宙組大劇場公演「誰がために鐘は鳴る」初日、おめでとうございます。
32年ぶりの大作の再演。プレッシャーなどもあるかとは思いますが、皆様お元気で一ヶ月の公演を楽しんで過ごされますよう、遠い土地で祈っております。
私が大劇場にいけるのは、まだ少し先ですが。ひとまずは、明日のCSニュースの映像が楽しみです。

前回書いたのが「銀ちゃんの恋」全ツの初日前。結局その感想も書かないまま、次の公演が始まってしまいました。書き残しておきたい事は山ほどあったのですが。
…ま、いいか。気が向いたら、また。


5月17日の日記

2010年5月17日 宝塚
気が付けば、月組大劇場公演も明日までなんですね。
という事は、宙組初日も、もうすぐ。早いなーって、この日記の中でこの言葉が使われない記事があるのでしょうか^^;
ゴールデンウィークが終わって、ぼんやりしている間に…。花組本公演も星組全ツも見ましたが、このまま書けないままかもしれない。
ま、宙組公演始まっても、私が見に行けるのはちょっと先なのですが。でも、初日の幕が開く前に、「シャングリラ」の事は終わらせておくべきですよね。

そして、明日からもう「銀ちゃんの恋」の友の会の入力が始まるのですね。本公演以外は入力期間が短いのって、何か意味があるのでしょうか。不便だわ。
そして、他の出演者は?全員の振り分けは無理といわれればともかく。ヤスだけは発表して下さいよ、歌劇団。事実上の主役なんだしね(-_-;)
ゴールデンウィーク。
お家でのんびりしています。特に何処にも行かず、観劇の予定も無く。
この機会に家の片付けなどをすればいいようなものの、それもサボって、のんびり。毎日何かしらを飲んで、ほろ酔い、二日酔い(^^ゞ

しばらく書いてなかったらブログの書き方も忘れてしまいました。
何か色々書く気だったような気もするけれど、思い出せません。
きっと、ちゃんとした文章に纏める事は不可能だと思われるので、だらだら箇条書きにでも、遺しておきます。

・CSニュース雪組千秋楽映像。皆さんがあまりに幸せそうで切ない。そして美しい。

・作品について色々感想はあるけれど、ともかく今回のみなこちゃんのアンリエットが好きだった。

・前半のオーストリア兵の治療を拒否する場面、人を傷つける事で自分がより傷付く痛々しさが、みなこちゃんらしいなーと。私がみなこちゃんが好きな理由を理解した。ボニーに通じるところがあるよね。

・オオゾラファン的に、とても親近感がわくキャラだ。でも、みなこちゃんのほうが、自傷的。娘役だからね。浅い傷を沢山という感じ。オオゾラさんのキャラは一息に深くざっくり…いえ、あくまで私の勝手なイメージです。

・水さんのデュナンさんは良い男だけれど、今回の主役は「赤十字思想」。デュナンさんが良い男で、彼に恋したヒロインが行動を共にするのは、イカンのですね。

・じゃ、タカラヅカでやらなくてもよかったんじゃ…。

・星組さんの「ハプスブルク展」タイアップ作品といい、商業的なメリットの為には主人公とヒロインが恋愛しなくても仕方がありません。二番手役が美味しくなるからいいじゃんいいじゃん。あ、星組さんの場合は取ってつけたような二役があったから、ま、いいか。

・みなこちゃんの硬いキャラが、エクトール先生との恋愛に一歩踏み込めない彼女に似合っていて、きゅんとする。この硬い蕾、青い果実のまま、彼女は卒業するのかなー。もったいない。花がほころび、甘く瑞々しく成熟した果実は、いかばかり魅力的な事か…。その時は、あの痛々しさを失うのだろうか?それもまた良いなぁ。見たかったなぁ。最後の作品に期待。

・敵兵の治療を拒否する事をやめた時、それまでの人生への否定であると同時に、苦しみからの解放だった。その開放感の熱にうかされたハイテンションで、命をかけてしまう姿もまた痛々しくて、泣けてしまった。…ほんとに、好きなんだな、私。

・ショーは、イメージはやはりオギー作品を、明るく楽しくした感じ。アンデルセンの「人魚姫」が、ディズニー「リトル・マーメイド」に作り変えられたような。

・つまり、明確な美意識として、ハッピーエンドを求めたわけで。意識的に「世の中のどうにもならない切なさ」を排除した、まるで別の世界。強い主張。

・場面構成としては、稲葉先生の色が出ていたから良いけれど。文句なしに楽しいショーだったし。でも、だからこそ。
荻田氏の名作のイメージを思い出させるような作りにしなければ、もっと普通に高い評価を得られたのに、勿体無いと思うけど。

・まぁ、次回作に期待する出来だった事は確か。借り物の世界感…ではなかった事を祈ります。

・花組さん、東宝初日、おめでとうございます。…って、遅すぎ。蘭ちゃん、花組デビューおめでとう。早く見に行きたいです。

・実は、歌劇表紙、結構好きです。優しい目をしているから。あんまり評判良くないようなので小声。でも、お化粧が普通だったのでびっくり。眉が薄いのが不思議。…というか、見慣れた普段のお顔の一瞬の表情を切り取った感じ。

・中のお写真は、文句なしに素敵ですね。見開きの写真では首筋や腕の内側など、一番皮膚が薄くて、生物的に弱い部分をさらしていることに驚く。猫だったら、よっぽどリラックスして寝ている状態でしか、見れないところ。人は精神的に身構える時は自然と身体も縮こまった姿勢をとるもの。余裕で弱い部分もさらけ出せる人になられたんだなー。

・あやねちゃんのお写真が、どれもお美しい。黒蜥蜴さま、最高。

・「ジュ・シャント」やっぱり見に行きたかったなー。

・シャングリラ…既に、懐かしい。なんて言ってないで感想書かないと、次の公演始まってしまう^^;

・おとめって、読み出すと止まらない。本当に、皆さん可愛くて、面白いわー。面白いネタを拾いあげて書きたいけれど、キリがない。個人的ヒットは天玲さん。コワモテのイメージがあるのでなお更(^^)あとは、天真・煌月・鳳月の手料理合戦かな。

・「好きだった役」「演じてみたい役」「集めている品」「好きな食べ物」…の答えが、それぞれ個性が出ていたり、意外さがあったりして面白いですね。

・うわー、オオゾラさんが1ページの写真だよ。今更だけど、まだまだ驚くネタってあるものだな。

小林公平氏。心よりご冥福をお祈り致します。
色々と思う事の多かった雪組公演。
とりあえず、作品について一つだけ、忘れないうちに書き記しておきます。

雪組公演「ソルフェリーノの夜明け」で得た、人生の教訓。ものすごく、くだらない教訓なのですが(^^ゞ
「涙はすぐにとまるが、それに伴う鼻水は、止まらない」…すみません、本当にくだらなくて。
でも私には衝撃だったのです。あの作品で泣いてしまった事が。
多くの方が、涙が出て悔しがっている事は知っていました。でも、私に限ってそんな事は無い!!という自信があったのです。
だって、今までそういう評判を聞いていても、ドライアイの私が涙を流す事は、ありませんでした。そして「これは私は泣くだろうな」と予測できるものは、たいていそうなりました。予測外で涙が出てしまった事は、ほとんど無いのです。

ましてや、植田御大の作品など。谷先生と並んで、私の中では「お涙頂戴」場面と認定して、失笑とか苦笑とかしちゃうのが、今までの私だった筈。
それなのに、泣いてしまったのです。皆様と同じく「アヴェ・マリア」で(ーー;)
自分でどうにも納得できなくて「何故??」と、考えずにはいられませんでした。
…でも。考えてみたら私、植田御大作品で泣いた事、何度かありました。谷作品では、今までの十数年間、一度も泣いた事はないけれど。
谷作品は基本的に「芝居仕立のショー」なので、お芝居部分というのは、歌の場面を盛り上げる為の「前振り」に過ぎない事がほとんどです。だから普通の意味での「芝居」とは違うものと思っています。説明と場つなぎ以上の意味は無いものだと。

その谷先生の師匠であり、作品の雰囲気など似たイメージのある植田御大ですが、作品の組み立ては結構違う所もあるのですよね。
そして私は、植田芝居では何度か泣いたり、本気で感動した場面がある。
まず一番最近は「ジャワの踊り子」のオオゾラさんのハジ・タムロンが、命を狙っていたアディナンに助けられて、号泣する場面。
※某方から指摘を頂きました。「ジャワの踊り子」は、菊田一夫作品でした。あの時の全ツは、植田・谷演出でしたが、もとは菊田作品。なるほど、改めて、偉大な方なんだなぁ。謹んで訂正致します。

それからビデオで見ただけですが「風と共に去りぬ」と久世アシュレの嘆きの場面とか、「ベルサイユのばら」の久世アランの嘆きの場面とか。
…全て贔屓の芝居の場面ですが、まあ、これは一般的にも名場面として、多くの人の心に残る場面になっていると思います。
植田御大の作品は、たまーにこういう見せ場を作って、役者に渾身の芝居をさせてくれる機会を与える事も、あるのですよね。
タムロンは、私がオオゾラさんの芝居で初めて涙した芝居でした。あんなに芝居をさせて貰える役は、初めてだったのですよね。…懐かしい。(ダブルとはいえ主演だった「血と砂」ですが、私はサイトー君の芝居では笑顔にしかなりません、色んな意味で^^;)

そして、この「私的、植田芝居の泣きポイント」には、共通するものがあると思うのです。
それは「今までの自分の人生と信念を、自ら否定する瞬間」という場面なのではないかと。
まわりの人から非難されても、どうしても曲げられなかった、信念。そして、その信念の為に苦しい思いをしてきた人生を、自ら否定する、とても痛い瞬間。
見ているほうも、胸をギュッと掴まれるように痛い場面でした。
そして、今回のアヴェ・マリアの場面も、同じ。
私はやはり贔屓である、ひろみちゃんの演じる兵士モラルドと、みなこちゃんのアンリエットを中心に見ていたので、この場面が胸に響いたのだな、と思います。
敵を憎む事で自分を支え、敵兵に情けをかけない事を信念として生きてきた二人が、その今までの頑な信念を捨てる場面。
その心の変容の芝居を、台詞ではなく、皆で歌う場面にのせることで見せた、演出の勝利ではありますね。
アンリエットや兵士達皆に、その心の変化の芝居をさせつつ、いっぺんに見せられたわけですから破壊力が大きかった。

この場合、皆が心を動かされるきっかけの流れが??なのは、まあ、言うのは野暮って事で。それは、どうでもいい事なのです。
大事なのは、あの場面の皆さんが、心を動かす芝居を見せて下さった事。だから、私が泣いたのは正しいのです。
…という結論が出て、やっとすっきりしたのでした。

そして、そんな涙は次からの場面ではまたヘンテコな台詞の応酬が色々あって、すぐに引っ込んでしまったのですが。…止まらないものがありまして、本当に苦労しました。すみ花ちゃんのご苦労が、よーく分か…いやいや^^;
それにしても。このヘンテコな台詞満載のトンデモ作品を、あれだけの感動場面を作り観客を泣かせた、水さんと雪組に皆さんは本当に偉大だったと思います。
さぞや、ご苦労された事でしょう。このメンバーだからこそ、作り上げられたこの作品。見る事ができて、よかったなーと思います。
次の作品は、できるだけそんな変なご苦労が無いものであるよう、祈っております。

そして、今のひろみちゃんが演じる「あかねさす紫の花」の、天比古が見たくなってしまったのでした。

4月25日の日記

2010年4月25日 宝塚
今日は、雪組東宝千秋楽。
やさしくあたたかい、良い楽だったようですね。勿論当たり前だけど、やはりそういうお話を読めると、嬉しいものです。
退団者の皆さま、そして雪組の皆さまおつかれさまでした。そしてファンの皆さまも、おつかれさまでした。どうか、皆様の今後に、たくさんの幸せがありますように。
淋しいけれど、皆様の門出の日。これからの人生も、よりいっそう輝いたものでありますように。…と、遠くから祈っておりました。


結局、雪組公演を見たのは一回だけ。でも、一度見たら思いが溢れ過ぎて、それから更新ができなくなりました。思う事が色々有りすぎると、機能停止してしまう習性なので(^^ゞ
あれはまだ、桜が残っていた頃だったのに、すっかり花は散り…落ちていた花びらも、いつの間にか姿を消してしまいました。今では花水木が咲き、藤の花も咲き始め、住宅地の庭先には色とりどりの花が咲いて、木々の若葉も出揃って。
…でも、寒い日が多かったわ~(ーー;)

機能停止している間に、大劇場では花組公演が終わり、月組公演が始まり。
霧矢さん、まりもちゃん、おめでとうございます!!…も、書いてませんでした。
愛する月組が、素敵なトップコンビを得て、新しく再生して船出した事、本当に嬉しく思って、CSを見たりネットを見たりしております。
ちらりと見た映像だけで、月組の皆さんが新しい出発の喜びに溢れている事が伝わってきて、こちらまでワクワクしてしまいます。そして、霧矢さんが大きな羽を背負って大劇場の真ん中に立っている姿が、すごく嬉しい。
東京公演が待ち遠しいです。

雪組公演の感想が言葉にならない間に、今日は星組市川公演を見てきました。
今頃、東宝では雪組さんの公演があっているんだなーと思いながら。それでも、宝塚に繋がっているだけでも良かったな…と、複雑な気持ちで。
星組公演は、少ない人数ながら熱気のある舞台で、何もかもを忘れて引き込まれました。
淋しい事も、悲しい事もあるけれど。
宝塚のファンになって、それだけ愛する人達に出会えた事は、やはり大きな喜びだ…と、改めて思いました。
別れは淋しく辛い事だけれど。決して慣れる事は無く、胸の痛みを何度でも味わうけれど、愛する事はやめられない。
新しい出会いの喜びは、美しいものだから。いつか思い出となっても、出会いが無かったほうがよかったとは、決して思わない。
そして、出会いと別れを繰り返し、喜びと悲しみを繰り返しても、それも全て幸せなのだと思う。…今日の佳き日に、一人の宝塚ファンとして。感謝をこめて。
ゆみこさん、はまこさん、神さん、さゆちゃん、ご卒業、おめでとうございます。
たまたまテレビをつけたら、CSニュースで花組千秋楽の途中でした。
白華れみちゃんが、組替のご挨拶をしていて…やっぱり、少し胸が痛い。
思わず、彼女が花組に組替になった時の事を思い出して。
あの時、オオゾラさんと二人でご挨拶していたなぁ。
印象に残っているのは東京公演の「愛と死のアラビア/Red Hot Sea」の東京公演千秋楽。
東京の楽にご挨拶に幕前に出てこられたお二人を見て、?と思った私。何故、この二人が出てくるの?と思ったら、東京での本公演で、お客様へのご挨拶との事でした。ディナーショーと本公演をひと公演終わって、?と思った事が、すっかり花組に慣れた気になっていたという事なんだ…と、嬉しく思った事を覚えています。そして、暖かく迎えてくれた、花組の皆さんに本当に感謝したのでした。

しかし、その次の公演である「大王四神紀」の東京千秋楽では、オオゾラさんはまたも、組替のご挨拶に幕前に出てこられたのでした。今度はすみ花ちゃんと二人で。
短かったけれど思い出深い、オオゾラさんの花組時代。
一緒に花組に来た、れみちゃんまでも、花組を去る事になるのはやはり淋しい。
ディナーショウ「SORA」を一緒につくりあげてくれた、大事な仲間。
「大王四神紀」の、ホゲの子供時代は、オオゾラさんの仕草や身のこなしの癖、
喋り方など、本当によく観察して再現してくれたなぁ。公演の後半になるにつれ、どんどん似てきて。オオゾラファンだからこそ、その努力が分かる部分もあったと思いますが、よく頑張ってくれて嬉しかったです。

こういう状況での組替は、本当に胸が痛いです。ご本人にも色々と思い悩む事があったでしょうけれど、それでも、宝塚に残る決心をしてくれた事は、嬉しいなと、思います。その心意気と根性を慮って、星組さんに行っても大事にしてくれよ!歌劇団!!
ファン的には、まさかの「れみねね復活」は、胸がときめきます。
月組自慢のかわいこちゃん達が、またコンビを組んでくれるのよね?頼みますよ、二人でがっつり組んで見せてよ、歌劇団!
「ガイズアンドドールズ」の、サラとアデレイドの二人の場面みたいなのが見たいな♪

そして、花組には蘭乃はなちゃんが、組替で。
せっかくここまで育った、自慢の月娘が。私の可愛い「ヤング・ローズ」が。
もう少し、月組で愛でていたかったなぁ。らんちゃんは、月組トップ娘役が不在だった為、新公などの経験も曖昧だから。一応、芝居でのヒロイン役は経験しているけれども、それは「トップ娘役にくっついて、しっかり指導してもらう」というのとは、ちょっと違った意味合いがありました。
まあ、根性も有り、賢いらんちゃんなら、大丈夫だとは思いますけれど…。月娘は、外の組に出ると苦労する事が多そうなので、ちょっと心配なのです。

それにしても、最近のトップ娘役は組替就任が当たり前になってきて。
月組は、組内から選ばれたのは、檀ちゃんが最後なんて…遠い昔だなぁ。あ、檀ちゃんは当時、雪組に組替されて修行中でしたけれどもね。もはや十年以上ですね。
今の宝塚の時間の流れからすると、ふた昔以上も前、という感じ(ーー;)
月組ファン自慢の月娘は、月組でノビノビと、トップにさせてあげたいけどなぁ。

…そして、その後、テレビは見れなくなってしまったので、花組千秋楽のニュースは、また後日見ることになりました(^^ゞ

3月11日の日記

2010年3月11日 宝塚
CSニュースで、雪組さんの千秋楽の模様を見るたびに泣けてきます。
…いや、ほんとに涙がでるわけじゃないですが。心が泣けます。
退団していく方達は、何故にあんあにキラキラとお美しいのでしょうか。
もはや、あれは人ではない程に美しい…と、いつも思います。
宝塚の舞台で、フェアリーとして生きてきた”タカラジェンヌ”、そのフェアリーとしての命が燃え上がる瞬間。
ただ、その美しい命の炎に魅せられて、心が泣けるのです。
大劇場の千秋楽、無事に終えられてホッとされている事と思います。
おめでとうございますm(__)m
そして、ゆみこさんのディナーショーもすぐに始まり、また明日には花組大劇場初日なんですね。

この今の雪組さんについてなんと書いたらいいのかわからなくて、数日たってしまいました。
でも、時はめぐり、少しも待ってはくれない。
ドラマシティ「シャングリラ」も始まり、情報を探してまわっております。
でも、全部読んでしまうのも勿体無いような気もして。考えてみたら、オオゾラさんの再演やら原作のない全くの新作って「HOLLYWOOD LOVER 」以来なんですね。
しかも、ハリラバは初日から行ったので、オリジナルで初日を過ぎても行けないのは、MAHOROBA/マジ鬱以来。月組時代ですか…遠くに来たなぁ。
お話しもまるで想像がつかないのは久しぶりで、どうやってマイ初日を待ったらいいのか、忘れてしまったようです。

でも、ニュースで初日映像を見たら、何か少しホッとしました。
色々書かれているとおり、カッコいいヴィジュアルだけで、満足できそう。出演者みんなに活躍の場があるそうなのも、嬉しいことです。
皆さんがイキイキと舞台で活躍されている姿を見る事が、なにより嬉しい。もう、今から誰を見ればいいのか、ウキウキしています。
この規模の公演なら、一人一人じっくり見る事が出来ますしね。ああ、本当に楽しみです。
待ち遠しさのあまり「BASARA」も「ヘヴン」も「OZ」も探し出して読みました。
いや、気分だけでも予習しようかと(^^ゞ
…「世紀末救世主伝説」は、持ってなくて無理でしたが。さすがに、もうあんまり覚えてないかも。
私の初日は土曜日の予定だったのですが。金曜日に行ってしまうかも。


「歌劇」3月号、見ました。
…壮さん、すごいです。
しかし、レスリー・キー氏の表紙になってから、大昔の「歌劇」表紙の雰囲気に戻ったように感じるのは何故なのでしょう^^;
見た瞬間に困ってしまう感じが、そう思わせるのでしょうか。最新モード系のメイクとお写真の筈なのに、いにしえのスタァさんの香りがします。
来月はきりやん…頑張って!と、力をこめて祈ります。あのお化粧に太刀打ちできそうな、水さんの登場が楽しみです。…オオゾラさんは、心配だわ。

今月のポートは、皆さんふんわりとした静かな表情で、素敵。でも、人数が少ないのが不満です。来月の予告も5人。生徒さんもお忙しいから、今後も5人くらいになるのかなぁ。
「楽屋日記」も人数減りましたよね。淋しい。今年からの紙面刷新で、字が大きくなって、全体に文字数がへりましたよね。私の好きなコーナーばかり、減っているような。

「歌劇」に限らず、年10公演化から、色々な事務関係が弱くなってる気がします。
再演が増えて衣装やセットの使いまわしや、倉庫保管の経費は削減できるでしょうが、どうしても減らせない事務作業は増えている筈…と、思うのですが。公演数が増えても、事務スタッフの補充は少ないのではないかなー。
スケジュール発表もどんどん遅くなるし、とうとう月組は集合日に配役発表ができない事にまでなってしまいましたね。
宝塚公式サイトが出来てからもう10年以上たちますが、ずっと初期の頃から、必ず集合日に配役が発表されていたと思うのですが。
水さんの退団発表時に作品が発表されなかったり、宙組「シャングリラ」は友の会入力日までに出演者全員の発表もなかったり。ファンは色々心配したのですが、何事もないように、後から発表されて。
それも単に、何らかの事務手続きが間に合わなかっただけ…なのではないかと勘繰ってしまいます。
実は、阪急の偉い人の承認の印鑑が間に合わなかっただけ、とか。すいません、それは私の勤めていた会社でありがちな事なのですが(^^ゞ

それはともかく「歌劇」の話に戻りまして。
今の私の一番の楽しみは、すみ花ちゃんの「えと文」です。とりあえず、期間限定の「とかげコンビ」シリーズを、まず、確認。
お雛様かぁ。やはり、三回目ともなると、ちょっと衝撃は薄れます。
しかし、最近の生徒さんは、すごく絵がお上手ですね。皆さんすごく手馴れて「実は、漫画家目指してた?」というような絵が沢山。しかも、意外な人が。先月の白華れみちゃんの、バウのキャラクター相関図なんてすごい上手な力作だったし。今月は、さあやの、鳳真由ちゃんの似顔絵が似すぎていて、花組おそるべし!と思ったり。
雪組さんの大澄画伯はさすがの上手さだし、翔くんのイラスト付き題字も、可愛くてお上手。
…そんな中、この乱暴なイラストのとかげコンビに、心癒されました(^^)

しかし、すみ花ちゃんのオオゾラさん語りは、ちょっとすごい。それよりも、すみ花ちゃんの事、もっと書いて~と思うくらい^^;
オオゾラファンとしてはちょっと珍しく、甘めなブログを書いている私ですら、あそこまでは書けません…。
そりゃ、毎日身近に接している、しかも若くて素直で純粋なすみ花ちゃんが、どれ程相手役さんに感謝し憧れているかは想像できますけどね。
あの年齢差ですから、ものすごく大人の大先輩を崇拝しているのもわかります。あれだけの才能を持って生まれた天才少女でも、いやだからこそ、オオゾラさんが積上げてきた経験は尊敬するだろうし。しかも、彼女の才能とやりたい事を、丸ごと認めて必要な方向へ導いてくれる。なかなかそんな人間関係に恵まれることは、難しいと思うのですが。その相手がオオゾラさんという状況は、ちょっと想像を絶するものではあります。…ま、それは、ともかく。

50年後の日本アンケートって、面白かったですね。皆さん、それぞれ「らしい」お答え(^^)
それにしても、オオゾラさん、50年後生きてないとか言う人に限って長生きしそうです。あ、自伝も楽しみにしていますので、ぜひ書いて下さい。
久世さんみたいに退団前に、本を出してくれたら嬉しいのにな♪
トップさん皆さんの質問の答えも、キャラがたっていて面白いです。特に、水さんときりやさんの自伝タイトルに、妙に納得致しました。

そして、ウメちゃんの「カサブランカ」感想、楽しくて可愛かった。
そして、さすが、文章も上手い。面白くて手際のよい文章で、私なんかの要領の悪い感想など、比べようもない。尊敬です。
色の違う「愛の矢印」という表現は、なるほどねーと思いました。うん、そうですよね。どちらの想いも消えるわけではない真実の心だったからこそ、辛いの。
そのどうしようもない状況に、見ているほうも、苦しくなるのですよ。そして、つらつら色々な事を書いちゃうわけだな。
リックさんは「アルコール系」というのは、笑ってしまいました。「高級アルコール系」という分け方するのって、洗剤だったっか、シャンプーだったか?何かありましたよねー。

「シャングリラ」についてのミニ座談会は。
設定を読んで、やっぱり色々な漫画が頭をよぎります。
核戦争後で、舞台が日本で暴君と革命軍がいて、衣装がジャパネスクというと田村由美氏の「BASARA」ですよね。宝塚内で大流行、ウメちゃんが星組全ツに持っていったとか^^;
更に、どこにあるか分からない都市といえば、樹なつみ氏の「OZ」だとしか。どうやら、そこは戦争前の科学力が残っているらしいのも、それっぽい。
空が、「なんらかの訓練を受けているであろう故に凶暴な一面があって強い」と、いう事は。オオゾラさんが、1019なのか!なるほど(違)
度重なる引越しのさいに「OZ」を処分してしまったらしいのは、悔やまれるなぁ。
あ、殺人マシーンといえば、遠藤淑子氏の「ヘヴン」も好きです♪
さて、初日ももうすぐ。明日はニュースでお稽古場が放送ですね。ドキドキします。楽しみ。
すみ花ちゃん、お誕生日でしたね。おめでとうございます。
2月27日。忘れられない日、です。
あの日から一年たちました。衝撃の発表の日から。
…本当に、めまぐるしい一年でした。早かったなぁ。
やっと、落ち着いてきたのかなーとは思いますが、今でもまだ、キツネにつままれたような気分はあります。
一年前のあの日は、発表後にモバイル・タカラヅカが繋がらなくなり、切れ切れの情報メールにパニックをおこしたなー。
ファン仲間と会って顔を見合わせて、お互い何をどう言えばいいのかわからなくて。「びっくりしたね」とだけ、何度も言い合いました。…寒い日だったかなぁ。

まさかの宙組組替。トップ就任。
最近はインタビューなどで、少しずつ気持ちを語られていますね。
「歌劇」の「この一年の3大ニュース!」で、「ファンの方達をすごく待たせてしまったと思う」と言われていますが。
「いや、待ってません。トップになるとは思ってなかったですから、待ってもいません」と、思いました。そういうファンは多い事と思います。
別にオオゾラさんに無理があるというのではなく、宝塚歌劇団とはそういうところだから。
基本的に「トップスター」に求めるイメージは、一貫して決まっている所。作品を作るスターさんは色々な個性があってもいいけれど、トップだけは別。

”明るく華やかな、大輪の花”それが、トップスターに求められる第一の条件であり、ほとんどそれ以外の個性を認めない場所。
そしてまた、ある時期までに「トップにする」と決められた人以外が、その決定を覆す事はあり得ない場所。
オオゾラさんは、どちらの条件も満たしていなかったのですから、本当に思っていなかった。
特にここしばらくは、育成される若手についても、個性的なタイプは認められない傾向になっていますしね。劇団が「必ずトップにする」と決める生徒さんと、そうではないスターさんの差がどこにあるのか、ファンにはわかる事ではないですが。でも、そういう場所だから。無いと思っていた。
おそらく、外から見ている私達より、ご本人のほうがずっとそういう事はわかっておられる筈。でも、諦めなかったって、すごいと思う。

一年前の日記を読み返してみると。
「きっと、良い舞台を作り上げて下さる事でしょう。
 それは間違いの無い事だと思います。」
と、書いてあります。確かに、そのとおりになりました。
「大江山花伝/Apasionado!! II」そして、「カサブランカ」今のところ、この二作。
…本当に、良い舞台を見せて貰ったと思います。
宙組の皆さんが、本当に暖かく、このトップコンビを迎えて下さって。皆さんの団結したパワーで、素敵な作品を見せて下さって、感謝しています。
皆さんが良い舞台を作ってくださる事、それが一番の喜びです。

このブログも、やっと5万アクセスを超えました。沢山のの方にご来訪いただき、ありがとうございますm(__)m
私の偏った視線による、ぼんやりした独り言をつぶやいている場所ですが、これでいいのかなー?と思いつつ。
いま「HAMLET!!」の感想も書いていますが、なかなか進まないので、ひとまずご挨拶まで。
タカラヅカスペシャル、行ってきました。楽しかった~。
あれから数日。色々なブログさまのレポを楽しく読ませていただき、自分の見落としの多さに愕然としたりしつつ。
簡単に思い出だけ、記録しておきます。

一幕は組ごとのショー場面、公演パロディコント、各組トップコンビデュエット。
二幕は、95年を振り返るという名目の名曲メドレーで、滞りなくサクサク進んで、あっという間に終わってしまった…という印象でした。
本当に息つく間もなくテンポ良く進んだので、退屈する間も無かった反面、「おおーーー」という事も無かったかな。色んな意味で。

ただ、ほとんどが組ごとの構成で、組の枠を超えて同じ場面に出るというのが少なかったのが、ツマラナイ。
二幕のSHOWメドレーで、バックダンサーとして、大まかな学年ごとの区切りで各組の混合メンバーで踊ってくれたくらいで。この顔ぶれの為の場面として、一曲ずつ歌って欲しかったです。せっかくのお祭りなんだし、もう少し組を超えた場面でワクワクしたかったなぁ。
公演も時間短くなっているし、あと十数分くらいプラスして若手場面を増やしてくれてもいいじゃないですか。檀ちゃんのソロに、78期男役達が絡んだりしてた頃は、本当に良い時代だったんだなぁ。
公演スケジュールが詰まって、合同で練習できる時間が減っているので、毎年の傾向ではあるのですが。
逆に言えば、皆さん公演と平行してお稽古してるって事ですよね。ハードだなぁ、とは思います、が…ワガママかな^^;

というわけで。
やはり今回は印象に残ったのが、ゆみこさんと、公演コント。
演出的に、ゆみこさんを引き立たせるように配慮された場面構成が多く、生徒さんも客席もゆみこさんを切なく見ていて。
ゆみこさんは、本当に美しい笑顔で、きらきらと舞台で輝いていました。「すみれの花咲く頃」男役ボレロのセンター、後ろを向いた時の背中の使い方が本当に美しかった。美し過ぎてて、切ない。タカラヅカを愛する者が、ゆみこさんを、その舞台姿や歌声を愛している…そんな愛を少しでも感じて欲しいと思い、拍手してきました。

公演コントは、詳細は略(^^ゞ
宙組さん、噂どおりとても面白かったです。期待し過ぎてつまらなかったらどうしよう?と思っていたのですが、いやいや。
ともかく、大江山チームと逆裁チームのコスプレが一緒に並んでいる、という図を実際見るだけで、すごいインパクト。
被告席のセットをカラカラと運んでくる、フェニックス・ライトとエッジワースさん、「逆転裁判」のゲーム音楽と効果音、みっちゃんの渡辺綱の扮装での裁判長。面白過ぎる。
「茨木童子」としての顔を崩さないまま、ふざけたオオゾラさんも面白い。でも、何よりもすごいのは、すみ花ちゃんでした。
舞台と変わらないテンションで「私の茨木!」の台詞を言いながら、その動作、喋り方は確かにコメディ化している。
…これが、歌劇のお披露目特集で話していた「余興のスター」の真の姿なのか。おそるべし。確かにこの面白さは、多くの人に見せて自慢したかった事でしょう(^^)
そして、最後のキメ台詞「君の瞳に乾杯!」で、まさこちゃん酒天童子の大きな杯で乾杯した、茨木の姿が、もう本当に可愛かった。
両手で杯を前に掲げると自然におなかが前に出てくるようになるのですが、着物で帯を低く締めているのが、とってもアライグマ的な愛らしさでした。

あと、楽しかったのが、トップコンビのシャッフル場面。
オオゾラさんと、夢咲ねねちゃん、大好きな二人の久しぶりの並び。これだけでも、見に行った甲斐が有りました。
このお二人、体格のバランスが非常に良いので、並んだ姿がとてもお似合いです。頭の小ささと丸さ(^^)、細くて長い首からしっかりした肩へと繋がるライン。
腰の位置が高くて、手足の長いバランス。欲を言えば、もう少し身長差があれば、完璧な相似形のシルエットを描くお二人だと思います。それぞれのスタイルの良さを引き立てあう、素敵な並びでした♪

次は、柚希礼音さんと愛原実花さん。このお二人も、やはり体格的に似たタイプのお二人でした。骨太でダイナミックな感じ。
れおん君の歌に合わせて踊るみなこちゃんも、すごくかっこよかったですし、二人で組んでも素敵。ダンスの相性も良いみたいで、パワフルなコンビでした。

最後に水さんとすみ花ちゃん。
このお二人も体格のバランスが良かったですね。意外にしっくりくる並び。水さんにそっと寄り添うすみ花ちゃんは、オオゾラさんとの並びより、ずっと「宝塚の娘役」らしい印象でした。
この三組とも、意外にお似合いでびっくり。ぜひ、またこの並びをみてみたい…と思いました。
でも、だけど。
水さんとすみ花ちゃんの並びはしっくり過ぎて、ちょっと重いかも。水さんの隣には、やはりみなこちゃんのあっけらかんとした大らかさと、大輪の花の風情が良い。
れおん君とみなこちゃんの並びは、ダイナミックでパワフルなスポーツみたい^^;やはりれおん君の隣には、ねねちゃんの甘やかさが良い。
オオゾラさん、今回はものすごく芝居っ気たっぷりに「ジュテーム」を歌っていました。「あなた無しではいられぬ私」と、恋の狂気を滲ませるように。
でも、ねねちゃんはふんわりと可愛く寄り添うのみで、オオゾラさん一人が深刻なお顔。すみ花ちゃんとだったら、共に恋の狂気の淵に沈んでくれただろうに…と、ちょっと淋しくなりました。
やはり、三組のトップコンビ、それぞれお似合いのコンビなんだなぁ…と、改めて思ったのでした(^^)

オオゾラさん、トップとしての初のイベント。MCなど、ちょっと緊張はしているかな?という場面もあり、でも当然というお顔をして立っているほうが多かったかな。私が見たのが、二日目だったからかもしれませんが^^;
そして、宙組全員で「エクスカリバー」の「未来へ」を歌われた時は、「ああ、宙組に来たんだなー」と、感慨深いものがありました。
宙組誕生の作品の、宙組を象徴するような曲ですものね。この曲を歌わせていただいて、良かったなーと思います。改めて宙組の歴史に愛着が湧きましたし、新しい組と共に新しいトップとなった姿月さんを祝う曲でもあったので、その時満ちていた”希望”の空気を思い出したりもしました。

盛りだくさんで、楽しいイベントでした。見に行けて、本当に良かった。
来年も、また年末にあるのなら参加できる、筈かな?まあ、先の事はわからないこの世の中ですが…ね^^;

胸が痛い

2009年12月16日 宝塚
雪組の彩吹真央さん、退団発表。
…胸が痛いです。

今日は、月組公演を見る日でした。
劇場に向かう途中で、ゆみこさんの事を知って。
劇場に向かうのが、辛かった。ただでさえ、胸の痛い、お別れの詰まった公演。
月組の退団者の皆さんの笑顔を見ながら、もう、どうしていいかわからなかった。
それぞれに複雑な想いもあるでしょうに、皆さん、キラキラの笑顔を振りまいて。
みんな、みんな、いってしまう。大好きなのに、こんなに愛しているのに。

世の中の流れから隔絶されたような、劇場という異空間にあるタカラヅカの舞台。
清く正しく美しく、優しさに満ちた、夢のような、幻のような別世界。
でも、時の流れは少しずつこの別世界にも侵食していて、そのカタチを変えていく。これからも、また変化は続くのでしょうか…。
胸が痛い、です。

劇場で、かなみちゃんと、ねったんをお見かけしました。
月組の皆さんは、ショーになると、お二人のあたりに笑顔を向けていたような。
なんだか、前回見た時よりもぐわーーっと盛り上がった公演だった気がしました。
特にショーでは、すっごくハイテンションになって。オープニングから手拍子で、舞台の皆さんと一緒に踊りだしたくなるような楽しさで。
…でも、「枯葉」できりやんと踊る、あいちゃんを見ているとき、不意に胸が痛くなりました。それから後は、祭りの後の寂しさのように、誰を見ても切なくて。

帰り際に、ねったんの笑顔がチラリと見えて、幸せでした。
どうか、どうか、みんなみんな、幸せでいられますように。
ずっとずっと、幸せでいられますように。祈っています。



遅ればせながら。月組大劇場公演千秋楽、おめでとうございます。
CSニュースで千秋楽の模様を見て…泣きました。
今回の退団者は、月組ファンとして、月組大空祐飛だった人のファンとして、思い入れのある方ばかり。

懐かしいルシアが、あの時とは違う柔らかな美しい声色で、綺麗な挨拶をして。
麗しのローズは、リチャードと共に去ってしまうし。
若い”未来”を象徴したサムは、いつの間にか大人になって、穏かな美しいお顔でしっかりとした言葉を語っている…もうこれからの舞台は、見られない。

下級生の頃、どんな場面でも、踊れる事が嬉しくてたまらないというピカピカの笑顔で、にょきーんと脚を上げていた、もえちゃんも。ミステリアスな場面でも、セクシーな場面でも、切ない雰囲気の場面でも、いつでも輝く笑顔だったのをよく覚えています。最近では、すっかり場面ごとの色を出せるダンサーさんに育ってきたなぁ…と、思っていたら、もうサヨナラ。
「エリザベート」新人公演で「いままで見たなかで、一番好きなエリザだ」と思った、しずくちゃんも。色々と不器用な方だとは思いますが、しずくちゃんの形づくる人物は、技術を超えたリアリティを持って、ナマのハートを見せてくれました。
本当に大好きな娘役さん、なのに…。今、こんなカタチでの退団は、ファンとしてはなんだかどうしようもなく、切ないものがあります。

でも、皆さん美しい笑顔で、口々に「幸せです」と、輝くようで…。
皆さんが幸せなら、私が寂しくても切なくても、この新しい旅立ちを祝福しなければ。…わかってはいる事ですが。
でも、東京公演、見にいくのは勇気がいります。

そして、麻子さん。
ふと見せた、ほっとしたような笑顔が印象的。
長い間、本当におつかれさまでした。心から、卒業をお祝い致します。
花束を渡したオオゾラさんも、舞台に出た時は真面目な顔だったのに、麻子さんと顔を見合わせた途端に本当に良い笑顔になられて。
毎回思う事ですが、お花をお渡しになる時にこっそりと囁かれる二人だけの言葉、気になりますよねー。
お二人の宝塚人生の中で、同じ組に同期としていた時間は、決して長い時間ではなかったかもしれません。
でも、オオゾラさん、麻子さんには本当に色々色々色々と、お世話になった事でしょう。きっと言葉には尽せない、深い想いのこもった、真っ赤な薔薇の花束だったのだと思います。

「宙組の大空祐飛さん」と越乃組長に呼ばれて、麻子さんに花束を渡す姿を、月組のみなさんは想いをこめて見て下さったようでした。
舞台に登場した時はいつものオオゾラさんだと思ったのに、客席に向けてお辞儀をした時に「あ、この人はトップスター」なんだと思いました。
月組にいた頃とは違う、プレお披露目の博多座の時とも違う。
背負っているものが全然違うと、人はこんなにも変わるんだ…と思う大きなお姿に、お披露目公演前に一足早く感動しました。お体は、随分細くなられましたが^^;
…二年前のちょうど今頃は、まだオオゾラさんは月組にいて、麻子さんの隣で笑っていたのに。
時の流れは、不思議で、残酷なもの。
でも。それでも、時の流れを止める事は、誰にもできないから。
もうすぐ、宙組大劇場公演「カサブランカ」の初日です。
“As Time Goes by”の曲を、その日、私はどういう思いで聴くのでしょうか。
そして、フィナーレのデュエットダンスは、“As Time Goes by”で…と夢見てきたんですが。歌劇の座談会によると、フィナーレの最初の若手男役さん達が歌われるそうなので、違う曲になるのかなぁ。
お稽古風景では、デュエットは流れなかったので、初日待ちになります…。

遅くなりましたが。花組千秋楽、おめでとうございます。
そして、おつかれさまでした。
CSニュースで退団者の皆様の、輝くような笑顔を見てホロリとして、マメちゃんの挨拶に笑って…。
やっぱり、別れは切ないなぁ。
私は大劇場に見に行く事はできませんでしたので、東京公演を待つ身なのですが。
皆さん、お休みは僅かだと思いますが、ゆっくりお休になって、東京公演も心から楽しんで下さいね(^^)

そういえば。昨年、2009年の年間スケジュールが発表された時のこと。
まだまだ、先の事が全然分からなかった頃。年間スケジュールを見ながら、この10月に終わるこの公演で退団になるのかもしれないなぁ…なんて、考えた事を思い出していました。
この千秋楽、10月5日は、私がオオゾラさんに出あった日。1997年全国ツアー「チェーザレ・ボルジア」のドン・ミケロット役で。
12年目の記念日に大劇場でお別れする事になるかも…なんて思っていたのです。
やっぱり、学年的にそろそろ…という時期ですから。
一年後の今、オオゾラさんは、まさかの宙組へ組替。お披露目公演お稽古中。
そしてちょうど一年前、「銀ちゃんの恋」で、一緒に笑ったり泣いたりしていた、マメちゃん、レネちゃん、まいちゃん、かずま君が退団なんて。
…世の中、何が起こるかわからない。
昨日は樹里ちゃんのGOGO5を見て笑い転げながら、そんな事を思い出し、しみじみしてしまったのでした。

それにしても、GOGO5のえりたん、みつる君、めおちゃん面白かったですねー。
テレビの前で、何度も吹き出して笑ってしまいました。三人とも、こんなにとぼけた面白い人達なんだなぁ。面白さの方向も三者三様。本当に良いメンバーでした。
飛び入りの三人も、めちゃくちゃ面白かった~!あの面白さで、あれだけ上手いなんて、素晴らしい。
あのとき、あのメンバーの花組にいて、オオゾラさんは本当に幸せだったよね、きっと。私たちファンも幸せだった。
月組を離れて、花組のみなさんが暖かく受け入れて下さって、皆で良い舞台を作れたから。約一年半の短い間だったけど、花組への組替で得た事はなんと大きかった事か。今にして思えば、花組への組替がなければ、今のオオゾラさんはなかったんだろうなー。改めて、花組の皆さんへ感謝と愛を感じます。

そしてあの経験があるから、今私たちファンは安心して、宙組の初日を待つ事ができるのです。
宝塚は一つ。皆さんが良い舞台を作ろうとする情熱は、どの組でも同じだから。
オオゾラさんが長い道のりをかけて培ってきたものを、どのようなカタチにして見せてくれるのか、楽しみです。
世の中、何が起こるかわからない。改めて、今をしっかり楽しもうと思ったのでした。
…とはいえ。愛する組がどんどん増えていっても、私の収入は減るいっぽうなのが、ツライわ(T_T)

日々、いろいろ

2009年10月3日 宝塚
「カサブランカ」集合日が過ぎました。
とうとう、お披露目公演に向けて宙組皆さんで動きだしたんだなぁ。
集合日といえば、退団者の発表。
萬さんの定年は、宝塚ファンとしてはとても淋しいものです。萬さんの、品のあるたたずまいが大好き。博多座「大江山」での千年杉の、優しく情の深い芝居は良かったし、ショーの「シボネー」も素敵でした。
本当におつかれさまでした。
最後の役で、サムとしてオオゾラさんとすみ花ちゃんを見守って下さるのは、すごく嬉しい。よろしくお願いしますm(__)m

安里舞生くんは、先日の「逆転裁判II」で、可愛くて清潔感のある男役さんだなーと思ったばかりだったので、淋しいです。どうか「カサブランカ」で、最後の舞台を思いっきり楽しんで下さい。

配役は、本当に「主な」役だけでした。みっちゃんはルノー大尉、サムは萬さん。役の大きさを考えれば順当ですが。
でも、ルノーさんは随分若くなるなぁ。
役の重要さを考えれば、三番手のみっちゃんが妥当でしょうが、映画の腹芸使いのオジ様とは全然別のキャラになりますよね。
という事は、作品の印象も、ラストシーンの意味合いも、違うものになるでしょう。ちょっと、想像がつかない感じ。
残りの配役や、新公も含めて、初日までドキドキして待つ事になりそうです。

「カサブランカ特設サイト」のプロダクションノート、ポスター撮影風景の最後の写真がとっても気に入っています。
お酒を飲むリックの足元の豪快さ…チラシ裏用写真の繊細な美しさとのギャップが面白くてたまりません。毎日、この写真を見てにんまりしては、日常のストレスと戦う元気を貰っています(^^)


書きたい事は色々あるけど、ちゃんと言葉にまとめるのが難しいので、簡単に箇条書きで。

・今更だけど、グラフのオオゾラさん特集は嬉しかった。
・紀信さんの写真は、昔から、いつも淋しそう雰囲気がでるのが好き。
・被写体の持っている淋しさを、画面の中にポーンと投げ出す事で、その存在が際 立つ感じがする…と、ずっと思ってきた。
・そして、オオゾラさんの淋しい目を、存分に見せてくれた今回。
・ファンとして持っていた「大空祐飛」のイメージを具体化して貰った気分。
 やっぱり天才は違うね。
・人と一緒だとオオゾラさんの魅力は出しにくかったというお言葉に、また納得。
・こんなにも淋しい目の写真は、誰かと一緒じゃ、難しい…のかな?
・でも、二人写りの時に相手と醸しだしていた「色気」の部分は、封印されてる。
・それもまた、オオゾラさんの個性なんでしょうね。
・というワケで、すみ花ちゃんとのツーショットでは、寄り添い方に少し色気が。
・…でも、オオゾラさん、すみ花ちゃんと二人だと、若返るよね^^;
・蘭寿さんとの二人写りも、雰囲気があって良い感じ。
・お互いへのコメントといい、大人の二人。舞台で並ぶ日が楽しみに。
・みっちゃんとの並びには、色気はありえない(笑)
・当たり前だけど、月組時代と変わらないみっちゃんの姿に、なんだか安心する。
・すみ花ちゃんについては、宇宙人だの、ぐにょ~んだの、愛だなぁ。
・調味料への例えって面白い。
・コショーとはまた随分と汎用性の高い。実は私の料理は、胡椒多めが特徴。
・ガリガリと挽きながら「このピリッとしたとこがオオゾラさん」と思う。
・…実は、ちょっと使う量が増えて、ピリッとし過ぎになっちゃった(^^ゞ
・しずくちゃん、辞めるの止めようよ(T_T)
・こんなにも清潔で美しい人が、この清く正しく美しい花園を去るのは、おかしいと思うんです(T_T)

とりとめも無いままに、終了。
少しずつでも、アップしていこう。

「逆転裁判2」千秋楽、おめでとうございます。
新型インフルエンザによる休演や、カイ君のお怪我など、幾多の困難を乗り越えて。みんなで力を合わせて。
後半の土日で二回見ましたが、皆さんがパワーを爆発させるような熱い舞台でした。これが、宙組の団結力のパワーなんだなーと、感動。
無事に幸せな千秋楽を迎えられて、本当に良かったです。
皆様、おつかれさまでした。

そして、もう一つのお祝い。
蒼乃 夕妃さん、月組トップ娘役、決定おめでとうございます。
大切な月組のトップとなる霧矢さんの相手役が、ちゃんと決まったという事が、月組ファンとしてすごく嬉しいです。
組にただ一人の特別な存在であるトップスターには、常に寄り添う固定の相手役の存在はとても大切なもの。常に二人で芝居を、舞台を、作り上げていく相手役がいるというのが、見る側にとってもどんなに安心できる事か。
贔屓がトップになった事と同じくらい、相手役がすみ花ちゃんに決まった事が嬉しかった事で、私は初めて知りました。

組にとってたった一人の、大事な娘役トップ。
だからこそ複雑なものでもあり、やはり相性というものはそう簡単に上手くいくものでもないのだろうなーと、切なく見送ったコンビも過去にはありました。
だから今の月組のトップ娘役不在も、仕方ないと思っています。もし、相性が悪かったら…という場合、コンビがお互い無理をするのを回避する有効な手段です。
役柄によりヒロインを選ぶ事で、柄に合わない役をこなさなければならない事も無く、作品の幅も広がる事でしょう。合わない相手となら、無理に“コンビ”として組んで、生徒さん達が苦しい思いをする事がなくて、良かったと。むしろ今までにもそういう事が許されればよかったのにと、思っています。
でも。
この博多座公演で、相性の合うトップコンビが、二人がそれぞれ持っている力以上のものを作りあげる姿を…その幸せを、見てしまったから。
どうか、霧矢さんとまりもちゃんも幸せなコンビになって欲しいと、心から祈っております。

そんな発表の一日。
ふとCSを付けたら「Practical Joke(ワルフザケ)ってことにしといてくれよ」が、放送されていて。
まだまだ若い、檀ちゃんが、西條三惠ちゃんが、叶千佳ちゃんが…懐かしいなぁ。…この作品の出演者も、残っている人は少なくなったなぁ。
マミさんが退団された時、リカさんは次期トップとして発表されていましたが、相手役は発表されていなくて。
東宝千秋楽の終演後、マミさん達退団者の皆さんが、多くのファンの方に祝福されて、袴姿で帰られた後。
檀ちゃんは、退団者の皆さんと同じように、劇場前を埋め尽くした月組ファンに向かって、お礼の言葉と共に深くお辞儀をして去っていきました。
そして、すぐに専科への異動が発表されて。…「月組トップ娘役・檀れい」は、きちんと挨拶をする機会も与えられず、サヨナラも言えないまま、消えてしまった。
そんな切ない思い出が、甦ったのでした。
檀ちゃんは数年後、星組さんのトップ娘役となり、良い役にも恵まれて立派に退団されました。結果的には、幸せなそうな退団となって、ホッとしましたが。
…やっぱり、その後も月組の娘役さん達には、切ない思いをする事が多くて。劇団への不信感は増すばかり。
皆さん、退団される時には、晴れやかな笑顔を見せてくださって。ファンはただ、彼女達の為に涙を流す事、素晴らしい舞台を見せてくれた感謝の気持ちを込めて拍手をする事しかできません。そして、皆さんの幸せを祈る事のみ。

次の「ラスト・プレイ」での退団が決まった皆さんは、皆さん大好きな、私にとって思い入れのある方ばかり。
お別れは、本当に寂しくて、切ないです。
どうか、皆さんが、残り少ない宝塚での生活を心行くまで楽しんでお過ごしになられるよう。
お幸せを。…心から、祈っております。
毎日、色々な事があり、そのすぐに書かなければ陳腐になってしまいそうな、最近のタカラヅカ。
CS関係のツレヅレ感想でも書き留めておこうかなぁ…なんて、のんびり考えている間に来年の年間スケジュール他、色々発表されちゃった。

うーん。今の所、私の身の上に関係あるとはっきりしたのは「宝塚舞踊会」。
宙組さん、大劇場公演の幕が開いたばかりのご出演で、大変そう。
お披露目公演なのに。それなりに話題作で注目される公演になると思うのに、日舞のお稽古も平行してやるのか~。北アフリカ、モロッコのカサブランカから、日本へ。時代も、肌の色も、大きく変わって…大変そう。
また、いっぱいいっぱいの初日になるだろうなぁ。博多座で少しは慣れて、大劇場のお披露目公演では、少しは余裕ができるかな?と思っていたのに^^;

他は、えーと。宝塚も、ますますメディアミックスが進んでいくんですね。「相棒」というのは、かなりびっくり。
なんだかんだ言っても、チケットは取りにくくなっちゃうかなぁ。
雪組さんも星組さんも面白そうな題材だし、バウも良さげな感じ。特に月組『HAMLET!!』は、東京に来てくれるんですね。
やはり、若手を見るにはバウ作品!でも、中々こちらには来て貰えないので、すごく楽しみです♪主演のまさき君は勿論、二番手・三番手もじっくり見られるように作って欲しいな~。

そして、中日では霧矢さんのお披露目で「紫子」ですか~。これも、伝説の柴田作品ですね。こちらも、原作は大好きな作品ですが…中日に行くのは、やっぱり無理かなぁ(T_T)
でも、素敵な作品でプレお披露目で良かった!月組ファンとして、この作品に当たるのは、嬉しいです♪

さて、時間がなくなってきたので、最後に。
今更ですが、宙組博多座ナウオンステージが、面白い。
ちーちゃん大くん、とっても面白いお二人ですね。特にお気に入りは、ちーちゃんが茨木が腕を取り返した場面の真似をする所。
器用に脚の振りまで付けてくれて、何度見ても笑ってしまいます。
まさこちゃんが期待以上にボケボケで、可愛い~。今までのCSで見ていたイメージの、ほあーーんとした喋りでオオゾラさんと会話しているのが、新鮮です。
オオゾラさんが、また、可愛くて面白くて仕方がないという感じで、いちいちまさこちゃんにツッコミをいれるのが面白くて。
すみ花ちゃんもまた天然で、相変わらずラブラブのお二人で、大変微笑ましい。オオゾラさんが、すみ花ちゃんをべたべたに甘やかしているのが…どちらも可愛いです♪
最初は緊張気味で始まったのに、次第に明るい雰囲気になる座談会で、時折、皆さんが一度に喋って何を言ってるのか分からなくなったりも楽しいです。
皆さんが自由でエネルギーに溢れて、遠慮なく喋って下さるせいでしょうか?オオゾラさん、今まで以上につっこみキャラになってます。
言葉遣いもずっとラフな感じだし、ツッコミかたに遠慮が無い^^;
今後はこのキャラでいくんでしょうね~。
周りの人達に合わせて、見え方が違ってくるのは、組替ならでは。花組に行かれた時も、以前と違うお顔を見せて下さるようになって楽しかったし、今回もまた。
また全員集合した時には、違ったお顔がでてくるのかも…と、すごく楽しみになりました。
博多座には、花組さん月組さんの生徒さん達が沢山来て下さっているようで。オオゾラさん、すみ花ちゃんのお嬉しい事でしょう。
皆さんお忙しいのに、有難い…と、ファンの私も思います。
組替って、お友達がどんどん増えていって楽しい、とおっしゃる生徒さんは多いですよね。
何事も、良いほうに変えていく事って、できるんだなぁ~。

さあ、明日、博多に向けて飛び立ちます。楽しみ!!


ドキドキ…

2009年8月2日 宝塚
8月になりました。
まったく早いものです。
まだまだ先の事のように思っていた博多座初日まで、あと1日。もう、明日ですよ…。

うわーーーー。どうしよう。どうしよう。どうしましょう?
いや、どうする事もないのですが(^^ゞ
なんだかおろおろするばかり。うろうろぐるぐる歩き回りたいくらい、動揺しております。
初日には、日帰りで行く予定です。日帰りなので、特に旅行の準備など必要ない…と思うのだけど。えーと、早起きさえできればいい、筈。ってか、ちゃんと眠れよ?というくらいで。
むしろ旅行の荷造りとかする必要があれば、気が紛れたのになぁ。もう遅いけど。

もうすぐ、2009年8月3日。
オオゾラユウヒ、トップ就任、初日です。
大空祐飛&野々すみ花 トップコンビお披露目公演、初日ですよ。
ああ。こんな日が、現実になろうとは。
発表された時にも動揺しましたが、まだまだ先の事で、実感はなかったんですが。
いまでも、やっぱり実感は無いのですが…。
時が、迫ってきました。

CSでお稽古場映像が流れたり、オオゾラさんグッズのデザインが発表されたり。
スカイステージや、キャトルレーヴのサイトで、各トップさんのメニューバーの中にオオゾラさんのお名前が並んでいたり。
夢じゃ、ないんだよなぁ。うーん。
でも、お稽古映像で、茨城童子を演じるオオゾラさんの姿を見て、ちょっと安心したんですけどね。
当たり前ですが、オオゾラさんのお芝居に対するスタンスが変わってなくて。…迫力は増しているけど。
オオゾラさんの芝居を、久しぶりに見たというだけで、安心したのでした。


時が過ぎるのは本当に早いもので、お誕生日以来の更新。
…あれから、色々な事がありました。
何か公演の感想でも…と思った所で、悲しい退団発表があったりとか。
当時の書きかけの感想を、まとめてみます。

一応、いまのうちに記録をしておくとして。その後に観劇したのは
・宙組 「薔薇に降る雨」
・宙組 「薔薇に降る雨」千秋楽中継
・月組 「エリザベート」ー愛と死のロンドー 遼河ルドルフ、明日海ルドルフ
・月組 新人公演「エリザベート」
・月組 宝塚友の会 月組トークスペシャル
・貴城けいオン・ステージ「劇的素敵空間」

宙組公演は二回、そして、千秋楽の中継を合わせて三回見ました。
楽は暖かくて優しくて、とても素敵な千秋楽でした。
しかし…川崎の中継は、画面がブツブツ切れるわ、音が変に響くわ、切れかけの電球状態の苦しさが大きなスクリーンで。
せっかくの千秋楽の渾身の演技が見えなくて、とても悲しかったです。二幕のショーからは、映像も音もクリアだったのホッとしましたけれど。
私は本公演より先に新人公演を見てしまったので、普通に公演を見た時はなんだか不思議に新鮮な気がしました。脚本そのものが、よく見えるような気がして。
主人公のジャスティンは、本役の大和さんと新公の七海さんは、全然違う役のようにイメージが違って面白かったです。
けっこう、ヒドイ男な気はするんですが、それを力技でチャーミングに演じて見せる役だなぁ…と。
イヴェットは、もう、ウメちゃんの魅力を見せきる役だった…という印象。
ウメちゃんは、現代的な娘役というイメージがとても強いのですが、お芝居で宛書される役は「誰かの為に自分を抑える」女性が多いような気がしました。
愛する人の為に自分を押さえながら、誇らかに真っ直ぐに頭を上げて、静かに笑っている。心が強くて、勇気のある…豊か過ぎる程の愛情を持った女性。
蘭寿さんのオーランジュ男爵、正塚氏お約束の「誇り高く、ただ、正しい行いをする」から、主人公を助ける男爵(バロン)。
抑えた演技が素敵でした。蘭寿さんは、なんだか、以前とちょっと印象が変わったような気がしました。具体的に、どこかは、わからないのですが。
落ち着いて地に脚がついた大人の男が、とってもハマって…「良い男役さんになられたなぁ」と、思いました。
全体に、とても勢いやエネルギーを感じる公演でした。公演の後半に、短い期間で続けてみたので、楽に向かってパワーが収束していく様を見た気がしました。

その時は、ただそのパワーに身を任せて見ていたのですが、今、博多座のお稽古映像を見て「あの公演をやった人達と一緒に舞台を作るんだなー」と、思うとドキドキします。今はまだ、やっぱり想像ができないけれど、ともかく、楽しみです。

かしちゃんのコンサートは、誘っていただいて行ったのですが、退団後のかしちゃんをナマで見るのは初めてでした。
まずは、二次大戦中の日本軍の軍服でご登場。覚えている男役の声より、ずっと高い声で話し、歌い。
なんだか不思議な気分でした。
少し男役の雰囲気も残しつつも、あくまで綺麗なおねーさんな”貴城けい”さん。
迫力の歌声は、ずっと高いトーンのままで、髪型もお衣装色々と工夫されて、本当にお美しい。
チャイナドレス、黒のビスチェにミニスカート?ホットパンツ?後ろの方に黒のチュールを重ねたドレスに黒ブーツ、真紅の身体の線にそった優美なロングドレス。
そして、ミニのスパンのワンピース黒に所々赤いキスマーク模様で、長ーい脚をサービスで見せてくださったり。
後半には客席を立たせて一緒に踊ったりと、とっても楽しい時間でした。
客席に紫城るいちゃんがコンサートグッズのピンクのTシャツを着て登場、Tシャツをつまんで見せびらかしてて、可愛かった!!
やっぱり、トップコンビの絆って特別なんだなー、としみじみ。
コンサートは一幕な芝居仕立てで、男装の女スパイ「川島芳子」役、セリフが少し有り。
二幕は色々なジャンルの歌を歌い、ジャンルごとにお着替え、そしてちょっとずつトークあり。
そのトークの中で「8月といえば、お披露目となった博多座公演の事を思い出します」というような言葉があり、しみじみしました。
奇しくも、同じ博多座でもうすぐ初日を迎えるオオゾラさんの事を思い出して。
私達も、きっと今後もずーーーっと、8月といえばこの夏の博多座の事を、思い出す事になるのでしょう。

そして、今、何度も博多座お稽古場映像を見ています。
「とけて儚き、薄紫の…」という歌が、なんとも美しくて印象的。柴田作品の日本語は、本当に美しいですね。
香気ある台詞、今となっては、とても貴重なものです。
オオゾラさんが出演して下さって、嬉しいな(^^)
そんなオオゾラさん、お稽古用のお着物も「藤色」、ショーのお稽古の最後に使っている舞扇も「藤色」。
気合だなぁ。うん、本当に楽しみです!

記録

2009年6月21日 宝塚
このところ更新をサボり過ぎて、何を書けばいいのかわからない状態です。
書きかけで頓挫してしまった下書きがいくつかありますが、もはや今更…というシロモノ。何を書くつもりだったのか思い出せないモノもあったりします。
えーと、それなりに観劇はしています。
最後に書いた花組「大王四神記」以降は
・月組「SAUDADE」
・星組「My Dear New Orleans」「ア ビアント」本公演と新人公演
・花組「哀しみのコルドバ」「Red Hot Sea II」市川・横須賀・武蔵野・相模大野
・花組「オグリ!」
・新国立劇場「夏の夜の夢」
・「百年への道」中継
・宙組 新人公演「薔薇に降る雨」
全ツ相模大野とオグリ以外は、各1回。宙組さんは、ボーっとしてたらチケットが手に入らなくて、まだ本公演は見ていません。
1ヶ月公演になると、やはり、慌しいです。都合の良い日のチケットが入手できなかったりで、今後は新公前に本公演を見れない事も、またあるかも…。
それぞれに面白くて、色々思う事もあり。感想も書きかけてはいるんですけどね…。長文になると集中力が続かなくなり、ほっぽりだしてしまう癖がついてしまいまして(^^ゞ

ともかく、最近の記憶だけでもちょっと記録しておきます。
「百年への道」中継。
一番印象的だったのが、真っ赤なお衣装で歌うオオゾラさん^^;
すっきりとした白いお衣装のゆみこちゃん、きりりとした黒燕尾の霧矢さんの次に。
突然の、真っ赤なビラビラのオオゾラさんの登場に、かーなーり、びっくりしました。私だけでなく、会場に小さなザワメキが起こった気がします。
お歌は「赤いけしの花」…こういう古い美しいメロディーは大好きなんですが、単純な曲だけに難しいですよね。
ゆったりとしたテンポの曲は歌いにくいし、ニュアンスというか”味”で、行間を埋めていかなければならない。
オオゾラさんはとにかく丁寧に歌おうとしている姿勢が伝わってきましたが、歌い終わった時にはホッとしました。
しかし!まだちょうど銀橋の真ん中じゃないですか?え、これから続くの??
音楽は間奏という感じで流れ続け、オオゾラさんは曖昧な笑顔で歩きだし。
「ど、どこまで、無言なの?」と、頭の中に?が飛ぶ中、ほとんど銀橋を渡った所で最後にワンフレーズ歌って終わり。
暗転した時には、大きなため息。呼吸を止めて見ていたらしいです。

だって、あの大きな舞台にたった一人で立ち、ゆーったりと音楽にあわせて。無言で、何もせずただ銀橋を渡るなんて、本公演のトップさんでもあんまり無い演出ですよね?オオゾラさん、一応二番手経験は、本公演では二作だけなんですが…難しい事させるよなぁ。
中継は一人だけを映してますから、曖昧な表情と、可愛くかつ妖艶な微笑み…という、オオゾラさん独特の雰囲気で違和感は無かったですが。
ナマで舞台を見に行った友人から、「ちゃんと一人で、あの空間を埋めてたよ」と聞いた時は、ちょっと感動しました。まあ、そりゃあ、あの学年でキャリアはありますから、当然と言われればそうなんですが。
あの大劇場中の視線を一身に浴びて、歌うでもなく踊るでもなく、一人黙って客席と対峙しなければならないというのは、やはり大きなプレッシャーだったんじゃないかな…と思ったりして。
なんて、ファンはついつい、色々な事を心配して見てしまうのですが、もう心配なんて必要の無い方なんですよね。
博多座も「カサブランカ」も、ただ楽しみに待っていればいいだなぁ。
心配なのは、自分の事だけだ…。
今は、何も考えられません。
動揺して、ただ動揺しております。
大空祐飛のファンとして、何を書いたらいいのかよくわからないけど。

ただ、今日の日に(日付は変わってしまったけど)
「おめでとうございます。」
…その言葉だけを、書き残しておきます。


前回の組替えから1年と少し。
あの時、あんなに不安で心配で、色々な事が怖くて仕方がなかったのが嘘のように、花組ファン生活を楽しんでいる今。
また、あの時と同じ言葉を思うのです。

先日見た花組公演のフィナーレで、オオゾラユウヒさんは、穏やかに笑っていました。

辛い人生を駆け抜けて、全てを失った孤独な男は、優しい目で微笑んで、歌っていました。
「今 蘇る 私の中に 人を愛する心の温かさ
 今 蘇る 私の奥に 人を信じる心の強さ」
…そっか、蘇るんだ。
傷ついても、失っても、前を向いて歩いていれば。心は蘇るんだ。
それは、しなやかで、穏やかで、芯の強い…。
美しい微笑みでした。

だから、大丈夫なんだろうと思う。
私も安心して祐飛さんを信じて、あの人についていっていいのだと思う。


今まで月組のみんな、花組のみんなを愛してきたように、宙組の皆さんを愛して。
月組の、花組の卒業生が作り上げて残してきた歴史を敬愛してきたように、宙組さんの歴史を敬愛して。
おそらくそんなに長くは無い、時間。
大切に、大切に、愛し慈しんで過ごしていきたいと思います。

きっと、良い舞台を作り上げて下さる事でしょう。
それは間違いの無い事だと思います。
宙組ファンの皆様、まだ少し先の話ですが、どうぞよろしくお願いしますm(__)m

…オオゾラさんの顔写真入りの、炭酸せんべいの缶とか、見れる事になるんだろうか…不思議な世界だ。






「歌劇」12月号が届いていました。
表紙の霧矢さんは、さすがに綺麗♪

実は私、「歌劇」などのポートって見るの好きなんです。
ジェンヌさん達の色々な個性を表現する”絵”として。
当たりもあれば、・・・なものもあり。
そして、たまに大ハズレがあるのも、また一興。
毎月ポートだけは順番に1ページずつ、全部見ます。
つまり、他の記事はあまり見てません(^^ゞ

…そして。突然、眼鏡をかけた素敵な方の写真で、動きが止まりました。
びっくり。
もちろん、予告されていた筈ですが、そんな事は覚えてはおりません。

まあ、オオゾラさんったら。
今度は眼鏡ですか。
白いシャツにネクタイ。グレーのジャケット。
ちょっと変わったジーンズにベルトは無し。
分厚い本を抱えて、もう片手は、かるくジーンズのポケットへ。
ものすごーく、自然に。
薄いグリーンを背景に、爽やかに立っていらっしゃいます。
オオゾラさん的には面白みに欠けると言ってもいいほどの、とっても「歌劇」のポートらしい、オーソドックなお写真ですが。
あのギラギラとした、銀ちゃんの後ですから。
あの可愛い、パーソナルカレンダーの後ですから。
このオーソドックスさが逆に新鮮。

ああ、またしても。
オオゾラさんの、あざとい計算が素晴らしいです。
色々な変化を見せてファンを驚かせた後に。
この、いかにもオオゾラさんらしいお写真ですよ。
控えめな微笑を見ていると。
「やっぱり、みんなこういうのが、好きでしょ?」
「眼鏡、すきだよねー?」
というお声が、頭の中に聞こえてきます。
ええ、好きですともさ。
絶対飾りでしょう、という本まで嬉しいですよ。
…こうやって、掌のうえで転がされている事まで、楽しいですよ。
ちょとテンションが上がりました。

更にページをめくって、みつる君のポートも出現。
可愛いなぁ(^.^)
こんなにキレイなお顔なのに、よくあんなヤスになってたよなぁ。
すごいなー。

しずくちゃんと、らんちゃんも可愛い(*^_^*)
でも、しずくちゃんの髪、ちょっとびみょーだなあ。まとめているのか、おろしているのか、半端な感じ。
お顔がものすごく可愛い美少女なので、どうでもいいといえばいいんだけど。
そして、ページをめくれば、和音美桜ちゃんの袴姿に切なくなって…。
時は流れる。人生色々。お幸せになってほしいです。
またどこかの劇場で、美声を響かせて下さい。

各組、若手集合写真のページが楽しいですね。
気がつけば花組の皆さんもちゃんと覚えている自分に、時の流れを感じたり。
でも、ごめんなさい。娘役さんお一人だけ、お顔と名前が結びつかない方が。
次の公演で、頑張って覚えます。

…もはや、月組若手のほうが分からないんだなぁ。しみじみ。



そして。若手スターへの質問コーナーの、すみ花ちゃんが可愛いです。
可愛すぎますよ、もうメロメロです(+_+)
ああ、なんであんなに可愛いんだろう…。

1 2 3