「Apasionado!! II」ほか、ちょっと脱線
2009年9月10日 ファンモードぼけーーっとしているうちに、世界はがんがんまわる。
前回更新してから世の中は変わり、宝塚の話題も…あいかわらず、付いて行けてないです。
博多座の感想とかも纏まらないままで。
ついでにちょっと九州旅行もしてきたので、その思い出や、色々食べた美味しいものの事なんかも書き残したいなーとか。
実は「GOGO5」の収録にもぐりこめたりしたのですが、放送ではカットされた部分、もうあんまり思い出せないなーとか。
「カサブランカ」関連とかも…日々、色々思う事はあるのですが。
星組さんの「大王四神記」も見てきて、おそらくこれで見納めになりそうなので、その感想も。
そして……月組退団者の事、とか。いや、そもそも月組「エリザベート」も新公も何も書いてないし。
うん、想いを書き綴るのって難しいです、私にとっては。
書かなければいけないなぁと思うと、ついつい横道に逸れてしまう私(^^ゞ
今回のスカイ・ステージ・トークで、蘭寿さんが花組時代に「死ぬ役」が多かったという事で、その匠の技を伝授されておりまして。
ふと、ギモンに思ったのです。死ぬ役って、そんなに珍しいのか?と。若い二人は、あまり経験が無いと知ってびっくり。
でもオオゾラさん、しょっちゅうやってるよね?
私がファンになってからでも、かなりの回数を見ている筈。確かに生き死にに関わる役は多いと、ずっと思っていました。オオゾラさんのファンになってから、死について考える事が増えたなーと思った記憶はある。
でも、宝塚ってそういう演目多いし、「皆殺し」の異名を持つ演出家もいるのだから、誰でもそんなもんだよね?とも思っていました。
そう言われてみると、そういう演目でも全員が死んじゃうわけではないし。
…なので、数えてみました。
私がファンになってからの記憶と合わせて、公式の公演リストから。
1998年 「黒い瞳」 トマーノフ(大劇場)※戦死 新公・プガチョフ※刑場へ
1999年 「黒い瞳」 ザルービン(1000days)※撃たれる 新公・プガチョフ
2000年 「BLUE・MOON・BLUE」 戦士(博多座) ※撃たれる
「ゼンダ城の虜」 ド・ゴーテ(大劇場のみ) ※戦死
2001年 「大海賊」 フレデリック(東宝のみ) ※戦死
「血と砂」 プルミタス ※撃たれる
2002年 「サラン・愛」 李 世煥(イ・セファン)(全国ツアー) ※戦死
2003年 無し
2004年 「ジャワの踊り子」 ハジ・タムロン(全国ツアー) ※自殺
「THE LAST PARTY~S.Fitzgerald’s last day~」(バウ)
2005年 「エリザベート」 ルドルフ ※自殺
2006年 「ベルサイユのばら」 オスカル(大劇場) ※戦死?
「THE LAST PARTY~S.Fitzgerald’s last day~」(東京芸術劇場)
「暁(あかつき)のローマ」カシウス ※戦死?
2007年 「MAHOROBA」 サダル ※戦死
2008年 無し
2009年 「太王四神記」 ヨン・ホゲ ※戦死
「大江山花伝」 茨木童子 ※戦死?
えーと、15作16人?…これは、多いですよね、多分。
公式のデータが整備される以前の、皆殺し伝説「EL DORAD」とかでも、ジプシーは順番に死に際に台詞があって…私が見た時は随分引っ張ってた記憶が^^;新公も、大劇場と東京で違う役ですが、どっちの役も殺される側。
ディナーショー等のドラマ仕立ての場面でも戦って死へ…という場面があったような。でも「迷彩役者」と言われる程には迷彩服は無いかも。
しかし、こうやって拾ってみると、本当によく戦死なさる方ですね。
「ゼンダ」や「大海賊」では悪者グループだったからで、良い人チームは生き残った方が多いんですよね。たとえば霧矢さんは、本公演で同じ演目に出ていても勝利チームばかりで、ちゃんと生き残ってる…サルメだけ、かな?
つまり、”斬られ役”だったんですね、オオゾラさん…悪役のほうが似合うし^^;
また、戦いつつ、斬られたり撃たれたりして…というパターンが多く、死に際に台詞を言ったり、歌ったりというのも少ないのも確かでした。
ホゲの時に苦労したというのもわかりますね。誰かの腕の中で…という事も初めてだったんだね。カシウスやサダルは嘆いてくれる人はいたけど、他は舞台上では見向きもされてないかも(・_・;)
「黒い瞳」や「暁のローマ」など、反乱軍というのも、オオゾラさんに多いようなイメージ。
勝てないとわかっている戦いに出て行く…という宝塚の「滅びの美」が似合う男役さんなんですよね。だから、ヨン・ホゲ役とか茨木童子とか、オオゾラさんにピッタリな感じなんでしょうね。
博多座の戦士や「サラン・愛」のイ・セファンの最後のタニちゃんと二人でのストップモーションから暗転!は、本当に美しい「滅びの美」の形でした。
そして、自殺パターン。これは戦いよりも重い、気がします。
「エリザ」のルドルフ、「ジャワの踊り子」のハジ・タムロン。重かったですね…。
タムロンは、見るほうも苦しかったですが、あれを演じるのはキツかっただろうなーと今でも思います。自ら、未来も命も否定して選んだ死だから。
ルドルフは、私にとっては一種の「反逆」として選んだ結末…という印象が強いです。なので、死を覚悟して反逆の戦いに身を投じた人達と同じ、自分と未来を信じた為に選んだ道というイメージかも。
直接”死”の場面はないですが、スコット。
病によって奪われた命ですが、それ故に一番死と向き合った役。
「この世の終わりのように美しいという言葉があるが、この世の終わりってそんなに美しいものなのか?」という台詞にはとても重いものがありました。その後「あと、1分。」の言葉の後、原稿用紙にむかったり、ゼルダとの写真を見つめたりして…一人、舞台に後姿を見せて去っていく。美しい最期の場面でした。
あれから「命の終わりって、美しいものなのか?」という問いは、ずっと私の中に残っているような気がします。最期の時、自分はどうなるのか…考えさせられた作品でした。
それに、自分は死ななくても、人を殺す役も沢山ありましたね。
私にとって印象深いのは、「WEST SIDE STORY」のチノです。新公のトニーも本当は撃たれる役ですが、オオゾラさんは1幕のみだったので、ベルナルドを刺してしまった時点で、幕。オオゾラさんにとっては、「WSS」は人を殺す作品だったんですね。
チノ役では、大劇場ではトニーを撃った後、幕が降りてから涙が止まらなくて、フィナーレに出る為にいつも引きずって連れていかれていた…というのは忘れられないエピソードです。
更に、愛する人、身近な人を喪う役も多数。ローズを喪った、ステファーノさんとか。
こうやってみると、オオゾラさんは、ずっと「命」というものと向き合う、宝塚人生、役者人生という感じなのかも。巡り合わせですが。
ファンでもこんなに考えてしまうものだから、演じるご本人はもっと「命」について考える事が多いだろうなーと、今回の「Apasionado!! II」で思っていました。
ストーリー仕立ての三つの場面、なにげに死亡率の高いショーでしたから^^;
その三場面のうち、オオゾラさんの受け持ちは二つ。ヴァレンチノと新場面の戦場。オオゾラさん、芝居も合わせて1公演に三回死ぬのは、さすがに初めてだよね…と、思って。
ヴァレンチノは、やはり直接の死の場面は無く、周りの人々によって語られるのみ。
オオゾラさんは、彼の孤独な人生を歌い踊るだけですが、孤独のうちに人生を終わった痛みを、じっくり見せてくれました。
その、身を切られるような、孤独。映画スター・ヴァレンチノを描きながら、真実の愛を求めた一人の男の、普遍的な…誰でも抱く孤独を表現してみせた。
そして、その後に登場した”彼”蜜蜂アベハは「どこに咲くのか、魅惑の花」と、また孤独を歌い…やがて”白い蘭”のすみ花ちゃんと出会い、恋に落ちる。
実は、この流れが非常に大好きでした。
やっと出逢った二人が恋に落ちて、キスをした時、”彼”の孤独は、癒された!…というカタルシスを感じたのです。
なんだ、新トップコンビのお披露目に、すごーーくぴったりじゃない!!と、驚いたのでした。まるで、意図して作られたみたいで、不思議に感じたのです。
そして、狂乱の恋の後の、戦場の場面。
”彼”の胸には、愛しい命がある。辛い戦場にいながら、”彼”はもう、孤独ではないんですね。
死を覚悟した時、彼女の幻を見て、その心は癒される。命を失うその瞬間、銃を愛する人に見立てて見つめる、そのなんとも言えない表情は胸が痛くなるものでした。戦争はいけない…と、思いましたね(^^ゞ
崩れ落ちた時、静かで穏やかな…幸せそうな微笑を浮かべていたのが、印象的。沢山の死に顔を見てきましたが、こんなに安らかなお顔は初めてかも…と。
やがてラグリマ達の素晴らしく美しい歌声のなか、二人は神々しい存在となって蘇る。
ラグリマの皆さんの暖かさと優しさに包まれて、生まれ変わったお二人は、本当に美しくて幸せで(頭にのっかっている謎の白いモノも、ギモンを抱きつつもどうでもよくなるくらいでした^^;)
まるで、「宙組」の、大空祐飛・野々 すみ花として生まれ変わったお二人を祝福するかのような、優しく力強いコーラス。
今の宝塚で群舞とコーラスの揃いっぷりは、宙組が5組で一番だとは思っていましたが…半分の人数でのこのパワーの歌声には毎回感動でした。
再生の歓喜に溢れた場面の歌声が、胸に沁みて…実は、何度も涙が出てしまいました。初日は泣かなかったのに(^^ゞ
今回のスカイ・ステージ・トークで、蘭寿さんが宙組の皆さんの事を「奇跡的にピュア」と表現されてましたが、その言葉にすごく納得。
最後に宙組に巡りあえて、幸せだなーーと毎回思っておりましたら、千秋楽でオオゾラさんご本人の口からまったく同じ言葉が出て嬉しかったです。
さて、結局長くなってしまいましたが。
話を元に戻しますと。
まさこちゃんも、ちーちゃんも、君たちはまだ若い!
あと7~8年もすれば、死ぬ役も10人くらいはできるよ、きっと(^^)
前回更新してから世の中は変わり、宝塚の話題も…あいかわらず、付いて行けてないです。
博多座の感想とかも纏まらないままで。
ついでにちょっと九州旅行もしてきたので、その思い出や、色々食べた美味しいものの事なんかも書き残したいなーとか。
実は「GOGO5」の収録にもぐりこめたりしたのですが、放送ではカットされた部分、もうあんまり思い出せないなーとか。
「カサブランカ」関連とかも…日々、色々思う事はあるのですが。
星組さんの「大王四神記」も見てきて、おそらくこれで見納めになりそうなので、その感想も。
そして……月組退団者の事、とか。いや、そもそも月組「エリザベート」も新公も何も書いてないし。
うん、想いを書き綴るのって難しいです、私にとっては。
書かなければいけないなぁと思うと、ついつい横道に逸れてしまう私(^^ゞ
今回のスカイ・ステージ・トークで、蘭寿さんが花組時代に「死ぬ役」が多かったという事で、その匠の技を伝授されておりまして。
ふと、ギモンに思ったのです。死ぬ役って、そんなに珍しいのか?と。若い二人は、あまり経験が無いと知ってびっくり。
でもオオゾラさん、しょっちゅうやってるよね?
私がファンになってからでも、かなりの回数を見ている筈。確かに生き死にに関わる役は多いと、ずっと思っていました。オオゾラさんのファンになってから、死について考える事が増えたなーと思った記憶はある。
でも、宝塚ってそういう演目多いし、「皆殺し」の異名を持つ演出家もいるのだから、誰でもそんなもんだよね?とも思っていました。
そう言われてみると、そういう演目でも全員が死んじゃうわけではないし。
…なので、数えてみました。
私がファンになってからの記憶と合わせて、公式の公演リストから。
1998年 「黒い瞳」 トマーノフ(大劇場)※戦死 新公・プガチョフ※刑場へ
1999年 「黒い瞳」 ザルービン(1000days)※撃たれる 新公・プガチョフ
2000年 「BLUE・MOON・BLUE」 戦士(博多座) ※撃たれる
「ゼンダ城の虜」 ド・ゴーテ(大劇場のみ) ※戦死
2001年 「大海賊」 フレデリック(東宝のみ) ※戦死
「血と砂」 プルミタス ※撃たれる
2002年 「サラン・愛」 李 世煥(イ・セファン)(全国ツアー) ※戦死
2003年 無し
2004年 「ジャワの踊り子」 ハジ・タムロン(全国ツアー) ※自殺
「THE LAST PARTY~S.Fitzgerald’s last day~」(バウ)
2005年 「エリザベート」 ルドルフ ※自殺
2006年 「ベルサイユのばら」 オスカル(大劇場) ※戦死?
「THE LAST PARTY~S.Fitzgerald’s last day~」(東京芸術劇場)
「暁(あかつき)のローマ」カシウス ※戦死?
2007年 「MAHOROBA」 サダル ※戦死
2008年 無し
2009年 「太王四神記」 ヨン・ホゲ ※戦死
「大江山花伝」 茨木童子 ※戦死?
えーと、15作16人?…これは、多いですよね、多分。
公式のデータが整備される以前の、皆殺し伝説「EL DORAD」とかでも、ジプシーは順番に死に際に台詞があって…私が見た時は随分引っ張ってた記憶が^^;新公も、大劇場と東京で違う役ですが、どっちの役も殺される側。
ディナーショー等のドラマ仕立ての場面でも戦って死へ…という場面があったような。でも「迷彩役者」と言われる程には迷彩服は無いかも。
しかし、こうやって拾ってみると、本当によく戦死なさる方ですね。
「ゼンダ」や「大海賊」では悪者グループだったからで、良い人チームは生き残った方が多いんですよね。たとえば霧矢さんは、本公演で同じ演目に出ていても勝利チームばかりで、ちゃんと生き残ってる…サルメだけ、かな?
つまり、”斬られ役”だったんですね、オオゾラさん…悪役のほうが似合うし^^;
また、戦いつつ、斬られたり撃たれたりして…というパターンが多く、死に際に台詞を言ったり、歌ったりというのも少ないのも確かでした。
ホゲの時に苦労したというのもわかりますね。誰かの腕の中で…という事も初めてだったんだね。カシウスやサダルは嘆いてくれる人はいたけど、他は舞台上では見向きもされてないかも(・_・;)
「黒い瞳」や「暁のローマ」など、反乱軍というのも、オオゾラさんに多いようなイメージ。
勝てないとわかっている戦いに出て行く…という宝塚の「滅びの美」が似合う男役さんなんですよね。だから、ヨン・ホゲ役とか茨木童子とか、オオゾラさんにピッタリな感じなんでしょうね。
博多座の戦士や「サラン・愛」のイ・セファンの最後のタニちゃんと二人でのストップモーションから暗転!は、本当に美しい「滅びの美」の形でした。
そして、自殺パターン。これは戦いよりも重い、気がします。
「エリザ」のルドルフ、「ジャワの踊り子」のハジ・タムロン。重かったですね…。
タムロンは、見るほうも苦しかったですが、あれを演じるのはキツかっただろうなーと今でも思います。自ら、未来も命も否定して選んだ死だから。
ルドルフは、私にとっては一種の「反逆」として選んだ結末…という印象が強いです。なので、死を覚悟して反逆の戦いに身を投じた人達と同じ、自分と未来を信じた為に選んだ道というイメージかも。
直接”死”の場面はないですが、スコット。
病によって奪われた命ですが、それ故に一番死と向き合った役。
「この世の終わりのように美しいという言葉があるが、この世の終わりってそんなに美しいものなのか?」という台詞にはとても重いものがありました。その後「あと、1分。」の言葉の後、原稿用紙にむかったり、ゼルダとの写真を見つめたりして…一人、舞台に後姿を見せて去っていく。美しい最期の場面でした。
あれから「命の終わりって、美しいものなのか?」という問いは、ずっと私の中に残っているような気がします。最期の時、自分はどうなるのか…考えさせられた作品でした。
それに、自分は死ななくても、人を殺す役も沢山ありましたね。
私にとって印象深いのは、「WEST SIDE STORY」のチノです。新公のトニーも本当は撃たれる役ですが、オオゾラさんは1幕のみだったので、ベルナルドを刺してしまった時点で、幕。オオゾラさんにとっては、「WSS」は人を殺す作品だったんですね。
チノ役では、大劇場ではトニーを撃った後、幕が降りてから涙が止まらなくて、フィナーレに出る為にいつも引きずって連れていかれていた…というのは忘れられないエピソードです。
更に、愛する人、身近な人を喪う役も多数。ローズを喪った、ステファーノさんとか。
こうやってみると、オオゾラさんは、ずっと「命」というものと向き合う、宝塚人生、役者人生という感じなのかも。巡り合わせですが。
ファンでもこんなに考えてしまうものだから、演じるご本人はもっと「命」について考える事が多いだろうなーと、今回の「Apasionado!! II」で思っていました。
ストーリー仕立ての三つの場面、なにげに死亡率の高いショーでしたから^^;
その三場面のうち、オオゾラさんの受け持ちは二つ。ヴァレンチノと新場面の戦場。オオゾラさん、芝居も合わせて1公演に三回死ぬのは、さすがに初めてだよね…と、思って。
ヴァレンチノは、やはり直接の死の場面は無く、周りの人々によって語られるのみ。
オオゾラさんは、彼の孤独な人生を歌い踊るだけですが、孤独のうちに人生を終わった痛みを、じっくり見せてくれました。
その、身を切られるような、孤独。映画スター・ヴァレンチノを描きながら、真実の愛を求めた一人の男の、普遍的な…誰でも抱く孤独を表現してみせた。
そして、その後に登場した”彼”蜜蜂アベハは「どこに咲くのか、魅惑の花」と、また孤独を歌い…やがて”白い蘭”のすみ花ちゃんと出会い、恋に落ちる。
実は、この流れが非常に大好きでした。
やっと出逢った二人が恋に落ちて、キスをした時、”彼”の孤独は、癒された!…というカタルシスを感じたのです。
なんだ、新トップコンビのお披露目に、すごーーくぴったりじゃない!!と、驚いたのでした。まるで、意図して作られたみたいで、不思議に感じたのです。
そして、狂乱の恋の後の、戦場の場面。
”彼”の胸には、愛しい命がある。辛い戦場にいながら、”彼”はもう、孤独ではないんですね。
死を覚悟した時、彼女の幻を見て、その心は癒される。命を失うその瞬間、銃を愛する人に見立てて見つめる、そのなんとも言えない表情は胸が痛くなるものでした。戦争はいけない…と、思いましたね(^^ゞ
崩れ落ちた時、静かで穏やかな…幸せそうな微笑を浮かべていたのが、印象的。沢山の死に顔を見てきましたが、こんなに安らかなお顔は初めてかも…と。
やがてラグリマ達の素晴らしく美しい歌声のなか、二人は神々しい存在となって蘇る。
ラグリマの皆さんの暖かさと優しさに包まれて、生まれ変わったお二人は、本当に美しくて幸せで(頭にのっかっている謎の白いモノも、ギモンを抱きつつもどうでもよくなるくらいでした^^;)
まるで、「宙組」の、大空祐飛・野々 すみ花として生まれ変わったお二人を祝福するかのような、優しく力強いコーラス。
今の宝塚で群舞とコーラスの揃いっぷりは、宙組が5組で一番だとは思っていましたが…半分の人数でのこのパワーの歌声には毎回感動でした。
再生の歓喜に溢れた場面の歌声が、胸に沁みて…実は、何度も涙が出てしまいました。初日は泣かなかったのに(^^ゞ
今回のスカイ・ステージ・トークで、蘭寿さんが宙組の皆さんの事を「奇跡的にピュア」と表現されてましたが、その言葉にすごく納得。
最後に宙組に巡りあえて、幸せだなーーと毎回思っておりましたら、千秋楽でオオゾラさんご本人の口からまったく同じ言葉が出て嬉しかったです。
さて、結局長くなってしまいましたが。
話を元に戻しますと。
まさこちゃんも、ちーちゃんも、君たちはまだ若い!
あと7~8年もすれば、死ぬ役も10人くらいはできるよ、きっと(^^)
毎日、色々な事があり、そのすぐに書かなければ陳腐になってしまいそうな、最近のタカラヅカ。
CS関係のツレヅレ感想でも書き留めておこうかなぁ…なんて、のんびり考えている間に来年の年間スケジュール他、色々発表されちゃった。
うーん。今の所、私の身の上に関係あるとはっきりしたのは「宝塚舞踊会」。
宙組さん、大劇場公演の幕が開いたばかりのご出演で、大変そう。
お披露目公演なのに。それなりに話題作で注目される公演になると思うのに、日舞のお稽古も平行してやるのか~。北アフリカ、モロッコのカサブランカから、日本へ。時代も、肌の色も、大きく変わって…大変そう。
また、いっぱいいっぱいの初日になるだろうなぁ。博多座で少しは慣れて、大劇場のお披露目公演では、少しは余裕ができるかな?と思っていたのに^^;
他は、えーと。宝塚も、ますますメディアミックスが進んでいくんですね。「相棒」というのは、かなりびっくり。
なんだかんだ言っても、チケットは取りにくくなっちゃうかなぁ。
雪組さんも星組さんも面白そうな題材だし、バウも良さげな感じ。特に月組『HAMLET!!』は、東京に来てくれるんですね。
やはり、若手を見るにはバウ作品!でも、中々こちらには来て貰えないので、すごく楽しみです♪主演のまさき君は勿論、二番手・三番手もじっくり見られるように作って欲しいな~。
そして、中日では霧矢さんのお披露目で「紫子」ですか~。これも、伝説の柴田作品ですね。こちらも、原作は大好きな作品ですが…中日に行くのは、やっぱり無理かなぁ(T_T)
でも、素敵な作品でプレお披露目で良かった!月組ファンとして、この作品に当たるのは、嬉しいです♪
さて、時間がなくなってきたので、最後に。
今更ですが、宙組博多座ナウオンステージが、面白い。
ちーちゃん大くん、とっても面白いお二人ですね。特にお気に入りは、ちーちゃんが茨木が腕を取り返した場面の真似をする所。
器用に脚の振りまで付けてくれて、何度見ても笑ってしまいます。
まさこちゃんが期待以上にボケボケで、可愛い~。今までのCSで見ていたイメージの、ほあーーんとした喋りでオオゾラさんと会話しているのが、新鮮です。
オオゾラさんが、また、可愛くて面白くて仕方がないという感じで、いちいちまさこちゃんにツッコミをいれるのが面白くて。
すみ花ちゃんもまた天然で、相変わらずラブラブのお二人で、大変微笑ましい。オオゾラさんが、すみ花ちゃんをべたべたに甘やかしているのが…どちらも可愛いです♪
最初は緊張気味で始まったのに、次第に明るい雰囲気になる座談会で、時折、皆さんが一度に喋って何を言ってるのか分からなくなったりも楽しいです。
皆さんが自由でエネルギーに溢れて、遠慮なく喋って下さるせいでしょうか?オオゾラさん、今まで以上につっこみキャラになってます。
言葉遣いもずっとラフな感じだし、ツッコミかたに遠慮が無い^^;
今後はこのキャラでいくんでしょうね~。
周りの人達に合わせて、見え方が違ってくるのは、組替ならでは。花組に行かれた時も、以前と違うお顔を見せて下さるようになって楽しかったし、今回もまた。
また全員集合した時には、違ったお顔がでてくるのかも…と、すごく楽しみになりました。
博多座には、花組さん月組さんの生徒さん達が沢山来て下さっているようで。オオゾラさん、すみ花ちゃんのお嬉しい事でしょう。
皆さんお忙しいのに、有難い…と、ファンの私も思います。
組替って、お友達がどんどん増えていって楽しい、とおっしゃる生徒さんは多いですよね。
何事も、良いほうに変えていく事って、できるんだなぁ~。
さあ、明日、博多に向けて飛び立ちます。楽しみ!!
CS関係のツレヅレ感想でも書き留めておこうかなぁ…なんて、のんびり考えている間に来年の年間スケジュール他、色々発表されちゃった。
うーん。今の所、私の身の上に関係あるとはっきりしたのは「宝塚舞踊会」。
宙組さん、大劇場公演の幕が開いたばかりのご出演で、大変そう。
お披露目公演なのに。それなりに話題作で注目される公演になると思うのに、日舞のお稽古も平行してやるのか~。北アフリカ、モロッコのカサブランカから、日本へ。時代も、肌の色も、大きく変わって…大変そう。
また、いっぱいいっぱいの初日になるだろうなぁ。博多座で少しは慣れて、大劇場のお披露目公演では、少しは余裕ができるかな?と思っていたのに^^;
他は、えーと。宝塚も、ますますメディアミックスが進んでいくんですね。「相棒」というのは、かなりびっくり。
なんだかんだ言っても、チケットは取りにくくなっちゃうかなぁ。
雪組さんも星組さんも面白そうな題材だし、バウも良さげな感じ。特に月組『HAMLET!!』は、東京に来てくれるんですね。
やはり、若手を見るにはバウ作品!でも、中々こちらには来て貰えないので、すごく楽しみです♪主演のまさき君は勿論、二番手・三番手もじっくり見られるように作って欲しいな~。
そして、中日では霧矢さんのお披露目で「紫子」ですか~。これも、伝説の柴田作品ですね。こちらも、原作は大好きな作品ですが…中日に行くのは、やっぱり無理かなぁ(T_T)
でも、素敵な作品でプレお披露目で良かった!月組ファンとして、この作品に当たるのは、嬉しいです♪
さて、時間がなくなってきたので、最後に。
今更ですが、宙組博多座ナウオンステージが、面白い。
ちーちゃん大くん、とっても面白いお二人ですね。特にお気に入りは、ちーちゃんが茨木が腕を取り返した場面の真似をする所。
器用に脚の振りまで付けてくれて、何度見ても笑ってしまいます。
まさこちゃんが期待以上にボケボケで、可愛い~。今までのCSで見ていたイメージの、ほあーーんとした喋りでオオゾラさんと会話しているのが、新鮮です。
オオゾラさんが、また、可愛くて面白くて仕方がないという感じで、いちいちまさこちゃんにツッコミをいれるのが面白くて。
すみ花ちゃんもまた天然で、相変わらずラブラブのお二人で、大変微笑ましい。オオゾラさんが、すみ花ちゃんをべたべたに甘やかしているのが…どちらも可愛いです♪
最初は緊張気味で始まったのに、次第に明るい雰囲気になる座談会で、時折、皆さんが一度に喋って何を言ってるのか分からなくなったりも楽しいです。
皆さんが自由でエネルギーに溢れて、遠慮なく喋って下さるせいでしょうか?オオゾラさん、今まで以上につっこみキャラになってます。
言葉遣いもずっとラフな感じだし、ツッコミかたに遠慮が無い^^;
今後はこのキャラでいくんでしょうね~。
周りの人達に合わせて、見え方が違ってくるのは、組替ならでは。花組に行かれた時も、以前と違うお顔を見せて下さるようになって楽しかったし、今回もまた。
また全員集合した時には、違ったお顔がでてくるのかも…と、すごく楽しみになりました。
博多座には、花組さん月組さんの生徒さん達が沢山来て下さっているようで。オオゾラさん、すみ花ちゃんのお嬉しい事でしょう。
皆さんお忙しいのに、有難い…と、ファンの私も思います。
組替って、お友達がどんどん増えていって楽しい、とおっしゃる生徒さんは多いですよね。
何事も、良いほうに変えていく事って、できるんだなぁ~。
さあ、明日、博多に向けて飛び立ちます。楽しみ!!
霧矢さん、月組トップスター決定、おめでとうございます!!!
愛する月組を、霧矢さんが継いで、守っていって下さると思うと、とても嬉しいです。
この数年で、飛躍的にお芝居に深みが出てきたと感じられるこの時、待望のニュースでした。良かった、良かった(^^)
今、博多座でお披露目公演を見たばかりのこの時。
ずっと一緒に舞台を作ってきた霧矢さんにも、もうすぐこのお披露目の感動の時が訪れるのだと思うと、嬉しくてなりません。
ああ、相手役さんや中日のお披露目の作品はどうなるのか。楽しみです。
さてさて、その一足お先のお披露目公演。
初日から、もう一週間。
なんだか、やはり夢だったのではないか…という気分になっています。
CSのニュース映像やら、色々な方々の報告を読ませていただき、勿論現実の事は感じているのですが。あの暑い博多の地で、オオゾラさんをはじめ宙組の皆さんが汗を流して熱い舞台を繰り広げているのは、理解してますけどね。
私が、あの日、あの時、あの場所にいたのが、夢みたい…。
初日の「大江山花伝」の事を書いてから、ショーについても書きとめておこうかと思ったのですが。
…思い出せない!!
朝ははっきり覚えていた夢を、次第に忘れていくように。
色々な皆様の感想を見てまわって、初日の事で書かれている事も、結構知らない事があるし^^;
どうも、ものすごーーーーく、いっぱいいっぱいだったようです。私が焦ったところで、なんにも意味は無いのに。
今は多くの皆様の、博多座公演についての文章等を読ませていただいてます。
長い長い時間をかけて、まさかのトップ。
オオゾラさんの為に一緒に喜んでおらえる方が、本当に沢山で…その暖かさに泣ける事が多いです。
そして、こんなにも多くの人が喜んでいる、その為に泣いている存在となった、大空祐飛の不屈の精神力に感動します。それがどれほど大変な事か…。
9年前に、あの博多座の舞台で“マーキュリーズのピート”君や“戦士”を演じていた人とは、まるで別人のようで。なんだか不思議な気もします。
あれから宝塚では色々な事があって、オオゾラさんは本当に大きな人に成長されたんだなぁと実感した、博多座初日。
でも、実は私、ほとんど泣いてません(^^ゞ
特にショーでは。開演アナウンスと、フィナーレで男役のトライアングルの頂点にオオゾラさんがピシっとハマった時と、最後の大きな羽には。
「ここは、泣くところだろ」と思ったので、少しじわっときたけど。
なんだか、へら~っと力の抜けた笑いが止まらなくて。自分でも不気味な、へらへら半笑いみたいな状態で見ておりました。
場面が変わって、大空さんが真ん中に立つのを見るたびに、えへら~っと(^^)
月組「アパショナード」は、あさこさん仕様のショーなので、トップさんが沢山の娘役さんと少しずつ絡んで踊る場面が多いんですよね。
トップ娘役不在の為もありますが、あさこさんは以前からそういう場面多い気がする。月組では、マミさんが三番手時代からお姉さま方を侍らせて、セクシーに踊る場面が多かった印象。
で、オオゾラさんは、あんまり無かったような気がするんですよ。お姉さまと踊る事は多かったですけど、次から次へ…というのは。というわけで、オオゾラさんが数人の娘役さんと次々に踊る場面が新鮮で、非常に楽しんできました。
中詰めで大きな大きなお花ちゃん達と踊るのも、素敵。みんな可愛いし、ともかく楽しそう(^^)
ご本人達にしても、新鮮で面白いのだろうなーーーっという雰囲気が伝わってきて、ともかく血が騒ぎました。
そして、白く輝くお衣装の、すみ花ちゃんの登場。
待っていた、恋しい人との邂逅。
オープニングから、すみ花ちゃんとちゃんと踊る場面は無かったんですね。
そして、やっと、二人は出会う。…という、場面になっていたのが嬉しかったなあ。
待っていたんです、ずっと。
相手役がすみ花ちゃんだと発表された時から、二人が踊る姿を。
私は娘役さんを見るのがダイスキ!で、オオゾラさんが花組に行って、可愛い子ちゃん揃いの花組で大変に幸せな想いをしました。中でもすみ花ちゃんが一番のお気に入りさんで…相手役さんに決まって本当に、本当に嬉しくて。
最初に二人が出会った、という場面から始まったのに、セクシーでパワフルなデュエット。
色々な意味で、ドキドキして見ていました。でも、ここで改めてなんてお似合いの二人だろう…と、また感動。
オオゾラさんと向き合う時、腕の中に納まる時、すみ花ちゃんに、安心した甘えた風情が漂うのが嬉しいです。また、オオゾラさんも、優しい目ですみ花ちゃんを見るんだ。
この後は、新場面「熱望(デセオ)」戦場の兵士が夢見る、故郷の恋人との踊り。
そして、フィナーレのデュエットダンス…と、次々に色の違う場面を二人で踊って下さいます。
初日、フィナーレのデュエットが終わって、お二人で並んで拍手を受ける場面。
オオゾラさんが「責任は俺が取る」というお顔をしていたような気がしました。
単に、私が感じただけですけど。実は、その瞬間のお顔だけをはっきりと覚えていて、他の事が夢の中の事のようなのです。
ファンながら、オオゾラさんの初日の弱さにはちょっと悲しくなる程でしたが^^;
…もはや、まるで別物の舞台になっているそうですし。
私が次回に行く頃には、更に変わっている事でしょうね。
次に行くのはお盆休み。本当に楽しみです。
愛する月組を、霧矢さんが継いで、守っていって下さると思うと、とても嬉しいです。
この数年で、飛躍的にお芝居に深みが出てきたと感じられるこの時、待望のニュースでした。良かった、良かった(^^)
今、博多座でお披露目公演を見たばかりのこの時。
ずっと一緒に舞台を作ってきた霧矢さんにも、もうすぐこのお披露目の感動の時が訪れるのだと思うと、嬉しくてなりません。
ああ、相手役さんや中日のお披露目の作品はどうなるのか。楽しみです。
さてさて、その一足お先のお披露目公演。
初日から、もう一週間。
なんだか、やはり夢だったのではないか…という気分になっています。
CSのニュース映像やら、色々な方々の報告を読ませていただき、勿論現実の事は感じているのですが。あの暑い博多の地で、オオゾラさんをはじめ宙組の皆さんが汗を流して熱い舞台を繰り広げているのは、理解してますけどね。
私が、あの日、あの時、あの場所にいたのが、夢みたい…。
初日の「大江山花伝」の事を書いてから、ショーについても書きとめておこうかと思ったのですが。
…思い出せない!!
朝ははっきり覚えていた夢を、次第に忘れていくように。
色々な皆様の感想を見てまわって、初日の事で書かれている事も、結構知らない事があるし^^;
どうも、ものすごーーーーく、いっぱいいっぱいだったようです。私が焦ったところで、なんにも意味は無いのに。
今は多くの皆様の、博多座公演についての文章等を読ませていただいてます。
長い長い時間をかけて、まさかのトップ。
オオゾラさんの為に一緒に喜んでおらえる方が、本当に沢山で…その暖かさに泣ける事が多いです。
そして、こんなにも多くの人が喜んでいる、その為に泣いている存在となった、大空祐飛の不屈の精神力に感動します。それがどれほど大変な事か…。
9年前に、あの博多座の舞台で“マーキュリーズのピート”君や“戦士”を演じていた人とは、まるで別人のようで。なんだか不思議な気もします。
あれから宝塚では色々な事があって、オオゾラさんは本当に大きな人に成長されたんだなぁと実感した、博多座初日。
でも、実は私、ほとんど泣いてません(^^ゞ
特にショーでは。開演アナウンスと、フィナーレで男役のトライアングルの頂点にオオゾラさんがピシっとハマった時と、最後の大きな羽には。
「ここは、泣くところだろ」と思ったので、少しじわっときたけど。
なんだか、へら~っと力の抜けた笑いが止まらなくて。自分でも不気味な、へらへら半笑いみたいな状態で見ておりました。
場面が変わって、大空さんが真ん中に立つのを見るたびに、えへら~っと(^^)
月組「アパショナード」は、あさこさん仕様のショーなので、トップさんが沢山の娘役さんと少しずつ絡んで踊る場面が多いんですよね。
トップ娘役不在の為もありますが、あさこさんは以前からそういう場面多い気がする。月組では、マミさんが三番手時代からお姉さま方を侍らせて、セクシーに踊る場面が多かった印象。
で、オオゾラさんは、あんまり無かったような気がするんですよ。お姉さまと踊る事は多かったですけど、次から次へ…というのは。というわけで、オオゾラさんが数人の娘役さんと次々に踊る場面が新鮮で、非常に楽しんできました。
中詰めで大きな大きなお花ちゃん達と踊るのも、素敵。みんな可愛いし、ともかく楽しそう(^^)
ご本人達にしても、新鮮で面白いのだろうなーーーっという雰囲気が伝わってきて、ともかく血が騒ぎました。
そして、白く輝くお衣装の、すみ花ちゃんの登場。
待っていた、恋しい人との邂逅。
オープニングから、すみ花ちゃんとちゃんと踊る場面は無かったんですね。
そして、やっと、二人は出会う。…という、場面になっていたのが嬉しかったなあ。
待っていたんです、ずっと。
相手役がすみ花ちゃんだと発表された時から、二人が踊る姿を。
私は娘役さんを見るのがダイスキ!で、オオゾラさんが花組に行って、可愛い子ちゃん揃いの花組で大変に幸せな想いをしました。中でもすみ花ちゃんが一番のお気に入りさんで…相手役さんに決まって本当に、本当に嬉しくて。
最初に二人が出会った、という場面から始まったのに、セクシーでパワフルなデュエット。
色々な意味で、ドキドキして見ていました。でも、ここで改めてなんてお似合いの二人だろう…と、また感動。
オオゾラさんと向き合う時、腕の中に納まる時、すみ花ちゃんに、安心した甘えた風情が漂うのが嬉しいです。また、オオゾラさんも、優しい目ですみ花ちゃんを見るんだ。
この後は、新場面「熱望(デセオ)」戦場の兵士が夢見る、故郷の恋人との踊り。
そして、フィナーレのデュエットダンス…と、次々に色の違う場面を二人で踊って下さいます。
初日、フィナーレのデュエットが終わって、お二人で並んで拍手を受ける場面。
オオゾラさんが「責任は俺が取る」というお顔をしていたような気がしました。
単に、私が感じただけですけど。実は、その瞬間のお顔だけをはっきりと覚えていて、他の事が夢の中の事のようなのです。
ファンながら、オオゾラさんの初日の弱さにはちょっと悲しくなる程でしたが^^;
…もはや、まるで別物の舞台になっているそうですし。
私が次回に行く頃には、更に変わっている事でしょうね。
次に行くのはお盆休み。本当に楽しみです。
博多に、行って帰ってきました。
記念すべき、今日の一日。
行って、良かった。本当に、幸せな一日でした。
「大江山花伝」は、やはり美しい作品でした。
原作漫画は大好きで、初演は知らない状態から見て…「おお、こういう舞台化なのか!」と、驚く場面も有り。ちょっとごちゃごちゃしていて、原作を読んでない人は分かるのかな?と、思う所も有り。やっぱり、中村演出はちょっと、アレなんじゃ?…と、最初はちょっと不安になりつつ見ていたのですが。
次第に、物語に引き込まれていきました。
茨木の、人と鬼の間の存在としての苦悩が、緻密に書き込まれていて。
オオゾラさん、茨木の心の動きを丁寧に見せていく所はさすが。
すみ花ちゃんの藤子が、また良くて!
健気でいじらしく、でも芯の強い藤子はぴったりの役だろうとは思っていましたが、予想以上。あの、声が良いんですよね(^^)
そしてやっぱり、お似合いの二人。本当に芝居の息が合っていて、二人で組んで芝居をするのは二作目とは思えないかも。
渡辺綱のみっちゃんは、やはり安定感があって、安心して見れました。
歌はさすがに素晴らしいし、踊りもきっちり決まってました。茨木と綱の関係も、なんとなーくラスパのスコットとアーネストを思い出して、しみじみ。
久々のまじりっけの無い二枚目さんで、やっぱりみっちゃんはこういう役のほうが似合いますね♪
十輝さんの酒天童子は、やはり迫力がありました。踊りがすごく決まってるなーと思ったら、日舞の名取さんなのですね。(ハンディおとめ、参照^^)
この役で、ちゃんと踊りができるというのは、存在感の大きさとして大変な力になっていたと思います。…背が高いからでは、なく^^;
茨木に対して、父親としての愛情を示す場面、キツイ言葉のなかに優しさがでていて「ほぉ!」と思いました。
アリスちゃんの胡蝶役も、本当に良かった!
登場の時から美しい~~と、目を奪われました。粋で情のある、イイ女。
低い声をきっちり作って、鬼たちの中での姐御的な役目の部分と、茨木に対する恋する女の部分を魅力的に見せてすごく印象に残りました。
儲け役を、ちゃんとモノにしていましたね。ついこの間まで「可愛いお嬢さん」の役を見ていたのでギャップが大きかったけど、こういう大人の女性のほうが似合うのかも。
後は、坂田公時の大ちゃんが印象的な役でした。若手男役らしい、魅力的な役。さわやかさんですね~。
鬼チーム、侍チーム、女達と、それぞれの場面が結構たくさんあって、出演者まんべん無く見れるのも良いです。そのぶん大変だとは思いますが、そして皆さん、お化粧がなかなか大変な事になってましたが^^;
全体に、まだ硬くて手探りの初日でした。これからどんどんこなれて、打ち溶け合っていくのが本当に楽しみです。
ショーは…えーと、オオゾラさんが、いつも真ん中にいらっしゃって、いつもライトを浴びていました。
馴染みがなくて、各場面ごとに驚いたりして(^^ゞ
嬉しくて、へらーーーっと笑いながら見ていました。
ただただもう、幸せでした。
次に行くのが楽しみです。
記念すべき、今日の一日。
行って、良かった。本当に、幸せな一日でした。
「大江山花伝」は、やはり美しい作品でした。
原作漫画は大好きで、初演は知らない状態から見て…「おお、こういう舞台化なのか!」と、驚く場面も有り。ちょっとごちゃごちゃしていて、原作を読んでない人は分かるのかな?と、思う所も有り。やっぱり、中村演出はちょっと、アレなんじゃ?…と、最初はちょっと不安になりつつ見ていたのですが。
次第に、物語に引き込まれていきました。
茨木の、人と鬼の間の存在としての苦悩が、緻密に書き込まれていて。
オオゾラさん、茨木の心の動きを丁寧に見せていく所はさすが。
すみ花ちゃんの藤子が、また良くて!
健気でいじらしく、でも芯の強い藤子はぴったりの役だろうとは思っていましたが、予想以上。あの、声が良いんですよね(^^)
そしてやっぱり、お似合いの二人。本当に芝居の息が合っていて、二人で組んで芝居をするのは二作目とは思えないかも。
渡辺綱のみっちゃんは、やはり安定感があって、安心して見れました。
歌はさすがに素晴らしいし、踊りもきっちり決まってました。茨木と綱の関係も、なんとなーくラスパのスコットとアーネストを思い出して、しみじみ。
久々のまじりっけの無い二枚目さんで、やっぱりみっちゃんはこういう役のほうが似合いますね♪
十輝さんの酒天童子は、やはり迫力がありました。踊りがすごく決まってるなーと思ったら、日舞の名取さんなのですね。(ハンディおとめ、参照^^)
この役で、ちゃんと踊りができるというのは、存在感の大きさとして大変な力になっていたと思います。…背が高いからでは、なく^^;
茨木に対して、父親としての愛情を示す場面、キツイ言葉のなかに優しさがでていて「ほぉ!」と思いました。
アリスちゃんの胡蝶役も、本当に良かった!
登場の時から美しい~~と、目を奪われました。粋で情のある、イイ女。
低い声をきっちり作って、鬼たちの中での姐御的な役目の部分と、茨木に対する恋する女の部分を魅力的に見せてすごく印象に残りました。
儲け役を、ちゃんとモノにしていましたね。ついこの間まで「可愛いお嬢さん」の役を見ていたのでギャップが大きかったけど、こういう大人の女性のほうが似合うのかも。
後は、坂田公時の大ちゃんが印象的な役でした。若手男役らしい、魅力的な役。さわやかさんですね~。
鬼チーム、侍チーム、女達と、それぞれの場面が結構たくさんあって、出演者まんべん無く見れるのも良いです。そのぶん大変だとは思いますが、そして皆さん、お化粧がなかなか大変な事になってましたが^^;
全体に、まだ硬くて手探りの初日でした。これからどんどんこなれて、打ち溶け合っていくのが本当に楽しみです。
ショーは…えーと、オオゾラさんが、いつも真ん中にいらっしゃって、いつもライトを浴びていました。
馴染みがなくて、各場面ごとに驚いたりして(^^ゞ
嬉しくて、へらーーーっと笑いながら見ていました。
ただただもう、幸せでした。
次に行くのが楽しみです。
8月になりました。
まったく早いものです。
まだまだ先の事のように思っていた博多座初日まで、あと1日。もう、明日ですよ…。
うわーーーー。どうしよう。どうしよう。どうしましょう?
いや、どうする事もないのですが(^^ゞ
なんだかおろおろするばかり。うろうろぐるぐる歩き回りたいくらい、動揺しております。
初日には、日帰りで行く予定です。日帰りなので、特に旅行の準備など必要ない…と思うのだけど。えーと、早起きさえできればいい、筈。ってか、ちゃんと眠れよ?というくらいで。
むしろ旅行の荷造りとかする必要があれば、気が紛れたのになぁ。もう遅いけど。
もうすぐ、2009年8月3日。
オオゾラユウヒ、トップ就任、初日です。
大空祐飛&野々すみ花 トップコンビお披露目公演、初日ですよ。
ああ。こんな日が、現実になろうとは。
発表された時にも動揺しましたが、まだまだ先の事で、実感はなかったんですが。
いまでも、やっぱり実感は無いのですが…。
時が、迫ってきました。
CSでお稽古場映像が流れたり、オオゾラさんグッズのデザインが発表されたり。
スカイステージや、キャトルレーヴのサイトで、各トップさんのメニューバーの中にオオゾラさんのお名前が並んでいたり。
夢じゃ、ないんだよなぁ。うーん。
でも、お稽古映像で、茨城童子を演じるオオゾラさんの姿を見て、ちょっと安心したんですけどね。
当たり前ですが、オオゾラさんのお芝居に対するスタンスが変わってなくて。…迫力は増しているけど。
オオゾラさんの芝居を、久しぶりに見たというだけで、安心したのでした。
時が過ぎるのは本当に早いもので、お誕生日以来の更新。
…あれから、色々な事がありました。
何か公演の感想でも…と思った所で、悲しい退団発表があったりとか。
当時の書きかけの感想を、まとめてみます。
一応、いまのうちに記録をしておくとして。その後に観劇したのは
・宙組 「薔薇に降る雨」
・宙組 「薔薇に降る雨」千秋楽中継
・月組 「エリザベート」ー愛と死のロンドー 遼河ルドルフ、明日海ルドルフ
・月組 新人公演「エリザベート」
・月組 宝塚友の会 月組トークスペシャル
・貴城けいオン・ステージ「劇的素敵空間」
宙組公演は二回、そして、千秋楽の中継を合わせて三回見ました。
楽は暖かくて優しくて、とても素敵な千秋楽でした。
しかし…川崎の中継は、画面がブツブツ切れるわ、音が変に響くわ、切れかけの電球状態の苦しさが大きなスクリーンで。
せっかくの千秋楽の渾身の演技が見えなくて、とても悲しかったです。二幕のショーからは、映像も音もクリアだったのホッとしましたけれど。
私は本公演より先に新人公演を見てしまったので、普通に公演を見た時はなんだか不思議に新鮮な気がしました。脚本そのものが、よく見えるような気がして。
主人公のジャスティンは、本役の大和さんと新公の七海さんは、全然違う役のようにイメージが違って面白かったです。
けっこう、ヒドイ男な気はするんですが、それを力技でチャーミングに演じて見せる役だなぁ…と。
イヴェットは、もう、ウメちゃんの魅力を見せきる役だった…という印象。
ウメちゃんは、現代的な娘役というイメージがとても強いのですが、お芝居で宛書される役は「誰かの為に自分を抑える」女性が多いような気がしました。
愛する人の為に自分を押さえながら、誇らかに真っ直ぐに頭を上げて、静かに笑っている。心が強くて、勇気のある…豊か過ぎる程の愛情を持った女性。
蘭寿さんのオーランジュ男爵、正塚氏お約束の「誇り高く、ただ、正しい行いをする」から、主人公を助ける男爵(バロン)。
抑えた演技が素敵でした。蘭寿さんは、なんだか、以前とちょっと印象が変わったような気がしました。具体的に、どこかは、わからないのですが。
落ち着いて地に脚がついた大人の男が、とってもハマって…「良い男役さんになられたなぁ」と、思いました。
全体に、とても勢いやエネルギーを感じる公演でした。公演の後半に、短い期間で続けてみたので、楽に向かってパワーが収束していく様を見た気がしました。
その時は、ただそのパワーに身を任せて見ていたのですが、今、博多座のお稽古映像を見て「あの公演をやった人達と一緒に舞台を作るんだなー」と、思うとドキドキします。今はまだ、やっぱり想像ができないけれど、ともかく、楽しみです。
かしちゃんのコンサートは、誘っていただいて行ったのですが、退団後のかしちゃんをナマで見るのは初めてでした。
まずは、二次大戦中の日本軍の軍服でご登場。覚えている男役の声より、ずっと高い声で話し、歌い。
なんだか不思議な気分でした。
少し男役の雰囲気も残しつつも、あくまで綺麗なおねーさんな”貴城けい”さん。
迫力の歌声は、ずっと高いトーンのままで、髪型もお衣装色々と工夫されて、本当にお美しい。
チャイナドレス、黒のビスチェにミニスカート?ホットパンツ?後ろの方に黒のチュールを重ねたドレスに黒ブーツ、真紅の身体の線にそった優美なロングドレス。
そして、ミニのスパンのワンピース黒に所々赤いキスマーク模様で、長ーい脚をサービスで見せてくださったり。
後半には客席を立たせて一緒に踊ったりと、とっても楽しい時間でした。
客席に紫城るいちゃんがコンサートグッズのピンクのTシャツを着て登場、Tシャツをつまんで見せびらかしてて、可愛かった!!
やっぱり、トップコンビの絆って特別なんだなー、としみじみ。
コンサートは一幕な芝居仕立てで、男装の女スパイ「川島芳子」役、セリフが少し有り。
二幕は色々なジャンルの歌を歌い、ジャンルごとにお着替え、そしてちょっとずつトークあり。
そのトークの中で「8月といえば、お披露目となった博多座公演の事を思い出します」というような言葉があり、しみじみしました。
奇しくも、同じ博多座でもうすぐ初日を迎えるオオゾラさんの事を思い出して。
私達も、きっと今後もずーーーっと、8月といえばこの夏の博多座の事を、思い出す事になるのでしょう。
そして、今、何度も博多座お稽古場映像を見ています。
「とけて儚き、薄紫の…」という歌が、なんとも美しくて印象的。柴田作品の日本語は、本当に美しいですね。
香気ある台詞、今となっては、とても貴重なものです。
オオゾラさんが出演して下さって、嬉しいな(^^)
そんなオオゾラさん、お稽古用のお着物も「藤色」、ショーのお稽古の最後に使っている舞扇も「藤色」。
気合だなぁ。うん、本当に楽しみです!
まったく早いものです。
まだまだ先の事のように思っていた博多座初日まで、あと1日。もう、明日ですよ…。
うわーーーー。どうしよう。どうしよう。どうしましょう?
いや、どうする事もないのですが(^^ゞ
なんだかおろおろするばかり。うろうろぐるぐる歩き回りたいくらい、動揺しております。
初日には、日帰りで行く予定です。日帰りなので、特に旅行の準備など必要ない…と思うのだけど。えーと、早起きさえできればいい、筈。ってか、ちゃんと眠れよ?というくらいで。
むしろ旅行の荷造りとかする必要があれば、気が紛れたのになぁ。もう遅いけど。
もうすぐ、2009年8月3日。
オオゾラユウヒ、トップ就任、初日です。
大空祐飛&野々すみ花 トップコンビお披露目公演、初日ですよ。
ああ。こんな日が、現実になろうとは。
発表された時にも動揺しましたが、まだまだ先の事で、実感はなかったんですが。
いまでも、やっぱり実感は無いのですが…。
時が、迫ってきました。
CSでお稽古場映像が流れたり、オオゾラさんグッズのデザインが発表されたり。
スカイステージや、キャトルレーヴのサイトで、各トップさんのメニューバーの中にオオゾラさんのお名前が並んでいたり。
夢じゃ、ないんだよなぁ。うーん。
でも、お稽古映像で、茨城童子を演じるオオゾラさんの姿を見て、ちょっと安心したんですけどね。
当たり前ですが、オオゾラさんのお芝居に対するスタンスが変わってなくて。…迫力は増しているけど。
オオゾラさんの芝居を、久しぶりに見たというだけで、安心したのでした。
時が過ぎるのは本当に早いもので、お誕生日以来の更新。
…あれから、色々な事がありました。
何か公演の感想でも…と思った所で、悲しい退団発表があったりとか。
当時の書きかけの感想を、まとめてみます。
一応、いまのうちに記録をしておくとして。その後に観劇したのは
・宙組 「薔薇に降る雨」
・宙組 「薔薇に降る雨」千秋楽中継
・月組 「エリザベート」ー愛と死のロンドー 遼河ルドルフ、明日海ルドルフ
・月組 新人公演「エリザベート」
・月組 宝塚友の会 月組トークスペシャル
・貴城けいオン・ステージ「劇的素敵空間」
宙組公演は二回、そして、千秋楽の中継を合わせて三回見ました。
楽は暖かくて優しくて、とても素敵な千秋楽でした。
しかし…川崎の中継は、画面がブツブツ切れるわ、音が変に響くわ、切れかけの電球状態の苦しさが大きなスクリーンで。
せっかくの千秋楽の渾身の演技が見えなくて、とても悲しかったです。二幕のショーからは、映像も音もクリアだったのホッとしましたけれど。
私は本公演より先に新人公演を見てしまったので、普通に公演を見た時はなんだか不思議に新鮮な気がしました。脚本そのものが、よく見えるような気がして。
主人公のジャスティンは、本役の大和さんと新公の七海さんは、全然違う役のようにイメージが違って面白かったです。
けっこう、ヒドイ男な気はするんですが、それを力技でチャーミングに演じて見せる役だなぁ…と。
イヴェットは、もう、ウメちゃんの魅力を見せきる役だった…という印象。
ウメちゃんは、現代的な娘役というイメージがとても強いのですが、お芝居で宛書される役は「誰かの為に自分を抑える」女性が多いような気がしました。
愛する人の為に自分を押さえながら、誇らかに真っ直ぐに頭を上げて、静かに笑っている。心が強くて、勇気のある…豊か過ぎる程の愛情を持った女性。
蘭寿さんのオーランジュ男爵、正塚氏お約束の「誇り高く、ただ、正しい行いをする」から、主人公を助ける男爵(バロン)。
抑えた演技が素敵でした。蘭寿さんは、なんだか、以前とちょっと印象が変わったような気がしました。具体的に、どこかは、わからないのですが。
落ち着いて地に脚がついた大人の男が、とってもハマって…「良い男役さんになられたなぁ」と、思いました。
全体に、とても勢いやエネルギーを感じる公演でした。公演の後半に、短い期間で続けてみたので、楽に向かってパワーが収束していく様を見た気がしました。
その時は、ただそのパワーに身を任せて見ていたのですが、今、博多座のお稽古映像を見て「あの公演をやった人達と一緒に舞台を作るんだなー」と、思うとドキドキします。今はまだ、やっぱり想像ができないけれど、ともかく、楽しみです。
かしちゃんのコンサートは、誘っていただいて行ったのですが、退団後のかしちゃんをナマで見るのは初めてでした。
まずは、二次大戦中の日本軍の軍服でご登場。覚えている男役の声より、ずっと高い声で話し、歌い。
なんだか不思議な気分でした。
少し男役の雰囲気も残しつつも、あくまで綺麗なおねーさんな”貴城けい”さん。
迫力の歌声は、ずっと高いトーンのままで、髪型もお衣装色々と工夫されて、本当にお美しい。
チャイナドレス、黒のビスチェにミニスカート?ホットパンツ?後ろの方に黒のチュールを重ねたドレスに黒ブーツ、真紅の身体の線にそった優美なロングドレス。
そして、ミニのスパンのワンピース黒に所々赤いキスマーク模様で、長ーい脚をサービスで見せてくださったり。
後半には客席を立たせて一緒に踊ったりと、とっても楽しい時間でした。
客席に紫城るいちゃんがコンサートグッズのピンクのTシャツを着て登場、Tシャツをつまんで見せびらかしてて、可愛かった!!
やっぱり、トップコンビの絆って特別なんだなー、としみじみ。
コンサートは一幕な芝居仕立てで、男装の女スパイ「川島芳子」役、セリフが少し有り。
二幕は色々なジャンルの歌を歌い、ジャンルごとにお着替え、そしてちょっとずつトークあり。
そのトークの中で「8月といえば、お披露目となった博多座公演の事を思い出します」というような言葉があり、しみじみしました。
奇しくも、同じ博多座でもうすぐ初日を迎えるオオゾラさんの事を思い出して。
私達も、きっと今後もずーーーっと、8月といえばこの夏の博多座の事を、思い出す事になるのでしょう。
そして、今、何度も博多座お稽古場映像を見ています。
「とけて儚き、薄紫の…」という歌が、なんとも美しくて印象的。柴田作品の日本語は、本当に美しいですね。
香気ある台詞、今となっては、とても貴重なものです。
オオゾラさんが出演して下さって、嬉しいな(^^)
そんなオオゾラさん、お稽古用のお着物も「藤色」、ショーのお稽古の最後に使っている舞扇も「藤色」。
気合だなぁ。うん、本当に楽しみです!
お誕生日、おめでとうございます
2009年6月22日 日常ちょっと遅いですが、日付が変わる前に^^;
「お誕生日、おめでとうございます!」
記念すべき”特別な時”になるであろう、この年。
どうぞ楽しく充実した、良い年になりますように。遠い土地から、ひっそり祈っております。
今日は仕事帰りにケーキを買ってきて、一人でこっそりお祝いしてみました。
6月22日を特別な日として、こうしてひっそりお祝いするようになったのは1998年「WEST SIDE STORY」の公演中からでした。
思えば遠くへきたものだ…と、しみじみ、美味しいケーキを味わいました。
一年前の日記を見てみると、
「一年前にには、この、ユウヒさんの今の状況はまったく予想できないものでした。…怒涛のような一年でした。
オオゾラさん、本当によく頑張った一年だったと思います。
いや、勿論今までが頑張ってなかったという意味ではなく、人生の転機となった特別な時。でも、今の状況は十分に頑張った甲斐があったといえる、充実したものではないかと思います。」
なんて、書いてあります。
勿論、この時にも、ユウヒさんの今の状況はまったく予想できないものでした。
そして、昨年のこの日に祈った事を上回る、幸せな、幸せな、楽しい一年でした。
短かった花組での生活の中、どの役も魅力的な人物として作り上げ、見せて下さって。花組の皆さんとも、良い関係を築かれて。…いや、勿論、実際の所はわかりませんが(^^ゞ
でも全ツの千秋楽の挨拶での「花組、最高!」という言葉に、深い深い愛と感謝を感じたから、やはりそうだと思います。
祐飛さんが頑張ってきた事の積み重ねが、大きく花開いた今。
人に対しても、舞台に対しても、誠実に真っ直ぐに向き合ってきた成果なんだろうな…と思います。
この特別な日に。
これからも沢山の愛と幸せに恵まれますよう、遠くから祈ります。
HAPPY BIRTHDAY!
「お誕生日、おめでとうございます!」
記念すべき”特別な時”になるであろう、この年。
どうぞ楽しく充実した、良い年になりますように。遠い土地から、ひっそり祈っております。
今日は仕事帰りにケーキを買ってきて、一人でこっそりお祝いしてみました。
6月22日を特別な日として、こうしてひっそりお祝いするようになったのは1998年「WEST SIDE STORY」の公演中からでした。
思えば遠くへきたものだ…と、しみじみ、美味しいケーキを味わいました。
一年前の日記を見てみると、
「一年前にには、この、ユウヒさんの今の状況はまったく予想できないものでした。…怒涛のような一年でした。
オオゾラさん、本当によく頑張った一年だったと思います。
いや、勿論今までが頑張ってなかったという意味ではなく、人生の転機となった特別な時。でも、今の状況は十分に頑張った甲斐があったといえる、充実したものではないかと思います。」
なんて、書いてあります。
勿論、この時にも、ユウヒさんの今の状況はまったく予想できないものでした。
そして、昨年のこの日に祈った事を上回る、幸せな、幸せな、楽しい一年でした。
短かった花組での生活の中、どの役も魅力的な人物として作り上げ、見せて下さって。花組の皆さんとも、良い関係を築かれて。…いや、勿論、実際の所はわかりませんが(^^ゞ
でも全ツの千秋楽の挨拶での「花組、最高!」という言葉に、深い深い愛と感謝を感じたから、やはりそうだと思います。
祐飛さんが頑張ってきた事の積み重ねが、大きく花開いた今。
人に対しても、舞台に対しても、誠実に真っ直ぐに向き合ってきた成果なんだろうな…と思います。
この特別な日に。
これからも沢山の愛と幸せに恵まれますよう、遠くから祈ります。
HAPPY BIRTHDAY!
このところ更新をサボり過ぎて、何を書けばいいのかわからない状態です。
書きかけで頓挫してしまった下書きがいくつかありますが、もはや今更…というシロモノ。何を書くつもりだったのか思い出せないモノもあったりします。
えーと、それなりに観劇はしています。
最後に書いた花組「大王四神記」以降は
・月組「SAUDADE」
・星組「My Dear New Orleans」「ア ビアント」本公演と新人公演
・花組「哀しみのコルドバ」「Red Hot Sea II」市川・横須賀・武蔵野・相模大野
・花組「オグリ!」
・新国立劇場「夏の夜の夢」
・「百年への道」中継
・宙組 新人公演「薔薇に降る雨」
全ツ相模大野とオグリ以外は、各1回。宙組さんは、ボーっとしてたらチケットが手に入らなくて、まだ本公演は見ていません。
1ヶ月公演になると、やはり、慌しいです。都合の良い日のチケットが入手できなかったりで、今後は新公前に本公演を見れない事も、またあるかも…。
それぞれに面白くて、色々思う事もあり。感想も書きかけてはいるんですけどね…。長文になると集中力が続かなくなり、ほっぽりだしてしまう癖がついてしまいまして(^^ゞ
ともかく、最近の記憶だけでもちょっと記録しておきます。
「百年への道」中継。
一番印象的だったのが、真っ赤なお衣装で歌うオオゾラさん^^;
すっきりとした白いお衣装のゆみこちゃん、きりりとした黒燕尾の霧矢さんの次に。
突然の、真っ赤なビラビラのオオゾラさんの登場に、かーなーり、びっくりしました。私だけでなく、会場に小さなザワメキが起こった気がします。
お歌は「赤いけしの花」…こういう古い美しいメロディーは大好きなんですが、単純な曲だけに難しいですよね。
ゆったりとしたテンポの曲は歌いにくいし、ニュアンスというか”味”で、行間を埋めていかなければならない。
オオゾラさんはとにかく丁寧に歌おうとしている姿勢が伝わってきましたが、歌い終わった時にはホッとしました。
しかし!まだちょうど銀橋の真ん中じゃないですか?え、これから続くの??
音楽は間奏という感じで流れ続け、オオゾラさんは曖昧な笑顔で歩きだし。
「ど、どこまで、無言なの?」と、頭の中に?が飛ぶ中、ほとんど銀橋を渡った所で最後にワンフレーズ歌って終わり。
暗転した時には、大きなため息。呼吸を止めて見ていたらしいです。
だって、あの大きな舞台にたった一人で立ち、ゆーったりと音楽にあわせて。無言で、何もせずただ銀橋を渡るなんて、本公演のトップさんでもあんまり無い演出ですよね?オオゾラさん、一応二番手経験は、本公演では二作だけなんですが…難しい事させるよなぁ。
中継は一人だけを映してますから、曖昧な表情と、可愛くかつ妖艶な微笑み…という、オオゾラさん独特の雰囲気で違和感は無かったですが。
ナマで舞台を見に行った友人から、「ちゃんと一人で、あの空間を埋めてたよ」と聞いた時は、ちょっと感動しました。まあ、そりゃあ、あの学年でキャリアはありますから、当然と言われればそうなんですが。
あの大劇場中の視線を一身に浴びて、歌うでもなく踊るでもなく、一人黙って客席と対峙しなければならないというのは、やはり大きなプレッシャーだったんじゃないかな…と思ったりして。
なんて、ファンはついつい、色々な事を心配して見てしまうのですが、もう心配なんて必要の無い方なんですよね。
博多座も「カサブランカ」も、ただ楽しみに待っていればいいだなぁ。
心配なのは、自分の事だけだ…。
書きかけで頓挫してしまった下書きがいくつかありますが、もはや今更…というシロモノ。何を書くつもりだったのか思い出せないモノもあったりします。
えーと、それなりに観劇はしています。
最後に書いた花組「大王四神記」以降は
・月組「SAUDADE」
・星組「My Dear New Orleans」「ア ビアント」本公演と新人公演
・花組「哀しみのコルドバ」「Red Hot Sea II」市川・横須賀・武蔵野・相模大野
・花組「オグリ!」
・新国立劇場「夏の夜の夢」
・「百年への道」中継
・宙組 新人公演「薔薇に降る雨」
全ツ相模大野とオグリ以外は、各1回。宙組さんは、ボーっとしてたらチケットが手に入らなくて、まだ本公演は見ていません。
1ヶ月公演になると、やはり、慌しいです。都合の良い日のチケットが入手できなかったりで、今後は新公前に本公演を見れない事も、またあるかも…。
それぞれに面白くて、色々思う事もあり。感想も書きかけてはいるんですけどね…。長文になると集中力が続かなくなり、ほっぽりだしてしまう癖がついてしまいまして(^^ゞ
ともかく、最近の記憶だけでもちょっと記録しておきます。
「百年への道」中継。
一番印象的だったのが、真っ赤なお衣装で歌うオオゾラさん^^;
すっきりとした白いお衣装のゆみこちゃん、きりりとした黒燕尾の霧矢さんの次に。
突然の、真っ赤なビラビラのオオゾラさんの登場に、かーなーり、びっくりしました。私だけでなく、会場に小さなザワメキが起こった気がします。
お歌は「赤いけしの花」…こういう古い美しいメロディーは大好きなんですが、単純な曲だけに難しいですよね。
ゆったりとしたテンポの曲は歌いにくいし、ニュアンスというか”味”で、行間を埋めていかなければならない。
オオゾラさんはとにかく丁寧に歌おうとしている姿勢が伝わってきましたが、歌い終わった時にはホッとしました。
しかし!まだちょうど銀橋の真ん中じゃないですか?え、これから続くの??
音楽は間奏という感じで流れ続け、オオゾラさんは曖昧な笑顔で歩きだし。
「ど、どこまで、無言なの?」と、頭の中に?が飛ぶ中、ほとんど銀橋を渡った所で最後にワンフレーズ歌って終わり。
暗転した時には、大きなため息。呼吸を止めて見ていたらしいです。
だって、あの大きな舞台にたった一人で立ち、ゆーったりと音楽にあわせて。無言で、何もせずただ銀橋を渡るなんて、本公演のトップさんでもあんまり無い演出ですよね?オオゾラさん、一応二番手経験は、本公演では二作だけなんですが…難しい事させるよなぁ。
中継は一人だけを映してますから、曖昧な表情と、可愛くかつ妖艶な微笑み…という、オオゾラさん独特の雰囲気で違和感は無かったですが。
ナマで舞台を見に行った友人から、「ちゃんと一人で、あの空間を埋めてたよ」と聞いた時は、ちょっと感動しました。まあ、そりゃあ、あの学年でキャリアはありますから、当然と言われればそうなんですが。
あの大劇場中の視線を一身に浴びて、歌うでもなく踊るでもなく、一人黙って客席と対峙しなければならないというのは、やはり大きなプレッシャーだったんじゃないかな…と思ったりして。
なんて、ファンはついつい、色々な事を心配して見てしまうのですが、もう心配なんて必要の無い方なんですよね。
博多座も「カサブランカ」も、ただ楽しみに待っていればいいだなぁ。
心配なのは、自分の事だけだ…。
とうとう、あとわずかで「宝塚歌劇団 花組 大空祐飛」さんとしての時間が終わってしまいます。
前回の組替から、1年半くらい。
最初の不安だった出発が嘘のように、楽しくて幸せな時間でした。
月組のオオゾラさんではなくなってからの、自分の力を信じて立っている風情がとても好きでした。
オオゾラさんの舞台での充実ぶりが、ファンに力を与えてくれて。この人を信じてついてきて良かった…と何度も思わされました。
そして、何よりも、不思議なポジションで組替だったオオゾラさんを暖かく迎えて下さった花組の皆さんに感謝・感謝…でした。
花組の皆さんのパワーに影響されて、新しく生まれ変わった「花組の大空祐飛」さん。更に大好きになりました。
もちろん、花組の皆さんが舞台から下さった感動にも、感謝!
本当に、暖かい、幸せな時間でした。
これからも、花組ファンでなくなるわけでは、ありません。
ずっと、見ていきますね(^^)
本当に、ありがとうございました!
前回の組替から、1年半くらい。
最初の不安だった出発が嘘のように、楽しくて幸せな時間でした。
月組のオオゾラさんではなくなってからの、自分の力を信じて立っている風情がとても好きでした。
オオゾラさんの舞台での充実ぶりが、ファンに力を与えてくれて。この人を信じてついてきて良かった…と何度も思わされました。
そして、何よりも、不思議なポジションで組替だったオオゾラさんを暖かく迎えて下さった花組の皆さんに感謝・感謝…でした。
花組の皆さんのパワーに影響されて、新しく生まれ変わった「花組の大空祐飛」さん。更に大好きになりました。
もちろん、花組の皆さんが舞台から下さった感動にも、感謝!
本当に、暖かい、幸せな時間でした。
これからも、花組ファンでなくなるわけでは、ありません。
ずっと、見ていきますね(^^)
本当に、ありがとうございました!
ご無沙汰しております。久しぶりに文を書いています。
前回書いたのは、まだ花組公演中。色々な事を感じ、考える事の多かった期間で、頭がパンク状態でした。
花組公演が終わっても、しばらくは落ち着かず…言葉が纏まらず。
久しぶりに仕事も忙しくなったりで、気が付けば、二ヶ月近く。
…なんと、花組地方公演も遠い地域に行ってしまいました。
東宝では星組公演が終わり、雪組公演。
一ヶ月公演になったのだから、当たり前といえば、そうなんですが。
カタツムリのような私の脳みそでは、付いていく事ができません。
世の中のスピードが、何もかも早くなり過ぎだよ(泣)
星組公演は一回だけ見る事ができました。もう一回くらい、見たかったなぁ。
そして、神様のお恵み(?)のようにチケットを譲っていただき、新人公演も見させていただきました。
ただ、このチケット難の公演、日を選ぶ事ができず、新公を先に見て数日後に本公演を見る事に。
本公演を後から見たのは初めて。中々、新鮮な体験でした。
雪組さんは、まだ見ていません。
花組全ツは、市川・横須賀・武蔵野を一回ずつ。あとは、相模大野の予定。
それぞれ、色々な感想があるのだけれど。
…ま、いつか、そのうちに(^^ゞ
前回書いたのは、まだ花組公演中。色々な事を感じ、考える事の多かった期間で、頭がパンク状態でした。
花組公演が終わっても、しばらくは落ち着かず…言葉が纏まらず。
久しぶりに仕事も忙しくなったりで、気が付けば、二ヶ月近く。
…なんと、花組地方公演も遠い地域に行ってしまいました。
東宝では星組公演が終わり、雪組公演。
一ヶ月公演になったのだから、当たり前といえば、そうなんですが。
カタツムリのような私の脳みそでは、付いていく事ができません。
世の中のスピードが、何もかも早くなり過ぎだよ(泣)
星組公演は一回だけ見る事ができました。もう一回くらい、見たかったなぁ。
そして、神様のお恵み(?)のようにチケットを譲っていただき、新人公演も見させていただきました。
ただ、このチケット難の公演、日を選ぶ事ができず、新公を先に見て数日後に本公演を見る事に。
本公演を後から見たのは初めて。中々、新鮮な体験でした。
雪組さんは、まだ見ていません。
花組全ツは、市川・横須賀・武蔵野を一回ずつ。あとは、相模大野の予定。
それぞれ、色々な感想があるのだけれど。
…ま、いつか、そのうちに(^^ゞ
ほんとの感想ー「太王四神記」ー
2009年3月17日 花組 コメント (2)大劇場で、最初に見た時に思った事。
最近、ひと巡りして、また同じ疑問を感じます。
・でっかい「四神」マーク、どうぶつさん達はみんな、つぶらなヒトミ。みんな、かわいいなぁ。
・プルキル様は、2,000年間も夢を追いかけ続けるなんて、すごいなぁ。なんて素晴らしい、持久力。
・しかし、カジン様は可哀想な人だよね。
・子供を投げ捨てるカジン様は、赤ん坊を片手で軽々と持ち上げ、投げ捨てる力持ち。さすが女王様♪
・黒朱雀に変化するセオは、子供を失った悲しみも大きいだろうけど、ファヌン様が助けてくれなかったショックも大きかったと思うなぁ。
・夫と思っていたのは、ただの神様だった…みたいな。
・神様は結局、彼女の心を理解できない…と、彼女は思ったのでは。
・そして、ファヌン様が呼び出した「神の力」は、ただ一人の人間の女の嘆きパワーの前に、さっぱり役立たず。…弱っ。
・結局、人間界を焼き尽くした全ての原因は、ファヌン様の行動にあるのでは?
・チュシンの星が光った!!この時期の「世界中」は、朝鮮半島のわりと狭い範囲なんだね。
・世界中に散らばった筈の神器の光を見つけた!!それからすぐに、世界中に兵士を派遣できる、火天会の機動力は素晴らしい。
・別に神器なんか無くても、そのまま世界中を征服しちゃえばよくない?
・でも、各国の王家を滅ぼしても、征服状態を維持する気は無いらしい。
・…じゃ、神器も世界も、いらなくね?
・世界中の神器の守り主達は、とっても頑張り屋さん。結局プルキル様の手に入ったのは一つだけ。
・プルキル様は何故、コムルの民の神器は襲わなかったのだろう?…弱そうなのに。
・子供のタムドクが、「ともだちに、なる♪」と歌う時、あまりの愛らしさに、胸がきゅーっと痛くなる…気分(^^ゞ
・「あれが、家庭教師とご学友か?」って、コ将軍というのは、あんまり有名じゃない人なのかなぁ?
・「びゃっこ」で変換したら、「白狐」しか出てこなかった。日本ではキツネのほうが、メジャーなのかな。
・まあ、プルキル様より「白面のお方」のほうが、強そうだしね。
・いや。白虎の神器はマッカツにあったけど、つい最近、パソン姐さんが持って、すぐ近くに移動して来てるんですよ。
・プルキル様、情報の更新が遅過ぎです。おかげで、無駄な遠征しちゃったじゃないですか。「更新」ボタンを押してみましょう。
・ホゲ様、武道会に勝ち抜くのと、王になるのは全く別の次元の話なので。
どんな手を使って勝ち抜いてみても、無駄だと思う…。
・負けても、チョ・ジュドみたいに、咄嗟に上手い言い訳が言えるようになってたほうが、効果があると思うよ?ズルした事をバラされるくらいだったら。
ふう。また、そのうち続くかもしれません。
最近、ひと巡りして、また同じ疑問を感じます。
・でっかい「四神」マーク、どうぶつさん達はみんな、つぶらなヒトミ。みんな、かわいいなぁ。
・プルキル様は、2,000年間も夢を追いかけ続けるなんて、すごいなぁ。なんて素晴らしい、持久力。
・しかし、カジン様は可哀想な人だよね。
・子供を投げ捨てるカジン様は、赤ん坊を片手で軽々と持ち上げ、投げ捨てる力持ち。さすが女王様♪
・黒朱雀に変化するセオは、子供を失った悲しみも大きいだろうけど、ファヌン様が助けてくれなかったショックも大きかったと思うなぁ。
・夫と思っていたのは、ただの神様だった…みたいな。
・神様は結局、彼女の心を理解できない…と、彼女は思ったのでは。
・そして、ファヌン様が呼び出した「神の力」は、ただ一人の人間の女の嘆きパワーの前に、さっぱり役立たず。…弱っ。
・結局、人間界を焼き尽くした全ての原因は、ファヌン様の行動にあるのでは?
・チュシンの星が光った!!この時期の「世界中」は、朝鮮半島のわりと狭い範囲なんだね。
・世界中に散らばった筈の神器の光を見つけた!!それからすぐに、世界中に兵士を派遣できる、火天会の機動力は素晴らしい。
・別に神器なんか無くても、そのまま世界中を征服しちゃえばよくない?
・でも、各国の王家を滅ぼしても、征服状態を維持する気は無いらしい。
・…じゃ、神器も世界も、いらなくね?
・世界中の神器の守り主達は、とっても頑張り屋さん。結局プルキル様の手に入ったのは一つだけ。
・プルキル様は何故、コムルの民の神器は襲わなかったのだろう?…弱そうなのに。
・子供のタムドクが、「ともだちに、なる♪」と歌う時、あまりの愛らしさに、胸がきゅーっと痛くなる…気分(^^ゞ
・「あれが、家庭教師とご学友か?」って、コ将軍というのは、あんまり有名じゃない人なのかなぁ?
・「びゃっこ」で変換したら、「白狐」しか出てこなかった。日本ではキツネのほうが、メジャーなのかな。
・まあ、プルキル様より「白面のお方」のほうが、強そうだしね。
・いや。白虎の神器はマッカツにあったけど、つい最近、パソン姐さんが持って、すぐ近くに移動して来てるんですよ。
・プルキル様、情報の更新が遅過ぎです。おかげで、無駄な遠征しちゃったじゃないですか。「更新」ボタンを押してみましょう。
・ホゲ様、武道会に勝ち抜くのと、王になるのは全く別の次元の話なので。
どんな手を使って勝ち抜いてみても、無駄だと思う…。
・負けても、チョ・ジュドみたいに、咄嗟に上手い言い訳が言えるようになってたほうが、効果があると思うよ?ズルした事をバラされるくらいだったら。
ふう。また、そのうち続くかもしれません。
ヤン王様の悲しみー太王四神記ー
2009年3月16日 花組寒い日が続いていますね。昼間は晴れて暖かくても、夜は寒い。
昼はお仕事していますから、どんなに良お天気でもあんまり分からないしなぁ。
通勤途中の住宅街の庭木は、梅の花もすっかり散って、沈丁花の香りが漂ってきます。春は近づいてきているらしいですが…。
私は寒がりで、寒い冬が大嫌い。
寒いと何をするのも億劫で、動くのも嫌になります。
なんだか、生きていくのも面倒な日々。ブログの更新も、面倒でサボってました。
しかしそろそろ、少しずつ書いておきましょう。
最近の私の観劇のツボは、ヤン王様です。
タムドクを産んだ妻が、三日で亡くなって、静かに歩み去って行く場面。
赤ん坊のタムドクを抱いて残されたヤン王様の、悲哀に満ちたお顔が何とも切なくて…。胸が締め付けられるようなのです。
実の妹から産まれについての疑いを口にされ、毒殺までされようとした、ヤン王様。おそらく、若く美しい妻だけが心から信じる事ができる、心の拠り所だったのでしょう。
「チュシンの王」の予言に、子供が男の子だと分かった事だけを喜ぶ、優しい妻。
出産直前に山に篭るなどという、無茶をしたせいで…。
彼女が命を懸けて産んだタムドクを、なんとしても、立派な「チュシンの王」として育てなければ。
その決意と、妻を亡くした悲哀が混じり…狂気に変わる瞬間。
去って行くさあや王妃の静かな美しさと、赤ん坊を抱いて遠くを見上げるヤン王様が、私にとってこの物語の始まりの瞬間です。
そして、もう一つの物語の始まりは、ヤン王と妹セーム様との確執です。
最初に見た時から、このセーム様って怖い人だと思っていました。母親に対してのもの言いが。
この兄妹の母。まだ子供のいない、おそらく若い王妃が人質になるというのは、国にとってものすごくヤバい敗戦状況だったのでしょうか。
そして王妃は、単に外交上の人質だったのか、国の為に身体を売るような人質だったのか?
…説明はありませんが、セーム様は後者だと思っている訳で。
兄と妹というよりは、本当は、母と娘の確執があったのかなーと思えます。
少なくとも母親は同じの、実の兄を毒殺しようとまでした、妹。
ヤン王様は、妹だけでなく、きっと多くの人々から「血筋」に対する疑いを持たれてきたのでしょう。
その息子が「チュシンの王」であるという事は、自分の血筋の確かさを、そして、人質となった母の名誉を回復できる事だったのではないでしょうか。
だから、なんとしても、タムドクを立派な王にしなければならなかった。
母の名誉と妻の命の為に。自分の命を懸けても。
ヨン・ホゲ様とは、まるで逆なんですね。
…それについては、また(^^ゞ
昼はお仕事していますから、どんなに良お天気でもあんまり分からないしなぁ。
通勤途中の住宅街の庭木は、梅の花もすっかり散って、沈丁花の香りが漂ってきます。春は近づいてきているらしいですが…。
私は寒がりで、寒い冬が大嫌い。
寒いと何をするのも億劫で、動くのも嫌になります。
なんだか、生きていくのも面倒な日々。ブログの更新も、面倒でサボってました。
しかしそろそろ、少しずつ書いておきましょう。
最近の私の観劇のツボは、ヤン王様です。
タムドクを産んだ妻が、三日で亡くなって、静かに歩み去って行く場面。
赤ん坊のタムドクを抱いて残されたヤン王様の、悲哀に満ちたお顔が何とも切なくて…。胸が締め付けられるようなのです。
実の妹から産まれについての疑いを口にされ、毒殺までされようとした、ヤン王様。おそらく、若く美しい妻だけが心から信じる事ができる、心の拠り所だったのでしょう。
「チュシンの王」の予言に、子供が男の子だと分かった事だけを喜ぶ、優しい妻。
出産直前に山に篭るなどという、無茶をしたせいで…。
彼女が命を懸けて産んだタムドクを、なんとしても、立派な「チュシンの王」として育てなければ。
その決意と、妻を亡くした悲哀が混じり…狂気に変わる瞬間。
去って行くさあや王妃の静かな美しさと、赤ん坊を抱いて遠くを見上げるヤン王様が、私にとってこの物語の始まりの瞬間です。
そして、もう一つの物語の始まりは、ヤン王と妹セーム様との確執です。
最初に見た時から、このセーム様って怖い人だと思っていました。母親に対してのもの言いが。
この兄妹の母。まだ子供のいない、おそらく若い王妃が人質になるというのは、国にとってものすごくヤバい敗戦状況だったのでしょうか。
そして王妃は、単に外交上の人質だったのか、国の為に身体を売るような人質だったのか?
…説明はありませんが、セーム様は後者だと思っている訳で。
兄と妹というよりは、本当は、母と娘の確執があったのかなーと思えます。
少なくとも母親は同じの、実の兄を毒殺しようとまでした、妹。
ヤン王様は、妹だけでなく、きっと多くの人々から「血筋」に対する疑いを持たれてきたのでしょう。
その息子が「チュシンの王」であるという事は、自分の血筋の確かさを、そして、人質となった母の名誉を回復できる事だったのではないでしょうか。
だから、なんとしても、タムドクを立派な王にしなければならなかった。
母の名誉と妻の命の為に。自分の命を懸けても。
ヨン・ホゲ様とは、まるで逆なんですね。
…それについては、また(^^ゞ
月組 スカイレポート
2009年3月3日 月組『SAUDADE(サウダージ)』-Jにまつわる幾つかの所以-
スカイレポート座談会を見ました。
若手ばかりの座談会、なんだか皆さん、とってもハイテンション^^;
やはり、緊張のあまり…なのかな?
司会のまいちゃんも、かなりハイな感じですね。
でも、みんな可愛いなー。やっぱり月組っ子は、みんな愛しいです。遠く離れても。新しい仲間達が愛しいのと、同じく。
テンション高くて、しっかり者な感じのりこちゃん(麻月れんか)。
なんだか、ずいぶん逞しくなってきたなー。
マイペースの、としちゃん(宇月 颯)。
おっとりした感じですが、力強い舞台姿とのギャップが素敵(^^)
緊張でカチンコチンの煌月 爽矢ちゃん。
「奇術師」など、たどたどしい言い方も、可愛いなぁ。
初めてこういう場のトークを見る、鳳月杏ちゃん。
…おとなしい子なのかなー?でも、結構マイペース型に見えました。喋りが堅い感じが、初々しいです♪
舞台でギターを弾くんですね。楽しみにしております。練習、がんばれー!
…さ、もう一回見よ。
スカイレポート座談会を見ました。
若手ばかりの座談会、なんだか皆さん、とってもハイテンション^^;
やはり、緊張のあまり…なのかな?
司会のまいちゃんも、かなりハイな感じですね。
でも、みんな可愛いなー。やっぱり月組っ子は、みんな愛しいです。遠く離れても。新しい仲間達が愛しいのと、同じく。
テンション高くて、しっかり者な感じのりこちゃん(麻月れんか)。
なんだか、ずいぶん逞しくなってきたなー。
マイペースの、としちゃん(宇月 颯)。
おっとりした感じですが、力強い舞台姿とのギャップが素敵(^^)
緊張でカチンコチンの煌月 爽矢ちゃん。
「奇術師」など、たどたどしい言い方も、可愛いなぁ。
初めてこういう場のトークを見る、鳳月杏ちゃん。
…おとなしい子なのかなー?でも、結構マイペース型に見えました。喋りが堅い感じが、初々しいです♪
舞台でギターを弾くんですね。楽しみにしております。練習、がんばれー!
…さ、もう一回見よ。
今は、何も考えられません。
動揺して、ただ動揺しております。
大空祐飛のファンとして、何を書いたらいいのかよくわからないけど。
ただ、今日の日に(日付は変わってしまったけど)
「おめでとうございます。」
…その言葉だけを、書き残しておきます。
前回の組替えから1年と少し。
あの時、あんなに不安で心配で、色々な事が怖くて仕方がなかったのが嘘のように、花組ファン生活を楽しんでいる今。
また、あの時と同じ言葉を思うのです。
先日見た花組公演のフィナーレで、オオゾラユウヒさんは、穏やかに笑っていました。
辛い人生を駆け抜けて、全てを失った孤独な男は、優しい目で微笑んで、歌っていました。
「今 蘇る 私の中に 人を愛する心の温かさ
今 蘇る 私の奥に 人を信じる心の強さ」
…そっか、蘇るんだ。
傷ついても、失っても、前を向いて歩いていれば。心は蘇るんだ。
それは、しなやかで、穏やかで、芯の強い…。
美しい微笑みでした。
だから、大丈夫なんだろうと思う。
私も安心して祐飛さんを信じて、あの人についていっていいのだと思う。
今まで月組のみんな、花組のみんなを愛してきたように、宙組の皆さんを愛して。
月組の、花組の卒業生が作り上げて残してきた歴史を敬愛してきたように、宙組さんの歴史を敬愛して。
おそらくそんなに長くは無い、時間。
大切に、大切に、愛し慈しんで過ごしていきたいと思います。
きっと、良い舞台を作り上げて下さる事でしょう。
それは間違いの無い事だと思います。
宙組ファンの皆様、まだ少し先の話ですが、どうぞよろしくお願いしますm(__)m
…オオゾラさんの顔写真入りの、炭酸せんべいの缶とか、見れる事になるんだろうか…不思議な世界だ。
動揺して、ただ動揺しております。
大空祐飛のファンとして、何を書いたらいいのかよくわからないけど。
ただ、今日の日に(日付は変わってしまったけど)
「おめでとうございます。」
…その言葉だけを、書き残しておきます。
前回の組替えから1年と少し。
あの時、あんなに不安で心配で、色々な事が怖くて仕方がなかったのが嘘のように、花組ファン生活を楽しんでいる今。
また、あの時と同じ言葉を思うのです。
先日見た花組公演のフィナーレで、オオゾラユウヒさんは、穏やかに笑っていました。
辛い人生を駆け抜けて、全てを失った孤独な男は、優しい目で微笑んで、歌っていました。
「今 蘇る 私の中に 人を愛する心の温かさ
今 蘇る 私の奥に 人を信じる心の強さ」
…そっか、蘇るんだ。
傷ついても、失っても、前を向いて歩いていれば。心は蘇るんだ。
それは、しなやかで、穏やかで、芯の強い…。
美しい微笑みでした。
だから、大丈夫なんだろうと思う。
私も安心して祐飛さんを信じて、あの人についていっていいのだと思う。
今まで月組のみんな、花組のみんなを愛してきたように、宙組の皆さんを愛して。
月組の、花組の卒業生が作り上げて残してきた歴史を敬愛してきたように、宙組さんの歴史を敬愛して。
おそらくそんなに長くは無い、時間。
大切に、大切に、愛し慈しんで過ごしていきたいと思います。
きっと、良い舞台を作り上げて下さる事でしょう。
それは間違いの無い事だと思います。
宙組ファンの皆様、まだ少し先の話ですが、どうぞよろしくお願いしますm(__)m
…オオゾラさんの顔写真入りの、炭酸せんべいの缶とか、見れる事になるんだろうか…不思議な世界だ。
花組新人公演見てきました
2009年2月27日 花組花組新人公演、見てきました。
皆さん、本当によく頑張ってた!あれだけの作品ですから、こなすだけでも本当に大変だったでしょうに。
新公メンバーそれぞれの心意気が感じられる、良い新人公演でした。
…って、本公演についても書いてませんね(^^ゞ
東宝始まって、二回見ました。やはりずいぶん良くなっていますよね。
私が大劇場で見たのは、初日があけてすぐの事だったので、比べるのも失礼な話?というくらいでした。
全体に役が馴染んで、テンポが良くなり、メリハリもついた印象。
そして、物語が勢い良く流れるようになって、迫力も増しました。
作品的売りの場面、1幕の武道大会、二幕の盾の戦闘場面もスペクタクル性が強くなりましたよね。
ヨン・ホゲ様も、強いところはより強く、弱気になるところはよりか弱く。
感情のふり幅が、ものすごく広くなったように感じました。随分パワーアップしたななぁ…と、東京初見ではただ驚きました。役に入り込む勢いというか、エネルギーの強さに圧倒されて、面食らった気分。
こんなにも、エネルギーを持った人だったんだなぁ。
特に気に入ったのは、母を喪った後の弱り方。今まで光り輝く道を歩いてきた、彼のまっすぐな心が、ポキンと折れてしまった時の頼りない風情が良いです。
そんな時に現れた美しい巫女の神秘性に魅せられて、その言葉に縋るように恋をする。彼女はただ、操られているだけの実体の無い、幻の存在。だからその言葉には迷いが無い。
信じていた世界が崩れ去ったばかりの彼は、その迷いの無さが大きな魅力。彼女の言葉に縋って、希望の光を見出してしまう。
銀橋で「炎の巫女」を歌い終わった時の、新しい希望に高揚した、ホゲ様の姿が切ないです。それは迷いも無いけれど、実体も無い、表面だけのニセモノの希望だから。
…そして彼は、ニセモノの希望と同時に、狂気を抱え込んでしまった。
新公ヨン・ホゲ役の鳳真由ちゃんは、まだ若いのに、あれだけの大役を本当によくこなしたと思います。良く頑張った!偉い!!
何よりも、本気で役と向き合って、きっちりと心の動きを作って演じてくれた事が嬉しかったですね。結構難しい心の流れだと思うですが、真由ちゃんホゲなりの感情の流れが、キチンとできていたから。感情移入して見てしまう、説得力のある芝居でした。真由ちゃんホゲは、「どこにでもいる普通の男の子」という感じ。
ごく普通に、真っ直ぐに育った、心優しい王子様。
彼は、結局最後まで「狂気」を持たないんですね。普通の人間として、怒り、悲しみ、道を踏み外す。
ホゲさまだけではなく他のキャストの皆さんも、狂っていない普通の人間だったかな。あまり深く考えていなかったけれど、本公演では、この作品のキャラクター達って、何かしらの狂気を持つ人々なのですね。
「チュシンの王」という言葉をめぐって。
でも、新公はタムドクもキハも、リアルな普通の人間だった。
これは、出演者の皆さんの持ち味なのか、演出方針なのか?なかなか、面白かったです。
タムドクもキハも、本公演と解釈が違って面白かったです。
望海風斗くんも、すみ花ちゃんも、上手い人達ですから安心して見る事ができました。期待通りのキメ細やかな演技で、ダイナミックな物語の中のそれぞれの心の動きを、繊細に見せてくれました。
お二人とも、持ち味の素朴な優しさが合うのか、よく似合いでしたね(^.^)二人の会話の場面は、ともかく優しい雰囲気を感じたのが、印象的。
でも岩場のキスシーンでは、ちょっとドキっとしました。だいもん君は、優等生なのに色気がありますよねー。
なんとなく、何でもできる優等生って堅物なイメージがあるので、意外です。
この三人は、花組ファンになってからの私のお気に入りさん達なので、こうやって頑張る姿を見て嬉しかったです。もちろん他の皆様も頑張ってたし、それぞれに結果を残せた新公だったと思います。これだけの作品を作りあげられた事は自信となって、今後の支えになるだろうなーと思う。覚えているうちに、みんなのぶんの感想を書き残しておきたい!と、思いますが、ひとまずこれで。
ともかく、良い新人公演でした。
これからの本公演での、皆さんのご活躍も楽しみです♪
皆さん、本当によく頑張ってた!あれだけの作品ですから、こなすだけでも本当に大変だったでしょうに。
新公メンバーそれぞれの心意気が感じられる、良い新人公演でした。
…って、本公演についても書いてませんね(^^ゞ
東宝始まって、二回見ました。やはりずいぶん良くなっていますよね。
私が大劇場で見たのは、初日があけてすぐの事だったので、比べるのも失礼な話?というくらいでした。
全体に役が馴染んで、テンポが良くなり、メリハリもついた印象。
そして、物語が勢い良く流れるようになって、迫力も増しました。
作品的売りの場面、1幕の武道大会、二幕の盾の戦闘場面もスペクタクル性が強くなりましたよね。
ヨン・ホゲ様も、強いところはより強く、弱気になるところはよりか弱く。
感情のふり幅が、ものすごく広くなったように感じました。随分パワーアップしたななぁ…と、東京初見ではただ驚きました。役に入り込む勢いというか、エネルギーの強さに圧倒されて、面食らった気分。
こんなにも、エネルギーを持った人だったんだなぁ。
特に気に入ったのは、母を喪った後の弱り方。今まで光り輝く道を歩いてきた、彼のまっすぐな心が、ポキンと折れてしまった時の頼りない風情が良いです。
そんな時に現れた美しい巫女の神秘性に魅せられて、その言葉に縋るように恋をする。彼女はただ、操られているだけの実体の無い、幻の存在。だからその言葉には迷いが無い。
信じていた世界が崩れ去ったばかりの彼は、その迷いの無さが大きな魅力。彼女の言葉に縋って、希望の光を見出してしまう。
銀橋で「炎の巫女」を歌い終わった時の、新しい希望に高揚した、ホゲ様の姿が切ないです。それは迷いも無いけれど、実体も無い、表面だけのニセモノの希望だから。
…そして彼は、ニセモノの希望と同時に、狂気を抱え込んでしまった。
新公ヨン・ホゲ役の鳳真由ちゃんは、まだ若いのに、あれだけの大役を本当によくこなしたと思います。良く頑張った!偉い!!
何よりも、本気で役と向き合って、きっちりと心の動きを作って演じてくれた事が嬉しかったですね。結構難しい心の流れだと思うですが、真由ちゃんホゲなりの感情の流れが、キチンとできていたから。感情移入して見てしまう、説得力のある芝居でした。真由ちゃんホゲは、「どこにでもいる普通の男の子」という感じ。
ごく普通に、真っ直ぐに育った、心優しい王子様。
彼は、結局最後まで「狂気」を持たないんですね。普通の人間として、怒り、悲しみ、道を踏み外す。
ホゲさまだけではなく他のキャストの皆さんも、狂っていない普通の人間だったかな。あまり深く考えていなかったけれど、本公演では、この作品のキャラクター達って、何かしらの狂気を持つ人々なのですね。
「チュシンの王」という言葉をめぐって。
でも、新公はタムドクもキハも、リアルな普通の人間だった。
これは、出演者の皆さんの持ち味なのか、演出方針なのか?なかなか、面白かったです。
タムドクもキハも、本公演と解釈が違って面白かったです。
望海風斗くんも、すみ花ちゃんも、上手い人達ですから安心して見る事ができました。期待通りのキメ細やかな演技で、ダイナミックな物語の中のそれぞれの心の動きを、繊細に見せてくれました。
お二人とも、持ち味の素朴な優しさが合うのか、よく似合いでしたね(^.^)二人の会話の場面は、ともかく優しい雰囲気を感じたのが、印象的。
でも岩場のキスシーンでは、ちょっとドキっとしました。だいもん君は、優等生なのに色気がありますよねー。
なんとなく、何でもできる優等生って堅物なイメージがあるので、意外です。
この三人は、花組ファンになってからの私のお気に入りさん達なので、こうやって頑張る姿を見て嬉しかったです。もちろん他の皆様も頑張ってたし、それぞれに結果を残せた新公だったと思います。これだけの作品を作りあげられた事は自信となって、今後の支えになるだろうなーと思う。覚えているうちに、みんなのぶんの感想を書き残しておきたい!と、思いますが、ひとまずこれで。
ともかく、良い新人公演でした。
これからの本公演での、皆さんのご活躍も楽しみです♪
月組公演、終わってしまいましたね。
皆さん、おつかれさまでした。そして退団された、涼城まりなさん、朝桐紫乃さん、お二人のこれからのお幸せを祈っておりますm(__)m
結局、観劇は3回と新人公演。
贔屓が組替えして観劇回数が減ってしまったので、下級生さん達を見れない部分が多くて、残念。1階席の端っこの席ばかりだったので、ショーの下級生さん達は群舞の後ろのほうになると全然見えなくて(T_T)
これからは、絶対に二階席も取っておかなければ…という教訓になりました。
今まで月組は、自然に何度も見るものだったので、やはり生徒さんの皆さんに馴染み深い感覚があり。思わず懐かしい…と感じてしまいました。ちょっとさみしい。
もうすっかり花組に馴染んでしまったんだなと、改めて感じましたね。
でも、やはり私には月組の血が通っているのだな…とも思ったのです。この公演は、特にショーで感じました。
娘役さん達がとってもオトコマエなのは、もちろんとして(^^)
今回のショーは、ファンタジックな物語性のある設定の場面が多数ありました。
宙組さんの「宙 FANTASISTA」もそうだったし、藤井先生の作風なんですね。今まで贔屓組で当たらなかったので、気付かなかった。
その物語性を、月組生は基本的に「芝居」として作って見せる…と感じたのです。台詞の無い、短編のお芝居の積み重ねとして。
そういえば、同じようにファンタジー的な場面設定を作っていく草野作品「タカラヅカ・絢爛」を、星組から続演した時にも感じたのでした。
ショーとはいえ、「芝居の月組」として、演じているものなんだな、と。その為なのか、ラテンの熱い血を滾らせた星組版とは一味違い、月組版は「妖精」の設定を活かしたファンタジックな色合いの強いショーになりました。
特に、あの時は90周年の特別出演により、78期の三人が共演した事で、よりハッキリと「月組」の色合いが見えた気がしましたね。
…あれ、もう5年前なんだ(*_*)
いや、それはともかく、私は月組ファンです。次の公演は、もっと見るぞー!!
と、いうワケでパソコンの調子も悪いので、先に当ブログで唯一需要のある事を書いておきます。
ええ、鳳月杏ちゃんの事でございます(^^)
新人公演では、宰相中将(本役・星条海斗)。
実は私新人公演前に一度だけしか本公演を見ていなくて、オープニングの宮中の宴の場面、衛門督と宰相中将のご兄弟で歌っておられた事に気づいていなかったのです。誠に残念ながら、杏ちゃんがここで歌っているのも、気づかなかった(T_T)モッタイナイ…。
宰相中将は、時の政権を牛耳る、夕霧の息子。当時の超エリートですね。主人公匂宮に対して、ちょっと敵役?ともいえる人物。
それがなんとも…素敵でした。
父親の持つ権力を継ぐ気たっぷりで、周りの全ての人間を見下した、冷たい瞳。
かっこいいじゃないですか!まだまだ、可愛い下級生と思っていたのに、びっくりしました。下級生さんの一作ごとの成長には、驚かされる事が多々ありますが、本当に嬉しい驚きですね。
この冷たい瞳…というのは、下級生の男役さんには、なかなかに難しいもののようで。優しく可愛い男役さんだと、ただ顔を歪めているだけとか、なんだか不機嫌そうなだけ、下手すると「どこか具合悪いの?」と、見えてしまう事も多いです。
私が下級生時代のオオゾラさんに注目したのも、全ツ「チェーザレ・ボルジア」のドン・ミケロット役で、凍りつくような冷たい目で「暗殺者」の暗い存在を表現していたのが鮮烈だったから。
あのくらいの学年であの冷たい目を見せた人に、当時の私は初めて出会い、衝撃を受けたのです。
…その後も、そんなには出会ったことはありません。
杏ちゃんの宰相中将は、なかなかキレ者の雰囲気を持ち、年長者などの前では抑えて一歩ひいた感じ。
そのかわり、身分の低い道定君を見下すサマには、容赦がありません。
宇治の紅葉狩りで、時方・道定に道を譲らせる姿など、自然に身分の差を感じさせて良かったです。ごく自然に、”下賤の者”を区別している感じが。
本役の星条さんのワイルドでマッチョなバカにしかたとは、また全然違ったのも好印象。エリートっぽく、容赦のない感じで、杏ちゃんなりの工夫が感じられました。
「宇治川」の場面、匂宮に剣を向けるあたりは、やはり「文人」らしく、ちょっと弱そうに見えましたが^^;
自分の首に剣をあてた匂宮に慌てる姿に、ふと夕霧の父上の台詞を思い出したんです。
「源氏の血をひく皇族は、上手く操らねば。傀儡のように…」という、台詞。
どこまでも強気な表現の本役さんと違って、杏ちゃんの宰相中将は、この場面で少しハっとするような表現があったように思えました。
感情にまかせて匂宮に剣を向けた事を「失敗した」と認識して、召人達を下がらせる。その流れが見えたから、この場面の認識が変わったのだと思います。
たとえ納得できなくても、源氏の一族は匂宮をたてて、生き残っていかなければならない。
匂宮の命令に頭を垂れる芝居で、東宮と決まった匂宮が、臣下とは別次元にいる高貴な存在である事を、きちんと見せてくれました。
ショーでは、実は最初に見た時、全然見付けられなくて。
展開の早いショーなので、全体の流れを追うのに精一杯だったのは確かですが、このなに見付けられないもの?と、不思議に思っていたのですが。
二回目に見て、納得。ショーでも、ずいぶん感じが変わったんですね。
ぐっと、陰影がついたという感じ。
半年前に見た時までは、まだ可愛いイメージが残っていたのに、すっかり男役さんらしくなって。まあまあ、びっくり。
キザっても自然ですね。フツーにかっこいいです(^^)
オープニングの群舞で、たまたま列の隙間から垣間見えた時、バシッとウインクを決めてる姿を目撃した時はマジにドキっとしてしまいました(*^^*)
次の「SAUDADE(サウダージ)」は、一度見れたらいいほうだと思うのですが、人数が少ないからちゃんと見れるといいなぁ。
皆さん、おつかれさまでした。そして退団された、涼城まりなさん、朝桐紫乃さん、お二人のこれからのお幸せを祈っておりますm(__)m
結局、観劇は3回と新人公演。
贔屓が組替えして観劇回数が減ってしまったので、下級生さん達を見れない部分が多くて、残念。1階席の端っこの席ばかりだったので、ショーの下級生さん達は群舞の後ろのほうになると全然見えなくて(T_T)
これからは、絶対に二階席も取っておかなければ…という教訓になりました。
今まで月組は、自然に何度も見るものだったので、やはり生徒さんの皆さんに馴染み深い感覚があり。思わず懐かしい…と感じてしまいました。ちょっとさみしい。
もうすっかり花組に馴染んでしまったんだなと、改めて感じましたね。
でも、やはり私には月組の血が通っているのだな…とも思ったのです。この公演は、特にショーで感じました。
娘役さん達がとってもオトコマエなのは、もちろんとして(^^)
今回のショーは、ファンタジックな物語性のある設定の場面が多数ありました。
宙組さんの「宙 FANTASISTA」もそうだったし、藤井先生の作風なんですね。今まで贔屓組で当たらなかったので、気付かなかった。
その物語性を、月組生は基本的に「芝居」として作って見せる…と感じたのです。台詞の無い、短編のお芝居の積み重ねとして。
そういえば、同じようにファンタジー的な場面設定を作っていく草野作品「タカラヅカ・絢爛」を、星組から続演した時にも感じたのでした。
ショーとはいえ、「芝居の月組」として、演じているものなんだな、と。その為なのか、ラテンの熱い血を滾らせた星組版とは一味違い、月組版は「妖精」の設定を活かしたファンタジックな色合いの強いショーになりました。
特に、あの時は90周年の特別出演により、78期の三人が共演した事で、よりハッキリと「月組」の色合いが見えた気がしましたね。
…あれ、もう5年前なんだ(*_*)
いや、それはともかく、私は月組ファンです。次の公演は、もっと見るぞー!!
と、いうワケでパソコンの調子も悪いので、先に当ブログで唯一需要のある事を書いておきます。
ええ、鳳月杏ちゃんの事でございます(^^)
新人公演では、宰相中将(本役・星条海斗)。
実は私新人公演前に一度だけしか本公演を見ていなくて、オープニングの宮中の宴の場面、衛門督と宰相中将のご兄弟で歌っておられた事に気づいていなかったのです。誠に残念ながら、杏ちゃんがここで歌っているのも、気づかなかった(T_T)モッタイナイ…。
宰相中将は、時の政権を牛耳る、夕霧の息子。当時の超エリートですね。主人公匂宮に対して、ちょっと敵役?ともいえる人物。
それがなんとも…素敵でした。
父親の持つ権力を継ぐ気たっぷりで、周りの全ての人間を見下した、冷たい瞳。
かっこいいじゃないですか!まだまだ、可愛い下級生と思っていたのに、びっくりしました。下級生さんの一作ごとの成長には、驚かされる事が多々ありますが、本当に嬉しい驚きですね。
この冷たい瞳…というのは、下級生の男役さんには、なかなかに難しいもののようで。優しく可愛い男役さんだと、ただ顔を歪めているだけとか、なんだか不機嫌そうなだけ、下手すると「どこか具合悪いの?」と、見えてしまう事も多いです。
私が下級生時代のオオゾラさんに注目したのも、全ツ「チェーザレ・ボルジア」のドン・ミケロット役で、凍りつくような冷たい目で「暗殺者」の暗い存在を表現していたのが鮮烈だったから。
あのくらいの学年であの冷たい目を見せた人に、当時の私は初めて出会い、衝撃を受けたのです。
…その後も、そんなには出会ったことはありません。
杏ちゃんの宰相中将は、なかなかキレ者の雰囲気を持ち、年長者などの前では抑えて一歩ひいた感じ。
そのかわり、身分の低い道定君を見下すサマには、容赦がありません。
宇治の紅葉狩りで、時方・道定に道を譲らせる姿など、自然に身分の差を感じさせて良かったです。ごく自然に、”下賤の者”を区別している感じが。
本役の星条さんのワイルドでマッチョなバカにしかたとは、また全然違ったのも好印象。エリートっぽく、容赦のない感じで、杏ちゃんなりの工夫が感じられました。
「宇治川」の場面、匂宮に剣を向けるあたりは、やはり「文人」らしく、ちょっと弱そうに見えましたが^^;
自分の首に剣をあてた匂宮に慌てる姿に、ふと夕霧の父上の台詞を思い出したんです。
「源氏の血をひく皇族は、上手く操らねば。傀儡のように…」という、台詞。
どこまでも強気な表現の本役さんと違って、杏ちゃんの宰相中将は、この場面で少しハっとするような表現があったように思えました。
感情にまかせて匂宮に剣を向けた事を「失敗した」と認識して、召人達を下がらせる。その流れが見えたから、この場面の認識が変わったのだと思います。
たとえ納得できなくても、源氏の一族は匂宮をたてて、生き残っていかなければならない。
匂宮の命令に頭を垂れる芝居で、東宮と決まった匂宮が、臣下とは別次元にいる高貴な存在である事を、きちんと見せてくれました。
ショーでは、実は最初に見た時、全然見付けられなくて。
展開の早いショーなので、全体の流れを追うのに精一杯だったのは確かですが、このなに見付けられないもの?と、不思議に思っていたのですが。
二回目に見て、納得。ショーでも、ずいぶん感じが変わったんですね。
ぐっと、陰影がついたという感じ。
半年前に見た時までは、まだ可愛いイメージが残っていたのに、すっかり男役さんらしくなって。まあまあ、びっくり。
キザっても自然ですね。フツーにかっこいいです(^^)
オープニングの群舞で、たまたま列の隙間から垣間見えた時、バシッとウインクを決めてる姿を目撃した時はマジにドキっとしてしまいました(*^^*)
次の「SAUDADE(サウダージ)」は、一度見れたらいいほうだと思うのですが、人数が少ないからちゃんと見れるといいなぁ。
ずっと、パソコンの調子が悪いです。
この書き込みはできるでしょうか?
ちょっと、試しに書いてみたいと思います。
えーと、昨日発表された雪組さんの新公主演コンビ、ちょっと嬉しいです。
昨年、バウ・ワークショップ「凍てついた明日」で、ミナコちゃんのボニーに惚れこんでしまったので。
あの時、怖ーーーい”ロイの幻影”だった、香綾 しずる君が、主役というのも興味深い(^^)怖いイメージが強烈だったので、主役というのが、ちょっと繋がらないですが、それはそれで楽しみ。
何より、お二人とも、あんまりハデに売り出してきた「路線」タイプのカワイ子ちゃんじゃないのが、嬉しいですね。
お芝居のできる人にチャンスが与えられるのは、宝塚ファンとして、とても嬉しいです。お芝居に共感できる人の舞台を、私は見に行きたいと思うので。
「凍てついた明日」CSで放送されているのを見ましたが、やっぱり泣けます。
ミナコちゃんのボニー、素晴らしいです。
特に一幕ラスト、ボニーとクライド達が旅に出る場面が好き。乾いた孤独と、不思議な高揚感。…名場面ですね。
他の出演者の皆さんも頑張ってらっしゃいますが、私にはミナコちゃんが強烈過ぎて、なかなか他の方が覚えられない^^;
役者さんと、役と、観る側の素晴らしい”出会い”って、あるものだなーと思いますね。ちょうど花組公演を見に行った時に、バウで見る事ができて、幸運でした。
私はあまり芝居を見て泣く、という事はないのですが。
この時は、ボニーに泣かされ、「Red Hot Sea」の「ひき潮」の場面で泣かされ…心地よい敗北感に浸ったのでした。
…懐かしいなー。2008年6月の公演だったらしい。
もう、ずっと昔の事のようです。
次の春の全ツ「Red Hot Sea」の再演、「ひき潮」の乙女は誰になるのでしょう?とっても楽しみです♪
「Red Hot SeaII」という事は、ツアー向けに変更があるんですよね。
できれば、黒燕尾の男役群舞の場面を追加して欲しいなー。
せっかく花組ファンになったのだから「花組の男役黒燕尾」の場面の、オオゾラさんを見てみたい。
…なんて、こっそり呟いてみたりして(^^ゞ
この書き込みはできるでしょうか?
ちょっと、試しに書いてみたいと思います。
えーと、昨日発表された雪組さんの新公主演コンビ、ちょっと嬉しいです。
昨年、バウ・ワークショップ「凍てついた明日」で、ミナコちゃんのボニーに惚れこんでしまったので。
あの時、怖ーーーい”ロイの幻影”だった、香綾 しずる君が、主役というのも興味深い(^^)怖いイメージが強烈だったので、主役というのが、ちょっと繋がらないですが、それはそれで楽しみ。
何より、お二人とも、あんまりハデに売り出してきた「路線」タイプのカワイ子ちゃんじゃないのが、嬉しいですね。
お芝居のできる人にチャンスが与えられるのは、宝塚ファンとして、とても嬉しいです。お芝居に共感できる人の舞台を、私は見に行きたいと思うので。
「凍てついた明日」CSで放送されているのを見ましたが、やっぱり泣けます。
ミナコちゃんのボニー、素晴らしいです。
特に一幕ラスト、ボニーとクライド達が旅に出る場面が好き。乾いた孤独と、不思議な高揚感。…名場面ですね。
他の出演者の皆さんも頑張ってらっしゃいますが、私にはミナコちゃんが強烈過ぎて、なかなか他の方が覚えられない^^;
役者さんと、役と、観る側の素晴らしい”出会い”って、あるものだなーと思いますね。ちょうど花組公演を見に行った時に、バウで見る事ができて、幸運でした。
私はあまり芝居を見て泣く、という事はないのですが。
この時は、ボニーに泣かされ、「Red Hot Sea」の「ひき潮」の場面で泣かされ…心地よい敗北感に浸ったのでした。
…懐かしいなー。2008年6月の公演だったらしい。
もう、ずっと昔の事のようです。
次の春の全ツ「Red Hot Sea」の再演、「ひき潮」の乙女は誰になるのでしょう?とっても楽しみです♪
「Red Hot SeaII」という事は、ツアー向けに変更があるんですよね。
できれば、黒燕尾の男役群舞の場面を追加して欲しいなー。
せっかく花組ファンになったのだから「花組の男役黒燕尾」の場面の、オオゾラさんを見てみたい。
…なんて、こっそり呟いてみたりして(^^ゞ
縋りつく男達。静かに微笑む、芯の強い女達ー夢の浮橋ー
2009年2月3日 月組花組大劇場公演、千秋楽おめでとうございます。
寒い時期のハードな公演、本当にお疲れ様でした。
私は初日すぐの頃に行ったまま、その後は見る事ができなかったので、今ひとつ実感が無いのですが。
東京公演のお稽古が始まるまで、僅かのお休みだと思いますが、一休みしてゆっくりして欲しいですね。花組の皆さまが元気に東京に来て下さる日を、楽しみに待っております。
花組公演も見れないし、のんびりと書いていけばいいや…と思っていたら、月日の流れるのは早いですね。
風邪をひいて寝込んでいたり、パソコンが壊れたりしているうちに、あっという間に前回の更新から二週間近く^^;
花組東京公演が始まったら、観劇仲間と遊ぶばかりで書けない事は目に見えているのに。でもともかく、書いたぶんだけ少しずつ。
月組新人公演も、見てきました。面白かった~!
新人公演メンバーの皆さんの頑張りは勿論ですが、やはり今回は大野先生の作戦の成功が、とっても小気味よくて嬉しいものでした。
本公演とはまるで違った解釈による演出で、一つの脚本から描き出される、二つの物語。これによって、脚本の面白さと演出力、新人達に対する指導力等をくっきりと見せて、デビュー戦は大勝利!
荻田先生退団後、期待の脚本・演出家としての印象を残してくれました。
本公演は、やはりイベントである「源氏物語千年紀頌」として、「光源氏が遺した人々」を軸にした物語です。
うっすらと死の匂いのただよう、儚く美しく甘美な毒に満ちた世界の、罪にまみれた人々の物語。
新人公演は、逆に生命力の煌きを描く、悲しくも美しい恋の物語…だと感じました。このメンバーの中では、あまりにも圧倒的な存在である、「明日海りお」の存在ゆえに。
源氏の君が象徴する死と罪の影の世界の中は、匂宮の美しい生命力を際立たせるもの。新公は、あくまでも「匂宮」を描く物語になっていたと思います。
新公は出演者の力を引き出す事を優先した演出で、本公演は出演者皆さんの力で、演出家の思い描いた世界を作る。
本公演と新人公演を同じ演出家でやるからこその、面白さでしたね。
私が感じた、その違いを書く為には、ともかく本公演のポイントの感想を書かなければなりません。
本公演は、二回だけしか見ていないので、私のなかではまだ曖昧な部分も多いのですが。まあ、それでも書いておきます。
この、美しい舞台を見て「ああ、大野先生の世界だなー」と思いました。
実は私、ナマで大野作品を見るのは初めてだったのです。人気作品が多いですから、CSで放映されたものは、一応見たのですが。
しかし、やはりナマの舞台は全然違いますね。
あの、舞台全体の静謐な美しさは、劇場で体験してこそ!と感じました。
大野作品といえばお約束と言えるのが、権力者のオジサマに支配される、いたいけな青年。
色々なパターンで繰り返し登場する「お約束」ですが、最近の作品は出てこない事もあり、大劇場作品では我慢するのかと思っていました。
まあ、そんな「萌え」場面があればすぐに話題になっているでしょうが、特に聞こえてこなかったですし。
磯野さんの夕霧は、いかにも…な雰囲気なのになぁ…と思いつつ、見ていたのですが。
幕が下りた時に、呆然。
主役の匂宮が、薫の「支配者」になって、終幕。
…そうだよね、本公演の一幕ものだと、時間とか色々制限あるしね。
大野作品において、支配されているのは、いつも主人公ではない人物。
だったら時間のない本公演の場合、主人公が「支配者」になるのが、合理的。
「支配者」の条件は、てっきり「素敵なオジサマ」だと思っていましたが、支配される側の萌えキャラが主人公でない事のほうが、重要な条件だとは^^;
いやー、びっくりしました。
でも、そういえば。匂宮は最初から薫だけに関心をよせるているわけで。
宇治に行くのも、最初から薫を気にしての事。相手の女性が気になったワケじゃないし。浮舟に縋ったものの、諦める時は、あっさりとしたもの。
そして結果的には、薫から彼女を遠ざけて、二人だけの世界を完結させて、終幕、なんですね。
先日、雪組さんの「カラマーゾフの兄弟」を見た時に「宝塚の演出家には、マザコンしかおらんのか!!」…と、思ったのですが。
この作品を見て初めて分かった事。
大野先生って、ファザコンだったんですね。
と、友人に言ったら「今更何を…」と、驚かれましたが(^^ゞいや、そこはナマ大野作品は、初めての体験だったので。
父権的な男性ー力強く、権謀術数にたけ、威圧的な男ーに対しての強い憧れと、徹底的な拒否。
大野作品に多く登場する、あの支配者としての素敵なオジサマ達は「支配的な父親」のイメージなんですね。
そして今まで私が大野作品にあまり惹かれなかったのも、納得。
支配される側の青年達は皆、徹底的に拒否しているから。
支配される事、執着される事に、微塵の喜びも快楽も感じる事は無く、ただ必死に逃れようとするばかりだから。見てて、辛いじゃないですか(-_-)
少しでも、支配され、自分を失う事に背徳の喜びなどを感じているものなら、一緒になって喜ぶんですけどね。
薫も、最初から最後まで、匂宮の興味を拒否していますよね。
だから匂宮を大野作品における「支配者」なんだなーと、感じたのですが。
宮様は、薫に執着を見せますが、そこに愛や友情は感じられないんですよね。
薫を幸せにしたいと思う事もないし、理解し合い、心を分かち合おうとしているわけでもない。そういう台詞は無く、ただ彼が薫に関心を持っている事だけが、周りの人間によって語られる。
薫の心が向いている方向にだけは興味津津で、薫の拒否など気にせずに、問い詰めようとする。
でも、匂宮様はまだ若くて、今までの大野作品の素敵なオジサマ達のように人間が出来ていないから^^;
浮舟に縋る事で「支配者」としての人生を修正しようと、試みるんですね。
決して自分の心に踏み込んでくる事のない、そして自分を愛する事もない女性に、縋って甘えた。
心を閉じ込めて人形のように生きている女性だからこそ、縋る事ができた。
「期待には応える性質」などと言い、その場その場だけ相手に合わせて適当に受け答えて、世の中を誤魔化している匂宮。
心を閉じ込めている人形なのは、彼も同じ事だから。
トップ娘役がいないと、主演者が「愛ではないけど、慰め合う二人」という作品を演じる事ができるんですね、本公演でも。
確かに、宝塚の新しい可能性です。…必要な事だったのか?と問われると謎ですが。
この作品に関しては、皆さんの個性をいかせて良かったのかもしれません。ポジションによって決められた「関係性」に、支配されない芝居ができて。
浮舟もまた、匂宮が自分を愛しているのではない、でも「自分」を必要としているという状況だから、身を任せる事ができたのだと思うのですが。
けれど、薫に愛を告げられて。
今まで絶対者として見ていた薫もまた、心弱く、寄る辺のない人間だと知って。
何かに、誰かに、縋らずには生きていけない、ただの弱い男だと。
そして、彼女は薫の前から姿を消して、入水する。
薫を拒む事もできなくて、でも、愛してない匂宮との罪に溺れた記憶を消す事もできない。
…愛とは違っても、情を交わし合った、匂宮との優しい記憶を否定する事はできないから。だから決して、薫と共に歩む事はできない。
しずくちゃんの頑なな程の清潔感は、自分の”罪”を許す事ができない、浮舟という女性の説得力に繋がっていますね。
一見、か弱いように見えて、実はかなり頑固そうなところが。
運命に流されているように見えて、本当は男達の弱さを許し受け入れる、情の深さをも持っているのが、しずく浮舟の魅力。
そして、薫と匂宮の罪の穢れをうつした形代となり、その身を川に流そうとする。
人形らしく、流し雛のように。
…命が助かり、罪を弔う尼となる事を選んだ後の、迷いを捨てた、穏やかで清廉な姿は、切ない程に優しくて美しいです。
薫の霧矢さんは、前半の掴みどころない、何を考えているのかわからない様子から、後半の変貌が印象的。
かつて喪った愛する女性への追慕に沈む、抜け殻の人生。その状態を脱して生気を取り戻した姿になるのが、匂宮を裏切り陥れようとする事…というマイナス感情ばかりが描かれる人物。
薫が匂宮を陥れるのは、浮舟への愛に気づいたから…というより、謀略そのものに夢中になっているように見えた気がします。
浮舟に「やり直そう」と語っていても、結局、彼女に心から向き合う事は出来なかったのではないかと。
愛していたのは本気でも、愛するという事がどういう事なのか分からないまま、生きてきた男なんだろうな。
そして、ただ、浮舟という女性に縋っただけになってしまった。
彼女が何を望み、何を愛し、何に悲しむか…結局知る事もなく、興味も持たないまま。
ただ、彼女の微笑みと優しさだけを求めて。温かな腕に抱きしめて貰えさえすれば、良いと…。
でも薫に限らず、この作中の男性はみんな同じなんですね。
光る君も、柏木も、薫も、二の宮も…匂宮も。
皆ただ、女性達の優しさに縋るだけ。
愛して欲しい、安らぎを与えて欲しいと。ただ闇雲に欲しがるだけの、寄る辺ないコドモ達。
そして女達は、優しい微笑みを浮かべた、形代となっていく。
静かに微笑みながら、黙って彼らを支えていく彼女達の凛とした姿は「ああ、さすがに月組の娘役だなぁ」と思います(^^)
一つだけ、私のなかで結論が出なかったのは、匂宮と女一の宮の最後の会話。
昔、匂宮は実の姉に密かに恋をした…その罪が、彼に心を押し殺して生きていく人生を決定付けてしまった?
でも、一の宮も匂宮も二人ともあまりにクールで、かつて密かな恋心があったようには、全然、見えないし。
匂宮が一の宮を黙らせる為に、口から出まかせを言ったにしては、ちょっと穏やかでは無い会話。しかも、あんまり効果があるとも思えないし。
やっぱり本当の話なのかなー?
光る君が、実の母の面影を求めて藤壺に恋をして、義理の母子の恋という罪を犯した事に重ねているという事でしょうか?
まあ、もう少し考えてみます。
寒い時期のハードな公演、本当にお疲れ様でした。
私は初日すぐの頃に行ったまま、その後は見る事ができなかったので、今ひとつ実感が無いのですが。
東京公演のお稽古が始まるまで、僅かのお休みだと思いますが、一休みしてゆっくりして欲しいですね。花組の皆さまが元気に東京に来て下さる日を、楽しみに待っております。
花組公演も見れないし、のんびりと書いていけばいいや…と思っていたら、月日の流れるのは早いですね。
風邪をひいて寝込んでいたり、パソコンが壊れたりしているうちに、あっという間に前回の更新から二週間近く^^;
花組東京公演が始まったら、観劇仲間と遊ぶばかりで書けない事は目に見えているのに。でもともかく、書いたぶんだけ少しずつ。
月組新人公演も、見てきました。面白かった~!
新人公演メンバーの皆さんの頑張りは勿論ですが、やはり今回は大野先生の作戦の成功が、とっても小気味よくて嬉しいものでした。
本公演とはまるで違った解釈による演出で、一つの脚本から描き出される、二つの物語。これによって、脚本の面白さと演出力、新人達に対する指導力等をくっきりと見せて、デビュー戦は大勝利!
荻田先生退団後、期待の脚本・演出家としての印象を残してくれました。
本公演は、やはりイベントである「源氏物語千年紀頌」として、「光源氏が遺した人々」を軸にした物語です。
うっすらと死の匂いのただよう、儚く美しく甘美な毒に満ちた世界の、罪にまみれた人々の物語。
新人公演は、逆に生命力の煌きを描く、悲しくも美しい恋の物語…だと感じました。このメンバーの中では、あまりにも圧倒的な存在である、「明日海りお」の存在ゆえに。
源氏の君が象徴する死と罪の影の世界の中は、匂宮の美しい生命力を際立たせるもの。新公は、あくまでも「匂宮」を描く物語になっていたと思います。
新公は出演者の力を引き出す事を優先した演出で、本公演は出演者皆さんの力で、演出家の思い描いた世界を作る。
本公演と新人公演を同じ演出家でやるからこその、面白さでしたね。
私が感じた、その違いを書く為には、ともかく本公演のポイントの感想を書かなければなりません。
本公演は、二回だけしか見ていないので、私のなかではまだ曖昧な部分も多いのですが。まあ、それでも書いておきます。
この、美しい舞台を見て「ああ、大野先生の世界だなー」と思いました。
実は私、ナマで大野作品を見るのは初めてだったのです。人気作品が多いですから、CSで放映されたものは、一応見たのですが。
しかし、やはりナマの舞台は全然違いますね。
あの、舞台全体の静謐な美しさは、劇場で体験してこそ!と感じました。
大野作品といえばお約束と言えるのが、権力者のオジサマに支配される、いたいけな青年。
色々なパターンで繰り返し登場する「お約束」ですが、最近の作品は出てこない事もあり、大劇場作品では我慢するのかと思っていました。
まあ、そんな「萌え」場面があればすぐに話題になっているでしょうが、特に聞こえてこなかったですし。
磯野さんの夕霧は、いかにも…な雰囲気なのになぁ…と思いつつ、見ていたのですが。
幕が下りた時に、呆然。
主役の匂宮が、薫の「支配者」になって、終幕。
…そうだよね、本公演の一幕ものだと、時間とか色々制限あるしね。
大野作品において、支配されているのは、いつも主人公ではない人物。
だったら時間のない本公演の場合、主人公が「支配者」になるのが、合理的。
「支配者」の条件は、てっきり「素敵なオジサマ」だと思っていましたが、支配される側の萌えキャラが主人公でない事のほうが、重要な条件だとは^^;
いやー、びっくりしました。
でも、そういえば。匂宮は最初から薫だけに関心をよせるているわけで。
宇治に行くのも、最初から薫を気にしての事。相手の女性が気になったワケじゃないし。浮舟に縋ったものの、諦める時は、あっさりとしたもの。
そして結果的には、薫から彼女を遠ざけて、二人だけの世界を完結させて、終幕、なんですね。
先日、雪組さんの「カラマーゾフの兄弟」を見た時に「宝塚の演出家には、マザコンしかおらんのか!!」…と、思ったのですが。
この作品を見て初めて分かった事。
大野先生って、ファザコンだったんですね。
と、友人に言ったら「今更何を…」と、驚かれましたが(^^ゞいや、そこはナマ大野作品は、初めての体験だったので。
父権的な男性ー力強く、権謀術数にたけ、威圧的な男ーに対しての強い憧れと、徹底的な拒否。
大野作品に多く登場する、あの支配者としての素敵なオジサマ達は「支配的な父親」のイメージなんですね。
そして今まで私が大野作品にあまり惹かれなかったのも、納得。
支配される側の青年達は皆、徹底的に拒否しているから。
支配される事、執着される事に、微塵の喜びも快楽も感じる事は無く、ただ必死に逃れようとするばかりだから。見てて、辛いじゃないですか(-_-)
少しでも、支配され、自分を失う事に背徳の喜びなどを感じているものなら、一緒になって喜ぶんですけどね。
薫も、最初から最後まで、匂宮の興味を拒否していますよね。
だから匂宮を大野作品における「支配者」なんだなーと、感じたのですが。
宮様は、薫に執着を見せますが、そこに愛や友情は感じられないんですよね。
薫を幸せにしたいと思う事もないし、理解し合い、心を分かち合おうとしているわけでもない。そういう台詞は無く、ただ彼が薫に関心を持っている事だけが、周りの人間によって語られる。
薫の心が向いている方向にだけは興味津津で、薫の拒否など気にせずに、問い詰めようとする。
でも、匂宮様はまだ若くて、今までの大野作品の素敵なオジサマ達のように人間が出来ていないから^^;
浮舟に縋る事で「支配者」としての人生を修正しようと、試みるんですね。
決して自分の心に踏み込んでくる事のない、そして自分を愛する事もない女性に、縋って甘えた。
心を閉じ込めて人形のように生きている女性だからこそ、縋る事ができた。
「期待には応える性質」などと言い、その場その場だけ相手に合わせて適当に受け答えて、世の中を誤魔化している匂宮。
心を閉じ込めている人形なのは、彼も同じ事だから。
トップ娘役がいないと、主演者が「愛ではないけど、慰め合う二人」という作品を演じる事ができるんですね、本公演でも。
確かに、宝塚の新しい可能性です。…必要な事だったのか?と問われると謎ですが。
この作品に関しては、皆さんの個性をいかせて良かったのかもしれません。ポジションによって決められた「関係性」に、支配されない芝居ができて。
浮舟もまた、匂宮が自分を愛しているのではない、でも「自分」を必要としているという状況だから、身を任せる事ができたのだと思うのですが。
けれど、薫に愛を告げられて。
今まで絶対者として見ていた薫もまた、心弱く、寄る辺のない人間だと知って。
何かに、誰かに、縋らずには生きていけない、ただの弱い男だと。
そして、彼女は薫の前から姿を消して、入水する。
薫を拒む事もできなくて、でも、愛してない匂宮との罪に溺れた記憶を消す事もできない。
…愛とは違っても、情を交わし合った、匂宮との優しい記憶を否定する事はできないから。だから決して、薫と共に歩む事はできない。
しずくちゃんの頑なな程の清潔感は、自分の”罪”を許す事ができない、浮舟という女性の説得力に繋がっていますね。
一見、か弱いように見えて、実はかなり頑固そうなところが。
運命に流されているように見えて、本当は男達の弱さを許し受け入れる、情の深さをも持っているのが、しずく浮舟の魅力。
そして、薫と匂宮の罪の穢れをうつした形代となり、その身を川に流そうとする。
人形らしく、流し雛のように。
…命が助かり、罪を弔う尼となる事を選んだ後の、迷いを捨てた、穏やかで清廉な姿は、切ない程に優しくて美しいです。
薫の霧矢さんは、前半の掴みどころない、何を考えているのかわからない様子から、後半の変貌が印象的。
かつて喪った愛する女性への追慕に沈む、抜け殻の人生。その状態を脱して生気を取り戻した姿になるのが、匂宮を裏切り陥れようとする事…というマイナス感情ばかりが描かれる人物。
薫が匂宮を陥れるのは、浮舟への愛に気づいたから…というより、謀略そのものに夢中になっているように見えた気がします。
浮舟に「やり直そう」と語っていても、結局、彼女に心から向き合う事は出来なかったのではないかと。
愛していたのは本気でも、愛するという事がどういう事なのか分からないまま、生きてきた男なんだろうな。
そして、ただ、浮舟という女性に縋っただけになってしまった。
彼女が何を望み、何を愛し、何に悲しむか…結局知る事もなく、興味も持たないまま。
ただ、彼女の微笑みと優しさだけを求めて。温かな腕に抱きしめて貰えさえすれば、良いと…。
でも薫に限らず、この作中の男性はみんな同じなんですね。
光る君も、柏木も、薫も、二の宮も…匂宮も。
皆ただ、女性達の優しさに縋るだけ。
愛して欲しい、安らぎを与えて欲しいと。ただ闇雲に欲しがるだけの、寄る辺ないコドモ達。
そして女達は、優しい微笑みを浮かべた、形代となっていく。
静かに微笑みながら、黙って彼らを支えていく彼女達の凛とした姿は「ああ、さすがに月組の娘役だなぁ」と思います(^^)
一つだけ、私のなかで結論が出なかったのは、匂宮と女一の宮の最後の会話。
昔、匂宮は実の姉に密かに恋をした…その罪が、彼に心を押し殺して生きていく人生を決定付けてしまった?
でも、一の宮も匂宮も二人ともあまりにクールで、かつて密かな恋心があったようには、全然、見えないし。
匂宮が一の宮を黙らせる為に、口から出まかせを言ったにしては、ちょっと穏やかでは無い会話。しかも、あんまり効果があるとも思えないし。
やっぱり本当の話なのかなー?
光る君が、実の母の面影を求めて藤壺に恋をして、義理の母子の恋という罪を犯した事に重ねているという事でしょうか?
まあ、もう少し考えてみます。
まずは、少しメモだけでも
2009年1月22日 月組なんだか、怒涛の日々でした。
花組公演の感想も書きかけのままのんびりしていたら、月組エリザベートやら、タニちゃんの退団やら…。
昨年の12月26日以降、何が起きても結構驚かなくなった…と思っておりましたが。
いやいや、まだまだ驚かされるネタを作ってくれるものですよね。
さすがだわ、宝塚歌劇団。
まあ、ともかく。
明日が新公なので、その前に月組公演メモ。
まず、第一に大野先生、なかなかやるなぁ~と感心。色んなイミで。
ともかく、大劇場デビュー作品としては将来に期待を持てる、良い作品だったと思います。
物語はよく纏っていたし、何よりも美しい舞台であった事が、宝塚的ファン的にはとても嬉しい事です。
舞台装置も、お衣装も、宮中の宴の様子や市井の祭り、その他の演出も全てが美しい作品でした。
そして、舞台上で繰り広げられる、ドラマも。
愛する者達の心のすれ違いと、失ったものへの哀惜の念。その裏に隠された、罪の甘美な毒…。
うっすらと”死”の匂いがただよう、儚く美しい世界でした。
前半はやや説明的な場面も多かったものの、強く逞しい女房達など、月娘達にホレボレして楽しめますね。
そして二ノ宮の失脚から、一気に物語は動き始めます。
小宰相の君(城咲あい)に連れ出された匂宮が、傀儡の姿に光君の声を聞く場面。
匂宮に襲いかかる、”死の闇”の化身となった光君に、ちょートキメキました。
傀儡の糸に操られながら、匂宮を絡みとろうとする恐ろしさと、その”死の闇”の官能的な美しさ。
これこそ、タカラヅカが描くべき世界ですね。
匂宮はその後、浮舟に救いを求めて。二人はつらい状況から逃れる為に、互いに求め合い、罪の淵に沈んでいく。
この、いけない事だと分かっていながら、薫を傷つけたくはないと思っていながら、ずるずると流されていく二人の場面がなんとも魅力的。
そして、薫が語る柏木と女三宮の恋のイメージ。
みっしょん(美翔かずき)もほたるちゃん(天野ほたる)も本当に美しいのですが。特にほたるちゃんの謎めいた微笑が、忘れられません…。
そして、匂宮の事を密告する薫の、怒りにまかせて友人を裏切るという罪に流されていく姿にもまた、”死の闇”が重なって見えます。
そこで浮かびあがる、匂宮と薫の関係。
亡くなった大君や実の母を思い心を閉ざして生きている薫に、匂宮は不思議な執着を見せます。
浮舟を出家させた後、”日嗣の皇子”として、全ての罪を引き受ける「命令者」となる。
ただ「命令」に従うだけの者ならば、自ら罪を犯す事もない。
だから匂宮に心を委ね、彼に支配される者になれと。
そうする事で、薫を傍に置こうとするんですね。
大野作品だな~、と思いました。
上手く言葉にまとまらないので、その話はいずれ、また。
花組公演の感想も書きかけのままのんびりしていたら、月組エリザベートやら、タニちゃんの退団やら…。
昨年の12月26日以降、何が起きても結構驚かなくなった…と思っておりましたが。
いやいや、まだまだ驚かされるネタを作ってくれるものですよね。
さすがだわ、宝塚歌劇団。
まあ、ともかく。
明日が新公なので、その前に月組公演メモ。
まず、第一に大野先生、なかなかやるなぁ~と感心。色んなイミで。
ともかく、大劇場デビュー作品としては将来に期待を持てる、良い作品だったと思います。
物語はよく纏っていたし、何よりも美しい舞台であった事が、宝塚的ファン的にはとても嬉しい事です。
舞台装置も、お衣装も、宮中の宴の様子や市井の祭り、その他の演出も全てが美しい作品でした。
そして、舞台上で繰り広げられる、ドラマも。
愛する者達の心のすれ違いと、失ったものへの哀惜の念。その裏に隠された、罪の甘美な毒…。
うっすらと”死”の匂いがただよう、儚く美しい世界でした。
前半はやや説明的な場面も多かったものの、強く逞しい女房達など、月娘達にホレボレして楽しめますね。
そして二ノ宮の失脚から、一気に物語は動き始めます。
小宰相の君(城咲あい)に連れ出された匂宮が、傀儡の姿に光君の声を聞く場面。
匂宮に襲いかかる、”死の闇”の化身となった光君に、ちょートキメキました。
傀儡の糸に操られながら、匂宮を絡みとろうとする恐ろしさと、その”死の闇”の官能的な美しさ。
これこそ、タカラヅカが描くべき世界ですね。
匂宮はその後、浮舟に救いを求めて。二人はつらい状況から逃れる為に、互いに求め合い、罪の淵に沈んでいく。
この、いけない事だと分かっていながら、薫を傷つけたくはないと思っていながら、ずるずると流されていく二人の場面がなんとも魅力的。
そして、薫が語る柏木と女三宮の恋のイメージ。
みっしょん(美翔かずき)もほたるちゃん(天野ほたる)も本当に美しいのですが。特にほたるちゃんの謎めいた微笑が、忘れられません…。
そして、匂宮の事を密告する薫の、怒りにまかせて友人を裏切るという罪に流されていく姿にもまた、”死の闇”が重なって見えます。
そこで浮かびあがる、匂宮と薫の関係。
亡くなった大君や実の母を思い心を閉ざして生きている薫に、匂宮は不思議な執着を見せます。
浮舟を出家させた後、”日嗣の皇子”として、全ての罪を引き受ける「命令者」となる。
ただ「命令」に従うだけの者ならば、自ら罪を犯す事もない。
だから匂宮に心を委ね、彼に支配される者になれと。
そうする事で、薫を傍に置こうとするんですね。
大野作品だな~、と思いました。
上手く言葉にまとまらないので、その話はいずれ、また。
「太王四神記」-チュシンの星のもとに-
2009年1月12日 花組「太王四神記」-チュシンの星のもとに-、見てきました。
面白かった!
「スカーレット・ピンパーネル」に続き、宝塚でここまでエンターテイメントに徹した作品ができるんだなーと、小池修一郎の力を改めて感じます。
まあ、宝塚はともかくエンターテイメントですから、何よりも「面白い」事が大前提だと、私は思っています。
色々考えさせられたり、深い内容や感動も作者の主張の表現も、その後の話です。まずは面白くなくては話にならないし、意味がありません。
まあ、当たり前の事ですがねー。それがなかなか難しいのが、タカラヅカ^^;
この作品は、ともかく二時間半退屈する暇なんて無いのが嬉しいですね。
お衣装もセットも豪華で華やか、証明やLEDの使い方も美しく、ともかく「タカラヅカを見たなー」という満足感を味わえる作品だと思います。
ともかく、人間の使い方がすごく面白かったです。
宝塚の「大人数」を活かした、宝塚ならではのスペクタクル。
人海戦術という言葉どおり、本当に「人の海」が、わさわさと動き回る光景は壮観です。やっぱり見せ場は一幕後半の「天下一武道会」と、二幕後半の盾の軍団による戦闘場面ですね。
この人海戦術スペクタクルの堪能する為には、この作品は、一度は二階から!
初見は二階の端っこの新A席だったのですが、もうドキドキワクワクしちゃいました。あの、フォーメーションが変化していく処が、大好きなんですよ。
私は図形パズル系は苦手なので、ああいうのを考えられる人を、すごく尊敬しちゃうせいかもしれないですけど(^^ゞ
武道会の、鮮やかな四色のお衣装がフォーメーションで動くのは、綺麗で良いですよね。周りで見物している人達も、みなさん色々なお芝居をされていて面白いです。
そして、舞台後方からパーンと前に出てくる真っ赤なお衣装のヨン・ホゲ様は、本当に素敵でございます。やってる事はセコイですけど(笑)
一階からでは、あのフォーメーションはまるで見えないんですよね。
でも、特にメインの三人は後半に辛い展開になると、俯き加減になる事が多くて、二階後方からでは表情が見えにくい事も多いのです。
やはり、できれば、それぞれ一回ずつは見られるといいかなーと、思います。
二階からでもご贔屓の顔ばかりをオペラグラスで見ていたら、戦闘の迫力もフォーメーションのカッコ良さも見えませんから^^;
ぜひ、全体の動きを見て、ダイナミズムを感じたいものです。
ほとんどの生徒さんは、顔も見えない状態ですが、「良い舞台を作る為に、命懸で」戦っていらっしゃいますしね(^^)
そして生徒さん皆さんが、それぞれの個性を発揮して、いきいきと演じているのも嬉しいです。
キャラクターの宛て書きも、バッチリですね。
かなり下級生まで台詞や見せ場があり、ほとんどの生徒さんのファンも満足できるのはないでしょうか。娘役さん達は、ちょっと残念な処もありますが…。
タムドクの真飛さんは、完全無欠の好青年。
多分、ご本人の人柄もあんなに優しいのだろうなーと素直に思える、温かく優しい主人公。
あまりに真っ直ぐで、恵まれない者の屈折に思い至る事ができない、生真面目さ、頑なさまで含めて、完璧な王子様。
これだけ正しく善良な個性は貴重な存在だなーと、改めて納得しました。
今まで漠然と感じていた、真飛さんの真っ白な色を、きっちり見た気がして。
前回のトマスも、それほど変わらない「白い主役」だったと思うのですが、小池作品には「萌え」が無いからでしょうか(笑)
みんなが「トマスLOVE☆」だった前作よりも、タムドクの「正しさ」が前に出てきた今回のほうが真飛さんの白い色が見えたのかな?と。
谷先生脚本・演出のトマス君は、結構無茶な人物でしたしね。色々な意味で^^;
ヒロイン・キハの彩音ちゃんは、運命に翻弄される女性を涙を流しての熱演。
実は、冒頭のカジン様も結構好きです。男役のみわっちセオより、逞しくて強そうなところが(^^)
セオとカジンが二人で掴みあいをしている図が、妙に可愛くてセクシー。キャットファイトという言葉に、納得したりする(汗)
…真飛さんとオオゾラさんの戦いだって、おなじく女の子がやってるのにね^^;
キハは、どのお衣装も良く似合って素敵ですが、黒衣の妊婦姿の色っぽさがすごく好きで、いつもあの横から見たシルエットの一瞬を見逃さないように頑張っていました。
でも、カジンはファヌン様に自分の魔力を捧げて国を追われた揚句、その力もファヌン様も女王の座も全てセオに持っていかれて、可哀想な女性ですよね。
子供を奪って谷に落とした後、真っ先に「黒朱雀」と化したセオに焼かれたのでしょうし。
転生して黒朱雀と化した後、タムドクに矢で射られていたら踏んだり蹴ったりだったので、ハッピーエンドで良かったです。
そして、ヨン・ホゲ様。
純粋さのあまり、次第に心を闇に染めていくダークヒーロー。
かっこいい。美しい。そして可哀想…そこが素敵(^^ゞ
「大空祐飛」の持っている魅力を最大限に活かしたこの役を、今、この時にいただけるなんて、ファンとしてもありがたい巡りあわせだと思います。
今まで好きだった「オオゾラユウヒ」さんの姿や芝居を、いっぺんに見せてもらえる気分です。それも、今までよりグンとスケールアップした魅力的な人物として。
まだ初日が明けたばかり。これから更に深くなるだろうと思うと、わくわくします。
ヨン・ホゲ様の純粋さ、悲しみ、迷い、怒り、憎しみ…そして、愛と解放。
どこまで演じて、どんな芝居を見せて下さるかなぁ♪
武道会や二幕の戦いの場面では、なんだか「いいのかしら?」と思うような、カッコイイ演出をしてもらっているのも嬉しいです。
そして、プロダクションノートのお稽古風景を見て、本当によく頑張って…と感心したのが武道会の場面。
お衣装でなくても、一番強そうに見えるんですよ。素で強そう^^;
ダンサーでは無い、身体能力において周りの皆さんより低い筈のオオゾラさんが、全然格上の強さに見えるって凄い事だと思います。
立ち居振る舞いや、殺陣の気迫で、周りの兵士達よりも圧倒的に強そうに見える。
今まで積み重ねてきた「男役芸」の道のりを感じます。もちろん、「切られ役」となった皆さんが上手く見せて下さるおかげでもありますが。
そして、いつの間にかこっそりと、強そうなヨン・ホゲ様を超える腕前になっていたタムドク様に、観客としてもビックリできるのです。
お二人ともブラボーです(^^)
大長老・プルキル役の壮さんは、本当に楽しそう。
悪役って楽しいだろうなーとは思っておりましたが、実際にここまで楽しんで演じてらっしゃると、見ていて気持ち良いものがあります。
なんといっても、半端に自分語りなどしないで、潔く純粋と言っていい程に悪の道を邁進しているところがいいですよね。
今回は、小池作品に有りがちな「悪者ソング」が無いのも、良かったです。悪役達が組織の活動目標やら活動報告やらをコミカルなナンバーで歌うアレです。
原作が長大で、それぞれの場面に時間が無いのが幸いしたのでしょう。
嬉々として具体的に悪事を働いてくれる壮さんは、かなりステキです(^.^)
悪役は自分の事なんて語らなくていい。ただ、黙って悪い事さえやってくれたほうが、凄味があってカッコイイというのが私の持論です。
幕間5分のトークショーでは、じゅりあちゃんと二人であの扮装のまま、にこにこしながら
「私達、悪い人だとは思ってないですよね、ただ自分の道を進んでいるだけで」
「うん。そしたら、ちょっと…人とは違っちゃってた、というだけなんだよね」
と、言い合っていらして、とても素敵でした♪
…ふう、長くなってきたので、一応ここで区切ります。
続きはまた、後ほど。
面白かった!
「スカーレット・ピンパーネル」に続き、宝塚でここまでエンターテイメントに徹した作品ができるんだなーと、小池修一郎の力を改めて感じます。
まあ、宝塚はともかくエンターテイメントですから、何よりも「面白い」事が大前提だと、私は思っています。
色々考えさせられたり、深い内容や感動も作者の主張の表現も、その後の話です。まずは面白くなくては話にならないし、意味がありません。
まあ、当たり前の事ですがねー。それがなかなか難しいのが、タカラヅカ^^;
この作品は、ともかく二時間半退屈する暇なんて無いのが嬉しいですね。
お衣装もセットも豪華で華やか、証明やLEDの使い方も美しく、ともかく「タカラヅカを見たなー」という満足感を味わえる作品だと思います。
ともかく、人間の使い方がすごく面白かったです。
宝塚の「大人数」を活かした、宝塚ならではのスペクタクル。
人海戦術という言葉どおり、本当に「人の海」が、わさわさと動き回る光景は壮観です。やっぱり見せ場は一幕後半の「天下一武道会」と、二幕後半の盾の軍団による戦闘場面ですね。
この人海戦術スペクタクルの堪能する為には、この作品は、一度は二階から!
初見は二階の端っこの新A席だったのですが、もうドキドキワクワクしちゃいました。あの、フォーメーションが変化していく処が、大好きなんですよ。
私は図形パズル系は苦手なので、ああいうのを考えられる人を、すごく尊敬しちゃうせいかもしれないですけど(^^ゞ
武道会の、鮮やかな四色のお衣装がフォーメーションで動くのは、綺麗で良いですよね。周りで見物している人達も、みなさん色々なお芝居をされていて面白いです。
そして、舞台後方からパーンと前に出てくる真っ赤なお衣装のヨン・ホゲ様は、本当に素敵でございます。やってる事はセコイですけど(笑)
一階からでは、あのフォーメーションはまるで見えないんですよね。
でも、特にメインの三人は後半に辛い展開になると、俯き加減になる事が多くて、二階後方からでは表情が見えにくい事も多いのです。
やはり、できれば、それぞれ一回ずつは見られるといいかなーと、思います。
二階からでもご贔屓の顔ばかりをオペラグラスで見ていたら、戦闘の迫力もフォーメーションのカッコ良さも見えませんから^^;
ぜひ、全体の動きを見て、ダイナミズムを感じたいものです。
ほとんどの生徒さんは、顔も見えない状態ですが、「良い舞台を作る為に、命懸で」戦っていらっしゃいますしね(^^)
そして生徒さん皆さんが、それぞれの個性を発揮して、いきいきと演じているのも嬉しいです。
キャラクターの宛て書きも、バッチリですね。
かなり下級生まで台詞や見せ場があり、ほとんどの生徒さんのファンも満足できるのはないでしょうか。娘役さん達は、ちょっと残念な処もありますが…。
タムドクの真飛さんは、完全無欠の好青年。
多分、ご本人の人柄もあんなに優しいのだろうなーと素直に思える、温かく優しい主人公。
あまりに真っ直ぐで、恵まれない者の屈折に思い至る事ができない、生真面目さ、頑なさまで含めて、完璧な王子様。
これだけ正しく善良な個性は貴重な存在だなーと、改めて納得しました。
今まで漠然と感じていた、真飛さんの真っ白な色を、きっちり見た気がして。
前回のトマスも、それほど変わらない「白い主役」だったと思うのですが、小池作品には「萌え」が無いからでしょうか(笑)
みんなが「トマスLOVE☆」だった前作よりも、タムドクの「正しさ」が前に出てきた今回のほうが真飛さんの白い色が見えたのかな?と。
谷先生脚本・演出のトマス君は、結構無茶な人物でしたしね。色々な意味で^^;
ヒロイン・キハの彩音ちゃんは、運命に翻弄される女性を涙を流しての熱演。
実は、冒頭のカジン様も結構好きです。男役のみわっちセオより、逞しくて強そうなところが(^^)
セオとカジンが二人で掴みあいをしている図が、妙に可愛くてセクシー。キャットファイトという言葉に、納得したりする(汗)
…真飛さんとオオゾラさんの戦いだって、おなじく女の子がやってるのにね^^;
キハは、どのお衣装も良く似合って素敵ですが、黒衣の妊婦姿の色っぽさがすごく好きで、いつもあの横から見たシルエットの一瞬を見逃さないように頑張っていました。
でも、カジンはファヌン様に自分の魔力を捧げて国を追われた揚句、その力もファヌン様も女王の座も全てセオに持っていかれて、可哀想な女性ですよね。
子供を奪って谷に落とした後、真っ先に「黒朱雀」と化したセオに焼かれたのでしょうし。
転生して黒朱雀と化した後、タムドクに矢で射られていたら踏んだり蹴ったりだったので、ハッピーエンドで良かったです。
そして、ヨン・ホゲ様。
純粋さのあまり、次第に心を闇に染めていくダークヒーロー。
かっこいい。美しい。そして可哀想…そこが素敵(^^ゞ
「大空祐飛」の持っている魅力を最大限に活かしたこの役を、今、この時にいただけるなんて、ファンとしてもありがたい巡りあわせだと思います。
今まで好きだった「オオゾラユウヒ」さんの姿や芝居を、いっぺんに見せてもらえる気分です。それも、今までよりグンとスケールアップした魅力的な人物として。
まだ初日が明けたばかり。これから更に深くなるだろうと思うと、わくわくします。
ヨン・ホゲ様の純粋さ、悲しみ、迷い、怒り、憎しみ…そして、愛と解放。
どこまで演じて、どんな芝居を見せて下さるかなぁ♪
武道会や二幕の戦いの場面では、なんだか「いいのかしら?」と思うような、カッコイイ演出をしてもらっているのも嬉しいです。
そして、プロダクションノートのお稽古風景を見て、本当によく頑張って…と感心したのが武道会の場面。
お衣装でなくても、一番強そうに見えるんですよ。素で強そう^^;
ダンサーでは無い、身体能力において周りの皆さんより低い筈のオオゾラさんが、全然格上の強さに見えるって凄い事だと思います。
立ち居振る舞いや、殺陣の気迫で、周りの兵士達よりも圧倒的に強そうに見える。
今まで積み重ねてきた「男役芸」の道のりを感じます。もちろん、「切られ役」となった皆さんが上手く見せて下さるおかげでもありますが。
そして、いつの間にかこっそりと、強そうなヨン・ホゲ様を超える腕前になっていたタムドク様に、観客としてもビックリできるのです。
お二人ともブラボーです(^^)
大長老・プルキル役の壮さんは、本当に楽しそう。
悪役って楽しいだろうなーとは思っておりましたが、実際にここまで楽しんで演じてらっしゃると、見ていて気持ち良いものがあります。
なんといっても、半端に自分語りなどしないで、潔く純粋と言っていい程に悪の道を邁進しているところがいいですよね。
今回は、小池作品に有りがちな「悪者ソング」が無いのも、良かったです。悪役達が組織の活動目標やら活動報告やらをコミカルなナンバーで歌うアレです。
原作が長大で、それぞれの場面に時間が無いのが幸いしたのでしょう。
嬉々として具体的に悪事を働いてくれる壮さんは、かなりステキです(^.^)
悪役は自分の事なんて語らなくていい。ただ、黙って悪い事さえやってくれたほうが、凄味があってカッコイイというのが私の持論です。
幕間5分のトークショーでは、じゅりあちゃんと二人であの扮装のまま、にこにこしながら
「私達、悪い人だとは思ってないですよね、ただ自分の道を進んでいるだけで」
「うん。そしたら、ちょっと…人とは違っちゃってた、というだけなんだよね」
と、言い合っていらして、とても素敵でした♪
…ふう、長くなってきたので、一応ここで区切ります。
続きはまた、後ほど。
あけましておめでとうございます
2009年1月3日 日常あけましておめでとうございます。
このように世間様とは異なる時間軸で動いているブログですが、本年もよろしくお願いしますm(__)m
なんだか久しぶりの更新です。
もう、文章を書く事を忘れていそう(^^ゞ
年末のTCAスペシャルの中継を見に行って以来、感想を書こうとしているうちに次々と色々な発表があり、頭がパンク状態で。
思う事が多すぎて、言葉が出てこないんです。そういえば、今年の夏の「愛と死のアラビア」東京公演から、博多座「ME AND MY GIRL」を見に行った時もそうでした。
性能の悪い頭しか持ってないので、なかなか、うまく使いきれません。
でも昨年のお正月、お雑煮にお餅を入れ過ぎて死にそうな目にあった事を書いてあったので、今年は無事にお正月を過ごしました。
すっかり忘れていたので、初めてこのブログを書いた意味があったなぁと、大変嬉しく思いました。
昨年は、組替え発表後の不安から妙なハイテンションで、今となっては不思議なくらい。今、オオゾラさんはすっかり花組生として頑張ってらっしゃいます。
新しい”花組の大空祐飛”として生まれ変わった姿の、しなやかで柔軟な力強さに感心するばかり。
去年の動揺が嘘のように、新しい”花組の大空祐飛”さんと、新しい素敵な仲間達との出会いを喜ぶ事ができて、私達ファンは本当に幸せだ…と、改めて思った一年でした。
今までも、「転んでもタダでは起きない大空祐飛」だと思って付いてきましたが、その思いを新たにしたのでございます。
先日、CSで放送された2007年のTCAスペシャルをぼんやりと見ていて、ふと気がつけば、ピンクのお衣装の花組チームの中についオオゾラさんを探していた私^^;
新しい素敵な仲間達が、愛しくてならないようです。
せっかくだから、お正月休みの間に見に行ってしまおうと、行きあたりばったり遠征に出発しようかと計画中。帰ってきても、更に思う事がいっぱい有り過ぎ状況になるかもしれませんが…。
このように世間様とは異なる時間軸で動いているブログですが、本年もよろしくお願いしますm(__)m
なんだか久しぶりの更新です。
もう、文章を書く事を忘れていそう(^^ゞ
年末のTCAスペシャルの中継を見に行って以来、感想を書こうとしているうちに次々と色々な発表があり、頭がパンク状態で。
思う事が多すぎて、言葉が出てこないんです。そういえば、今年の夏の「愛と死のアラビア」東京公演から、博多座「ME AND MY GIRL」を見に行った時もそうでした。
性能の悪い頭しか持ってないので、なかなか、うまく使いきれません。
でも昨年のお正月、お雑煮にお餅を入れ過ぎて死にそうな目にあった事を書いてあったので、今年は無事にお正月を過ごしました。
すっかり忘れていたので、初めてこのブログを書いた意味があったなぁと、大変嬉しく思いました。
昨年は、組替え発表後の不安から妙なハイテンションで、今となっては不思議なくらい。今、オオゾラさんはすっかり花組生として頑張ってらっしゃいます。
新しい”花組の大空祐飛”として生まれ変わった姿の、しなやかで柔軟な力強さに感心するばかり。
去年の動揺が嘘のように、新しい”花組の大空祐飛”さんと、新しい素敵な仲間達との出会いを喜ぶ事ができて、私達ファンは本当に幸せだ…と、改めて思った一年でした。
今までも、「転んでもタダでは起きない大空祐飛」だと思って付いてきましたが、その思いを新たにしたのでございます。
先日、CSで放送された2007年のTCAスペシャルをぼんやりと見ていて、ふと気がつけば、ピンクのお衣装の花組チームの中についオオゾラさんを探していた私^^;
新しい素敵な仲間達が、愛しくてならないようです。
せっかくだから、お正月休みの間に見に行ってしまおうと、行きあたりばったり遠征に出発しようかと計画中。帰ってきても、更に思う事がいっぱい有り過ぎ状況になるかもしれませんが…。