CSの「HOLLYWOOD LOVER」メイキング映像。
ファン的には、すごく見ごたえがありました。

あいあい、すごくきれーーい!
大女優の風格が漂ってます。
余裕があり、さりげなく孤独感を纏っていて、あくまでも美しく。
あひちゃんは、撮影風景映像は短めだったけど、ネタばれになるから?それとも役柄的に、映像には出演時間が少ないからかな?

とーやんの帽子をなおす、同期の麻月ちゃんがとても微笑ましいですね。仲良しさんなんだな。同期の仲が良いのは、美しいものですね(^^)
撮影しながら、打ち合わせをしているらしい二人も、やはり気心の知れた様子が良い感じです。
とーやんは、「女優・ローズ」の相手役の俳優ってかんじかな?
カチンコを持った麻月ちゃんは、いかにも助手っぽい服装。
撮影に参加しない出演者の、ナホちゃん、そのかちゃん、ちわわちゃんの笑顔も貴重映像ですね。
ますます、公演が楽しみになりました。

残念だったのは、あいちゃんの後ろにいる娘役さんがちょびっとしか映らなかった事。とっても可愛かったのに。
顔を覚えていない、下級生娘役さん3人のうち一人、としかわからない。「マジシャンの憂鬱」のプログラムを見た感じでは「都月 みあ 」ちゃんが一番似ている気がする…でも、あれだけじゃ確信できないな〜。

ところで。今、三人の名前を確認する為に公式の配役を見たら。
「シーラ・グレアム 五峰 亜季 」…って。
最初に発表された時は、確かに「シーラ・ゲレアム 五峰 亜季 」で。

ゲレアム、だったよね?

シーラの呼び方をわざわざ「ゲ」にするのには、どんな意味があるのか、本当にすごーーーーーく気になっていたのですが。
…誤植だったのか^^;

そして。
ステファーノ、オオゾラ ユウヒさん。

素から男役の顔になり、また可愛いアライグマのような顔で笑うオオゾラさんの映像。思わず、すごい、と思いました。
一瞬で表情が変化するところも、撮影が始まって男役の身のこなしになると、いきなり逞しくなるのも。
スタッフと会話している間は、妙にブカブカして見えるスーツが、演技を始めると”いつもの立派な肩幅の後姿”に見えるんですね。
男役の技、というものを見た気分。

考えてみれば。祐飛さんに限らず、女性である○○さんが男役に変化する瞬間なんて、なかなか普通は見れないですよね。
舞台で見るのは、男役として振舞う姿ですから。
一瞬で、目の色が変わる。雰囲気が変わる。体のラインまでも変わってしまう。
こんなふうに、気合で変化するものなんですね。通常CSで流れるポスター撮影風景では、あんまり感じた事はなかったのですが、写真と映像は違うのでしょうかね。一番近いのは、写真集などの撮影風景だと思いますが、やっぱりちょっと違う気がする。

そして、ステファーノさん、なんだかすごい迫力です。気合入ってます。
特に印象的だったのは、緊張した面持ちで壁際に立っているオオゾラさんが、ふ、と目を上げた瞬間に男役に変化して歩きだすところ。
すごく良い映像です。
一人の女性が、”男役”に変貌する瞬間。
一人の役者が、役に入り込む瞬間。
その瞬間、そこにドラマが始まったんだな…と、納得してしまった。…どんなドラマなのかは、まだ分からないけどね(^^)
撮影スタッフさんの腕も良いんですね。ほかの映像も雰囲気があって素敵。
舞台でどんなふうに使われるのか、すごく楽しみです。
公演が終わってしばらくたつのに、なんだか腑抜け状態のままです。
しかし、気が付けば、次の公演はだんだんと近づいてきます。今のうちに、書けなかった「マジシャンの憂鬱」について書いておかなければ。
一応ネタばれを気にして、終わるまで書かないでいたら忘れるところだったものから。

色々突っ込みどころのあるこの作品。つい本能的に、辻褄あわせを色々考えてします。…その中のバカな話をひとつ。

「マジシャンの憂鬱」の最大の謎について。

「マレーク様は、何故、生きていたのか?」
三年もの間。墓守夫婦にお金を渡して、見張りの兵を付けてまで。
リスクが大きすぎるよね?
実際、結局マレーク様をきっかけにして、犯人達は足がつく事になるわけですし。謎だなー。

病院の医者はどうやら、口封じの為に殺されたらしい。
そもそも、病院で死亡を偽装した後埋葬する…でも生かしておく、なんてヤヤコシイ事を何故?
本当は命に別状は無いのを、病院で死亡させる事はそんなに難しくないと思いますが、逆は大変だよね。

理由もまったく説明されないまま終わりますが、劇中で語られる推測は、かなり無理がありますよね。
「自分達が危なくなった時の為の人質」…といっても。
死んだと思われている以上、殿下にあっさり新しい恋人ができてしまう可能性はある訳で。
それにまだ3年だけど、皇太子殿下が一生再婚せずマレーク様を想い続ける事は、立場上できないんじゃないかな?
そうしたら、マレーク様は人質にはならないと思う。
単なる悪事の証拠です。彼女を隠している以上、どんな言い逃れもできなくなるし。
まあ、結果的に、殿下はマレーク様を思い続けている状態で話は終わりましたが。

でも、記憶も正気も失っているとはいえ、あの状態を人質というには納得いかない。
シャンドール達を拉致してからも、舞踏会の日まで、何もしようともしなかったようですし。
色々考えると、マレーク様が生きている事に意味があった、としか思えない。
皇太子妃としてではない、マレーク様の存在に。

そこで、アンドラージュ@かえこちゃんは、マレーク様を愛していた!…と考えれば、辻褄があうのです。
アンドラージュはマレーク様が「親切な人に保護された」事を知った時、バルトーク@マチオ先輩に内緒でカタコンベに隠す事にした。
でも、シャイなかえちゃんは3年間も何も言えず、時折カタコンベの髑髏の陰から、こっそりマレーク様を見守っていた^^;

そして、部下の男@もりえちゃんは、そんな事とは露知らず。
あのカタコンベは、邪魔なものを隠しておく場所だと思っている。
だから、シャンドールとヴェロニカを拉致した時、取り合えずカタコンベに放り込んだ。
そのうち「ゴミ箱を空にする」メニューをクリックして、全てをいっぺんに消してしまうんだろうと思ってる。
なんて。二人がのんびりしてるうちに、シャンドール達は逃げ出して。
犯人たちは一巻の終わりと、あいなりました。ちゃんちゃん♪

…すみません。くだらない話でした。
新公の話も書きたいと思いながら中断したままなのに^^;

また、お別れの報

2007年11月21日 月組
また、お別れの報。
 矢代 鴻さん。
 麻華りんかちゃん。

シビさんは覚悟していた事ですが、りんかちゃんはツライなぁ。
この間の新公もすごく良かったし。先日の「大坂侍」の衣絵ちゃんでブレイクしたばかり。
芝居もイケる若き歌姫。期待が大きかったのに…。

何の時だったかなー。ものすごく意地悪そうな芝居を、とても上手くやっていたのが印象的。
ちょっと昔の月組の娘役さんには、よくいたんだよね。嬉々として意地悪な役を演じる娘役さん。すごく上手くて、カリカチュアされたわざとらしい芝居から、さらりとさりげない「すぐに身近にいそう」な意地悪さんまで自在に演じてみせてくれたり。
役者さんって、こういう意地悪な役(汚れ役っていうのかな?)を演じるのって楽しいんだなー、確かに楽しいだろうな…と、妙に納得させられていました。りんかちゃんも、そんな感じで役者を楽しんでいる、イマドキ珍しい娘役さんだな、と思っていました。
若い娘役さん達が可愛らしい女の子を作ってる中で、異色の存在感で意地悪キャラを演じていたりんかちゃん。月組娘役らしい、潔い役者根性がお気に入りなのです。もちろん歌も好きでした。あの声、好きなんですよね。低音も高音も。

寂しいなぁ。
こんなに退団が続いて、寂しさに麻痺してしまいそうですが。
『A-“R”ex』はどうしても見て、シビさんとりんかちゃんにお別れをしなければ(T_T)
…シビさん、りんかちゃん、どうぞ最後の舞台を楽しんで下さい。
たくさんの感動をありがとう。
「A-“R”ex」の友の会入力をしました。
どうか、一回でも当たって見られますように。

月組ファンとしては見たいんだけど、すぐ後にオオゾラさんの主演公演があるので、チケット取るのに体力もお金も使う事ができません。この公演を見る為に平日を使う事も無理なんです。
これで当たってくれなければ、見られない確率が非常に高い。
月組ファンなのにバウワークショップを見る事ができない身としては、せめて東京にくる月組の公演は見たいんだけどなー。
荻田先生の舞台は、とにかく美しいからなー。すごーく楽しみです。でも、せっかく月組にあたったのに、この少人数の公演なのが残念。
本公演で、荻田先生のショーに、月組もあたって欲しいです。適材適所に生徒さんを使って下さる先生なので、月組生をどんなふうに使って下さるか、すごく興味があります。ずっと待っているのになかなかご縁が無いのが残念。
ともかく。祭日を入れて3日間のうち、一回。どうか無事に見られますように。
八百万の神様、お願いしますm(__)m
CSニュースの月組公演千秋楽映像。録画したけれど、まだ胸が痛くて見る事ができない私。更にこの胸をえぐるかのような…。

青葉みちる退団の発表。
私に残された、月組最大の希望の星が!!!!
そんなぁ(T_T)
末子はん退団発表の時には、もの凄くショックを受けながらも「これからはルミ姐の芝居に期待しよう」と思い。
ルミ姐退団発表の時には、もの凄くショックを受けながらも「これからはみちるちゃんの芝居に期待しよう」と思ったのに…。
どうして、こんな事になってしまうの?これからの月組の芝居はどうなってしまうの?

皆さん、それぞれの人生を進む為の決断な事は分かっています。誇り高くまっすぐに、選んだ道を進んで欲しいです。みちるちゃんの幸を心から願います。私の大好きな人達が選んだ道ならば、きっとそれは正しい事だと思うから。
…でも、もう少し、月組の舞台で見ていたかったなぁ。
バウには多分行けないので、この東京公演がお別れだったんだなんて。
印象に残っているのは、「THE LAST PARTY」の秘書ローラ。劇中のスコットの小説の朗読もすごく好きだったな。それから、この間の「パリの空よりも高く」の新公のエレノール。コケティッシュで可愛らしくて情のある、素敵な女主人だった。あの役で、月組最大の希望の星となったんだった。いつか「ME AND MY GIRL」のマリアおば様が見たいと思っていたのに。
たまらなく寂しいです。

それにしても、どうしてこうも月組の私好みの芝居をする人達が、立て続けに退団という道を選ぶ事になるのでしょう。以前、ルンパさんの退団を皮切りに、次々と期待の役者さんが退団された時の記憶があるので、秘かに心配していたのですが。恐れが現実になった心持ちです。
一番正しく月組の芝居を受け継いできた人ばかりが、次々に。
こころちゃんやえりおっとは大丈夫だよね?きっしーやあちょーさんや鼓さんは、大事に大事に育ててくれるよね?
芝居の月組は、月組の芝居は、ちゃんと受け継がれていくよね?

私の好きな芝居をする人は、暖かくて情の深い、ハートのある芝居をする人。やっぱり、人の温かさこそ、芝居で表現して欲しいものだから。
それから目で感情を語る人。
どんなに上手く表情や声色を作っても、演じる人物の「心」が感じられなければ、それは私にとっては芝居ではなく「百面相」に過ぎないものなのです。
その「心」を感じさせるのは、目だと思う。心の深いところからの感情が、瞳に浮かぶかどうか、です。

そして、「月組の芝居」の好きなところは、過不足のない芝居、だと思っています。
冷静な目を残して的確にその人物の心を表現しようとする、過不足のない芝居。決してやり過ぎはいけませんし、勿論、熱い心を失くしてもいけない。
叫びたい程の気持ちをグッと抑えるには、更に熱い気持ちが必要なんだろうなーと、エリさんの芝居を見てよく思っていました。
末子はんの芝居では、「熱演」なんて、役者さんにとって褒め言葉でもなんでもないんだなと、感心させられていました。
一歩引くとか、グッと抑える事で、強い感情をよりはっきりと観客に伝える事が、とても上手な人でした。
エリさんも、ルミ姐も、みちるちゃんもそう。この「抑えた芝居」のコントロールが、月組の芝居の良さだと思うんです。
そして、みんなのそのコントロールが噛合っていくにしたがって、どんどん芝居が出来上がっていく。
最初は緩く組まれたジグソーパズルが、次第にぴっちりと隙間なく組み合って、鮮やかな絵を描きだすように。

「暁のローマ」のローマ市民達、「パリの空よりも高く」の投資に集まった客達、「マジシャンの憂鬱」では、新聞記者達と5人組、かな?
大勢で芝居をする場面がテンポ良く進んでいくようになるのを見るたび、やっぱり月組の芝居が好きだなーと思います。
特に群集芝居が良いのは、一人一人がきっちりと人物を表現できた上で、芝居を作る事ができるから。
新公では有望そうな下級生さん達が頑張っていたので、どうか、月組の芝居を受け継いでいって欲しいと思います。
そして。どうか、みんなが幸せになりますように。ただ、ひたすら祈ります。
月組東宝千秋楽、見てきました。
もともと11時公演を見る予定だったのが、思わぬ事に楽も見られる事になり、昼夜観劇。そして、昼夜泣き。
楽では、本当にかなり泣いてしまって、隣にいた友人と二人でぼーぜんとしながら、ろくに喋る事もできずにそのまま別れてしまった程。
こんなに泣いたのは、東京のラスパ以来かな。だけど、あの時は痛い痛い思いをして泣いたけど、物語が終わると幸せな気持ちになれた。
今回は、胸が痛い。心が重い。…ただ、別れが辛い。

11時公演「MAHOROBA」最後の1階S席後方下手側。
大好きなこの作品世界をしっかり見納めたいと、できるかぎりオペラグラスを使わずに、全体を見ました。
いつもはオペラでお顔ばかりを見ている祐飛さんも、好きな表情の場面以外は、オペラグラスを外して見ました。
でも、大好きな白い鳥の場面はちゃんとお顔を見なければ…と思ってオペラを向けたら、何か光っていて。
祐飛さん、頬が濡れています。
カフェブレイクで、「大劇場の楽でサダルが倒れた後、泣きそうになった…」という話をされていて、いいのかなぁ?と、思ったんですよね。ああいう事って、一度口に出してしまうと、そのとおりになったりするじゃないですか。大丈夫なのかなぁ?…と思っていたのですが、やはり大丈夫じゃなかったみたいですね。今度は、本当に泣いてしまったのね(/_;)
舞台に出る前に涙は止めたけれども、頬の涙を拭う余裕は無かった模様。一度引っ込んで、再登場した時には一応拭ってありました。
でも、本当に良いお顔で踊ってた。
痛みを知っているからこそ、再生の喜びは深く、希望は美しく重い。それでも前に進んで行こうとする、強い意思のようなものを感じたような気がしました。

幕間、ファン仲間同士で顔を合わせると、まずみんな「泣いてたねー」から話が始まる。そういえば、祐飛さんが本公演で泣いているのを見る事は、あんまり無いです。いつも必死で抑えている人だから…いや、今回も「舞台では」泣いてないけどね。

お芝居では、居酒屋の場面がクライマックス(^^)少なくとも、この一週間、5人組は毎回違う事をしているらしい。
まず、ダンスが始まると、ラースロはいきなり下手側に向かって行き、こころちゃんを立たせて踊りだす。タキさんは笑って見てたのかな?
ちゃんと見たんだけど、既に記憶の彼方。
ジグモンドは、レオーとかなり盛り上がって喋った後、れみちゃんにレオーを紹介して、自分は草風ななちゃんの所へ。笑顔で、すごくスマートに素敵にエスコートして、びっくりしていたっぽいななちゃんと踊ってました。…いいヤツだなぁ。

楽は、通常バージョンでれみちゃんと踊っていたら、レオーがノートを差し出して意見を求めていたような?ジグ君は笑いながらそちらに向かい、暗転よりちょっと早めにダンスを切り上げでいた気がする。

「MAHOROBA」楽、オープニングのオオワダツミ様登場で、さざなみのような拍手が起こり、そのまま大きな拍手へ。
サダル様は、ちょっとそこで表情が揺れた気がしました。
本当に最後の「MAHOROBA」…寂しいけれど、終わる事でこの作品が完成するんだな…と切なくなりました。
そして物語は終わり、伝説となる。私の中で、忘れられない思い出の作品になる。
この作品に出会えて良かった。祐飛さんがこの作品の中で、サダル様として生きる姿を見る事ができて幸せだった。
この時の「椿」が一番の迫力で、「白い鳥」は一番力強く、希望に向かって羽ばたいていた。
…みんな、未来に向かってるんだな…。

お芝居のフィナーレ。退団者の胸にお花が。
舞台の皆さんも、泣きそうな方がチラホラ。とーやんとか、かなりヤバかった。
そして末子さんの登場で大きな拍手。左の肩から胸元にかけて、ドレスのラインに沿ってかなりボリュームのあるお花。
ここで限界が来てしまい、これ以後はずーーーーっと涙が止まりませんでした。
胸がぎゅーーーっとなって、息をするのも苦しくて。

更に、階段を降りてくるシビさんの胸にも、大きな白いお花が。
シビさん独自のダンディズムなんでしょうね。退団者4人の挨拶も余裕の笑顔で、組長さんからの紹介でも退団には触れる事はなく。
笑顔で、さらりと去っていきたんだろうな。かっこいいなー。

4人の皆様は、本当に晴々とした笑顔で。私はその挨拶を聞きながら、胸をぎゅーっと掴まれたように痛くて。
私は本当にエリさんの事、末子はんの事、ルミちゃんの事、好きなんだなと、改めて思いました。ななちゃんはあまり舞台で認識した事はないけれど、今回本当に可愛い子だと思った。
私の好きな芝居の月組、月組の芝居。それを支えてくださった方々。
どうか、どうか、お幸せに。
いままで、楽しい時間を、どうもありがとう。
電話、玉砕。
15分くらいまで粘って、やっと電話が繋がり、完売アナウンスを聞きました。
ネットの情報だと2分に繋がった時には完売とか。どういうシステムになってるんだろう。だって、10時ちょうどに電話繋がっても必要な情報を入力してたら、そのくらい必要じゃない?えーん。

しくしく泣きながら、日比谷にポスターを買いに行きました。ラスパの時もすぐ売り切れたので、わざわざ買いに行ってきたよ。明日も劇場に行くのに、交通費かけて。売り切れてからじゃ遅いしね。

小さいサイズは5本しか棚になかったので、とりあえず買いしめてきました。友人から頼まれたぶんも含めてちょうど予定の数。
レジ後ろに在庫があったので、これくらいいいかな、と思って。

ともかく。引き続きよろずの神に手を合わせておきます。

…ああ、もう明日は、この公演も終わってしまうのね(T_T)
明日は月組バウホール公演「HOLLYWOOD LOVER」の一般発売日です。

八百万のかみさま。
お願いです。お願いします。
どうか、一秒でも早く電話が繋がりますように。
チケットが手に入りますように。

私は絶対に初日が見たいです。
かつて「血と砂」の初日を見る事ができなかった、苦い思い出があるので。
伝説の「エル・アルコンのテーマ」の場面を見ていません。初日のみで、いくつもの場面が丸ごと消える作家は、齋藤君以外は無いと思いますが。
でも、トラウマですから。

「THE LAST PTRTY」は、なんとか初日を見ました。なんだかすごく緊張した気もしますが…もはや良く覚えてないな^^;
いや、別にその程度というワケではないですよ。あの時は、あらかじめ宙組バージョンを見て、物語が分かっていましたからね。
あの素敵な作品を、祐飛さんがどんな風に演じて見せてくれるのか期待が大きかったので、ちょっと通常の初日とは比べられませんし。

ともかく、神様お願いです。
どうか、一秒でも早く電話が繋がりますように。
チケットが手に入りますように。
6日火曜日の夜公演を見てきました。
お芝居、なんだか楽しい事になっていたので、覚書きを。

・シャンドールさん登場後、マジシャン達が踊りだす場面。上手席だったので正面にいたみりお君を見ていたら。帽子の回しっぷりが、かなり危険だった…可愛いなー(^^ゞ

・マジックの場面、後ろに控えている侍従の美翔かずき君がとても美しくてお気に入り♪あんなに綺麗で、スタイル良くて、声も芝居も良いのだから、もっと使ってあげて下さい。お願いです、歌劇団様m(__)m

・記者会見の場面。この日のコルネールさんは、うっとり可愛らし系。「生涯一度の恋をした〜」と言って、照れる姿がキュート。

・「奇跡の男」
上手の侍女三人の可愛らしさに夢中になり過ぎだったので、下手も見てみる事に。前回見た時は、あちょーさんが千海華蘭ちゃんをおんぶしていたのが、ちょー可愛くてツボだったのだけど、火曜日は無しでちょっとがっかり。

途中、男役さんと娘役さんが組んで踊るような振りがあるのですが、何故かあちょーさんは、男役さんと踊っていたような気がします。これは、かなりツボ。
そういえば、あの辺りは下級生男役が固まっているので、仕方がないかもしれないけど…なんか似合うと思う^^;

・皇太子の客間。ライトがちゃんと当たって明るくなる頃には、退出してしまう侍従と侍女たちを見る為に、盆が回る途中でオペラグラスをセット。お辞儀をしているので顔は見えにくいけれど、この場面以降はほとんど暗いなかで荷物運びになるので、ここでちゃんと見ておかなければ。
…もうちょっとくらい、顔がわかるような使い方をしてくれてもいいんじゃないだろうか。

・事故現場。必死に芝居を盛り上げるシャンドールさんを無視して、「ヴェロニカ、あそこ!」「ガード!」と叫んで仕事モードに入るシャーロットすずなちゃんとかなみちゃんがツボ。

・酒場の場面。月組名物、下級生の小芝居を楽しみたい場面。なのに、五人組みは幅広く広がってそれぞれに好きな事をするし、侍女三人組まで出てくるわで大変。贔屓が上手方向に動くので、下手側テーブルはまるで見えない。酷いよ、正塚先生(泣)
せめて、ヴェロニカにからんで投げ飛ばされる彩央寿音ちゃんは見たいのに、タイミングが難しくて、また失敗。

この日はここが面白い事になってました。
ダンスが始まるとラースロとギゼラが踊りだし、上手でジグモンドがレオーと喋って、ちょっと肩を叩いたりした所まではいつもどおりだったのですが。レオーと別れても、れみちゃんのほうには行かずラースロ達の方へ。何か声をかけたようでしたが、その後三人でテーブルに突進。
一番乗りのジグ君が、レオーのノートをゲット!三人でページをめくりながら、あれこれ言っている模様。ダンスに誘って貰えなかったれみちゃんもよって来て、可愛い笑顔で会話に加わり、他にも誰かいたような。
最初はいつもどおり一人でいて、そんな事に気付かないレオー。気付いて慌ててノートを奪おうとするも、まるで近寄れず…などという事が起こっている間に、盆が回る時間に。暗闇の中、オペラでのぞいていましたが、まだ何か、楽しそうに遊びながらはけていかれました。
面白いもの見たー(^^)

・墓地。シビさんは司祭様に「…派手な服着て」かな?小さな声でぼそっと言って、歌わずに退場。このパターンは噂には聞いてましたが初めて見て満足。

・カタコンベ。幽霊の末子はんは、なんだかとっても儚い雰囲気バージョン。品のある良家の若妻風で幼い子供の事を心配しているような風情がありました。たったあれだけのダンスで、ここまで表現できちゃうものなんだなー(しみじみ)。そして、美しかったなー。

・フィナーレ。男役燕尾。渋いオジサマ系のキザな姿樹えりお様を見るのが楽しみ。新公学年なのに、すっかりオジサマなあちょーさんも近くにいて嬉しい。この一年でずいぶん垢抜けて綺麗なオジサマに変貌してくれて、嬉しいな。先が楽しみ。
そして、いつの間にかこのグループに榎とーやんがいるのにもびっくり。ちょっと前まで可愛い系だと思っていたのに。上級生の可愛いかえこちゃんより、ずっと渋い男役になっていたとは^^;

今まで書いてない部分のツボを書いてみましたが、時間切れ〜。
東京公演、だいたい週一のペースで見ています。
終わりが近づいてきましたね。とても寂しいです。
本当に大好きな公演でしたから。
今までのどの公演も、終わる前は寂しい思いをしましたが、幾度も経験しても慣れる事はないですね。たとえ、先の公演がどんなに楽しみだとしても。

今の月組だからできる、今の月組ならではの作品「MAHOROBA」と「マジシャンの憂鬱」。
舞台は一瞬の時を刻むもの。決められた手順を進めていく舞台作品は、何度も見るうちに、これから何が起こるのかをだんだんと体で覚えていきます。そうなると、私にはその決まった手順が、まるで”時”そのものを形で表現している…と、感じるようになるんです。
さっと、手を振り上げたポーズが決まる時や、柔らかなスカートの翻りが、その時間の形。音楽と視覚で感じる時間の形です。

特に「MAHOROBA」はそれを強く感じる作品でした。時の始まりから、終焉、そして再生を描いた作品ですものね。
四季や日本の風土によって時間と空間が表現され、全篇をとおして語られる”望郷”の念がそれを繋いでいます。
私はこの作品、オープニングとエンディングが好きなんですよ。
国生みの歓喜の大合唱、死と、再生の深い喜び…。

赤い血が流れる事を象徴した椿の場面では、映像でポトリポトリと雫が零れるごとに登場する「椿の精」を一人一人見るのが楽しみです。美しい場面ですよね。
特にお気に入りは、階段に横座りする美夢ひまりちゃんのエクボ(^^)、さすがの迫力の美しさの、ほたるちゃんとこころちゃん。いや、本当にお美しい。そして、ルミ姐さんと草風ななちゃんの、退団者特有の輝くような美しさ。
段の上からと下手花道からの、二つの列が渦になって流れていくのは、いくさで流された敵同士の血が交じり合っていく事を表現しているのでしょうか。美しいけれど、切なく胸を締め付けられる場面です。

そして、白い鳥の場面。哀しみを抱いた深い喜びと、再生の希望をあらわすこの場面は、見ているほうのテンションも、がーーーっと上がります。喜びを形として見る事も、なかなか無いですよね。この再生の喜びを分かち合う為に、今までの全てがあったのです。
私のツボは、白い鳥になった夢咲ねねちゃんと、祐飛さんが最後に並ぶ所。まだ若く瑕の無い、つややかな白い珠のようなねねちゃんと、沢山の傷を受け欠けてしまった所もありながらも、その内側から白く発光するような祐飛さんの強い光。どちらも、宝塚ならではの美しさだと思って見ています。

後一回、楽の日の午前公演を見る予定です。…寂しいなぁ。
ずいぶん時間が空いてしまいましたが、新公の続きです。

ボルディジャール殿下のみりお君(明日海 りお)。
今の月組男役では一番のお気に入りさんなので、ちょっと目が曇っているかと思いますが、ご容赦を。

今回、改めて思ったのは、みりお君の個性って「甘さ」なんだなーという事。
みりお君の殿下は、色々な意味の甘さを見せてくれました。

本役のきりや殿下が歌う「夢を夢で終わらせない」という歌詞は、生まれながらに国を引っ張っていく指導者である殿下の強い意志や、政治家としてのしたたかさのようなものを感じさせます。
でも、みりお君が歌うその歌は「ロマンティックな甘い夢想」という感じがしたんです。そして皇太子って、つまり「王子さま」なんだなーと、思わされたんですよね。
品の良い、育ちの良い王子さま。国中から愛され、大事に大事に育てられて、望みは全て叶えられてきたのでしょう。もちろん国を継ぐ者として、厳しくしつけられた面もあるでしょうけれど、生まれついての良い子だから、結局はあまりツライ事を言われる事も無く、すくすく育ってきた感じ。他人が自分の為に何かをしてくれるのは、当たり前の事。人が自分に好意を持つ事を疑う事も無く、純粋に人に向かっていける。その純粋さ故の強さが、みりお殿下の「パッショネート」に繋がる、という印象を受けました。

けれど、そんな彼は妻の死を、どこかで現実として受け止められない。マレークの部屋に入れないのも、妻の不在を見ないでいれば、事故なんて無かった事になるのではないか、と思っているような風情がありました。そして、現実を見ない振りをしたまま、マレークはどこかで生きているのではないかと、甘い夢を見ている…。

「奇跡の男」「待ち焦がれたヒーロー」と呼ばれるシャンドールに対しても、なんとも素直に憧れの念を見せます。
ヒーローに憧れる少年のようであり、強い兄に憧れる弟のようでもあるのですが、疑いの無い純粋なその姿はまるで甘えてジャレつく子犬のようでした。
そして、また。
マレークと再会した二人の会話がねー。甘々です。こういうのを「砂糖菓子のよう」って言うんだな、と思ったくらい。甘く優しい。なんというか、もう彼女の事しか見えてないというか…つまり現実の状況も見えてないというか^^;
そう、みりお君の個性の色々な意味の「甘さ」は、それは「現実認識の甘さ」や「甘え」等も含んだ、良くも悪くも「甘さ」なんですね。しかし、良くも悪くも…とはいえ、その両方が魅力的なのが、みりお君の個性。
甘えも、見る者に嫌な気持ちを与えない。
それは、甘えても自分を庇ったりする事が無いし、他人を責める事が無いキャラクターとして演じるからかな。
やっぱり純粋だから…なのでしょうね。

相手役のマレーク様、れみちゃん(白華れみ)。
墓場の場面では、幼い子供に戻った状態という感じでした。
大きな目を、更に大きく見開いて、きょとんとしたお顔が非常に愛らしい。
あの、あどけない表情で見上げられたら、やはり命の危険があっても庇ってしまうだろうと思いますよね。
そして宮殿に戻ってからの場面は、とにかく美しかった!薄倖の美少女…という、雰囲気が活かされた役でした。
とはいえ、れみちゃんは雰囲気は薄倖の美少女なのに、お芝居の芸風は意外に突っ走り系の人。
こういうしっとりした場面は、ちょっと硬さが出てしまうかな?
でも、その硬質な雰囲気が、みりお君の甘さと程よいバランスだったと思います。非常に良くお似合いの二人でした。
れみちゃんと並ぶと、みりお君の優しさが柔らかな包容力に感じられるんですよね。
二人共、あどけない雰囲気に可愛らしい表情をして、ふんわりと甘く優しい場面になりました。

やっぱり、みりお君については語り過ぎてしまいました(^^ゞ
やはり、今日はここまでで。あと一回で他のメンバーを書いていきたい…できるのかなぁ。
過去のグラフを引っ張り出してたら、疲れてしまったし…。
見てきましたよー月組新人公演。楽しかった〜♪
本当に良い新人公演でした。

主演のまさお君(龍真咲)、大劇場の新公映像を見て「オリジナリティが見えない」なんて書いてしまった事、謝ります。本当に申し訳なかったですm(__)m
この新人公演でしっかり見せてもらいました。これが「龍真咲」という、鮮やかな色を。
最初のほうでは、硬い感じがしましたし、セリフの抑揚などは本役さんと同じような作り方だったので、「やっぱり…」と思っていたのですが。でも、話が進むにつれて、なめらかになって。気が付けば、舞台にいる「シャンドール」は、「龍真咲」そのもの。
全篇を通して、セリフの抑揚はやはり本役さんと同じ感じだったと思うんですが、そこに存在しているキャラクターが全然違うんですね。どこまでも「龍真咲」なんです。
まさお君の持つ、陽気さ華やかさ。ちょっとアザトさを感じさせながら、結構単純なお人好しで、優しくて。何よりも、ちょっとお調子者っぽい、た〜っぷりの愛嬌。そんな彼女の魅力がキラキラと見えていました。あと、声が少し低くなっていたのが嬉しかったな♪

ヒロインのねねちゃん(夢咲ねね)、やっぱり可愛い。ほんとに可愛い。めちゃくちゃ可愛い。
配役が発表された時、「正塚作品のヒロインの、ねねちゃんが見られる」と喜んだのですが、やっぱり良かった。役にぽーんと入っていける役者さんなので、まるで彼女の為に宛書きされた作品のように自然に演じていました。
あまりに自然にヴェロニカになってしまっているので、本役のかなみちゃんが「くすっ」と笑わせる所が、笑う場面じゃなくなってたのが面白かったですね。「息が…」とか、カタコンベの動揺っぷりとか。
ねねちゃんはあまりにも一途で、必死過ぎて、笑うどころでは無いのです。ただただ、ヴェロニカの感情の揺れを表現するのみ…という感じかな?
私がファン過ぎるせいなのもあるでしょうけど、彼女に感情移入してしまって、一緒に苦しくなったりしてましたが^^;ファンじゃない方から見れば、本役さんに比べて物足りなく感じたかも。
笑わせる為の間を取ったりも、してませんでしたからね。

そして、まさお君と二人の場面は、本公演とは違う、この二人なりの感情のふれ合いを丁寧に描いていて、とても素敵でした。前回のアルマンドとミミもそうでしたが、二人での芝居をしっかり作ってくれるのっていいなー。今まで見てきた月組新公では、あんまりそういうのは無かった気がして新鮮です。
今回のポイントは、教会で襲われる所からカタコンベの二人の場面。
本公演では、シャンドールを逃がそうとする、ヴェロニカの強い意志を見せる場面。
ねねちゃんは、泣きそうになりながら、必死でシャンドールを逃がそうとするのです。シャンドールを喪う事には耐えられないから、自分の命を投げ出そうとするような、必死さ。
その姿は弱くて痛々しくて。妹だけを死なせてしまったような痛みを、また味わう事はできないんだな…という感じがしました。そんなヴェロニカの心の傷を見たシャンドールは、彼女を守る為に犯人達に従ったんだなと、納得できました。
カタコンベでは、怖がるヴェロニカはやっぱり必死で、本役さんとは違って笑わせるような芝居をしないんですね。
まさおシャンドールも、からかった後、へたれこんだヴェロニカを見て「しまった」という感じになり、それからはすごく優しくなるんです。そして、怯えるヴェロニカを包み込むように、出口を探しにいくのですが。
ねねヴェロニカがシャンドールの優しさに守られ「こんなに優しい人なんだ…」というように、シャンドールを見つめるのが可愛くて。
二人がふと見つめ合う時、心が通いあう…というような、とてもロマンチックな場面になっていました。
この場面で、私は初めて、「まさお君って…なんてカッコよくてイイ男なんだ」と、心の底から思いましたよ(^^ゞ
可愛い下級生と思っていたまさお君を、初めて頼れる男だと思いましたね。うん、素敵な場面でした。

事件が解決した、パーティ後の二人の場面では、ねねちゃんは本当に別人になったような、晴れやかな笑顔です。やはりここでも、ヴェロニカは自然なまま、笑いは取らずにシャンドールの告白を受け入れます。
そして二人で幸せに笑い合うんですね。彼女の本来の姿であろう、明るさと無邪気さを取り戻した、鮮やかな変貌。その笑顔はシャンドールがもたらしたもので、花がほころぶような笑顔は、彼に対する勲章のようなものかもしれない。
そしてシャンドールを信じきった、無邪気過ぎる瞳に、彼は少し憂鬱になる。…実際は、超能力は本物じゃなく、偶然の積み重ね。彼がした事は僅かな事だけ。本当は、ただの無力な男に過ぎないのだから。
でも、彼は彼女を愛してしまったから。彼女は、晴れやかに彼に微笑むから。シャンドールはヴェロニカを抱きしめる。無力でも、二人で寄り添い、生きていく道を思い描く。…と、この新人公演版はそんな二人の物語なのかなーと思ったのでした。
全員が再度登場してのコーラスの中、銀橋で寄り添う二人は、美しく希望に満ちていて。…ああ、良かったね、と見ているほうも幸せになる場面でした。
フィナーレがカットされた為、シャンドールとヴェロニカは銀橋から上手花道にはけて、そこで本舞台方向を見ながらポーズで、幕が終りる…この演出も素敵でした。

…時間切れです(T_T)
他のメンバーについては、また後日。
もう少し先まで観劇の予定が無いので、とりあえず覚書を。

「MAHOROBA」
とにかく、この作品をまた見られる…というだけで、嬉しくて。
特に好きなのは、実は、オープニングの「国造り 神造り」かも。
天女達の登場から、神々の誕生、そして舞台に大勢の神々と神子達が勢ぞろいしての大合唱に、毎回うるっときそうになるんです。誕生って、命を喜び、生の喜びを謳う場面…だからなのかな?舞台に大勢の月組生が並んで喜びを歌う、その迫力に、ガーーーっとテンションが上がります。
音楽もすごく好き。毎回、優子先生って素晴らしい〜と思う。

あと、収穫の場面。あのビジュアル系のサダル様が、野菜でいっぱいに飾りつけられた笠を持ち、盆踊りのように踊る違和感。この踊りで、この美しさ、色気、透明感…。
更に、歌いだせば、民謡というか演歌というか…コブシがまわってます。でも、あくまでカッコ良いです。素敵です。
その素敵さが…かなり面白いです(あ、言っちゃった ^^;)

「椿」の場面。
本当に美しい場面で、映像もお衣装も音楽も踊りもフォーメーションも、なにもかも大好きなのですが。
だがしかし、男役の濃いお化粧のまま「椿の精」として踊る面子から目が離せません。
特に、えり緒ちゃんと美翔君が並んでいるのがツボ。ものすごく表情豊かな、えりおっと。クールビューティのみっしょん。長身の二人が並ぶと迫力満点。あ、下手にいる榎のとーやんも、かなり面白い(あ、また言っちゃった ^^;)

「マジシャンの憂鬱」
ネタバレも少し含むかもなので、何も知りたくない方はスルーして下さいませm(__)m

色々、説明セリフが追加されてますが、私はそれよりも居候5人組が良くなって話に感情移入できるようになったかも。
ともかく、発明家ジグモンドのシャンドールへの心配が、かなり深まった気がする。(TCAの週に見た大劇場公演比)
もちろん、他の4人もなんですが。なんだか発明家さんが、大劇場よりちょっとテンションの高いキャラになった…気がしたんですけど気のせいかな?
狙撃の後のラースロとの会話から緊迫感が漂い、居酒屋でのみんなの会話もシャンドールへの心配が大きくなって不安感が立ち込める。
侍女達が入ってきた時に、その不安感が、なんとくな〜く侍女達への反感みたいな空気に流れるようになった気がします。紹介の時も、みんな気まずい雰囲気になったような。
ジグモンドも以前より更に不機嫌っぽい。でも、彼女達には何も言わない。で、グラスを頼んだりするところが、さりげない会話として更に生きてきたかな。
しかし、その後エヴァの可愛さに気付いて騒ぐ、あひちゃんヤーノシュの空気の読めないキャラも、更に際立ってます^^;

二人が捕まったあとの屋敷での会話も、緊迫感が増した気がします。友人の命がどうなるのか…という場面らしくなったかな。
ここが盛り上がると、私的にはすごく嬉しいです。「起承転結」の転から結への流れですし。この、屋敷の場面から、殿下の場面へ流れる演出がとっても好きなので、この二つの場面には温度差が大きいのが良いと思う。良い感じです(^^)

あ、でも、パーティの後、盆が回って別れの場面になる時に、ジグ君が手を振ってなかったような気がしたのですが。これは自信がない。
すごく良い表情でシャンドールを見送っていたのに、見とれてました(^^ゞ

さて、覚書きというわりには長くなってしまいました。
その他は、また今度〜。

10周年♪

2007年10月7日 月組
昨日は月組東宝初日、そして個人的には「大空祐飛さんと出逢って、ちょうど10年」の記念日でした。
せっかくですから、記念に初日を観劇して、一人でこっそり、祐飛さんとのこの幸福な出逢いをお祝いしておりました。
もちろん、記念の日なんて、それ自体は何の意味も無く、何かが変わるわけでもないのですが。
10年、この人を見てきたんだなーと思うと、不思議な気もします。

「チェーザレ・ボルジア」の地方公演ドン・ミケロット役で出逢い、その次の「EL DORADO」のジプシー役を見て「ミケロットのほうが良かったー」と思い、あの出逢いは勘違いかもしれない…なんて思ったのでした。当時は各公演1回か、せいぜい2回くらいの観劇で、バウに見に行くなんて、考えもしなかったので、「ワン・モア・タイム」は見ていません。リトル・チェンはナマで見たかったな。
そして、その後の「WEST SIDE STORY」の大劇場公演を見に行って、完全に祐飛さんのファンになりました。
私的には、あの時、トニーと同じように「チノに撃たれた」…ような衝撃だったのです。
それからは、どんどん観劇回数も増えて、TCAのようなイベントや、トークショー等の他は祐飛さんの出演した公演は基本的にほとんど見ている筈。あ、中国公演もナマでは見てないか…。

こんなに見ていても、少しも飽きる事などなく、常に成長し続ける祐飛さんはすごいな、と思います。
長くファンをしていると、出会った頃のようなトキメキを感じたり…というのとは、ちょっと違ってきますが。想いは深く、暖かく、静かに降り積もっていくものなんですね。
これからも、益々魅力的な姿を見せて下さる事でしょうね。楽しみに見させていただきます♪
本日、初日を見てきました。
実は、私は宝塚ファン生活で東宝の初日を見るのは初めてなんです。なんとなく緊張してしまいました(^^ゞ

公演は、特に大きな変更は無いかな?
お芝居のフィナーレで、きりやんの場面、娘役さん達のお衣装が代わったのが一番大きな変更かな。上級生のお姉様がたは、濃い青のドレス、下級生の娘さん達が、水色のドレス。
ショーでは、変更には気付きませんでした。…まあ、もともと見えてない部分が沢山あるので、あまり自信は無いのですが。
お芝居はちょこちょこ説明セリフが追加されていました。まあ、あんまり書くのもナンなので、舞台を見てのお楽しみという事で。

全体に、大劇場で見た時よりもパワーアップした印象でした。上級生から下級生に至るまで、皆さんキラキラの良い笑顔でした。特に下級生さん達は月組に馴染んできたのか、ずいぶん表情がリラックスしてきた感じ。すっかり月組生として、いきいきと舞台を楽しんでいる姿が嬉しかったです。
こうやって月組に新しい仲間増えて、新しい月組が形作られていく姿を見るのは、組ファンとして幸せなものです。
…別れは辛いけれど。
退団者4人の輝きの美しさに、改めて切なくなりました。これから少しも見落とす事がないように、しっかりこの方達を見なければ。

でも「MAHOROBA」、久しぶりに見れたのが嬉しくて!
なんだか、理屈を超えてこの作品が好きなんだなーと、実感しました。どの場面も本当に大好き。

これから、また何度もこの公演を見る事ができると思うと、幸せでワクワクします。
月組の皆さん、どうかお体にお気を付けて、この東宝公演を楽しんで下さいね(^^)

もうすぐ

2007年10月2日 月組
やっと、月組東京お稽古風景の映像を見ました。
登場の前に、派手な動きでウォーミングアップをしている大空さんに、目がクギヅケです(^^)
いよいよ、始まるんだなーと、やっと実感がわいてきました。

私的には、ちょっとした記念日!と盛り上がっていた月組東京公演初日。近づいてみると、なんだか、いつもと変わらない日常のような…気になっていたのですが(^^ゞ
気合をいれて、初日に備えなければ。

バウの出演者も発表になりましたね。
特に中堅以降、私のお気に入りさんの名前がいくつもあってすごく嬉しいです。特に、アーネスト、オクラホマとミュージカルの出演が続いていた生徒さん達がバウに来てくれたのが、嬉しいな♪
どちらも良い作品ですが、海外ものはメインキャスト以外は「アンサンブル」になってしまうのが、中堅・下級生には痛いなーと思っていたのです。宝塚の、特に「芝居の月組」では「誰でもない」アンサンブル扱いは、悲しい。「オクラホマ」は結構みんな村人としての役があったので、少しマシでしたが…。でもミュージカルのアンサンブルは、宝塚オリジナル作品の、芝居やショーで歌ったり踊ったりするのとは違うものですしね。
今回のバウ「HOLLYWOOD LOVER」は、結構人数が多いので、ラスパの時のようには活躍できない生徒さんもでてくると思いますが…。それでも、生徒さん達皆さんに良い役が与えられて、その人なりの人生を生きる姿がみられるといいなーと、祈っています。
DCは青年館に来てくれるけど、ワークショップには行けないのがツライです。でも、遠くから、応援しているからね(^^)

でも、まずはその前に東宝公演です!
楽しみに待っております。

…それにしても、今日、公式のミーマイ「一部配役決定」にドキドキした、私のトキメキを返して欲しい(T_T)
あの二人がビルとサリーなんて、そんな事、知ってるよ…。
月組の皆様。千秋楽おめでとうございます。
一日遅いですけど、行けなかった私はCSの映像を見て初めて「終わったんだな…」と、実感したので。
暑過ぎたこの夏に、普段よりも更に体力に必要なこの公演。また、一部の生徒さんにはTCAが重なり、大変だった事と思います。
本当にお疲れ様でした。
CSの映像を見て、なんとも暖かで、そして…寂しい気持ちになりました。公演は、本当にアツく素晴らしかったようですね。
でも、退団者のご挨拶は…。

多分、私はあの映像を見るまで、心をシャットアウトしていたんです。
エリさんと末子はんの退団を、分かっているふりして信じていなかった。
今は胸が痛くて仕方がありません。
退団者の三人の晴れやかで、幸せそうな笑顔が…余計に辛い。
後ろで、普段からは想像もつかないくしゃっとした顔になって、泣くのを堪えている祐飛さんときりやんが映って、また涙。
長い時間を共にすごし、色々な舞台を一緒に作り上げてきたこのお二人は、どれ程の思いであの場に立っておられた事でしょう。

私には、ただ三人の幸せを祈り、東京公演を見守る事しかできません。私の心には何の力も無く、祈りは届く筈もない。
それでも。ただ、遠くから祈ります。
三人の未来に幸せを。そして、月組の皆さんに幸せを。

皆さん、僅かの間とは思いますが、どうぞゆっくりお体を休めて下さいね。
東京にて、皆様をお待ちしております。
先日、テレビをつけたら。
あどなーいお顔の祐飛さんが、いきなりどアップに!
硬直してしまいました^^;
「アンコール!スターの小部屋」の「チェーザレ・ボルジア」新人公演座談会。
12年前の、祐飛さんのアップです。そりゃあ、硬直しますよね。20代になったばかりですよ、オオゾラさん。
まだまだ、お顔がふっくらしていて、表情も女の子っぽくて。
そしてまだ、声が高い!あま〜い甘い声です。話し方も、今よりずっと甘い感じ。…可愛いなー(^^)
この声、本当に好きだった〜。祐飛さんがこの声じゃなければ、きっとファンにならなかったと思うくらい好き。
声を低くする時に、ずいぶんハスキーになってしまって…それはそれで色っぽい感じで良いのですが、たまに昔の声を聞くと、嬉しくなってしまいます。

新人公演の主演は成瀬さん、ヒロインは水沢葉月ちゃん…懐かしい面子だなぁ。そういえば、この新人公演で、祐飛さんはいきなりの二番手役で話題になったんですよね。幼い顔だけど、役について的確な事を話してるなー、やっぱり祐飛さんらしい。
ナルちゃんと話す祐飛さんは、本当に仲が良さそう。遠慮が無いっていうか、下級生のわりに図々しいという感じが意外です。久世さんを慕う仲間で、一緒に海外旅行に行ったりした仲良しさんなんですよね。
成瀬さんが希望的な事を言った後、祐飛さんに「どうだね?マキャベリ君」とセリフで話を振ると、それに答えるセリフで「そんなに上手くいくんですかねー?」と返して、二人で大笑いするのが可愛い♪でも笑いながら、「今のはセリフなので、冗談ですから!」と弁解しつつ次第に「しまった、テレビなのに生意気な事言っちゃった」というのが顔に出ちゃうのも、可愛いですね。貴重な映像だ。

この「チェーザレ・ボルジア」は1996年の10月の公演。
その一年後、当時トップスターだった久世さんが退団後に、次のトップになったマミさんが主演で全国ツアーに回っています。
祐飛さんは、またこの時も異例の抜擢で4番手のドン・ミケロット役でした。てっきり水しぇんがやると思われていたので、話題でしたね。
ミケロットの部下の4人組の一人が水…なんて、今となっては有り得ないですけど。
当時の私もかなり不思議に思って、興味津々でミケロット役の知らない下級生を見ていて…オチました。

チェーザレの腹心の部下であり、友であり、そして裏の仕事を受け持つ「暗殺者」、ドン・ミケロット。
本公演で演じた汐風幸ちゃんは、この人物の、忠実な部下でありチェーザレの友人としての面を中心にした役作りでした。劇中で暗殺の場面もあるのですが、幸ちゃんの風貌もあって、良い人に見えたんですよね。
でも、祐飛ミケロットは冷酷な「暗闇の暗殺者」でした。
幸ちゃんよりもまだあどけないお顔なのに、すごく暗い、冷たい目をして。本公演ではあまり目立たなかった暗殺の場面が、かなり印象的になっていて驚きましたね。主演者の変更で、お話も多少変えてあったのですが、祐飛ミケロットは作品の影の彩りとなった…と思います。
走ると女の子になってたし、セリフはかなり下手だったりで、もうちょっと下級生なのかと思ったくらいでしたが。そこは本役が上手な幸ちゃんだったのが、ハンデでしたね。
ともかく、それが私と「大空祐飛」さんの出会い。その時はお気に入りの一人で、祐飛さんが一番の人になったのは「WEST SIDE STORY」のチノなんですが。

先日、公演のプログラムを探してみたら、私が見たのは1997年10月5日でした。なんと、今年でまる十年。
そして、その日は東宝公演の初日ではありませんか!
10月5日は、私にとってはすごい記念の日。…というワケで、ハンドルを「いつか」と名乗ってみたりして(^^)

そしてもう一つの記念。
私が初めて月組を見た「ME AND MY GIRL」は、1995年の秋の作品でした。見たのは9月14・15日くらいだった気がする。
宝塚を初めて見たワケではないけれど、ファンになったのは月組の「ME AND MY GIRL」でした。
ちょうど、まる12年過ぎたんですね。
その時は、ジョン卿を演じる久世さんのファンになったのですが、再演が決まってちょっと複雑な気分。
祐飛さんの今の立場だと、ジョン卿を演じる可能性がありますよね。初演の二番手のカナメさんはジャッキー役でしたし、再演の二番手久世さんはジャッキーはちょっと無理なキャラで^^;ジョン卿を演じたけど。ジャッキー役のほうがナンバーが多くて目立つ役だし、パワフルな女性歌手の役。祐飛さんのジョン卿だったらすごく嬉しい。見たい。
でも大好きだった久世さんのジョン卿と比べたり、比べられたりするのは、ちょっとイヤ。でも、他の人よりも祐飛さんで見たい…なんて複雑^^;
ま、祐飛ファンとしての本音だけで言えば、ジャッキー役で足を出してくれたら嬉しいなー、なんですけどね(^^ゞ
…お歌は難しいかもしれないけど。
テレビを付けたら、CSで月組「オクラホマ!」をやっていました。
もうほとんど終わり近く。そういえば、録画予約してなかった。と、そのまま見ていたら、観劇した時の演出家への怒りを思い出しました。
中村一徳先生…ショーは好きなんですよ。
スピード感のある展開と、音楽の使い方も、フォーメーションをキレイに使うのも好きなところ。
大劇場デビュー作「プレスティージュ」の時、ショーを作りたくて宝塚に入ったんです、幸せです!との発言を、「歌劇」やプログラムで読んだ気がします。確かに熱のこもった作品で、大好きでした。

でもねー。
最近は海外ミュージカルの演出のほうが多くて、どれも「なんだ、この演出は…」と、怒りたくなるものばかり。
もたーーっとした退屈な展開で、いつも平板で機械的に話が進んで、終わる。ものすごくテキトーな、練られてない、考えられてないのがすぐ分かる演出。見ていて「?」と思う事も多くて、心情的にどのキャラクターにも感情移入できない。
何よりも、舞台全体のビジュアルも主人公の行動も全て、かっこ悪い。センス悪い。
あきらかに「やっつけ仕事」な雰囲気がミエミエなんですよね。

でも、オリジナルはちゃんと頑張ってる雰囲気があるんですよね。月組久しぶりのショーとなった「REVUE OF DREAMS」は、かなり力の入った作品だったと思いますし。場面ごとのイマジネーションが、私はとても好きでした。
月組作品でいえば、全国ツアー版「サラン・愛」もありましたね。ヴィジュアル的には、美しい作品だった…と思います。
幻想のダンス場面や、戦闘場面の処理等が。祐飛さんとタニちゃんの二人が、戦いながら最期?となる、ストップモーションの場面が印象的でした。祐飛ファン的にはイ・セファン様のビジュアルの美しさは忘れられない思い出です。…お化粧が失敗じゃなかった日は^^;
ああいうちょっと和モノっぽいコスチュームものは、月組では新鮮だったんですよね、当時。

しかし!とにかく、お話がメチャクチャだった。
キャラクターの行動が本当に支離滅裂で、意味不明。
何よりも、セリフが酷かった。
会話は全て、紋切り型のセリフのみで構成されており、キャラクターに対応した言い回しなんて無し。ドリフのコントみたい。
最初のくららちゃんのモノローグの「まあ、素敵なお方!」に、吹き出してしまい、その後果てしなく続く陳腐なセリフ、突飛な行動に笑いが止まらなくなってしまって…。隣で見ていた友人からは「二度と一緒に見ない」と、怒られました。あの時、はすみませんm(__)m

多分、中村一徳先生はセリフでチンタラ語るのが、面倒なんじゃないかなー。
音楽でバーっと盛り上げて、みんなでガーっと激しく踊って、バシっとカッコよくポーズ!それから、ちょっと照明の雰囲気を変えて、ふわーんと甘いメロディを流して、ロマンティックにデュエットダンス。最後は、ウワーっと華やかなフィナーレだ!!…みたいな。
そんな思考方法で、舞台を作っているんじゃないかと。
花組さんの「エリザベート」の時、外部の仕事で大劇場では稽古に参加できなかった小池先生が、東宝のお稽古で大幅な手直しを加えた話は有名ですが。そんな事されたら、ヤル気も無くすよなーと思いつつ、そこまでしなければならない程、酷い仕事ぶりなのかと納得する。
ミュージカルの演出なんて、もうイヤです!…とは、言えないのかなー?会社員としては。観客的には、ショーだけの作家になってくれたら、ほんに有難いんだけど。

…と、思って見ていたら、きりやんがカッコ良くスーツで決めて、フィナーレの始まり。やっぱり楽しいし、カッコ良い♪
フィナーレの為に見に行く人ばかりだと、当時言われてたよなー。
そして、ねねちゃんが登場。「イヤとは言えな〜い〜」と、可愛く歌っています。アド・アニー、可愛かったなぁ。今度の放送では、忘れず録画しなくては!…と、心に決めました。

翌日、テレビを付けたら、CSで前回の「専科エンカレッジ・コンサート」をやっていました。
そういえば、録画予約してなかった。と、そのまま見ていたら。
邦なつきさんが、「イヤとは、言えな〜い〜」と、歌っています。昨日、ねねちゃんが歌っていたあの曲を、邦さんが!
…もの凄いインパクト。
満面の笑顔で「男の人にキスをされたら、ひっぱたくべきでしょう?」と、言われても…。うーん。
選曲は、本人?演出?どちらにしても、まわりの人が、「イヤ、邦さんにその曲は、ちょっと…」とは、言えなかったのかなぁ^^;
今更ですが。CSニュースの新公映像を繰り返し見ています。
もう、みんな可愛くて可愛くて可愛くて、メロメロです。

特にねねちゃん!最初に映ったときから、もう…。見ながらジタバタしちゃいました(^^)
ずっと前からお気に入りなんですが、最近の大活躍はとても嬉しいです。…でも、本当はちょっと寂しいですけどね。以前は誰も名前も知らない、私だけのお気に入りという気分で見ていたので。
最初に目についたのは「薔薇の封印」の新人公演。あいちゃんが、そのスタイルの良さを大アピールしていた「モデル」役で、登場した途端に目を奪われました。あいちゃんに負けないプロポーション!!記憶は曖昧ですが、たしかストレートロングのカツラで、リカちゃん人形が踊ってるように思えました。新公終了後に、最初に配役を探した子でしたね。
その後、「ジャワの踊り子」で、たまたま下手の端っこの前方席で見た時に、ちょうど私の前にずっといたんですね。最下級生でしたから一番恥じっこで、一生懸命一人で小芝居をしていました。舞台に立つのが楽しくて仕方がないような感じで、小芝居も踊りも全力投球。踊りといっても、群舞の一番端っこなんですが、周りから浮いてしまう程のハイテンションで。まだ若くて、痛い事も怖い事も何も知らないんだなーと、切なくなる程だったのを覚えています。
それからしばらくは、私だけのお気に入りだったんですよ。新公「エリザベート」が発表されるまでは。
あの大抜擢の後も、順調にステップアップして成長してきたねねちゃん、新公で正塚作品のヒロインができるというのは幸運なめぐり合わせだと思います。特に今回は、ヒロインの比重が高い作品でたし。
時代背景の不明な感じのドレスが多いですが、CSで映る限りはどれもキレイに着こなしていますね。体の線に沿ったラインの美しいお衣装ばかりで、スタイルの良さが際立ってます。
お芝居も、ねねちゃんそのままという感じですね。やっぱり、元気のある体当たりなヴェロニカという感じ。東宝新公楽しみです。…取れなかったけど^^;

マサオ君は…あの短い映像を見た限り、今回もそつなくこなし…マサオ的オリジナリティが見えない感じ。最近の月組新公主役は、皆さん本役さんと同じ解釈で役を作ってくるような気がするんですが…。「この子はこういう風にこの役を作るんだ」という印象も薄いし、本訳さんに対して、できてない部分ばかりが目立つような気がします。その人なりの物語を、今できる範囲で、作る姿を見たいんだけどなー。
とりあえず、そろそろセリフの声を低くしていくってのは、どうでしょう?マサオ君の声大好きなので、もっと深くしっかり喋ってくれると、それだけでポイント1000くらいアップします。

そして、そんな中、いつでも完全オリジナルな役作りをしてくるのが、みりお君。どちらかというと、できる事しかできない、いつでもそのまんまのみりお…という印象ですが。でも、ちゃんとその役としてのハートを感じるので、それでいいのです。オープニングで歌う場面、もう可愛くて可愛くて可愛くて(^^)本当に真面目で生まれつきの品のある、皇太子…というより、王子様と呼びたくなるような映像でしたね。

場面変わって、居候5人組。ヤーノシュ、流輝君が本役さんのアヒちゃんより大きくて、普通にハンサムで面白い。探偵の麻月ちゃん、エリさんのハードボイルドな感じとは違い、このメンバーのお兄さんな感じかな?ちょっと優しそう。
ものすごい顔芸をしている子がいる…と思ったら、レオー役の彩星りおん君。「ファンシーダンス」のチャレンジャーで祐飛さんとダンスを競っていた仲間ですね。ダンスは全く分からない私ですが、ダンサーっていうより顔サーだと思った子だ。いつでも表情豊かで面白いですね。今後の活躍が楽しみです。
ジグモントのるうちゃん…ちっちゃくて可愛い♪るうちゃんはいつでも爽やか〜。でも髪型はちょっと変えたほうがいいと思う。

記者会見。突然、探検家の叫び声から始まる。宇月君は、すごく真面目な感じ。本気でコンゴの彼女を愛してるんだろうなー。
シギさんのパートを歌う、りんかちゃん。すごく低い声できちんと歌っていて、びっくり。私は歌姫が低音で歌うのが大好きです。いつか、低音でかっこよく歌う機会があるといいな。
侍女三人組…三人とも可愛い。琴音和葉ちゃん、目がおっきくて瞳の表情が豊か。ずっと歌手で使われてたけど、芝居も良いのね。祐飛さんの相手役をして、褒められた子だもんね♪

ジグモントとラースロの会話。るうちゃんは、弟分みたいな感じ?るうちゃんの頭をペシッと叩く、お兄さんなラースロ麻月ちゃんが素敵。
殿下はパッショネイトの銀橋。「進み行かん」と拳を握るねねちゃんが、あまりにも力いっぱいで可愛過ぎ(^^)
墓守夫婦。アデルハイドのひまりん、ワイルドでカッコいいなー。「血と砂」で6歳だったひまりちゃんも、もう新公卒業なんだ…。
れみちゃんマレーク様と、亡霊達のダンス…CSさん、せめて、れみちゃんは顔が見える映像をちょっとくらい流して下さい〜(T_T)

シャンドールの屋敷。
司祭様の寿音ちゃん。…可愛い。私は寿音ちゃんの芝居は大好きです。あんまり映らなかったので、東京新公を楽しみにする。
そして、エヴァの見せ場。蘭乃はなちゃんは、ねねちゃんよりも幼い必死さという感じかな。やっぱり可愛いなー。

そして、殿下とマレーク様。れみちゃん、綺麗だなー。でも歌おうと、するとぶちっと映像が切れるのは何故…。
最後は主演二人のデュエット。…幸せで、優しい雰囲気が良いですね。やっぱり、宝塚は優しい雰囲気が大事です。

最後の挨拶のマサオ君は本当にボロボロですね。最後の新公なんだから、東京は頑張れよー。後ろに立っている麻月ちゃんの口元だけがずっと映っていて、マサオの言葉に反応して笑ったり秘かにうなずいたりするのが面白い。

…ふう。これを書くのに何日かかったか不明です。箇条書きのメモのようなものですが、だらだら書いてみました。
何の意味があるか不明ですが(^^ゞ書き始めたので、終わらせてみた。

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