もはや、かなり忘れてしまった月組新公話^^;
思いついた人から、書き易いように。

先日、突然「LUNA」の博多座公演について書いてしまったりしたのは、またもや回顧モードになっていたのです。
というのも、新公で、鳳月杏ちゃんに目を奪われてしまったからです。
私が写真でしか知らない下級生の頃のゆうひちゃん、あの可愛い子が。
生きて、動いてる。
びっくりしました。すっごく、似てる。祐飛さんの下級生時代に。
杏ちゃんに最初に目がいったのは「パリ空」新公で、立ち姿や目元のお化粧が似ていたからで。それからずっと、どんどん似てきていると思って、目で追っていたのですが。
今回、召使(男)で、初めて通し役で芝居をしているのを見て…やっぱり似てる。
由緒ある貴族の屋敷に勤める、平民としてはちょっとしたエリート意識や矜持を持った、若い召使。ちょっと生意気そうな、でも生真面目な所もあり、根は良い奴かもしれない…。
他の召使達も、独自のキャラクターを作って、それぞれの個性を表現しているのですが、その中であのキャラになるあたりが、ちょっと愛しいかも。
ただ、見た目やお化粧が似ているだけなら、祐飛さんにとっても杏ちゃんにとっても失礼だと思うのですが。芝居が気に入ったので、つまり私の好みの子だ!…という事で。
多分、祐飛さんよりちょっと背が高くて、頭がちっちゃい。腰が高くて手足が長くて、肩幅もあり腰も細くて…やはり次の世代のスタイルの良さ。
ご先祖の場面、金髪ウェーブのロングヘア大きな帽子付きで、今大劇場のオオゾラさんのようなお髭を付けた姿は、ちょっと眩暈がするくらい似ていました。お髭を付けて、クールな表情で…カッコ良かった。
挨拶で全員がずらっと並んだ時、二階席からでも、すぐに見つけられるスタイルでした。最後にふにゃっ〜と笑っているのも、可愛くて(^^)
これから、どんなふうに成長していくんだろう。とても楽しみです。
オオゾラさんの下級生時代に出会えなかったのはずっと残念だったので、その無念を晴らす勢いで、こっそり見させていただきたいと思います。

初めて通し役を見た…といえば、一幕のヘザーセット、あちょーさん(華央あみり)。
今回の大ヒット!の一人。今までも、ダンディなお髭姿の素敵さには目を奪われておりましたが、こんなに良い芝居をする方とは。
前回の「マジシャン」の時の冒頭の 未沙さんの「男爵」役でも上手いなーとは思ったのですが、こんなふうに一人の人物を作った芝居を見るのは初めてだったんです。
ヘザーセットという人は、貴族階級と平民の狭間に位置する役。あくまでも平民でしかない彼は、ビルの状況を理解しながら、複雑な思いもあったりする。
ある意味、この物語の大きなテーマである、二つの「階級」を体現する重要な役。私、この役、大好きなんです。
あちょーさんは、この新公を対立する階級の人間ドラマとして成立させる土台を、きっちりと支えていたと思います。
最初にビルとサリーに挨拶をする場面では、単なる執事として御前様に対して遠く距離をおいた存在であるのが、調理場の場面、パブに出かける前と、少しずつビルという人間に対して親しみを抱いていく。
同時に複雑な感情もあるのだけれど、表には出さず、あくまで執事としてあるべき姿を守ろうとする…という変化の見せ方が素晴らしかった。そして、ランベスウォークでハジけちゃう姿も、素敵でした(*^_^*)
抑えた佇まいの奥に、彼の人生と人間的な暖かみを滲ませる、本当に良い芝居でした。

…たった、二人書いただけで、力尽きました。
続きはいずれ、また。

コメント

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ももた
2008年6月16日5:00

初めまして。私も祐飛さんファンで、以前から読ませていただいてました。
今日は、鳳月杏くんのこと書いてくださったのがとても嬉しくて、初めてコメントさせていただくことにしました。

私も鳳月くんはとっても気になる存在で、密かに見守ってたんです〜!
私も最初に気付いたのは、「パリ空」新公だったかな?
その前後くらいに、彼が祐飛さんの楽屋でのお世話係だという話をどこかで聞いて、ちょっと注目して探してみたら、お化粧顔がホントに「若いころの祐飛さん」で。
ああ、やっぱり日ごろ近くでずっと見てるから、お化粧の仕方とかも似てるのかなー、教えてもらったりしてるのかなー、なんて、嬉しく思いながら見ておりました。
それ以来、新公も「ホフマン」も追いかけてて。
今回の「ミーマイ」新公はムラで見ましたが、おっしゃるとおりです!
私は、1幕最後のパーティーで、ビルがちゃんとご挨拶できた時に、周りの召使仲間たちと嬉しそうなリアクションしてるところが特にいいなぁ、芝居心があるなぁ、と思いました。
ご先祖さまの大きな帽子にウェービーロングは、ちょっと「大海賊」の祐飛さんぽくなかったですか?
私も祐飛さんファンとしては日が浅いので、鳳月くんが成長していくのを見られるのが楽しみです。

鳳月くんのことを書いてらっしゃる人を見かけたのが初めてだったので、つい・・・長文ですみません。

いつか
いつか
2008年6月16日23:27

ももたさま、コメントありがとうございます。
やっぱり、似ている下級生さんって気になりますよね〜。祐飛さんの楽屋のお世話係というのは、なんだかすごく納得します。
私は「ホフマン」は見られなかったので、羨ましいです。下級生さんを見るのは、東京組は辛い所もあります。
パーティの場面は、本当に可愛かったですよね。ももたさんのおっしゃる、ビルに対しての反応も良かったですし、ランベスの住人達が乱入してきた時に嫌〜な顔をしていたのも気に入りました。
本公演の”客の貴族”の時とはまた違った嫌な顔で(当たり前ですが^^;)芝居心のある子だなーと、私も思いました。
隣にいたメイドさんを庇うような仕草や、近くにいた同僚が浮かれだしたのを横目に見ながら、自分は流されない!というな様子とか、すっごく好みでした。その後、結局踊りだしてしまってからも、可愛かったですね(^_^)

>ご先祖さまの大きな帽子にウェービーロングは、ちょっと「大海賊」の祐飛さんぽくなかったですか?
そうなんですよねー、懐かしかったです。スタイルが良いので、大きなお衣装も良くお似合いでしたね。
本当にこれからが楽しみですね。

こんな拙いブログですが、見てくださってありがとうございます。今後ものんびりしたペースだと思いますが、どうぞよろしくお願いしますm(__)m

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またたび
2008年9月11日0:16

初めまして、今晩は。
以前からお邪魔させて頂いておりましたが、鳳月杏さんのことを書いてらっしゃったので嬉しくて思わずコメントさせて頂きました(今頃になって…申し訳ありません)。
私はギャツビーのアイスキャッスルの場面で初めて杏さんを発見致しまして(^_^;)。
何だか芝居心のある子がいるなぁ、とオペラで見ていたら、あれ?祐飛くんに似てるかも??と吸い寄せられ、後はもう追い倒し(笑)でした。
いつかさまの仰るとおりあの若さでなかなかの芝居心を持った方ですよね…。
これからがとっても楽しみな生徒さんです。
初めてにもかかわらず長文で失礼致しました。
またお邪魔させて頂きますm(__)m

いつか
2008年9月13日0:06

またたび様
コメントありがとうございます。気付くのが遅くなり申し訳ありません。
またたびさんに、コメントをいただけるなんて嬉しいです(^^)私こそ、ずっと以前読ませていただいております。

ギャツビーのアイスキャッスルの場面の杏ちゃん、私も見ました。
あの場面はとても良い位置にいて、目立ちますよね。ちょこちょこ小芝居しているのも楽しいですよね。芝居心がある下級生という意見に賛同して下さって、嬉しいです♪ああやって頑張っている姿を見るのは嬉しいですし、次の公演も楽しみになります。
それにやっぱり、どんどん祐飛さんに似てきますよね~。改めて驚きました。
でも、長~い脚が、ポーーンと横に上がる事にビックリしたりする気弱な祐飛ファンでした(^^ゞ
最近すっかり更新が滞っているのんびりブログですが、これからもどうぞよろしくお願いしますm(__)m

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mimi
2008年12月12日22:14

皆様はじめまして。
鳳月杏を応援してくださいまして
ありがとうございます。検索してロムさせていただきました。
わたくしは杏の父親の実兄の娘でして杏とはいとこの関係です。
歳の離れたいとこなので娘のようでもあり両親と見守っているしだいです。
皆様の暖かい応援でとても幸せに感じるコメントほんとうにありがとうございます。
どうぞこれからもよろしく御指導くださいますようお願いいたします。

いつか
2008年12月13日2:22

mimi様
コメントありがとうございます。
御親族の方にお読みいただけるとは、嬉しいです。
杏ちゃんの心あるお芝居、いつも楽しみに見てるんですよ。
「グレート・ギャツビー」のアイスキャッスルの場面では、かっこ良くスーツを着こなして、すっかり男役らしくなられた事が印象的でした。
場面毎に色々な工夫が感じられて、役者さんとしての成長ぶりを頼もしく見ておりました。
直接お手紙を差し上げるような応援はできませんが、色々と工夫して、舞台で頑張っておられる杏ちゃんを、楽しみに見ているものがいます。多分、生徒さんにとっても、私達のようなファンの存在はみえにくいものとは思いますが…。
こうやって楽しみに見ているファンが沢山いる事を、杏ちゃんにもお伝えいただけたら、大変嬉しく思います。
月組東京公演も新公も、とても楽しみです。
拙いブログではありますが、よろしかったら、また見にいらして下さいませm(__)m

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ぎかん
2008年12月20日12:38

いつかさん
はじめまして。mimiの父です。ということは杏(千夏)の叔父(千夏の父の兄)です。杏を応援してくださいましてありがとうございます。宝塚のことはよくわかりませんが、こうして多くの皆さんに支えられて成長していくんだということがブログを拝見してよくわかりました。「心あるお芝居」というご指摘に感動しました。うれしくて涙が出ました。これからも、千夏がそういう皆様のご声援に恥じない演技者として早く一人前になれますよう、応援よろしくおねがいします。たぶん、ブログ参加の最年長73歳です。

いつか
2008年12月21日2:11

ぎかんさま
コメントありがとうございます。
わざわざ、検索で見付けて下さり、コメントの内容も愛情溢れるもので。
こんな優しい愛情に包まれて育った方が、ああいう心あるお芝居をされるんだなと、心温かくなりました。ますます、杏ちゃんに親しみを持ちましたし、これからの舞台が楽しみになりました。
宝塚の生徒さん達のひたむきな舞台姿には、いつもたくさんの感動をいただいています。生徒さんにはファンには想像もつかないご苦労が有る事と思います。
私達ファンは、ただ舞台を見て、拍手をするくらいの事しかできませんが。
どうか舞台を楽しんで、頑張ってほしいと願っています…と、お伝えいただけたら嬉しいです。
東京公演は今まで以上に杏ちゃんを見て、また感想を書かせていただきます。
また、ご覧になっていただけると嬉しいです。よろしくお願いしますm(__)m