いよいよ。

2008年3月12日 月組
宝塚ホテルでのディナーショー、始まるのですね。
私は東京組なので、あと一週間ありますが…一週間しか無いなんて。
ドキドキします。
大空さんの花組生としての初仕事。
初めてのメンバーとの、第一歩。
そして、四回目のディナーショーはどのようショーになるのか。
期待と不安で、胸が一杯です。まあ、ともかく。もう一度呟いておきます。
「頑張れ。」

…さて^^;
落ち着かないので、とりとめも無く、ハリラバの話でも書いておこうと思います。
ちゃんと纏めて話を進めようとすると勇気が必要なので、思いついた事から一つずつ、少しずつ…。

オープニング、記者会見でステファーノとローズのツーショット写真を撮った後。
ふと、目が合ったステファーノとローズ。
その瞬間、見つめ合うステファーノとローズが大好きです。

この二人が「ワケあり」な事を、あの一瞬で観客に一目でわからせる、良い演出と良い芝居だと思います。
だって、あれだけ遠慮なく相手の目を覗き込むなんて、恋人同士しかできませんよね。
しかもあんなに真っ直ぐに目を見つめて、心を問いかけるなんて。
ローズが何を考えているか、幸せなのか、何か不満は無いか。
ローズの心の状態を気遣う、その優しさがあまりにも自然な様子で。
いつもこうやって目で会話をしていた、幸せな恋人達だったんだなぁ…と、どんな説明台詞よりも雄弁に、過去を語ってくれます。

ステファーノがちょっと首を傾げて、ローズの目を覗き込むのが素敵なんですね〜(*^_^*)
その角度といい、肩や腕が見せる表情といい…磨き抜かれた、男役の格好良い仕草の美しさを見せつつ。
二人の芝居の間も、絶妙ですよね。

写真のポーズの為に近くに立って、互いに顔を見合わせた一瞬に。思わず、恋人だった時代のように、見つめ合ってしまった二人。
彼の戸惑いの色、優しさと甘さと悲しみと、問いかけが浮かんだ瞳を見て、慌てて離れるローズ。
彼女を見送り、小さく溜め息をつくステファーノ。

短いけれど、緊迫感のある流れです。
何よりも、一つ一つの動きのタイミングが絶妙だと思うんです。見ている者の感情が、二人の感情の動きにぴったりはまって、二人の戸惑いを一緒に体験できる。

二人の関係は、この短い場面でちゃんと表現されてしまうんですよね。観客がこの二人の姿を見て全て納得しつつ、キャラクターの人間性を説明して、しっかり感情移入させる。本当に絶妙な間の芝居だと、毎回関心しておりました。
他の場面では、見ていて「そこは、もうひと呼吸欲しい」等と思う場面もありましたが、ここはいつもバッチリだったと思います。
この後の二人の過去の説明は、物語を更に進める為のものとして機能する、という演出も良いですよね。

オープニングから派手に流れていた音楽が、二人のツーショットの場面でピタリと止まるのも、緊迫した雰囲気を作ってくれて好きでした。
記者会見の間は、真ん中の三人よりも記者達が面白くて、忙しく記者達をあちこち見ていたのすが。音楽が止んで、ダラダラしていた記者達が身を乗り出すようにステファーノのローズに注目すると、私も二人に注目!だったのでした^^;

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