆっくり考えてちゃんとした感想になるかもしれない^^;
今まで私、白い主役ってどういうものなのか分かっていなかったんです。あまり見た事がないですし、正直ファンとして大空祐飛に回ってくる事はないと思っていましたし。(東京だけ見た、新人公演のトニーは好きだったんですけど)
ステファーノさんは、これでもかという程の「白い二枚目の主役」。
彼は意外に口数が少ない…というか、ほとんど自分の感情を語る事はないキャラクターなんですね。周りのキャラクターがステファーノについて語り、それについてステファーノが返答する事で、人物像と物語は描かれていく。
様々な色を持ったキャラクターと対比される為、主役はキャンバスのようにプレーンな白でなければいけないんですね。
性格に偏りが無く、精神的なバランスの取れた、優しい人。祐飛ステファーノは温かみのある白の人で、そのキャンバスに「深紅の薔薇」ローズの人生が鮮やかに咲き誇る…。
唯一、ステファーノが心情を語るのは、一幕最後のローズとの会話と、ラストの場面。一幕最後はどちらかというと、彼女を口説く為の会話の意味が大きいですから^^;ちゃんと語ってるといえるのは、ラストの独白のみですね。でも、これ程に自分を語る事の無い主役というのは、ちょっと滅多に無いと思うのですが、どうなんでしょう。
ローズやリチャードを始め、印象的なキャラクターにたっぷり芝居をさせて、ステファーノという人物を描く。今回の二番手・あひちゃんのリチャードなんかは、たっぷりと語る場面もありーのおいしい役ですし、そのかちゃんのビリーもきちんと宛書された良い役ですよね。サムのあつきちゃんは、くどい程の説明セリフでステファーノさんを語ってくれますし。ラストは泣かせてくれる。
そして、祐飛ステファーノは、ただローズとの悲劇的な恋のドラマを走り抜くのみ。
…自分を語るセリフなんか無くとも、全てを包み込む優しさを見せ、人間性も物語もきちんと表現する事ができるから。
それが、白い二枚目の主役の役割なんだな、と初めて知った公演でした。
…ま、いつかは、ちゃんと日本語として纏まるかな。まだ青年館もあるし(^^ゞ
本当に素敵な作品でした。この時期、この作品にめぐり合えた事に感謝の気持ちでいっぱいです。
2007年という年を良い形で締めくくることができました。
バウメンバーの皆さん、植田景子先生、スタッフの皆様、ありがとう〜。
そして、祐飛さん、おつかれさまでした。
青年館を楽しみにしております。
私のバウ楽は23日、午後公演。
22日23日で観劇してきました。
東京でも見るつもりなのに…とは思いつつ、でも「バウホール」という劇場で見たくて。
あの、芝居を見る為にちょうど良い劇場で「HOLLYWOOD LOVER」の世界を堪能してきました。
22日は一週間ぶりの観劇で、やっぱり泣きました。
泣いて泣いて、終演後にはなんとも清々しい気分になったりして。「泣くのって、気持ちいいねー」なんて言いながら帰ったのですが。
翌日23日の午後公演を見たら…芝居が変わってる!たった一晩明けただけなのに。
これだから、ナマの芝居を見る楽しみはやめられません。
先週、初日の翌日を見た時も、一晩で別物の芝居になっている事に驚きましたが。まあ、あくまで初日というのは特別なものなんだと納得していていたのです。でも、特別な日でなくとも変わっていくのが、オオゾラ氏がファンを油断させないところです^^;
なんだかねー。ステファーノさんのパワーが、ぐぐーーーーんとアップして、全体に感情のふり幅が広がった感じ。
光も影も、強さも弱さも、苦味も甘さも。全てが大きく広がったように思えました。
特に、甘さが強くなったように思ったんですよね。ローズには甘く優しく、モニカとシーラに対しては甘えが増したような気がしたんです。「甘い」と表現する感情は、たっぷり甘えている事、なんだな…と思ったりしました。
バウを見た状態での、纏まらない考察をなんとか文章にしておきます。そのうち、ゆっくり考えてちゃんとした感想になるかもしれない^^;
今まで私、白い主役ってどういうものなのか分かっていなかったんです。あまり見た事がないですし、正直ファンとして大空祐飛に回ってくる事はないと思っていましたし。(東京だけ見た、新人公演のトニーは好きだったんですけど)
ステファーノさんは、これでもかという程の「白い二枚目の主役」。
彼は意外に口数が少ない…というか、ほとんど自分の感情を語る事はないキャラクターなんですね。周りのキャラクターがステファーノについて語り、それについてステファーノが返答する事で、人物像と物語は描かれていく。
様々な色を持ったキャラクターと対比される為、主役はキャンバスのようにプレーンな白でなければいけないんですね。
性格に偏りが無く、精神的なバランスの取れた、優しい人。祐飛ステファーノは温かみのある白の人で、そのキャンバスに「深紅の薔薇」ローズの人生が鮮やかに咲き誇る…。
唯一、ステファーノが心情を語るのは、一幕最後のローズとの会話と、ラストの場面。一幕最後はどちらかというと、彼女を口説く為の会話の意味が大きいですから^^;ちゃんと語ってるといえるのは、ラストの独白のみですね。でも、これ程に自分を語る事の無い主役というのは、ちょっと滅多に無いと思うのですが、どうなんでしょう。
ローズやリチャードを始め、印象的なキャラクターにたっぷり芝居をさせて、ステファーノという人物を描く。今回の二番手・あひちゃんのリチャードなんかは、たっぷりと語る場面もありーのおいしい役ですし、そのかちゃんのビリーもきちんと宛書された良い役ですよね。サムのあつきちゃんは、くどい程の説明セリフでステファーノさんを語ってくれますし。ラストは泣かせてくれる。
そして、祐飛ステファーノは、ただローズとの悲劇的な恋のドラマを走り抜くのみ。
…自分を語るセリフなんか無くとも、全てを包み込む優しさを見せ、人間性も物語もきちんと表現する事ができるから。
それが、白い二枚目の主役の役割なんだな、と初めて知った公演でした。
…ま、いつかは、ちゃんと日本語として纏まるかな。まだ青年館もあるし(^^ゞ
「HOLLYWOOD LOVER」ナウオン・ステージ
2007年12月19日 月組やっと、「HOLLYWOOD LOVER」ナウオン・ステージを見ました。
和やかな座談会でしたねー。
本公演の、トップコンビさんや組長さんなどが同席する「公式な会話」とは違って、すごーく、くだけた感じ。
役に関しては、いつものように真面目に語っていましたが、他のメンバーに話す会話は普段着な感じに見えます。
もちろん、対外向けに作られた範囲でしょうが、和気藹々と楽しそうで微笑ましいです。
あひちゃんが、すごくオオゾラ氏と越乃(新)副組長に懐いている感じで、やっぱり元月組生なんだなーと思ったり。そういえば、あひちゃんは「LUNA」の東京公演ではマーキュリーズの一員で、オオゾラさんと一緒に「ハーッピーラーイフ!」なんて、歌ってたんですよね?もうよく覚えてないけど^^;
「LUNA」といえば、大劇場公演が2000年の2月ですから、まさに8年程前になるんですね。懐かしいなー。
回想の8年前のステファーノさんの声に、思わず、8年前の祐飛さんを思い出したりするんですよ。
でも、覚えているのとは違う声なんですよね。今の発声での高い声は、あの時代の声とは違う…当たり前ですけどね。
オオゾラさん、最近ますます、声に深みが増してきたと思いますから。キリーズ・ブートキャンプで腹筋を鍛えたせいかな^^;
ステファーノさんは、その優しさの表現の為に、先日の東京公演の時より更に深くやわらかい声で喋っている気がします。
あの喋りかた、好きだなー。
話を戻して。
ナウオンで、皆さん「悪い人がいない作品」と、何度も言っていますが、私もそこがこの作品のポイントでした。
悪い人のいない作品だから、心おきなく悲劇に泣ける。
映像の使用によって、この物語自体が古いハリウッドの恋愛映画のような拵えになっている…と思います。
テレビが普及する前の映画が一番娯楽だった時代に山程作られた、ありふれたハリウッドのメロドラマ、という感じ。
昔はこういう悲劇的な恋愛映画に涙する…というのも、女性の愉しみの一つだったんじゃないかなー。今でも、「泣きたい時に見る映画」というジャンルはありますが、昔のほうが涙ものがウケていた気がします。
でもハッピーミュージカルを見て沢山笑うのと同じように、甘く優しい悲劇を見て思いっきり泣く…というのも、エンターテイメントの一つの究極の形なんだな、と思いました。
初日に見て、罪の無い範囲で安心して泣けばいいんだ…と思ってからは、二回目、三回目と泣く事を楽しむような心持ちで見てきました。
若い頃の私だったら、ちょっと小バカにしちゃったかもしれないけどね^^;そんなに人生経験を積んだわけではないけれど、年をとってからこういう楽しみが増えたのは、良い事だと思いましょう。
和やかな座談会でしたねー。
本公演の、トップコンビさんや組長さんなどが同席する「公式な会話」とは違って、すごーく、くだけた感じ。
役に関しては、いつものように真面目に語っていましたが、他のメンバーに話す会話は普段着な感じに見えます。
もちろん、対外向けに作られた範囲でしょうが、和気藹々と楽しそうで微笑ましいです。
あひちゃんが、すごくオオゾラ氏と越乃(新)副組長に懐いている感じで、やっぱり元月組生なんだなーと思ったり。そういえば、あひちゃんは「LUNA」の東京公演ではマーキュリーズの一員で、オオゾラさんと一緒に「ハーッピーラーイフ!」なんて、歌ってたんですよね?もうよく覚えてないけど^^;
「LUNA」といえば、大劇場公演が2000年の2月ですから、まさに8年程前になるんですね。懐かしいなー。
回想の8年前のステファーノさんの声に、思わず、8年前の祐飛さんを思い出したりするんですよ。
でも、覚えているのとは違う声なんですよね。今の発声での高い声は、あの時代の声とは違う…当たり前ですけどね。
オオゾラさん、最近ますます、声に深みが増してきたと思いますから。キリーズ・ブートキャンプで腹筋を鍛えたせいかな^^;
ステファーノさんは、その優しさの表現の為に、先日の東京公演の時より更に深くやわらかい声で喋っている気がします。
あの喋りかた、好きだなー。
話を戻して。
ナウオンで、皆さん「悪い人がいない作品」と、何度も言っていますが、私もそこがこの作品のポイントでした。
悪い人のいない作品だから、心おきなく悲劇に泣ける。
映像の使用によって、この物語自体が古いハリウッドの恋愛映画のような拵えになっている…と思います。
テレビが普及する前の映画が一番娯楽だった時代に山程作られた、ありふれたハリウッドのメロドラマ、という感じ。
昔はこういう悲劇的な恋愛映画に涙する…というのも、女性の愉しみの一つだったんじゃないかなー。今でも、「泣きたい時に見る映画」というジャンルはありますが、昔のほうが涙ものがウケていた気がします。
でもハッピーミュージカルを見て沢山笑うのと同じように、甘く優しい悲劇を見て思いっきり泣く…というのも、エンターテイメントの一つの究極の形なんだな、と思いました。
初日に見て、罪の無い範囲で安心して泣けばいいんだ…と思ってからは、二回目、三回目と泣く事を楽しむような心持ちで見てきました。
若い頃の私だったら、ちょっと小バカにしちゃったかもしれないけどね^^;そんなに人生経験を積んだわけではないけれど、年をとってからこういう楽しみが増えたのは、良い事だと思いましょう。
「HOLLYWOOD LOVER」見てきました
2007年12月18日 月組初日、16日の昼夜と見て参りました。
良い、作品だと思います。
ただ「大空祐飛」の魅力をあます事なく見せる為に作られた作品。
出演者みんなの魅力を見せ、まだ若いメンバーにはその良さを引き出して、次へ繋げていく為に作られた作品。
本当に、みんな素敵だった。見れば見る程うっとりするような美しい作品だし、何度見ても泣けます。
この作品を今の時期に大空さんとこのメンバーにあてて書いてくれた景子先生に、ファンとして感謝します。
観客としては、景子先生作品は、これから全部見るべきだ…と改めて思ったかな。
物語はオーソドックスで、いかにもありふれていて拍子抜けしてしまう程。けれど何も考えずに見る物語のぶん、作品の世界に引き込まれて、出演者の力量を見る事ができるし、その魅力に酔う事ができます。
シンプルな展開で、少ない出演者にそれぞれたっぷり時間をかけ、一人一人の芝居を見せてくれるのは、組ファンにとっては嬉しいこと。
主人公、ステファーノ・グランディ。
めったにいない良い男です。才能ある映画監督、周りの人間から信頼され、どんなトラブルにも冷静に対処できる有能な男。
でも、何よりも、優しい人なのが嬉しいです。一つのセリフ、一つの場面が終わるごとに「なんて優しい人だろう」としみじみと思います。三回見て、毎回思いました。
関わり合う、ほとんどの人に対して優しくする場面が作ってあるんですね。これがまず、祐飛ファン的景子先生への感謝ポイント。祐飛さんは、その優しさを本当にしっかり表現してくれたな、と思います。誰に対しても真摯でまっすぐな目を向けて、祐飛さんらしい…と思えるようなさりげない自然な優しさで。
もう一つの景子先生への感謝ポイントは、余計なセリフを喋らせずに皆に「芝居」をさせてくれた事。
ステファーノさんは、意外に無口な人なんですね。基本は人の話を聞いていて、一番大切な事だけを言葉にする。あとは、表情や仕草の芝居でステファーノさんの優しさを見せてくれる。それは言葉よりもずっと雄弁で、心に響いてくる。ほんのちょっとした視線や仕草にグッときます。誰に対してもそうですが、やはりローズとモニカに対してはすごく印象的ですね。
…とりあえず、考えが纏まらないので今日はこれまでで。
最後にちょっとネタばれ。
景子先生の演出は、一つ一つはベタだなーと思っていますが、その組み合わせ、積み重ね方が上手いんですよね。
毎回、いろいろなツボがありますが、今回の私のツボは「ローラって呼んでよ」でした。ベタ過ぎる…でも。そのむず痒い感じが、クセになるんです^^;
良い、作品だと思います。
ただ「大空祐飛」の魅力をあます事なく見せる為に作られた作品。
出演者みんなの魅力を見せ、まだ若いメンバーにはその良さを引き出して、次へ繋げていく為に作られた作品。
本当に、みんな素敵だった。見れば見る程うっとりするような美しい作品だし、何度見ても泣けます。
この作品を今の時期に大空さんとこのメンバーにあてて書いてくれた景子先生に、ファンとして感謝します。
観客としては、景子先生作品は、これから全部見るべきだ…と改めて思ったかな。
物語はオーソドックスで、いかにもありふれていて拍子抜けしてしまう程。けれど何も考えずに見る物語のぶん、作品の世界に引き込まれて、出演者の力量を見る事ができるし、その魅力に酔う事ができます。
シンプルな展開で、少ない出演者にそれぞれたっぷり時間をかけ、一人一人の芝居を見せてくれるのは、組ファンにとっては嬉しいこと。
主人公、ステファーノ・グランディ。
めったにいない良い男です。才能ある映画監督、周りの人間から信頼され、どんなトラブルにも冷静に対処できる有能な男。
でも、何よりも、優しい人なのが嬉しいです。一つのセリフ、一つの場面が終わるごとに「なんて優しい人だろう」としみじみと思います。三回見て、毎回思いました。
関わり合う、ほとんどの人に対して優しくする場面が作ってあるんですね。これがまず、祐飛ファン的景子先生への感謝ポイント。祐飛さんは、その優しさを本当にしっかり表現してくれたな、と思います。誰に対しても真摯でまっすぐな目を向けて、祐飛さんらしい…と思えるようなさりげない自然な優しさで。
もう一つの景子先生への感謝ポイントは、余計なセリフを喋らせずに皆に「芝居」をさせてくれた事。
ステファーノさんは、意外に無口な人なんですね。基本は人の話を聞いていて、一番大切な事だけを言葉にする。あとは、表情や仕草の芝居でステファーノさんの優しさを見せてくれる。それは言葉よりもずっと雄弁で、心に響いてくる。ほんのちょっとした視線や仕草にグッときます。誰に対してもそうですが、やはりローズとモニカに対してはすごく印象的ですね。
…とりあえず、考えが纏まらないので今日はこれまでで。
最後にちょっとネタばれ。
景子先生の演出は、一つ一つはベタだなーと思っていますが、その組み合わせ、積み重ね方が上手いんですよね。
毎回、いろいろなツボがありますが、今回の私のツボは「ローラって呼んでよ」でした。ベタ過ぎる…でも。そのむず痒い感じが、クセになるんです^^;
月組新公。今まで書いてないその他のこまごました事。当時印象に残った事、今でも覚えている事^^;をメモ程度に。
・記者会見の場面。コルネールさん、宇月 颯君。すごく真面目そうなコルネールさん。熱血でした。取り立てて変わった事はせず。とてもセリフの間が良かった。
・新聞記者、麻華 りんかちゃん。大劇場の新公映像で、低音で歌っているのが印象的だったのですが、高音で歌いだしてびっくり。そのまま、最後まで高いきれいな声で歌って、またびっくり。
シャンドールさんをちらり、ちらりと見ては、その都度照れている芝居が、滅茶苦茶可愛い!こっちまで照れそうでした。
・ロラーンド男爵、五十鈴ひかりちゃん。声はしっかりした艶のある低音なのに、ヴィジュアルは相変わらず可愛い。前回よりすこーし、男役らしくなったかな?もうそろそろ、もうちょっとくらい男役らしくは…ならないのね^^;このまま可愛い路線でいくのかなぁ?良い芝居をする人なだけに、気にかかります。
・シャンドールに襲い掛かるヴェロニカ、シャーロット、エヴァ。シャーロット琴音和葉ちゃん、きびきびして良い感じ。エヴァの蘭乃 はなちゃんは、お化粧が変だった!!本公演の侍女は可愛いのに、どうしちゃったんだろ。残念でした。
・事故現場。スカローシ、瑞羽奏都くん。最近、ますますがっしりして、全体が四角い感じのみづきちゃんですから、ボディガード役はぴったりでしたね。本役マギーちゃんとは違って、真面目なんだけれども、どこかトボけた雰囲気があって面白かった。ルパン三世の次元大介みたい。
・ネクチュイ、紫門ゆりやくんは、可愛いかった。元気が良くてよろしい!という感じ。最初に顔を覚えた「パリ空」新公のジャンの時はすごくしっかりした下級生という印象だったのが、全ツ、この公演と、どんどん可愛い印象になって不思議。
・酒場の場面。本公演でえりおっと&しのちゃんの「俺も透視してくれ」「逃げられた彼女のか?」の掛け合いは、美翔君&沢希理寿ちゃんかな?もはや全然覚えてない…たしか、二人とも良い声で「ほぉ。だいぶおもむきが違う」と思った気がする。というか、五人組達を見るだけでも必死だから、客達が全然見れなくて悔しかった〜。せっかく、みっしょんが明るい場所にいたのに(T_T)
・侍女たちが登場。三人を紹介する時に、可愛いエヴァに反応するヤーノシュ。まぐちゃんのヤーノシュは、空気読めないキャラではないので、「お!」と反応してからちょっと冷静になり、あたりを見回して何事も無かったような顔をします。
そして!!なんと、隣に座っているラースロの麻月ちゃんに顔を近づけ。耳元に唇を寄せて、「か・わ・い・い♪」と、囁くのです!もちろん声は聞こえないのですが、一文字一文字、はっきりと大きく口を動かしてたので、多分「可愛い」と言った気がする。
びっくりしたー!ものすごーーーーーく、色っぽいというか、イヤらしいんですけど…(@_@)。えーと、まぐちゃんって、こんなキャラだったのか…。知らなかった…。でっかいけど、子供だと思ってたのに。
麻月ちゃんは、ものすごーく迷惑そうな顔をしてました。そうだよね^^;
・ヴェロニカに乾杯を勧めるシャンドールに、応えるヴェロニカ、驚くシャンドールという二人の会話。五人組が綺麗に揃ってシャンドールとヴェロニカの方に交互に顔を向けるのが、滅茶苦茶面白くて爆笑。みんなすごく表情豊かに、嫌そうで(笑)
・本公演ではトップコンビのダンスが始まってしばらくは、五人組は客たちを見るのが楽しみな場面ですが、さすがに新公ではそんな余裕は無し。やっぱりさー、ちゃんとみんなを見れるように作って貰わないと困るよね^^;
・墓場。美夢ひまりちゃんのアデルハイド、歌が良い。エクボが可愛くて、いつも笑顔のダンサーというイメージの、ひまりん。そういえば、ダンス&コーラスの場面に入ってた覚えはあるけど、こんなに歌える人だったとは。
・シュトルムフェルド、綾月せりちゃん。本役さんとはまた全然違うトボけた感じ。丸顔なので、可愛いおじいちゃん風。何か聞かれるたびに、夫婦揃って首を傾げるのが、本当に可愛い。また絶妙な間合い。上手いんだ、二人とも。二人で手をつないで退場するのも、可愛くて微笑ましい感じでした。
・シャラモン司祭様、彩央寿音ちゃん。きっしーだったら、本役さんとは全然違うキャラクターなのかな?と思っていたら、基本、本公演と同じキャラ。ただし、セリフの間合いがまるっきり違ってました。さすが、きっしー。高等技術の使い方が、シブいよ。ああいうキャラクターの間合いって、つい耳で覚えてしまうものじゃないかと思うんですよね。それを、一からきちんと自分で作るのは、結構難しい事だと思う。新公の後、改めて本公演の園加ちゃんのセリフを聞いたら、ほんとうに全然違う感じでしたね。
今回の公演は、あひ、園加、もりえ、みんな自分の個性を確立させて、キャラクター勝負で役を印象付けてたんだな〜と、感心しました。そして新公では、お互いのセリフの間合いをきっちり作る芝居を勉強させた、正塚演出にはちょっと感動。きっとこの経験が、今後の役者人生に大きなプラスとなる事でしょう。
・教会の場面。二人を捕らえに来た「男」、貴千碧くん。出てきただけで「悪役」。無表情ですが、とっても楽しそうな雰囲気で銃を向けてます。似合い過ぎです。本役のもりえちゃんよりずいぶん小さいんですが、悪人顔でフォローできてました^^;
・カタコンベ。幽霊達のダンス。末子はんの位置で踊っている萌花ゆりあちゃんが、すごい迫力。末子はんの退団オーラに負けないくらいの、新公卒業オーラ。有無を言わせません。ゆりあちゃんは数年前からのお気に入りさんなのですが、こんなに迫力のある踊りをする子だとは、知らなかった。セリフ&歌のあったイローナ様より、この幽霊のほうがずっと良かったです。そして、ゆりあちゃんに見とれて、他の人は見れず^^;なんとなく、麗百愛ちゃんもすごい迫力だなーと思った気がする。
・マレーク様とアデルハイド。「この世で私だけがただ一人心を許せる人間なんだ」と言い募るアデルハイドが、なんとも言えない孤独感を見せるたのが良かった。社会のはずれ者の孤独な女性。れみちゃんの演じる子供に戻ったマレーク様は、とても純粋な存在感で。素朴にアデルハイドを慕う心が、彼女の孤独を癒す存在なんですね。短い会話でしたが、二人の心の繋がりが感じられて、少しうるっとしちゃいました。
・シャンドールの屋敷。琴音和葉ちゃん、シャーロットは焦りが出たのか、ちょっとヒステリックな印象になってました。今まで落ち着いた感じだったので、ちょっと意外。
・エヴァの見せ場「一刻も早くお救いしなければ!」本役のねねちゃんより、ちょっと声が細いのかな?でも、少し似た感じの声ですね。
こういう、みんなをシーンとさせるセリフって、セリフを言う本人もですが、受けてシーンとなるほうの息を合わせる力も大きいんでね。本公演程力強くは響かなくて、改めて難しい技なんだな、と感心。
・舞踏会。バルトーク、榎登也。アンドラージュ、響れおな。良いキャスティングでした。
二人とも、表情が良くてねー。セリフは無くても、それぞれのドラマがあって、犯行に及んだ事を感じさせてくれました。
とうやんは、最後の新公でこういう役…というのは気の毒ではあったけど、心意気を見せてくれた芝居でした。ま、セリフは無くても、とうやんの場合は顔だけで十分語れる濃さがあるから^^;響れおなちゃんは、相変わらず、良い目をしていました。あの目だけで全てを語る人ですね。
…ふう。とりあえず、覚えているのはこのくらいかな?
バウに行って全てが上書きされる前に、記録して保存しておきたかったのだけれど。だいぶこぼれてしまった気もしますが^^;
・記者会見の場面。コルネールさん、宇月 颯君。すごく真面目そうなコルネールさん。熱血でした。取り立てて変わった事はせず。とてもセリフの間が良かった。
・新聞記者、麻華 りんかちゃん。大劇場の新公映像で、低音で歌っているのが印象的だったのですが、高音で歌いだしてびっくり。そのまま、最後まで高いきれいな声で歌って、またびっくり。
シャンドールさんをちらり、ちらりと見ては、その都度照れている芝居が、滅茶苦茶可愛い!こっちまで照れそうでした。
・ロラーンド男爵、五十鈴ひかりちゃん。声はしっかりした艶のある低音なのに、ヴィジュアルは相変わらず可愛い。前回よりすこーし、男役らしくなったかな?もうそろそろ、もうちょっとくらい男役らしくは…ならないのね^^;このまま可愛い路線でいくのかなぁ?良い芝居をする人なだけに、気にかかります。
・シャンドールに襲い掛かるヴェロニカ、シャーロット、エヴァ。シャーロット琴音和葉ちゃん、きびきびして良い感じ。エヴァの蘭乃 はなちゃんは、お化粧が変だった!!本公演の侍女は可愛いのに、どうしちゃったんだろ。残念でした。
・事故現場。スカローシ、瑞羽奏都くん。最近、ますますがっしりして、全体が四角い感じのみづきちゃんですから、ボディガード役はぴったりでしたね。本役マギーちゃんとは違って、真面目なんだけれども、どこかトボけた雰囲気があって面白かった。ルパン三世の次元大介みたい。
・ネクチュイ、紫門ゆりやくんは、可愛いかった。元気が良くてよろしい!という感じ。最初に顔を覚えた「パリ空」新公のジャンの時はすごくしっかりした下級生という印象だったのが、全ツ、この公演と、どんどん可愛い印象になって不思議。
・酒場の場面。本公演でえりおっと&しのちゃんの「俺も透視してくれ」「逃げられた彼女のか?」の掛け合いは、美翔君&沢希理寿ちゃんかな?もはや全然覚えてない…たしか、二人とも良い声で「ほぉ。だいぶおもむきが違う」と思った気がする。というか、五人組達を見るだけでも必死だから、客達が全然見れなくて悔しかった〜。せっかく、みっしょんが明るい場所にいたのに(T_T)
・侍女たちが登場。三人を紹介する時に、可愛いエヴァに反応するヤーノシュ。まぐちゃんのヤーノシュは、空気読めないキャラではないので、「お!」と反応してからちょっと冷静になり、あたりを見回して何事も無かったような顔をします。
そして!!なんと、隣に座っているラースロの麻月ちゃんに顔を近づけ。耳元に唇を寄せて、「か・わ・い・い♪」と、囁くのです!もちろん声は聞こえないのですが、一文字一文字、はっきりと大きく口を動かしてたので、多分「可愛い」と言った気がする。
びっくりしたー!ものすごーーーーーく、色っぽいというか、イヤらしいんですけど…(@_@)。えーと、まぐちゃんって、こんなキャラだったのか…。知らなかった…。でっかいけど、子供だと思ってたのに。
麻月ちゃんは、ものすごーく迷惑そうな顔をしてました。そうだよね^^;
・ヴェロニカに乾杯を勧めるシャンドールに、応えるヴェロニカ、驚くシャンドールという二人の会話。五人組が綺麗に揃ってシャンドールとヴェロニカの方に交互に顔を向けるのが、滅茶苦茶面白くて爆笑。みんなすごく表情豊かに、嫌そうで(笑)
・本公演ではトップコンビのダンスが始まってしばらくは、五人組は客たちを見るのが楽しみな場面ですが、さすがに新公ではそんな余裕は無し。やっぱりさー、ちゃんとみんなを見れるように作って貰わないと困るよね^^;
・墓場。美夢ひまりちゃんのアデルハイド、歌が良い。エクボが可愛くて、いつも笑顔のダンサーというイメージの、ひまりん。そういえば、ダンス&コーラスの場面に入ってた覚えはあるけど、こんなに歌える人だったとは。
・シュトルムフェルド、綾月せりちゃん。本役さんとはまた全然違うトボけた感じ。丸顔なので、可愛いおじいちゃん風。何か聞かれるたびに、夫婦揃って首を傾げるのが、本当に可愛い。また絶妙な間合い。上手いんだ、二人とも。二人で手をつないで退場するのも、可愛くて微笑ましい感じでした。
・シャラモン司祭様、彩央寿音ちゃん。きっしーだったら、本役さんとは全然違うキャラクターなのかな?と思っていたら、基本、本公演と同じキャラ。ただし、セリフの間合いがまるっきり違ってました。さすが、きっしー。高等技術の使い方が、シブいよ。ああいうキャラクターの間合いって、つい耳で覚えてしまうものじゃないかと思うんですよね。それを、一からきちんと自分で作るのは、結構難しい事だと思う。新公の後、改めて本公演の園加ちゃんのセリフを聞いたら、ほんとうに全然違う感じでしたね。
今回の公演は、あひ、園加、もりえ、みんな自分の個性を確立させて、キャラクター勝負で役を印象付けてたんだな〜と、感心しました。そして新公では、お互いのセリフの間合いをきっちり作る芝居を勉強させた、正塚演出にはちょっと感動。きっとこの経験が、今後の役者人生に大きなプラスとなる事でしょう。
・教会の場面。二人を捕らえに来た「男」、貴千碧くん。出てきただけで「悪役」。無表情ですが、とっても楽しそうな雰囲気で銃を向けてます。似合い過ぎです。本役のもりえちゃんよりずいぶん小さいんですが、悪人顔でフォローできてました^^;
・カタコンベ。幽霊達のダンス。末子はんの位置で踊っている萌花ゆりあちゃんが、すごい迫力。末子はんの退団オーラに負けないくらいの、新公卒業オーラ。有無を言わせません。ゆりあちゃんは数年前からのお気に入りさんなのですが、こんなに迫力のある踊りをする子だとは、知らなかった。セリフ&歌のあったイローナ様より、この幽霊のほうがずっと良かったです。そして、ゆりあちゃんに見とれて、他の人は見れず^^;なんとなく、麗百愛ちゃんもすごい迫力だなーと思った気がする。
・マレーク様とアデルハイド。「この世で私だけがただ一人心を許せる人間なんだ」と言い募るアデルハイドが、なんとも言えない孤独感を見せるたのが良かった。社会のはずれ者の孤独な女性。れみちゃんの演じる子供に戻ったマレーク様は、とても純粋な存在感で。素朴にアデルハイドを慕う心が、彼女の孤独を癒す存在なんですね。短い会話でしたが、二人の心の繋がりが感じられて、少しうるっとしちゃいました。
・シャンドールの屋敷。琴音和葉ちゃん、シャーロットは焦りが出たのか、ちょっとヒステリックな印象になってました。今まで落ち着いた感じだったので、ちょっと意外。
・エヴァの見せ場「一刻も早くお救いしなければ!」本役のねねちゃんより、ちょっと声が細いのかな?でも、少し似た感じの声ですね。
こういう、みんなをシーンとさせるセリフって、セリフを言う本人もですが、受けてシーンとなるほうの息を合わせる力も大きいんでね。本公演程力強くは響かなくて、改めて難しい技なんだな、と感心。
・舞踏会。バルトーク、榎登也。アンドラージュ、響れおな。良いキャスティングでした。
二人とも、表情が良くてねー。セリフは無くても、それぞれのドラマがあって、犯行に及んだ事を感じさせてくれました。
とうやんは、最後の新公でこういう役…というのは気の毒ではあったけど、心意気を見せてくれた芝居でした。ま、セリフは無くても、とうやんの場合は顔だけで十分語れる濃さがあるから^^;響れおなちゃんは、相変わらず、良い目をしていました。あの目だけで全てを語る人ですね。
…ふう。とりあえず、覚えているのはこのくらいかな?
バウに行って全てが上書きされる前に、記録して保存しておきたかったのだけれど。だいぶこぼれてしまった気もしますが^^;
月組新人公演の感想です。今更ですが、切れ切れのメモがあるのでなんとか書いておきたい、と思いまして。
五人組。
五人とも、本公演の役作りとは全然違っていて面白かったですね。月組の新公は、こうでなくちゃ。
みんなそれぞれの個性でちゃんと役を作り、その上で、この五人ならではの人間関係やチームワークが見えました。
本公演では、一癖も二癖もある人物達が、ひと時チームを組む生活を楽しんでいる…という感じがしますが、この新公組は昔からの仲良しグループという感じかな?会話のテンポも良く、シャンドールも含めて和気藹々な仲間達の雰囲気がありました。
一番年長のラースロ、麻月れんかちゃん。意外にテンションが高くて熱く、アクティブな印象。やっぱりこの中ではリーダー格…とはいえ、他のメンバーはバウや今までの新公で結構役がついているのに比べて、こんな大きな役で沢山のセリフを言うのは初めてなんですよね。前回「パリ空」ではパーティの客の司祭様、「暁のローマ」では、暗殺者の一人。どちらも頑張ってはいましたが、通し役というか、一人の人間としてキャラクターを作って演じるのは初めてなのかな?会話の芝居等では、その経験不足が見えてしまった所もあり。全体に、ラースロという役にしては、ちょっと頑張り過ぎちゃった感もある。「お前を食べちゃうぞー」へのリアクションは、新公用では「よーし、よく頑張った」というようなセリフになっていましたが、「いや、頑張ったのは君じゃない?」と思ってしまった^^;でも、ラースロという役で一番大切な、シャンドールや他のキャラクターを心配する温かみがよくでていたと思う。
ガイズ&ドールズの時からのお気に入りさんなので、最後の新公でこんなに良い役ができて良かったねーと、すっかり近所のおばちゃんモードで見ていました。抜擢に応えた、良い芝居ができて良かった。
ジグモンドの光月るうちゃんは、落ち着いて演じてくれて本当に良かった!
役柄的に、五人組の場面をリードする役ですが、ピシっと皆を引っ張ってくれた感じ。
今まで可愛い役が多かったので、今回の男らしいジグモンドはすごく意外な感じでした。前回の「ファンシーダンス」の時あたりから、笑い方が男役になったなーとは思っていましたが、この間の全ツの経験が力になったのかな?特に後半になっていく程存在感が増して、力強さが感じられました。温かみや情が感じられる、”実(じつ)のある男役”の力強さというか。
次回、ミーマイではジョン卿が見たいなーと思ってしまった。
今後、どんな芝居を見せてくれるのか、すごく楽しみになりました。
ヤーノシュのまぐちゃん(流輝一斗)は、とにかく間が良かったという印象です。本役さんが強烈なキャラクタ性でコメデイにしているところを、きっちりと間の取り方等の芝居で表現した感じ。本公演と同じでも「刺激的だ」等の、一言のセリフの印象が全然違っていました。
昔の少女漫画で、色々なタイプのかっこいい男の子が出てくる話で、美形キャラタイプってあったじゃないですか。金髪ウェーブヘアでナルシスチックな。たいていちょっとクールで、世の中から一歩距離を置いているような。ああいう感じの、ちょっとワルフザケなのか、皮肉なのか…という、一言コメントになってたんですね。
あひちゃんは気取った仕草等も含めてコメディキャラクターとして作っていましたが、まぐちゃんは格好良い俳優の範囲で演じていて、その違いも新鮮で面白かった♪
ギゼラの夏月都ちゃんは、すっごく可愛いかった〜。元気溌剌で、押せ押せ!GO!GO!…という感じ^^;
あまりにも明るくて、力強いけれども嫌味を感じさせないんですね。陽性のキャラクターが、とても魅力的。ヒロインタイプではないかもしれないけれども、いくらでも見ていたい芝居でした。
しかし、そのぶん本役のタキさんより、更に胡散臭い占い師だったなー。タキさんは占い師でも人生相談がメインの「なんとかの母」みたいなイメージですが、ナッツは「占いの館」でギター占いとか、ダンス占いとか意味の分からない事をやってそう^^;
レオーの彩星りおん君は…変な顔芸をやめていました。
大劇場の新人公演映像でものすごく印象的だったので、またあれをやっているのかと思って興味深々で見たのですが。
最初にちょっと拍子抜けしちゃって(^^ゞ
でも、ちゃんと芝居をしても、やはり表情豊かでしたねー。本役のまさお君とは違う、素朴な可愛さが出ていて良かったです。
あの顔芸が癖として身に付く前の下級生時代に、正塚先生の演技指導を受けられて幸運だと思いました。芝居は心の動きを作るもの。顔の筋肉を派手に沢山動かせばいい…なんて甘い事を考えちゃいかんよ。いや、あの顔芸も面白かったので、どこまでもやってやろうという心意気はかっていましたが。今回は心からの芝居を作ってくれていたと思います。これから成長して、次はどんな個性や面白みを見せてくれるのか。やはり、今後を楽しみにさせてくれる人だと思います(^^)
まだ書きかけなんですが、追いつかないのでとりあえずここまでで。
なんとかバウ初日までに書き上げないと…もう、一生書けないよね^^;
五人組。
五人とも、本公演の役作りとは全然違っていて面白かったですね。月組の新公は、こうでなくちゃ。
みんなそれぞれの個性でちゃんと役を作り、その上で、この五人ならではの人間関係やチームワークが見えました。
本公演では、一癖も二癖もある人物達が、ひと時チームを組む生活を楽しんでいる…という感じがしますが、この新公組は昔からの仲良しグループという感じかな?会話のテンポも良く、シャンドールも含めて和気藹々な仲間達の雰囲気がありました。
一番年長のラースロ、麻月れんかちゃん。意外にテンションが高くて熱く、アクティブな印象。やっぱりこの中ではリーダー格…とはいえ、他のメンバーはバウや今までの新公で結構役がついているのに比べて、こんな大きな役で沢山のセリフを言うのは初めてなんですよね。前回「パリ空」ではパーティの客の司祭様、「暁のローマ」では、暗殺者の一人。どちらも頑張ってはいましたが、通し役というか、一人の人間としてキャラクターを作って演じるのは初めてなのかな?会話の芝居等では、その経験不足が見えてしまった所もあり。全体に、ラースロという役にしては、ちょっと頑張り過ぎちゃった感もある。「お前を食べちゃうぞー」へのリアクションは、新公用では「よーし、よく頑張った」というようなセリフになっていましたが、「いや、頑張ったのは君じゃない?」と思ってしまった^^;でも、ラースロという役で一番大切な、シャンドールや他のキャラクターを心配する温かみがよくでていたと思う。
ガイズ&ドールズの時からのお気に入りさんなので、最後の新公でこんなに良い役ができて良かったねーと、すっかり近所のおばちゃんモードで見ていました。抜擢に応えた、良い芝居ができて良かった。
ジグモンドの光月るうちゃんは、落ち着いて演じてくれて本当に良かった!
役柄的に、五人組の場面をリードする役ですが、ピシっと皆を引っ張ってくれた感じ。
今まで可愛い役が多かったので、今回の男らしいジグモンドはすごく意外な感じでした。前回の「ファンシーダンス」の時あたりから、笑い方が男役になったなーとは思っていましたが、この間の全ツの経験が力になったのかな?特に後半になっていく程存在感が増して、力強さが感じられました。温かみや情が感じられる、”実(じつ)のある男役”の力強さというか。
次回、ミーマイではジョン卿が見たいなーと思ってしまった。
今後、どんな芝居を見せてくれるのか、すごく楽しみになりました。
ヤーノシュのまぐちゃん(流輝一斗)は、とにかく間が良かったという印象です。本役さんが強烈なキャラクタ性でコメデイにしているところを、きっちりと間の取り方等の芝居で表現した感じ。本公演と同じでも「刺激的だ」等の、一言のセリフの印象が全然違っていました。
昔の少女漫画で、色々なタイプのかっこいい男の子が出てくる話で、美形キャラタイプってあったじゃないですか。金髪ウェーブヘアでナルシスチックな。たいていちょっとクールで、世の中から一歩距離を置いているような。ああいう感じの、ちょっとワルフザケなのか、皮肉なのか…という、一言コメントになってたんですね。
あひちゃんは気取った仕草等も含めてコメディキャラクターとして作っていましたが、まぐちゃんは格好良い俳優の範囲で演じていて、その違いも新鮮で面白かった♪
ギゼラの夏月都ちゃんは、すっごく可愛いかった〜。元気溌剌で、押せ押せ!GO!GO!…という感じ^^;
あまりにも明るくて、力強いけれども嫌味を感じさせないんですね。陽性のキャラクターが、とても魅力的。ヒロインタイプではないかもしれないけれども、いくらでも見ていたい芝居でした。
しかし、そのぶん本役のタキさんより、更に胡散臭い占い師だったなー。タキさんは占い師でも人生相談がメインの「なんとかの母」みたいなイメージですが、ナッツは「占いの館」でギター占いとか、ダンス占いとか意味の分からない事をやってそう^^;
レオーの彩星りおん君は…変な顔芸をやめていました。
大劇場の新人公演映像でものすごく印象的だったので、またあれをやっているのかと思って興味深々で見たのですが。
最初にちょっと拍子抜けしちゃって(^^ゞ
でも、ちゃんと芝居をしても、やはり表情豊かでしたねー。本役のまさお君とは違う、素朴な可愛さが出ていて良かったです。
あの顔芸が癖として身に付く前の下級生時代に、正塚先生の演技指導を受けられて幸運だと思いました。芝居は心の動きを作るもの。顔の筋肉を派手に沢山動かせばいい…なんて甘い事を考えちゃいかんよ。いや、あの顔芸も面白かったので、どこまでもやってやろうという心意気はかっていましたが。今回は心からの芝居を作ってくれていたと思います。これから成長して、次はどんな個性や面白みを見せてくれるのか。やはり、今後を楽しみにさせてくれる人だと思います(^^)
まだ書きかけなんですが、追いつかないのでとりあえずここまでで。
なんとかバウ初日までに書き上げないと…もう、一生書けないよね^^;
来年のラインアップが追加されましたね。
月組ファン的に一番のニュース!だったのが、
博多座『ME AND MY GIRL』主演(月組)霧矢 大夢 です。
なんとなく、前回のミーマイで中日公演が久世さん主演だった事を思い出させるキャスティングじゃないですか。
いや、トップさんの退団という意味ではなくて、ですよ。
本公演が洗練された男役トップさん、別の場所では、ハートフルな芝居が持ち味の役者さんで…というところが。
一つの作品を別の味わいで見せてくれるなんて、すごく楽しみ!
あの中日公演は、すごく見たかったのに行けなかった、私にとっては幻の公演。だって、当時は宝塚を見始めたばかりで、表向き売り切れな日の公演でも、行けばサバキで見れた…なんて知らなかったんで^^;
もはやトラウマになっています。ああ、今でも悔しい…見たかった〜!!!久世ビル、ゆうこサリー、樹里ジャッキー…豪華キャストだ。
今度のきりやん主演は、なんとか見たいなぁ。
あったかくて優しくて、ちょっと情けない感じが愛しい、素敵なビルになるだろうなー。
他のキャストは謎ですが、贔屓の出演は不明ですが、なんとか行きたい、見たい!…宝くじ、当たらないかな^^;
そして、日生劇場の「華麗なるギャツビー」は意外でした。
さんざん聞いたタイトルですからねー。
ネット上の噂では、原作者遺族とのいざこざで、再演は不可能とか言われてましたよね。原作者の遺族って、スコッティちゃんなのかな?と思いながら諦めていたのですが。
名作との声の高いこの作品を、瀬奈さんと月組で見る事ができるなんて…なんだかすごいですね。一幕ものだったのが、二幕ものに書き換えられるとの事。
ゼルダのかなみちゃんが、デイジーもやるのかな?
…そういえば、12月21日も、もうすぐですね。1940年12月21日…あの瞬間を息を止めて見詰めた日々から、もう三年も過ぎてたんですね。スコットが葉書を投函したのは何日だったっけ?というくらい、セリフもかなり忘れてしまった。
今、「ギャツビー以上の傑作を!!」というセリフが頭の中に響きました。
遠い空の下、オオゾラ氏は「THE LAST PARTY」以上の傑作を!
…と、もがきながらお稽古してるんだろうなー。
ハードル高いわ^^;
先の事はともかく、今はバウが楽しみです。
もう、あと一週間だよー。
※一つだけ、雪組さんの正塚作品「スリリングなサスペンス・ミュージカル」って…「マジシャンの憂鬱」とは違って、本気でスリリングでサスペンスをやるって事だよね?…そういえば、サスペンスって、どういう意味か知らないなぁ。
月組ファン的に一番のニュース!だったのが、
博多座『ME AND MY GIRL』主演(月組)霧矢 大夢 です。
なんとなく、前回のミーマイで中日公演が久世さん主演だった事を思い出させるキャスティングじゃないですか。
いや、トップさんの退団という意味ではなくて、ですよ。
本公演が洗練された男役トップさん、別の場所では、ハートフルな芝居が持ち味の役者さんで…というところが。
一つの作品を別の味わいで見せてくれるなんて、すごく楽しみ!
あの中日公演は、すごく見たかったのに行けなかった、私にとっては幻の公演。だって、当時は宝塚を見始めたばかりで、表向き売り切れな日の公演でも、行けばサバキで見れた…なんて知らなかったんで^^;
もはやトラウマになっています。ああ、今でも悔しい…見たかった〜!!!久世ビル、ゆうこサリー、樹里ジャッキー…豪華キャストだ。
今度のきりやん主演は、なんとか見たいなぁ。
あったかくて優しくて、ちょっと情けない感じが愛しい、素敵なビルになるだろうなー。
他のキャストは謎ですが、贔屓の出演は不明ですが、なんとか行きたい、見たい!…宝くじ、当たらないかな^^;
そして、日生劇場の「華麗なるギャツビー」は意外でした。
さんざん聞いたタイトルですからねー。
ネット上の噂では、原作者遺族とのいざこざで、再演は不可能とか言われてましたよね。原作者の遺族って、スコッティちゃんなのかな?と思いながら諦めていたのですが。
名作との声の高いこの作品を、瀬奈さんと月組で見る事ができるなんて…なんだかすごいですね。一幕ものだったのが、二幕ものに書き換えられるとの事。
ゼルダのかなみちゃんが、デイジーもやるのかな?
…そういえば、12月21日も、もうすぐですね。1940年12月21日…あの瞬間を息を止めて見詰めた日々から、もう三年も過ぎてたんですね。スコットが葉書を投函したのは何日だったっけ?というくらい、セリフもかなり忘れてしまった。
今、「ギャツビー以上の傑作を!!」というセリフが頭の中に響きました。
遠い空の下、オオゾラ氏は「THE LAST PARTY」以上の傑作を!
…と、もがきながらお稽古してるんだろうなー。
ハードル高いわ^^;
先の事はともかく、今はバウが楽しみです。
もう、あと一週間だよー。
※一つだけ、雪組さんの正塚作品「スリリングなサスペンス・ミュージカル」って…「マジシャンの憂鬱」とは違って、本気でスリリングでサスペンスをやるって事だよね?…そういえば、サスペンスって、どういう意味か知らないなぁ。
月組新公、続きです。だいぶ忘れてきたかも^^;
…な状態で書き始めて、止まっていました。
東宝楽付け退団とか、集合日の退団発表の事なんてまだ思いもしないで暢気に書いてある。今見ると、かなり切ないなぁ。退団者それぞれの選択で、たまたまこの時期に重なったのでしょうが、これだけ続くとは。…月組ファンとしては、何かに呪われている気分(T_T)
というわけで。書きかけなのですが、当時書いたものをそのままアップします。
幕開き。まさお君の登場は銀橋から。後ろのマジシャンの影達にライトが当たると。
みっしょん(美翔かずき)が、素敵過ぎ!やはりスタイルが良いし、化粧も良くなって断トツ綺麗。思わず見とれてしまって、他の人はまるで見ていません。ごめんなさい^^;
イローナ様。萌花ゆりあちゃん可愛いなぁ。末ちゃんの上手過ぎるセリフが耳に残ってるので、芝居はちょっと…と思った部分もありましたが、立ち上がった姿と声が美しいので満足。
男爵のあちょーさん(華央あみり)。なんて、ナチュラルに素敵なお髭。本公演のフィナーレでも、とってもダンディなオジ様で素敵ですが、あちょーさんはお髭があると更に素敵だわ。お歌もすごく良かったです。また次の新公が楽しみです。
後ろに立っている侍従に、頭ちっちゃくてスタイル良くて、お化粧した顔が祐飛さんに似てる人がいて目がクギヅケ。鳳月杏ちゃんかな?とても綺麗で雰囲気があって、いいなあ。
貴族達が登場して、オープニング。
燕尾の背中とテールを綺麗に見せる子がいるなーと思って見たら、まぐちゃん(流輝一斗)でした。広い背中を印象的に使って素敵。…最近、友人に言われたのですが、私は男役背中フェチらしいです(^^ゞ
舞台を見回していたら、息も絶え絶えに悲壮な顔で歌っている羽咲まなちゃんが。いつもはす〜っと聞いている歌ですが、やっぱりタキさんって凄い人なんだなー。まなちゃんは、息が足りてないみたい。まず肺活量が違うのかな?確かに、タキさんとは体の厚みも幅もまるで違…いやいや^^;
スタイルが良くて踊れるまなちゃんと、美人で芝居がイケるりんかちゃんの二人の若手歌姫の成長は、本当に楽しみに見ていますからね。
今回、大劇場の映像で見たのとちょっと違う感じ?と思ったら、東京では新公演出が正塚先生に変更になって、ずいぶん練り直したようですね。インタビュー等で、皆さん、一から作り直したと話していますね。
…どおりで。
中盤からのテンポが凄く良くて、物語をわーーっと盛り上げていたので、演出家上手いなーと感心したんですよね。そしたら正塚演出という事で、なーーんだという感じでした。
上手いの当たり前じゃん^^;
生徒の持ち味を活かしつつ指導をして、芝居を演出するのは、やはり今の宝塚では第一の人なんですね〜。
本公演では一人二役の部分を、一人ずつ演じる事で、結構多くの生徒さんの芝居を見る事ができて楽しかったのも、この新公の良かった点。
本公演ではあまりにも役が少な過ぎだし。しかも出てくる時は、舞台に何十人も一緒に出てくるわ、メインキャストが芝居をしているはで、下級生を見るのがとっても、もの凄く、大変、困難な公演でしたから。
月組は芝居の組ですから、トップさんやその候補の一部の生徒のみでは無く、できるだけ沢山の生徒さんの芝居が見たい。ダンスの組では群舞が見所であるように、月組は脇の芝居も大きな売りであり、見所です。
この新公メンバーはそれぞれ短い出番でしっかり自分をアピールしてくれて、頼もしかったです。
それぞれの役が小さいから、一人二役になっているのでしょうが、それがあの程度の役なら本公演でも二役にする必要は無かった気がしました。意味があったのは、教会の男に名前も付けてもらえなかった、もりえちゃんくらい。あとは、まあさすがに上手かったシビさんの新聞記者もだけど…。
以前の正塚作品は、役自体は少なくても喫茶店の客やウェイトレス、街角ですれ違う人々などに、ドラマを感じさせる芝居をさせてくれましたが、今回はそいう少人数口も無かったですしねー。本当に寂しかったなー。
次は『ME AND MY GIRL』。セリフのある役はほんの僅かです。
…それでも、アンサンブルの曲があるから、この「マジシャンの憂鬱」よりは、沢山の生徒さんの顔が見れるだろうと思う^^;
まあ、その分ショーが無いから、平均すると今回と同じくらいかな。
青年館を頑張って見るしかないか。バウワークショップに行けないのが残念…。
…な状態で書き始めて、止まっていました。
東宝楽付け退団とか、集合日の退団発表の事なんてまだ思いもしないで暢気に書いてある。今見ると、かなり切ないなぁ。退団者それぞれの選択で、たまたまこの時期に重なったのでしょうが、これだけ続くとは。…月組ファンとしては、何かに呪われている気分(T_T)
というわけで。書きかけなのですが、当時書いたものをそのままアップします。
幕開き。まさお君の登場は銀橋から。後ろのマジシャンの影達にライトが当たると。
みっしょん(美翔かずき)が、素敵過ぎ!やはりスタイルが良いし、化粧も良くなって断トツ綺麗。思わず見とれてしまって、他の人はまるで見ていません。ごめんなさい^^;
イローナ様。萌花ゆりあちゃん可愛いなぁ。末ちゃんの上手過ぎるセリフが耳に残ってるので、芝居はちょっと…と思った部分もありましたが、立ち上がった姿と声が美しいので満足。
男爵のあちょーさん(華央あみり)。なんて、ナチュラルに素敵なお髭。本公演のフィナーレでも、とってもダンディなオジ様で素敵ですが、あちょーさんはお髭があると更に素敵だわ。お歌もすごく良かったです。また次の新公が楽しみです。
後ろに立っている侍従に、頭ちっちゃくてスタイル良くて、お化粧した顔が祐飛さんに似てる人がいて目がクギヅケ。鳳月杏ちゃんかな?とても綺麗で雰囲気があって、いいなあ。
貴族達が登場して、オープニング。
燕尾の背中とテールを綺麗に見せる子がいるなーと思って見たら、まぐちゃん(流輝一斗)でした。広い背中を印象的に使って素敵。…最近、友人に言われたのですが、私は男役背中フェチらしいです(^^ゞ
舞台を見回していたら、息も絶え絶えに悲壮な顔で歌っている羽咲まなちゃんが。いつもはす〜っと聞いている歌ですが、やっぱりタキさんって凄い人なんだなー。まなちゃんは、息が足りてないみたい。まず肺活量が違うのかな?確かに、タキさんとは体の厚みも幅もまるで違…いやいや^^;
スタイルが良くて踊れるまなちゃんと、美人で芝居がイケるりんかちゃんの二人の若手歌姫の成長は、本当に楽しみに見ていますからね。
今回、大劇場の映像で見たのとちょっと違う感じ?と思ったら、東京では新公演出が正塚先生に変更になって、ずいぶん練り直したようですね。インタビュー等で、皆さん、一から作り直したと話していますね。
…どおりで。
中盤からのテンポが凄く良くて、物語をわーーっと盛り上げていたので、演出家上手いなーと感心したんですよね。そしたら正塚演出という事で、なーーんだという感じでした。
上手いの当たり前じゃん^^;
生徒の持ち味を活かしつつ指導をして、芝居を演出するのは、やはり今の宝塚では第一の人なんですね〜。
本公演では一人二役の部分を、一人ずつ演じる事で、結構多くの生徒さんの芝居を見る事ができて楽しかったのも、この新公の良かった点。
本公演ではあまりにも役が少な過ぎだし。しかも出てくる時は、舞台に何十人も一緒に出てくるわ、メインキャストが芝居をしているはで、下級生を見るのがとっても、もの凄く、大変、困難な公演でしたから。
月組は芝居の組ですから、トップさんやその候補の一部の生徒のみでは無く、できるだけ沢山の生徒さんの芝居が見たい。ダンスの組では群舞が見所であるように、月組は脇の芝居も大きな売りであり、見所です。
この新公メンバーはそれぞれ短い出番でしっかり自分をアピールしてくれて、頼もしかったです。
それぞれの役が小さいから、一人二役になっているのでしょうが、それがあの程度の役なら本公演でも二役にする必要は無かった気がしました。意味があったのは、教会の男に名前も付けてもらえなかった、もりえちゃんくらい。あとは、まあさすがに上手かったシビさんの新聞記者もだけど…。
以前の正塚作品は、役自体は少なくても喫茶店の客やウェイトレス、街角ですれ違う人々などに、ドラマを感じさせる芝居をさせてくれましたが、今回はそいう少人数口も無かったですしねー。本当に寂しかったなー。
次は『ME AND MY GIRL』。セリフのある役はほんの僅かです。
…それでも、アンサンブルの曲があるから、この「マジシャンの憂鬱」よりは、沢山の生徒さんの顔が見れるだろうと思う^^;
まあ、その分ショーが無いから、平均すると今回と同じくらいかな。
青年館を頑張って見るしかないか。バウワークショップに行けないのが残念…。
その瞬間、ドラマが始まる〜「HOLLYWOOD LOVER」メイキング映像
2007年11月30日 月組CSの「HOLLYWOOD LOVER」メイキング映像。
ファン的には、すごく見ごたえがありました。
あいあい、すごくきれーーい!
大女優の風格が漂ってます。
余裕があり、さりげなく孤独感を纏っていて、あくまでも美しく。
あひちゃんは、撮影風景映像は短めだったけど、ネタばれになるから?それとも役柄的に、映像には出演時間が少ないからかな?
とーやんの帽子をなおす、同期の麻月ちゃんがとても微笑ましいですね。仲良しさんなんだな。同期の仲が良いのは、美しいものですね(^^)
撮影しながら、打ち合わせをしているらしい二人も、やはり気心の知れた様子が良い感じです。
とーやんは、「女優・ローズ」の相手役の俳優ってかんじかな?
カチンコを持った麻月ちゃんは、いかにも助手っぽい服装。
撮影に参加しない出演者の、ナホちゃん、そのかちゃん、ちわわちゃんの笑顔も貴重映像ですね。
ますます、公演が楽しみになりました。
残念だったのは、あいちゃんの後ろにいる娘役さんがちょびっとしか映らなかった事。とっても可愛かったのに。
顔を覚えていない、下級生娘役さん3人のうち一人、としかわからない。「マジシャンの憂鬱」のプログラムを見た感じでは「都月 みあ 」ちゃんが一番似ている気がする…でも、あれだけじゃ確信できないな〜。
ところで。今、三人の名前を確認する為に公式の配役を見たら。
「シーラ・グレアム 五峰 亜季 」…って。
最初に発表された時は、確かに「シーラ・ゲレアム 五峰 亜季 」で。
ゲレアム、だったよね?
シーラの呼び方をわざわざ「ゲ」にするのには、どんな意味があるのか、本当にすごーーーーーく気になっていたのですが。
…誤植だったのか^^;
そして。
ステファーノ、オオゾラ ユウヒさん。
素から男役の顔になり、また可愛いアライグマのような顔で笑うオオゾラさんの映像。思わず、すごい、と思いました。
一瞬で表情が変化するところも、撮影が始まって男役の身のこなしになると、いきなり逞しくなるのも。
スタッフと会話している間は、妙にブカブカして見えるスーツが、演技を始めると”いつもの立派な肩幅の後姿”に見えるんですね。
男役の技、というものを見た気分。
考えてみれば。祐飛さんに限らず、女性である○○さんが男役に変化する瞬間なんて、なかなか普通は見れないですよね。
舞台で見るのは、男役として振舞う姿ですから。
一瞬で、目の色が変わる。雰囲気が変わる。体のラインまでも変わってしまう。
こんなふうに、気合で変化するものなんですね。通常CSで流れるポスター撮影風景では、あんまり感じた事はなかったのですが、写真と映像は違うのでしょうかね。一番近いのは、写真集などの撮影風景だと思いますが、やっぱりちょっと違う気がする。
そして、ステファーノさん、なんだかすごい迫力です。気合入ってます。
特に印象的だったのは、緊張した面持ちで壁際に立っているオオゾラさんが、ふ、と目を上げた瞬間に男役に変化して歩きだすところ。
すごく良い映像です。
一人の女性が、”男役”に変貌する瞬間。
一人の役者が、役に入り込む瞬間。
その瞬間、そこにドラマが始まったんだな…と、納得してしまった。…どんなドラマなのかは、まだ分からないけどね(^^)
撮影スタッフさんの腕も良いんですね。ほかの映像も雰囲気があって素敵。
舞台でどんなふうに使われるのか、すごく楽しみです。
ファン的には、すごく見ごたえがありました。
あいあい、すごくきれーーい!
大女優の風格が漂ってます。
余裕があり、さりげなく孤独感を纏っていて、あくまでも美しく。
あひちゃんは、撮影風景映像は短めだったけど、ネタばれになるから?それとも役柄的に、映像には出演時間が少ないからかな?
とーやんの帽子をなおす、同期の麻月ちゃんがとても微笑ましいですね。仲良しさんなんだな。同期の仲が良いのは、美しいものですね(^^)
撮影しながら、打ち合わせをしているらしい二人も、やはり気心の知れた様子が良い感じです。
とーやんは、「女優・ローズ」の相手役の俳優ってかんじかな?
カチンコを持った麻月ちゃんは、いかにも助手っぽい服装。
撮影に参加しない出演者の、ナホちゃん、そのかちゃん、ちわわちゃんの笑顔も貴重映像ですね。
ますます、公演が楽しみになりました。
残念だったのは、あいちゃんの後ろにいる娘役さんがちょびっとしか映らなかった事。とっても可愛かったのに。
顔を覚えていない、下級生娘役さん3人のうち一人、としかわからない。「マジシャンの憂鬱」のプログラムを見た感じでは「都月 みあ 」ちゃんが一番似ている気がする…でも、あれだけじゃ確信できないな〜。
ところで。今、三人の名前を確認する為に公式の配役を見たら。
「シーラ・グレアム 五峰 亜季 」…って。
最初に発表された時は、確かに「シーラ・ゲレアム 五峰 亜季 」で。
ゲレアム、だったよね?
シーラの呼び方をわざわざ「ゲ」にするのには、どんな意味があるのか、本当にすごーーーーーく気になっていたのですが。
…誤植だったのか^^;
そして。
ステファーノ、オオゾラ ユウヒさん。
素から男役の顔になり、また可愛いアライグマのような顔で笑うオオゾラさんの映像。思わず、すごい、と思いました。
一瞬で表情が変化するところも、撮影が始まって男役の身のこなしになると、いきなり逞しくなるのも。
スタッフと会話している間は、妙にブカブカして見えるスーツが、演技を始めると”いつもの立派な肩幅の後姿”に見えるんですね。
男役の技、というものを見た気分。
考えてみれば。祐飛さんに限らず、女性である○○さんが男役に変化する瞬間なんて、なかなか普通は見れないですよね。
舞台で見るのは、男役として振舞う姿ですから。
一瞬で、目の色が変わる。雰囲気が変わる。体のラインまでも変わってしまう。
こんなふうに、気合で変化するものなんですね。通常CSで流れるポスター撮影風景では、あんまり感じた事はなかったのですが、写真と映像は違うのでしょうかね。一番近いのは、写真集などの撮影風景だと思いますが、やっぱりちょっと違う気がする。
そして、ステファーノさん、なんだかすごい迫力です。気合入ってます。
特に印象的だったのは、緊張した面持ちで壁際に立っているオオゾラさんが、ふ、と目を上げた瞬間に男役に変化して歩きだすところ。
すごく良い映像です。
一人の女性が、”男役”に変貌する瞬間。
一人の役者が、役に入り込む瞬間。
その瞬間、そこにドラマが始まったんだな…と、納得してしまった。…どんなドラマなのかは、まだ分からないけどね(^^)
撮影スタッフさんの腕も良いんですね。ほかの映像も雰囲気があって素敵。
舞台でどんなふうに使われるのか、すごく楽しみです。
消えたマレークさまの謎
2007年11月27日 月組公演が終わってしばらくたつのに、なんだか腑抜け状態のままです。
しかし、気が付けば、次の公演はだんだんと近づいてきます。今のうちに、書けなかった「マジシャンの憂鬱」について書いておかなければ。
一応ネタばれを気にして、終わるまで書かないでいたら忘れるところだったものから。
色々突っ込みどころのあるこの作品。つい本能的に、辻褄あわせを色々考えてします。…その中のバカな話をひとつ。
「マジシャンの憂鬱」の最大の謎について。
「マレーク様は、何故、生きていたのか?」
三年もの間。墓守夫婦にお金を渡して、見張りの兵を付けてまで。
リスクが大きすぎるよね?
実際、結局マレーク様をきっかけにして、犯人達は足がつく事になるわけですし。謎だなー。
病院の医者はどうやら、口封じの為に殺されたらしい。
そもそも、病院で死亡を偽装した後埋葬する…でも生かしておく、なんてヤヤコシイ事を何故?
本当は命に別状は無いのを、病院で死亡させる事はそんなに難しくないと思いますが、逆は大変だよね。
理由もまったく説明されないまま終わりますが、劇中で語られる推測は、かなり無理がありますよね。
「自分達が危なくなった時の為の人質」…といっても。
死んだと思われている以上、殿下にあっさり新しい恋人ができてしまう可能性はある訳で。
それにまだ3年だけど、皇太子殿下が一生再婚せずマレーク様を想い続ける事は、立場上できないんじゃないかな?
そうしたら、マレーク様は人質にはならないと思う。
単なる悪事の証拠です。彼女を隠している以上、どんな言い逃れもできなくなるし。
まあ、結果的に、殿下はマレーク様を思い続けている状態で話は終わりましたが。
でも、記憶も正気も失っているとはいえ、あの状態を人質というには納得いかない。
シャンドール達を拉致してからも、舞踏会の日まで、何もしようともしなかったようですし。
色々考えると、マレーク様が生きている事に意味があった、としか思えない。
皇太子妃としてではない、マレーク様の存在に。
そこで、アンドラージュ@かえこちゃんは、マレーク様を愛していた!…と考えれば、辻褄があうのです。
アンドラージュはマレーク様が「親切な人に保護された」事を知った時、バルトーク@マチオ先輩に内緒でカタコンベに隠す事にした。
でも、シャイなかえちゃんは3年間も何も言えず、時折カタコンベの髑髏の陰から、こっそりマレーク様を見守っていた^^;
そして、部下の男@もりえちゃんは、そんな事とは露知らず。
あのカタコンベは、邪魔なものを隠しておく場所だと思っている。
だから、シャンドールとヴェロニカを拉致した時、取り合えずカタコンベに放り込んだ。
そのうち「ゴミ箱を空にする」メニューをクリックして、全てをいっぺんに消してしまうんだろうと思ってる。
なんて。二人がのんびりしてるうちに、シャンドール達は逃げ出して。
犯人たちは一巻の終わりと、あいなりました。ちゃんちゃん♪
…すみません。くだらない話でした。
新公の話も書きたいと思いながら中断したままなのに^^;
しかし、気が付けば、次の公演はだんだんと近づいてきます。今のうちに、書けなかった「マジシャンの憂鬱」について書いておかなければ。
一応ネタばれを気にして、終わるまで書かないでいたら忘れるところだったものから。
色々突っ込みどころのあるこの作品。つい本能的に、辻褄あわせを色々考えてします。…その中のバカな話をひとつ。
「マジシャンの憂鬱」の最大の謎について。
「マレーク様は、何故、生きていたのか?」
三年もの間。墓守夫婦にお金を渡して、見張りの兵を付けてまで。
リスクが大きすぎるよね?
実際、結局マレーク様をきっかけにして、犯人達は足がつく事になるわけですし。謎だなー。
病院の医者はどうやら、口封じの為に殺されたらしい。
そもそも、病院で死亡を偽装した後埋葬する…でも生かしておく、なんてヤヤコシイ事を何故?
本当は命に別状は無いのを、病院で死亡させる事はそんなに難しくないと思いますが、逆は大変だよね。
理由もまったく説明されないまま終わりますが、劇中で語られる推測は、かなり無理がありますよね。
「自分達が危なくなった時の為の人質」…といっても。
死んだと思われている以上、殿下にあっさり新しい恋人ができてしまう可能性はある訳で。
それにまだ3年だけど、皇太子殿下が一生再婚せずマレーク様を想い続ける事は、立場上できないんじゃないかな?
そうしたら、マレーク様は人質にはならないと思う。
単なる悪事の証拠です。彼女を隠している以上、どんな言い逃れもできなくなるし。
まあ、結果的に、殿下はマレーク様を思い続けている状態で話は終わりましたが。
でも、記憶も正気も失っているとはいえ、あの状態を人質というには納得いかない。
シャンドール達を拉致してからも、舞踏会の日まで、何もしようともしなかったようですし。
色々考えると、マレーク様が生きている事に意味があった、としか思えない。
皇太子妃としてではない、マレーク様の存在に。
そこで、アンドラージュ@かえこちゃんは、マレーク様を愛していた!…と考えれば、辻褄があうのです。
アンドラージュはマレーク様が「親切な人に保護された」事を知った時、バルトーク@マチオ先輩に内緒でカタコンベに隠す事にした。
でも、シャイなかえちゃんは3年間も何も言えず、時折カタコンベの髑髏の陰から、こっそりマレーク様を見守っていた^^;
そして、部下の男@もりえちゃんは、そんな事とは露知らず。
あのカタコンベは、邪魔なものを隠しておく場所だと思っている。
だから、シャンドールとヴェロニカを拉致した時、取り合えずカタコンベに放り込んだ。
そのうち「ゴミ箱を空にする」メニューをクリックして、全てをいっぺんに消してしまうんだろうと思ってる。
なんて。二人がのんびりしてるうちに、シャンドール達は逃げ出して。
犯人たちは一巻の終わりと、あいなりました。ちゃんちゃん♪
…すみません。くだらない話でした。
新公の話も書きたいと思いながら中断したままなのに^^;
また、お別れの報。
矢代 鴻さん。
麻華りんかちゃん。
シビさんは覚悟していた事ですが、りんかちゃんはツライなぁ。
この間の新公もすごく良かったし。先日の「大坂侍」の衣絵ちゃんでブレイクしたばかり。
芝居もイケる若き歌姫。期待が大きかったのに…。
何の時だったかなー。ものすごく意地悪そうな芝居を、とても上手くやっていたのが印象的。
ちょっと昔の月組の娘役さんには、よくいたんだよね。嬉々として意地悪な役を演じる娘役さん。すごく上手くて、カリカチュアされたわざとらしい芝居から、さらりとさりげない「すぐに身近にいそう」な意地悪さんまで自在に演じてみせてくれたり。
役者さんって、こういう意地悪な役(汚れ役っていうのかな?)を演じるのって楽しいんだなー、確かに楽しいだろうな…と、妙に納得させられていました。りんかちゃんも、そんな感じで役者を楽しんでいる、イマドキ珍しい娘役さんだな、と思っていました。
若い娘役さん達が可愛らしい女の子を作ってる中で、異色の存在感で意地悪キャラを演じていたりんかちゃん。月組娘役らしい、潔い役者根性がお気に入りなのです。もちろん歌も好きでした。あの声、好きなんですよね。低音も高音も。
寂しいなぁ。
こんなに退団が続いて、寂しさに麻痺してしまいそうですが。
『A-“R”ex』はどうしても見て、シビさんとりんかちゃんにお別れをしなければ(T_T)
…シビさん、りんかちゃん、どうぞ最後の舞台を楽しんで下さい。
たくさんの感動をありがとう。
矢代 鴻さん。
麻華りんかちゃん。
シビさんは覚悟していた事ですが、りんかちゃんはツライなぁ。
この間の新公もすごく良かったし。先日の「大坂侍」の衣絵ちゃんでブレイクしたばかり。
芝居もイケる若き歌姫。期待が大きかったのに…。
何の時だったかなー。ものすごく意地悪そうな芝居を、とても上手くやっていたのが印象的。
ちょっと昔の月組の娘役さんには、よくいたんだよね。嬉々として意地悪な役を演じる娘役さん。すごく上手くて、カリカチュアされたわざとらしい芝居から、さらりとさりげない「すぐに身近にいそう」な意地悪さんまで自在に演じてみせてくれたり。
役者さんって、こういう意地悪な役(汚れ役っていうのかな?)を演じるのって楽しいんだなー、確かに楽しいだろうな…と、妙に納得させられていました。りんかちゃんも、そんな感じで役者を楽しんでいる、イマドキ珍しい娘役さんだな、と思っていました。
若い娘役さん達が可愛らしい女の子を作ってる中で、異色の存在感で意地悪キャラを演じていたりんかちゃん。月組娘役らしい、潔い役者根性がお気に入りなのです。もちろん歌も好きでした。あの声、好きなんですよね。低音も高音も。
寂しいなぁ。
こんなに退団が続いて、寂しさに麻痺してしまいそうですが。
『A-“R”ex』はどうしても見て、シビさんとりんかちゃんにお別れをしなければ(T_T)
…シビさん、りんかちゃん、どうぞ最後の舞台を楽しんで下さい。
たくさんの感動をありがとう。
またまた よろずの神に手を合わす
2007年11月20日 月組「A-“R”ex」の友の会入力をしました。
どうか、一回でも当たって見られますように。
月組ファンとしては見たいんだけど、すぐ後にオオゾラさんの主演公演があるので、チケット取るのに体力もお金も使う事ができません。この公演を見る為に平日を使う事も無理なんです。
これで当たってくれなければ、見られない確率が非常に高い。
月組ファンなのにバウワークショップを見る事ができない身としては、せめて東京にくる月組の公演は見たいんだけどなー。
荻田先生の舞台は、とにかく美しいからなー。すごーく楽しみです。でも、せっかく月組にあたったのに、この少人数の公演なのが残念。
本公演で、荻田先生のショーに、月組もあたって欲しいです。適材適所に生徒さんを使って下さる先生なので、月組生をどんなふうに使って下さるか、すごく興味があります。ずっと待っているのになかなかご縁が無いのが残念。
ともかく。祭日を入れて3日間のうち、一回。どうか無事に見られますように。
八百万の神様、お願いしますm(__)m
どうか、一回でも当たって見られますように。
月組ファンとしては見たいんだけど、すぐ後にオオゾラさんの主演公演があるので、チケット取るのに体力もお金も使う事ができません。この公演を見る為に平日を使う事も無理なんです。
これで当たってくれなければ、見られない確率が非常に高い。
月組ファンなのにバウワークショップを見る事ができない身としては、せめて東京にくる月組の公演は見たいんだけどなー。
荻田先生の舞台は、とにかく美しいからなー。すごーく楽しみです。でも、せっかく月組にあたったのに、この少人数の公演なのが残念。
本公演で、荻田先生のショーに、月組もあたって欲しいです。適材適所に生徒さんを使って下さる先生なので、月組生をどんなふうに使って下さるか、すごく興味があります。ずっと待っているのになかなかご縁が無いのが残念。
ともかく。祭日を入れて3日間のうち、一回。どうか無事に見られますように。
八百万の神様、お願いしますm(__)m
CSニュースの月組公演千秋楽映像。録画したけれど、まだ胸が痛くて見る事ができない私。更にこの胸をえぐるかのような…。
青葉みちる退団の発表。
私に残された、月組最大の希望の星が!!!!
そんなぁ(T_T)
末子はん退団発表の時には、もの凄くショックを受けながらも「これからはルミ姐の芝居に期待しよう」と思い。
ルミ姐退団発表の時には、もの凄くショックを受けながらも「これからはみちるちゃんの芝居に期待しよう」と思ったのに…。
どうして、こんな事になってしまうの?これからの月組の芝居はどうなってしまうの?
皆さん、それぞれの人生を進む為の決断な事は分かっています。誇り高くまっすぐに、選んだ道を進んで欲しいです。みちるちゃんの幸を心から願います。私の大好きな人達が選んだ道ならば、きっとそれは正しい事だと思うから。
…でも、もう少し、月組の舞台で見ていたかったなぁ。
バウには多分行けないので、この東京公演がお別れだったんだなんて。
印象に残っているのは、「THE LAST PARTY」の秘書ローラ。劇中のスコットの小説の朗読もすごく好きだったな。それから、この間の「パリの空よりも高く」の新公のエレノール。コケティッシュで可愛らしくて情のある、素敵な女主人だった。あの役で、月組最大の希望の星となったんだった。いつか「ME AND MY GIRL」のマリアおば様が見たいと思っていたのに。
たまらなく寂しいです。
それにしても、どうしてこうも月組の私好みの芝居をする人達が、立て続けに退団という道を選ぶ事になるのでしょう。以前、ルンパさんの退団を皮切りに、次々と期待の役者さんが退団された時の記憶があるので、秘かに心配していたのですが。恐れが現実になった心持ちです。
一番正しく月組の芝居を受け継いできた人ばかりが、次々に。
こころちゃんやえりおっとは大丈夫だよね?きっしーやあちょーさんや鼓さんは、大事に大事に育ててくれるよね?
芝居の月組は、月組の芝居は、ちゃんと受け継がれていくよね?
私の好きな芝居をする人は、暖かくて情の深い、ハートのある芝居をする人。やっぱり、人の温かさこそ、芝居で表現して欲しいものだから。
それから目で感情を語る人。
どんなに上手く表情や声色を作っても、演じる人物の「心」が感じられなければ、それは私にとっては芝居ではなく「百面相」に過ぎないものなのです。
その「心」を感じさせるのは、目だと思う。心の深いところからの感情が、瞳に浮かぶかどうか、です。
そして、「月組の芝居」の好きなところは、過不足のない芝居、だと思っています。
冷静な目を残して的確にその人物の心を表現しようとする、過不足のない芝居。決してやり過ぎはいけませんし、勿論、熱い心を失くしてもいけない。
叫びたい程の気持ちをグッと抑えるには、更に熱い気持ちが必要なんだろうなーと、エリさんの芝居を見てよく思っていました。
末子はんの芝居では、「熱演」なんて、役者さんにとって褒め言葉でもなんでもないんだなと、感心させられていました。
一歩引くとか、グッと抑える事で、強い感情をよりはっきりと観客に伝える事が、とても上手な人でした。
エリさんも、ルミ姐も、みちるちゃんもそう。この「抑えた芝居」のコントロールが、月組の芝居の良さだと思うんです。
そして、みんなのそのコントロールが噛合っていくにしたがって、どんどん芝居が出来上がっていく。
最初は緩く組まれたジグソーパズルが、次第にぴっちりと隙間なく組み合って、鮮やかな絵を描きだすように。
「暁のローマ」のローマ市民達、「パリの空よりも高く」の投資に集まった客達、「マジシャンの憂鬱」では、新聞記者達と5人組、かな?
大勢で芝居をする場面がテンポ良く進んでいくようになるのを見るたび、やっぱり月組の芝居が好きだなーと思います。
特に群集芝居が良いのは、一人一人がきっちりと人物を表現できた上で、芝居を作る事ができるから。
新公では有望そうな下級生さん達が頑張っていたので、どうか、月組の芝居を受け継いでいって欲しいと思います。
そして。どうか、みんなが幸せになりますように。ただ、ひたすら祈ります。
青葉みちる退団の発表。
私に残された、月組最大の希望の星が!!!!
そんなぁ(T_T)
末子はん退団発表の時には、もの凄くショックを受けながらも「これからはルミ姐の芝居に期待しよう」と思い。
ルミ姐退団発表の時には、もの凄くショックを受けながらも「これからはみちるちゃんの芝居に期待しよう」と思ったのに…。
どうして、こんな事になってしまうの?これからの月組の芝居はどうなってしまうの?
皆さん、それぞれの人生を進む為の決断な事は分かっています。誇り高くまっすぐに、選んだ道を進んで欲しいです。みちるちゃんの幸を心から願います。私の大好きな人達が選んだ道ならば、きっとそれは正しい事だと思うから。
…でも、もう少し、月組の舞台で見ていたかったなぁ。
バウには多分行けないので、この東京公演がお別れだったんだなんて。
印象に残っているのは、「THE LAST PARTY」の秘書ローラ。劇中のスコットの小説の朗読もすごく好きだったな。それから、この間の「パリの空よりも高く」の新公のエレノール。コケティッシュで可愛らしくて情のある、素敵な女主人だった。あの役で、月組最大の希望の星となったんだった。いつか「ME AND MY GIRL」のマリアおば様が見たいと思っていたのに。
たまらなく寂しいです。
それにしても、どうしてこうも月組の私好みの芝居をする人達が、立て続けに退団という道を選ぶ事になるのでしょう。以前、ルンパさんの退団を皮切りに、次々と期待の役者さんが退団された時の記憶があるので、秘かに心配していたのですが。恐れが現実になった心持ちです。
一番正しく月組の芝居を受け継いできた人ばかりが、次々に。
こころちゃんやえりおっとは大丈夫だよね?きっしーやあちょーさんや鼓さんは、大事に大事に育ててくれるよね?
芝居の月組は、月組の芝居は、ちゃんと受け継がれていくよね?
私の好きな芝居をする人は、暖かくて情の深い、ハートのある芝居をする人。やっぱり、人の温かさこそ、芝居で表現して欲しいものだから。
それから目で感情を語る人。
どんなに上手く表情や声色を作っても、演じる人物の「心」が感じられなければ、それは私にとっては芝居ではなく「百面相」に過ぎないものなのです。
その「心」を感じさせるのは、目だと思う。心の深いところからの感情が、瞳に浮かぶかどうか、です。
そして、「月組の芝居」の好きなところは、過不足のない芝居、だと思っています。
冷静な目を残して的確にその人物の心を表現しようとする、過不足のない芝居。決してやり過ぎはいけませんし、勿論、熱い心を失くしてもいけない。
叫びたい程の気持ちをグッと抑えるには、更に熱い気持ちが必要なんだろうなーと、エリさんの芝居を見てよく思っていました。
末子はんの芝居では、「熱演」なんて、役者さんにとって褒め言葉でもなんでもないんだなと、感心させられていました。
一歩引くとか、グッと抑える事で、強い感情をよりはっきりと観客に伝える事が、とても上手な人でした。
エリさんも、ルミ姐も、みちるちゃんもそう。この「抑えた芝居」のコントロールが、月組の芝居の良さだと思うんです。
そして、みんなのそのコントロールが噛合っていくにしたがって、どんどん芝居が出来上がっていく。
最初は緩く組まれたジグソーパズルが、次第にぴっちりと隙間なく組み合って、鮮やかな絵を描きだすように。
「暁のローマ」のローマ市民達、「パリの空よりも高く」の投資に集まった客達、「マジシャンの憂鬱」では、新聞記者達と5人組、かな?
大勢で芝居をする場面がテンポ良く進んでいくようになるのを見るたび、やっぱり月組の芝居が好きだなーと思います。
特に群集芝居が良いのは、一人一人がきっちりと人物を表現できた上で、芝居を作る事ができるから。
新公では有望そうな下級生さん達が頑張っていたので、どうか、月組の芝居を受け継いでいって欲しいと思います。
そして。どうか、みんなが幸せになりますように。ただ、ひたすら祈ります。
月組 東宝公演 千秋楽
2007年11月13日 月組月組東宝千秋楽、見てきました。
もともと11時公演を見る予定だったのが、思わぬ事に楽も見られる事になり、昼夜観劇。そして、昼夜泣き。
楽では、本当にかなり泣いてしまって、隣にいた友人と二人でぼーぜんとしながら、ろくに喋る事もできずにそのまま別れてしまった程。
こんなに泣いたのは、東京のラスパ以来かな。だけど、あの時は痛い痛い思いをして泣いたけど、物語が終わると幸せな気持ちになれた。
今回は、胸が痛い。心が重い。…ただ、別れが辛い。
11時公演「MAHOROBA」最後の1階S席後方下手側。
大好きなこの作品世界をしっかり見納めたいと、できるかぎりオペラグラスを使わずに、全体を見ました。
いつもはオペラでお顔ばかりを見ている祐飛さんも、好きな表情の場面以外は、オペラグラスを外して見ました。
でも、大好きな白い鳥の場面はちゃんとお顔を見なければ…と思ってオペラを向けたら、何か光っていて。
祐飛さん、頬が濡れています。
カフェブレイクで、「大劇場の楽でサダルが倒れた後、泣きそうになった…」という話をされていて、いいのかなぁ?と、思ったんですよね。ああいう事って、一度口に出してしまうと、そのとおりになったりするじゃないですか。大丈夫なのかなぁ?…と思っていたのですが、やはり大丈夫じゃなかったみたいですね。今度は、本当に泣いてしまったのね(/_;)
舞台に出る前に涙は止めたけれども、頬の涙を拭う余裕は無かった模様。一度引っ込んで、再登場した時には一応拭ってありました。
でも、本当に良いお顔で踊ってた。
痛みを知っているからこそ、再生の喜びは深く、希望は美しく重い。それでも前に進んで行こうとする、強い意思のようなものを感じたような気がしました。
幕間、ファン仲間同士で顔を合わせると、まずみんな「泣いてたねー」から話が始まる。そういえば、祐飛さんが本公演で泣いているのを見る事は、あんまり無いです。いつも必死で抑えている人だから…いや、今回も「舞台では」泣いてないけどね。
お芝居では、居酒屋の場面がクライマックス(^^)少なくとも、この一週間、5人組は毎回違う事をしているらしい。
まず、ダンスが始まると、ラースロはいきなり下手側に向かって行き、こころちゃんを立たせて踊りだす。タキさんは笑って見てたのかな?
ちゃんと見たんだけど、既に記憶の彼方。
ジグモンドは、レオーとかなり盛り上がって喋った後、れみちゃんにレオーを紹介して、自分は草風ななちゃんの所へ。笑顔で、すごくスマートに素敵にエスコートして、びっくりしていたっぽいななちゃんと踊ってました。…いいヤツだなぁ。
楽は、通常バージョンでれみちゃんと踊っていたら、レオーがノートを差し出して意見を求めていたような?ジグ君は笑いながらそちらに向かい、暗転よりちょっと早めにダンスを切り上げでいた気がする。
「MAHOROBA」楽、オープニングのオオワダツミ様登場で、さざなみのような拍手が起こり、そのまま大きな拍手へ。
サダル様は、ちょっとそこで表情が揺れた気がしました。
本当に最後の「MAHOROBA」…寂しいけれど、終わる事でこの作品が完成するんだな…と切なくなりました。
そして物語は終わり、伝説となる。私の中で、忘れられない思い出の作品になる。
この作品に出会えて良かった。祐飛さんがこの作品の中で、サダル様として生きる姿を見る事ができて幸せだった。
この時の「椿」が一番の迫力で、「白い鳥」は一番力強く、希望に向かって羽ばたいていた。
…みんな、未来に向かってるんだな…。
お芝居のフィナーレ。退団者の胸にお花が。
舞台の皆さんも、泣きそうな方がチラホラ。とーやんとか、かなりヤバかった。
そして末子さんの登場で大きな拍手。左の肩から胸元にかけて、ドレスのラインに沿ってかなりボリュームのあるお花。
ここで限界が来てしまい、これ以後はずーーーーっと涙が止まりませんでした。
胸がぎゅーーーっとなって、息をするのも苦しくて。
更に、階段を降りてくるシビさんの胸にも、大きな白いお花が。
シビさん独自のダンディズムなんでしょうね。退団者4人の挨拶も余裕の笑顔で、組長さんからの紹介でも退団には触れる事はなく。
笑顔で、さらりと去っていきたんだろうな。かっこいいなー。
4人の皆様は、本当に晴々とした笑顔で。私はその挨拶を聞きながら、胸をぎゅーっと掴まれたように痛くて。
私は本当にエリさんの事、末子はんの事、ルミちゃんの事、好きなんだなと、改めて思いました。ななちゃんはあまり舞台で認識した事はないけれど、今回本当に可愛い子だと思った。
私の好きな芝居の月組、月組の芝居。それを支えてくださった方々。
どうか、どうか、お幸せに。
いままで、楽しい時間を、どうもありがとう。
もともと11時公演を見る予定だったのが、思わぬ事に楽も見られる事になり、昼夜観劇。そして、昼夜泣き。
楽では、本当にかなり泣いてしまって、隣にいた友人と二人でぼーぜんとしながら、ろくに喋る事もできずにそのまま別れてしまった程。
こんなに泣いたのは、東京のラスパ以来かな。だけど、あの時は痛い痛い思いをして泣いたけど、物語が終わると幸せな気持ちになれた。
今回は、胸が痛い。心が重い。…ただ、別れが辛い。
11時公演「MAHOROBA」最後の1階S席後方下手側。
大好きなこの作品世界をしっかり見納めたいと、できるかぎりオペラグラスを使わずに、全体を見ました。
いつもはオペラでお顔ばかりを見ている祐飛さんも、好きな表情の場面以外は、オペラグラスを外して見ました。
でも、大好きな白い鳥の場面はちゃんとお顔を見なければ…と思ってオペラを向けたら、何か光っていて。
祐飛さん、頬が濡れています。
カフェブレイクで、「大劇場の楽でサダルが倒れた後、泣きそうになった…」という話をされていて、いいのかなぁ?と、思ったんですよね。ああいう事って、一度口に出してしまうと、そのとおりになったりするじゃないですか。大丈夫なのかなぁ?…と思っていたのですが、やはり大丈夫じゃなかったみたいですね。今度は、本当に泣いてしまったのね(/_;)
舞台に出る前に涙は止めたけれども、頬の涙を拭う余裕は無かった模様。一度引っ込んで、再登場した時には一応拭ってありました。
でも、本当に良いお顔で踊ってた。
痛みを知っているからこそ、再生の喜びは深く、希望は美しく重い。それでも前に進んで行こうとする、強い意思のようなものを感じたような気がしました。
幕間、ファン仲間同士で顔を合わせると、まずみんな「泣いてたねー」から話が始まる。そういえば、祐飛さんが本公演で泣いているのを見る事は、あんまり無いです。いつも必死で抑えている人だから…いや、今回も「舞台では」泣いてないけどね。
お芝居では、居酒屋の場面がクライマックス(^^)少なくとも、この一週間、5人組は毎回違う事をしているらしい。
まず、ダンスが始まると、ラースロはいきなり下手側に向かって行き、こころちゃんを立たせて踊りだす。タキさんは笑って見てたのかな?
ちゃんと見たんだけど、既に記憶の彼方。
ジグモンドは、レオーとかなり盛り上がって喋った後、れみちゃんにレオーを紹介して、自分は草風ななちゃんの所へ。笑顔で、すごくスマートに素敵にエスコートして、びっくりしていたっぽいななちゃんと踊ってました。…いいヤツだなぁ。
楽は、通常バージョンでれみちゃんと踊っていたら、レオーがノートを差し出して意見を求めていたような?ジグ君は笑いながらそちらに向かい、暗転よりちょっと早めにダンスを切り上げでいた気がする。
「MAHOROBA」楽、オープニングのオオワダツミ様登場で、さざなみのような拍手が起こり、そのまま大きな拍手へ。
サダル様は、ちょっとそこで表情が揺れた気がしました。
本当に最後の「MAHOROBA」…寂しいけれど、終わる事でこの作品が完成するんだな…と切なくなりました。
そして物語は終わり、伝説となる。私の中で、忘れられない思い出の作品になる。
この作品に出会えて良かった。祐飛さんがこの作品の中で、サダル様として生きる姿を見る事ができて幸せだった。
この時の「椿」が一番の迫力で、「白い鳥」は一番力強く、希望に向かって羽ばたいていた。
…みんな、未来に向かってるんだな…。
お芝居のフィナーレ。退団者の胸にお花が。
舞台の皆さんも、泣きそうな方がチラホラ。とーやんとか、かなりヤバかった。
そして末子さんの登場で大きな拍手。左の肩から胸元にかけて、ドレスのラインに沿ってかなりボリュームのあるお花。
ここで限界が来てしまい、これ以後はずーーーーっと涙が止まりませんでした。
胸がぎゅーーーっとなって、息をするのも苦しくて。
更に、階段を降りてくるシビさんの胸にも、大きな白いお花が。
シビさん独自のダンディズムなんでしょうね。退団者4人の挨拶も余裕の笑顔で、組長さんからの紹介でも退団には触れる事はなく。
笑顔で、さらりと去っていきたんだろうな。かっこいいなー。
4人の皆様は、本当に晴々とした笑顔で。私はその挨拶を聞きながら、胸をぎゅーっと掴まれたように痛くて。
私は本当にエリさんの事、末子はんの事、ルミちゃんの事、好きなんだなと、改めて思いました。ななちゃんはあまり舞台で認識した事はないけれど、今回本当に可愛い子だと思った。
私の好きな芝居の月組、月組の芝居。それを支えてくださった方々。
どうか、どうか、お幸せに。
いままで、楽しい時間を、どうもありがとう。
引き続き よろずの神に手を合わす
2007年11月10日 月組電話、玉砕。
15分くらいまで粘って、やっと電話が繋がり、完売アナウンスを聞きました。
ネットの情報だと2分に繋がった時には完売とか。どういうシステムになってるんだろう。だって、10時ちょうどに電話繋がっても必要な情報を入力してたら、そのくらい必要じゃない?えーん。
しくしく泣きながら、日比谷にポスターを買いに行きました。ラスパの時もすぐ売り切れたので、わざわざ買いに行ってきたよ。明日も劇場に行くのに、交通費かけて。売り切れてからじゃ遅いしね。
小さいサイズは5本しか棚になかったので、とりあえず買いしめてきました。友人から頼まれたぶんも含めてちょうど予定の数。
レジ後ろに在庫があったので、これくらいいいかな、と思って。
ともかく。引き続きよろずの神に手を合わせておきます。
…ああ、もう明日は、この公演も終わってしまうのね(T_T)
15分くらいまで粘って、やっと電話が繋がり、完売アナウンスを聞きました。
ネットの情報だと2分に繋がった時には完売とか。どういうシステムになってるんだろう。だって、10時ちょうどに電話繋がっても必要な情報を入力してたら、そのくらい必要じゃない?えーん。
しくしく泣きながら、日比谷にポスターを買いに行きました。ラスパの時もすぐ売り切れたので、わざわざ買いに行ってきたよ。明日も劇場に行くのに、交通費かけて。売り切れてからじゃ遅いしね。
小さいサイズは5本しか棚になかったので、とりあえず買いしめてきました。友人から頼まれたぶんも含めてちょうど予定の数。
レジ後ろに在庫があったので、これくらいいいかな、と思って。
ともかく。引き続きよろずの神に手を合わせておきます。
…ああ、もう明日は、この公演も終わってしまうのね(T_T)
よろずの神に手を合わす
2007年11月9日 月組明日は月組バウホール公演「HOLLYWOOD LOVER」の一般発売日です。
八百万のかみさま。
お願いです。お願いします。
どうか、一秒でも早く電話が繋がりますように。
チケットが手に入りますように。
私は絶対に初日が見たいです。
かつて「血と砂」の初日を見る事ができなかった、苦い思い出があるので。
伝説の「エル・アルコンのテーマ」の場面を見ていません。初日のみで、いくつもの場面が丸ごと消える作家は、齋藤君以外は無いと思いますが。
でも、トラウマですから。
「THE LAST PTRTY」は、なんとか初日を見ました。なんだかすごく緊張した気もしますが…もはや良く覚えてないな^^;
いや、別にその程度というワケではないですよ。あの時は、あらかじめ宙組バージョンを見て、物語が分かっていましたからね。
あの素敵な作品を、祐飛さんがどんな風に演じて見せてくれるのか期待が大きかったので、ちょっと通常の初日とは比べられませんし。
ともかく、神様お願いです。
どうか、一秒でも早く電話が繋がりますように。
チケットが手に入りますように。
八百万のかみさま。
お願いです。お願いします。
どうか、一秒でも早く電話が繋がりますように。
チケットが手に入りますように。
私は絶対に初日が見たいです。
かつて「血と砂」の初日を見る事ができなかった、苦い思い出があるので。
伝説の「エル・アルコンのテーマ」の場面を見ていません。初日のみで、いくつもの場面が丸ごと消える作家は、齋藤君以外は無いと思いますが。
でも、トラウマですから。
「THE LAST PTRTY」は、なんとか初日を見ました。なんだかすごく緊張した気もしますが…もはや良く覚えてないな^^;
いや、別にその程度というワケではないですよ。あの時は、あらかじめ宙組バージョンを見て、物語が分かっていましたからね。
あの素敵な作品を、祐飛さんがどんな風に演じて見せてくれるのか期待が大きかったので、ちょっと通常の初日とは比べられませんし。
ともかく、神様お願いです。
どうか、一秒でも早く電話が繋がりますように。
チケットが手に入りますように。
11/6日夜公演 覚書き他
2007年11月9日 月組6日火曜日の夜公演を見てきました。
お芝居、なんだか楽しい事になっていたので、覚書きを。
・シャンドールさん登場後、マジシャン達が踊りだす場面。上手席だったので正面にいたみりお君を見ていたら。帽子の回しっぷりが、かなり危険だった…可愛いなー(^^ゞ
・マジックの場面、後ろに控えている侍従の美翔かずき君がとても美しくてお気に入り♪あんなに綺麗で、スタイル良くて、声も芝居も良いのだから、もっと使ってあげて下さい。お願いです、歌劇団様m(__)m
・記者会見の場面。この日のコルネールさんは、うっとり可愛らし系。「生涯一度の恋をした〜」と言って、照れる姿がキュート。
・「奇跡の男」
上手の侍女三人の可愛らしさに夢中になり過ぎだったので、下手も見てみる事に。前回見た時は、あちょーさんが千海華蘭ちゃんをおんぶしていたのが、ちょー可愛くてツボだったのだけど、火曜日は無しでちょっとがっかり。
途中、男役さんと娘役さんが組んで踊るような振りがあるのですが、何故かあちょーさんは、男役さんと踊っていたような気がします。これは、かなりツボ。
そういえば、あの辺りは下級生男役が固まっているので、仕方がないかもしれないけど…なんか似合うと思う^^;
・皇太子の客間。ライトがちゃんと当たって明るくなる頃には、退出してしまう侍従と侍女たちを見る為に、盆が回る途中でオペラグラスをセット。お辞儀をしているので顔は見えにくいけれど、この場面以降はほとんど暗いなかで荷物運びになるので、ここでちゃんと見ておかなければ。
…もうちょっとくらい、顔がわかるような使い方をしてくれてもいいんじゃないだろうか。
・事故現場。必死に芝居を盛り上げるシャンドールさんを無視して、「ヴェロニカ、あそこ!」「ガード!」と叫んで仕事モードに入るシャーロットすずなちゃんとかなみちゃんがツボ。
・酒場の場面。月組名物、下級生の小芝居を楽しみたい場面。なのに、五人組みは幅広く広がってそれぞれに好きな事をするし、侍女三人組まで出てくるわで大変。贔屓が上手方向に動くので、下手側テーブルはまるで見えない。酷いよ、正塚先生(泣)
せめて、ヴェロニカにからんで投げ飛ばされる彩央寿音ちゃんは見たいのに、タイミングが難しくて、また失敗。
この日はここが面白い事になってました。
ダンスが始まるとラースロとギゼラが踊りだし、上手でジグモンドがレオーと喋って、ちょっと肩を叩いたりした所まではいつもどおりだったのですが。レオーと別れても、れみちゃんのほうには行かずラースロ達の方へ。何か声をかけたようでしたが、その後三人でテーブルに突進。
一番乗りのジグ君が、レオーのノートをゲット!三人でページをめくりながら、あれこれ言っている模様。ダンスに誘って貰えなかったれみちゃんもよって来て、可愛い笑顔で会話に加わり、他にも誰かいたような。
最初はいつもどおり一人でいて、そんな事に気付かないレオー。気付いて慌ててノートを奪おうとするも、まるで近寄れず…などという事が起こっている間に、盆が回る時間に。暗闇の中、オペラでのぞいていましたが、まだ何か、楽しそうに遊びながらはけていかれました。
面白いもの見たー(^^)
・墓地。シビさんは司祭様に「…派手な服着て」かな?小さな声でぼそっと言って、歌わずに退場。このパターンは噂には聞いてましたが初めて見て満足。
・カタコンベ。幽霊の末子はんは、なんだかとっても儚い雰囲気バージョン。品のある良家の若妻風で幼い子供の事を心配しているような風情がありました。たったあれだけのダンスで、ここまで表現できちゃうものなんだなー(しみじみ)。そして、美しかったなー。
・フィナーレ。男役燕尾。渋いオジサマ系のキザな姿樹えりお様を見るのが楽しみ。新公学年なのに、すっかりオジサマなあちょーさんも近くにいて嬉しい。この一年でずいぶん垢抜けて綺麗なオジサマに変貌してくれて、嬉しいな。先が楽しみ。
そして、いつの間にかこのグループに榎とーやんがいるのにもびっくり。ちょっと前まで可愛い系だと思っていたのに。上級生の可愛いかえこちゃんより、ずっと渋い男役になっていたとは^^;
今まで書いてない部分のツボを書いてみましたが、時間切れ〜。
お芝居、なんだか楽しい事になっていたので、覚書きを。
・シャンドールさん登場後、マジシャン達が踊りだす場面。上手席だったので正面にいたみりお君を見ていたら。帽子の回しっぷりが、かなり危険だった…可愛いなー(^^ゞ
・マジックの場面、後ろに控えている侍従の美翔かずき君がとても美しくてお気に入り♪あんなに綺麗で、スタイル良くて、声も芝居も良いのだから、もっと使ってあげて下さい。お願いです、歌劇団様m(__)m
・記者会見の場面。この日のコルネールさんは、うっとり可愛らし系。「生涯一度の恋をした〜」と言って、照れる姿がキュート。
・「奇跡の男」
上手の侍女三人の可愛らしさに夢中になり過ぎだったので、下手も見てみる事に。前回見た時は、あちょーさんが千海華蘭ちゃんをおんぶしていたのが、ちょー可愛くてツボだったのだけど、火曜日は無しでちょっとがっかり。
途中、男役さんと娘役さんが組んで踊るような振りがあるのですが、何故かあちょーさんは、男役さんと踊っていたような気がします。これは、かなりツボ。
そういえば、あの辺りは下級生男役が固まっているので、仕方がないかもしれないけど…なんか似合うと思う^^;
・皇太子の客間。ライトがちゃんと当たって明るくなる頃には、退出してしまう侍従と侍女たちを見る為に、盆が回る途中でオペラグラスをセット。お辞儀をしているので顔は見えにくいけれど、この場面以降はほとんど暗いなかで荷物運びになるので、ここでちゃんと見ておかなければ。
…もうちょっとくらい、顔がわかるような使い方をしてくれてもいいんじゃないだろうか。
・事故現場。必死に芝居を盛り上げるシャンドールさんを無視して、「ヴェロニカ、あそこ!」「ガード!」と叫んで仕事モードに入るシャーロットすずなちゃんとかなみちゃんがツボ。
・酒場の場面。月組名物、下級生の小芝居を楽しみたい場面。なのに、五人組みは幅広く広がってそれぞれに好きな事をするし、侍女三人組まで出てくるわで大変。贔屓が上手方向に動くので、下手側テーブルはまるで見えない。酷いよ、正塚先生(泣)
せめて、ヴェロニカにからんで投げ飛ばされる彩央寿音ちゃんは見たいのに、タイミングが難しくて、また失敗。
この日はここが面白い事になってました。
ダンスが始まるとラースロとギゼラが踊りだし、上手でジグモンドがレオーと喋って、ちょっと肩を叩いたりした所まではいつもどおりだったのですが。レオーと別れても、れみちゃんのほうには行かずラースロ達の方へ。何か声をかけたようでしたが、その後三人でテーブルに突進。
一番乗りのジグ君が、レオーのノートをゲット!三人でページをめくりながら、あれこれ言っている模様。ダンスに誘って貰えなかったれみちゃんもよって来て、可愛い笑顔で会話に加わり、他にも誰かいたような。
最初はいつもどおり一人でいて、そんな事に気付かないレオー。気付いて慌ててノートを奪おうとするも、まるで近寄れず…などという事が起こっている間に、盆が回る時間に。暗闇の中、オペラでのぞいていましたが、まだ何か、楽しそうに遊びながらはけていかれました。
面白いもの見たー(^^)
・墓地。シビさんは司祭様に「…派手な服着て」かな?小さな声でぼそっと言って、歌わずに退場。このパターンは噂には聞いてましたが初めて見て満足。
・カタコンベ。幽霊の末子はんは、なんだかとっても儚い雰囲気バージョン。品のある良家の若妻風で幼い子供の事を心配しているような風情がありました。たったあれだけのダンスで、ここまで表現できちゃうものなんだなー(しみじみ)。そして、美しかったなー。
・フィナーレ。男役燕尾。渋いオジサマ系のキザな姿樹えりお様を見るのが楽しみ。新公学年なのに、すっかりオジサマなあちょーさんも近くにいて嬉しい。この一年でずいぶん垢抜けて綺麗なオジサマに変貌してくれて、嬉しいな。先が楽しみ。
そして、いつの間にかこのグループに榎とーやんがいるのにもびっくり。ちょっと前まで可愛い系だと思っていたのに。上級生の可愛いかえこちゃんより、ずっと渋い男役になっていたとは^^;
今まで書いてない部分のツボを書いてみましたが、時間切れ〜。
あと一回の「MAHOROBA」
2007年11月8日 月組 コメント (2)東京公演、だいたい週一のペースで見ています。
終わりが近づいてきましたね。とても寂しいです。
本当に大好きな公演でしたから。
今までのどの公演も、終わる前は寂しい思いをしましたが、幾度も経験しても慣れる事はないですね。たとえ、先の公演がどんなに楽しみだとしても。
今の月組だからできる、今の月組ならではの作品「MAHOROBA」と「マジシャンの憂鬱」。
舞台は一瞬の時を刻むもの。決められた手順を進めていく舞台作品は、何度も見るうちに、これから何が起こるのかをだんだんと体で覚えていきます。そうなると、私にはその決まった手順が、まるで”時”そのものを形で表現している…と、感じるようになるんです。
さっと、手を振り上げたポーズが決まる時や、柔らかなスカートの翻りが、その時間の形。音楽と視覚で感じる時間の形です。
特に「MAHOROBA」はそれを強く感じる作品でした。時の始まりから、終焉、そして再生を描いた作品ですものね。
四季や日本の風土によって時間と空間が表現され、全篇をとおして語られる”望郷”の念がそれを繋いでいます。
私はこの作品、オープニングとエンディングが好きなんですよ。
国生みの歓喜の大合唱、死と、再生の深い喜び…。
赤い血が流れる事を象徴した椿の場面では、映像でポトリポトリと雫が零れるごとに登場する「椿の精」を一人一人見るのが楽しみです。美しい場面ですよね。
特にお気に入りは、階段に横座りする美夢ひまりちゃんのエクボ(^^)、さすがの迫力の美しさの、ほたるちゃんとこころちゃん。いや、本当にお美しい。そして、ルミ姐さんと草風ななちゃんの、退団者特有の輝くような美しさ。
段の上からと下手花道からの、二つの列が渦になって流れていくのは、いくさで流された敵同士の血が交じり合っていく事を表現しているのでしょうか。美しいけれど、切なく胸を締め付けられる場面です。
そして、白い鳥の場面。哀しみを抱いた深い喜びと、再生の希望をあらわすこの場面は、見ているほうのテンションも、がーーーっと上がります。喜びを形として見る事も、なかなか無いですよね。この再生の喜びを分かち合う為に、今までの全てがあったのです。
私のツボは、白い鳥になった夢咲ねねちゃんと、祐飛さんが最後に並ぶ所。まだ若く瑕の無い、つややかな白い珠のようなねねちゃんと、沢山の傷を受け欠けてしまった所もありながらも、その内側から白く発光するような祐飛さんの強い光。どちらも、宝塚ならではの美しさだと思って見ています。
後一回、楽の日の午前公演を見る予定です。…寂しいなぁ。
終わりが近づいてきましたね。とても寂しいです。
本当に大好きな公演でしたから。
今までのどの公演も、終わる前は寂しい思いをしましたが、幾度も経験しても慣れる事はないですね。たとえ、先の公演がどんなに楽しみだとしても。
今の月組だからできる、今の月組ならではの作品「MAHOROBA」と「マジシャンの憂鬱」。
舞台は一瞬の時を刻むもの。決められた手順を進めていく舞台作品は、何度も見るうちに、これから何が起こるのかをだんだんと体で覚えていきます。そうなると、私にはその決まった手順が、まるで”時”そのものを形で表現している…と、感じるようになるんです。
さっと、手を振り上げたポーズが決まる時や、柔らかなスカートの翻りが、その時間の形。音楽と視覚で感じる時間の形です。
特に「MAHOROBA」はそれを強く感じる作品でした。時の始まりから、終焉、そして再生を描いた作品ですものね。
四季や日本の風土によって時間と空間が表現され、全篇をとおして語られる”望郷”の念がそれを繋いでいます。
私はこの作品、オープニングとエンディングが好きなんですよ。
国生みの歓喜の大合唱、死と、再生の深い喜び…。
赤い血が流れる事を象徴した椿の場面では、映像でポトリポトリと雫が零れるごとに登場する「椿の精」を一人一人見るのが楽しみです。美しい場面ですよね。
特にお気に入りは、階段に横座りする美夢ひまりちゃんのエクボ(^^)、さすがの迫力の美しさの、ほたるちゃんとこころちゃん。いや、本当にお美しい。そして、ルミ姐さんと草風ななちゃんの、退団者特有の輝くような美しさ。
段の上からと下手花道からの、二つの列が渦になって流れていくのは、いくさで流された敵同士の血が交じり合っていく事を表現しているのでしょうか。美しいけれど、切なく胸を締め付けられる場面です。
そして、白い鳥の場面。哀しみを抱いた深い喜びと、再生の希望をあらわすこの場面は、見ているほうのテンションも、がーーーっと上がります。喜びを形として見る事も、なかなか無いですよね。この再生の喜びを分かち合う為に、今までの全てがあったのです。
私のツボは、白い鳥になった夢咲ねねちゃんと、祐飛さんが最後に並ぶ所。まだ若く瑕の無い、つややかな白い珠のようなねねちゃんと、沢山の傷を受け欠けてしまった所もありながらも、その内側から白く発光するような祐飛さんの強い光。どちらも、宝塚ならではの美しさだと思って見ています。
後一回、楽の日の午前公演を見る予定です。…寂しいなぁ。
月組 東宝新人公演 その2
2007年10月25日 月組ずいぶん時間が空いてしまいましたが、新公の続きです。
ボルディジャール殿下のみりお君(明日海 りお)。
今の月組男役では一番のお気に入りさんなので、ちょっと目が曇っているかと思いますが、ご容赦を。
今回、改めて思ったのは、みりお君の個性って「甘さ」なんだなーという事。
みりお君の殿下は、色々な意味の甘さを見せてくれました。
本役のきりや殿下が歌う「夢を夢で終わらせない」という歌詞は、生まれながらに国を引っ張っていく指導者である殿下の強い意志や、政治家としてのしたたかさのようなものを感じさせます。
でも、みりお君が歌うその歌は「ロマンティックな甘い夢想」という感じがしたんです。そして皇太子って、つまり「王子さま」なんだなーと、思わされたんですよね。
品の良い、育ちの良い王子さま。国中から愛され、大事に大事に育てられて、望みは全て叶えられてきたのでしょう。もちろん国を継ぐ者として、厳しくしつけられた面もあるでしょうけれど、生まれついての良い子だから、結局はあまりツライ事を言われる事も無く、すくすく育ってきた感じ。他人が自分の為に何かをしてくれるのは、当たり前の事。人が自分に好意を持つ事を疑う事も無く、純粋に人に向かっていける。その純粋さ故の強さが、みりお殿下の「パッショネート」に繋がる、という印象を受けました。
けれど、そんな彼は妻の死を、どこかで現実として受け止められない。マレークの部屋に入れないのも、妻の不在を見ないでいれば、事故なんて無かった事になるのではないか、と思っているような風情がありました。そして、現実を見ない振りをしたまま、マレークはどこかで生きているのではないかと、甘い夢を見ている…。
「奇跡の男」「待ち焦がれたヒーロー」と呼ばれるシャンドールに対しても、なんとも素直に憧れの念を見せます。
ヒーローに憧れる少年のようであり、強い兄に憧れる弟のようでもあるのですが、疑いの無い純粋なその姿はまるで甘えてジャレつく子犬のようでした。
そして、また。
マレークと再会した二人の会話がねー。甘々です。こういうのを「砂糖菓子のよう」って言うんだな、と思ったくらい。甘く優しい。なんというか、もう彼女の事しか見えてないというか…つまり現実の状況も見えてないというか^^;
そう、みりお君の個性の色々な意味の「甘さ」は、それは「現実認識の甘さ」や「甘え」等も含んだ、良くも悪くも「甘さ」なんですね。しかし、良くも悪くも…とはいえ、その両方が魅力的なのが、みりお君の個性。
甘えも、見る者に嫌な気持ちを与えない。
それは、甘えても自分を庇ったりする事が無いし、他人を責める事が無いキャラクターとして演じるからかな。
やっぱり純粋だから…なのでしょうね。
相手役のマレーク様、れみちゃん(白華れみ)。
墓場の場面では、幼い子供に戻った状態という感じでした。
大きな目を、更に大きく見開いて、きょとんとしたお顔が非常に愛らしい。
あの、あどけない表情で見上げられたら、やはり命の危険があっても庇ってしまうだろうと思いますよね。
そして宮殿に戻ってからの場面は、とにかく美しかった!薄倖の美少女…という、雰囲気が活かされた役でした。
とはいえ、れみちゃんは雰囲気は薄倖の美少女なのに、お芝居の芸風は意外に突っ走り系の人。
こういうしっとりした場面は、ちょっと硬さが出てしまうかな?
でも、その硬質な雰囲気が、みりお君の甘さと程よいバランスだったと思います。非常に良くお似合いの二人でした。
れみちゃんと並ぶと、みりお君の優しさが柔らかな包容力に感じられるんですよね。
二人共、あどけない雰囲気に可愛らしい表情をして、ふんわりと甘く優しい場面になりました。
やっぱり、みりお君については語り過ぎてしまいました(^^ゞ
やはり、今日はここまでで。あと一回で他のメンバーを書いていきたい…できるのかなぁ。
過去のグラフを引っ張り出してたら、疲れてしまったし…。
ボルディジャール殿下のみりお君(明日海 りお)。
今の月組男役では一番のお気に入りさんなので、ちょっと目が曇っているかと思いますが、ご容赦を。
今回、改めて思ったのは、みりお君の個性って「甘さ」なんだなーという事。
みりお君の殿下は、色々な意味の甘さを見せてくれました。
本役のきりや殿下が歌う「夢を夢で終わらせない」という歌詞は、生まれながらに国を引っ張っていく指導者である殿下の強い意志や、政治家としてのしたたかさのようなものを感じさせます。
でも、みりお君が歌うその歌は「ロマンティックな甘い夢想」という感じがしたんです。そして皇太子って、つまり「王子さま」なんだなーと、思わされたんですよね。
品の良い、育ちの良い王子さま。国中から愛され、大事に大事に育てられて、望みは全て叶えられてきたのでしょう。もちろん国を継ぐ者として、厳しくしつけられた面もあるでしょうけれど、生まれついての良い子だから、結局はあまりツライ事を言われる事も無く、すくすく育ってきた感じ。他人が自分の為に何かをしてくれるのは、当たり前の事。人が自分に好意を持つ事を疑う事も無く、純粋に人に向かっていける。その純粋さ故の強さが、みりお殿下の「パッショネート」に繋がる、という印象を受けました。
けれど、そんな彼は妻の死を、どこかで現実として受け止められない。マレークの部屋に入れないのも、妻の不在を見ないでいれば、事故なんて無かった事になるのではないか、と思っているような風情がありました。そして、現実を見ない振りをしたまま、マレークはどこかで生きているのではないかと、甘い夢を見ている…。
「奇跡の男」「待ち焦がれたヒーロー」と呼ばれるシャンドールに対しても、なんとも素直に憧れの念を見せます。
ヒーローに憧れる少年のようであり、強い兄に憧れる弟のようでもあるのですが、疑いの無い純粋なその姿はまるで甘えてジャレつく子犬のようでした。
そして、また。
マレークと再会した二人の会話がねー。甘々です。こういうのを「砂糖菓子のよう」って言うんだな、と思ったくらい。甘く優しい。なんというか、もう彼女の事しか見えてないというか…つまり現実の状況も見えてないというか^^;
そう、みりお君の個性の色々な意味の「甘さ」は、それは「現実認識の甘さ」や「甘え」等も含んだ、良くも悪くも「甘さ」なんですね。しかし、良くも悪くも…とはいえ、その両方が魅力的なのが、みりお君の個性。
甘えも、見る者に嫌な気持ちを与えない。
それは、甘えても自分を庇ったりする事が無いし、他人を責める事が無いキャラクターとして演じるからかな。
やっぱり純粋だから…なのでしょうね。
相手役のマレーク様、れみちゃん(白華れみ)。
墓場の場面では、幼い子供に戻った状態という感じでした。
大きな目を、更に大きく見開いて、きょとんとしたお顔が非常に愛らしい。
あの、あどけない表情で見上げられたら、やはり命の危険があっても庇ってしまうだろうと思いますよね。
そして宮殿に戻ってからの場面は、とにかく美しかった!薄倖の美少女…という、雰囲気が活かされた役でした。
とはいえ、れみちゃんは雰囲気は薄倖の美少女なのに、お芝居の芸風は意外に突っ走り系の人。
こういうしっとりした場面は、ちょっと硬さが出てしまうかな?
でも、その硬質な雰囲気が、みりお君の甘さと程よいバランスだったと思います。非常に良くお似合いの二人でした。
れみちゃんと並ぶと、みりお君の優しさが柔らかな包容力に感じられるんですよね。
二人共、あどけない雰囲気に可愛らしい表情をして、ふんわりと甘く優しい場面になりました。
やっぱり、みりお君については語り過ぎてしまいました(^^ゞ
やはり、今日はここまでで。あと一回で他のメンバーを書いていきたい…できるのかなぁ。
過去のグラフを引っ張り出してたら、疲れてしまったし…。