大空祐飛写真集「I’m here」
2010年6月17日 ファンモード大空祐飛写真集「I’m here」ちゃんと、発売日に買いに行きましたよ。
まずは、我慢できなくて、店頭でパラパラと全部見てからレジに並びまして。
家に帰ってから、ゆっくり眺めてみました。
まず、立ち読みした時には、極彩色の蜷川ワールドが印象的で。
「モノクロページは大空祐飛ターン。カラーページは蜷川実花ターン」だなーと思ったのです。しかし、今、じっくり眺めているうちに印象は違ってきました。
カラーページの、いかにも蜷川さんんらしい極彩色のなか、男役「大空祐飛」はドラマを語っている。具体的に役柄を作り込んでいるワケではなくとも、その存在そのものが「劇的」で。
最後の銀ちゃんのページなんかは、完全に「男性」として芝居をしていますしね。あの歩き方!肩のすぼめ具合や、膝の曲げ方など、本当に生身の男性のリアリティがあります。このままヤクザ映画で男優の方に混じっていても、違和感なさそうです^^;
スーツ姿のターンも、いかにも男役らしい写真かと思いきや、写真によって違う人物を演じているよね?というのも面白かったなー。
どの写真も、蜷川実花ワールドの中にきっちり作りこんだ「大空祐飛」の世界が、息づいている。
そして、モノクロページは。大変におこがましい言い方なんですが。
蜷川実花さんって、本当にすごい写真家さんなんだなーと、改めて思わされました。私は美術とか全然分からない人間ですが、それでも、モノクロ画面の美しさとか、全体のバランスとか、プロのアーティストとしてのクオリティの高さを感じました。背景の無い白い部分がすっと消えていくような感じの広がりとかすごく良いですよね。
そして、被写体を真っ直ぐに捕まえる”目”のチカラのようなもの。
何枚かある、こちらをジッと見つめているような写真。写真家というのは人物の本質を捉えるものなんだなーと。こういう目ヂカラの「大空祐飛」の写真は初めてみました。静かで優しくて、ストレートな力。
私は昔から男役・大空祐飛の事を「限りなく二次元に近い三次元の存在」だと思っていまして。そもそも宝塚の男役というのは、そういうものだと思いますが、中でもこの人はフィクション度の高い、二次元に近い人だと。
その二次元に近い部分を、ナマの舞台では三次元の生身の存在として感じるのが、宝塚の面白いところではあるのですが。
でも、その存在が写真として二次元の世界に落とし込まれると、なんだか安心できる気がします(^^ゞ
だから私はオオゾラさんの写真が好きなんだろうなーと、たまに思います。
そして、まさにこの写真集は二次元ワールド。架空の存在である「男役」のフィクション性を大空祐飛なりに追及したもののような気がして、大変気に入りました。
また更に眺めていると、違った感想が生まれるかも。
そして、最後のページは、笑顔で歩み去っていく写真というのが嬉しかったな。
お約束な構成だけど、「また、舞台で会おうね」と思いました(^^)
まずは、我慢できなくて、店頭でパラパラと全部見てからレジに並びまして。
家に帰ってから、ゆっくり眺めてみました。
まず、立ち読みした時には、極彩色の蜷川ワールドが印象的で。
「モノクロページは大空祐飛ターン。カラーページは蜷川実花ターン」だなーと思ったのです。しかし、今、じっくり眺めているうちに印象は違ってきました。
カラーページの、いかにも蜷川さんんらしい極彩色のなか、男役「大空祐飛」はドラマを語っている。具体的に役柄を作り込んでいるワケではなくとも、その存在そのものが「劇的」で。
最後の銀ちゃんのページなんかは、完全に「男性」として芝居をしていますしね。あの歩き方!肩のすぼめ具合や、膝の曲げ方など、本当に生身の男性のリアリティがあります。このままヤクザ映画で男優の方に混じっていても、違和感なさそうです^^;
スーツ姿のターンも、いかにも男役らしい写真かと思いきや、写真によって違う人物を演じているよね?というのも面白かったなー。
どの写真も、蜷川実花ワールドの中にきっちり作りこんだ「大空祐飛」の世界が、息づいている。
そして、モノクロページは。大変におこがましい言い方なんですが。
蜷川実花さんって、本当にすごい写真家さんなんだなーと、改めて思わされました。私は美術とか全然分からない人間ですが、それでも、モノクロ画面の美しさとか、全体のバランスとか、プロのアーティストとしてのクオリティの高さを感じました。背景の無い白い部分がすっと消えていくような感じの広がりとかすごく良いですよね。
そして、被写体を真っ直ぐに捕まえる”目”のチカラのようなもの。
何枚かある、こちらをジッと見つめているような写真。写真家というのは人物の本質を捉えるものなんだなーと。こういう目ヂカラの「大空祐飛」の写真は初めてみました。静かで優しくて、ストレートな力。
私は昔から男役・大空祐飛の事を「限りなく二次元に近い三次元の存在」だと思っていまして。そもそも宝塚の男役というのは、そういうものだと思いますが、中でもこの人はフィクション度の高い、二次元に近い人だと。
その二次元に近い部分を、ナマの舞台では三次元の生身の存在として感じるのが、宝塚の面白いところではあるのですが。
でも、その存在が写真として二次元の世界に落とし込まれると、なんだか安心できる気がします(^^ゞ
だから私はオオゾラさんの写真が好きなんだろうなーと、たまに思います。
そして、まさにこの写真集は二次元ワールド。架空の存在である「男役」のフィクション性を大空祐飛なりに追及したもののような気がして、大変気に入りました。
また更に眺めていると、違った感想が生まれるかも。
そして、最後のページは、笑顔で歩み去っていく写真というのが嬉しかったな。
お約束な構成だけど、「また、舞台で会おうね」と思いました(^^)
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