時の流れに

2008年11月17日 宝塚
雪組東京公演『ソロモンの指輪』『マリポーサの花』、千秋楽おめでとうございます。
私は二回見たのですが、お芝居もショーも、ぎっちりと見どころ満載の公演で。
なんだか、全然ちゃんと見る事ができませんでした。
特にショーは、ひろみちゃんを見てしまうとさっぱり全体が見られない…と、作品についてまったく分からない^^;
とても感想がまとまりきれず、何かを書く事はできそうにありません。
たど、とても美しい公演だったと思います。色々な意味で。
良い公演でしたね。夢のような3時間を過ごさせていただきました。


昔、雑誌で篠山紀信さんが音楽学校の生徒さんを撮影する、という企画がありまして。
本科だった85期の皆さん一人ずつの写真の写真がありました。
その中で一番「顔が好きだ」と思って覚えていた、柊巴さんも今日で御卒業ですね。山科愛ちゃんも…。
「ノバ・ボサ・ノバ」で、月組でもエイティーファイブロケットをやってくれた85期には、思い入れがあるので、寂しいです。
皆さまのお幸せを祈っております。

その雑誌で、紀信さん撮影の「宝塚音楽学校の看板を持つ少女」の写真がとても印象的で。
初舞台の時からずっと、あの少女・理世ちゃんを気にかけておりました。
その望月理世ちゃんも、「大王四神記」にて退団との事。
花組さんは各公演1度見る程度でしたが、結構下級生の頃から目立つ使われ方をしていたので、だいたい一度は見付けていたと思います。
花組さんの舞台でちゃんと見分けられる、数少ない生徒さんでした。
アラビアの時には、すごく綺麗になったなーと思っていたのですが…寂しいです。
最後の公演、どうぞ思いっきり楽しんで下さいね。

それにしても、あれから10年なんですね^^;
早いなー。
まさか、あの雑誌を見た時には、10年後に花組で大空さんが銀ちゃんを、みつる君がヤスをやるなんて…想像もできませんでしたねー。
そしてこの85期の二人、みつる君とひろみちゃんに、私がこんなにもメロメロになろうとは。
みつる君に関しては、一年前にはまるっきり想像できない事でしたしね。
CSなどを見て、なんとなく以前から良いイメージを持っていたような気がしますが。「Red Hot Sea」で、一気に好きになってしまったのです。
特に好きだったのが「幽霊船」の場面。
それまで熱いイメージだったみつる君が、ふっと肩の力を抜いて、粋でクールに踊っているのが素敵でした。
笑っていても、どこか寂しげな目をしていて。
私は寂しい目をした人に、弱いのです。オオゾラさんとかね(^^)
だから、みつる君がヤスに決まった時は、すごーく嬉しくて。
ヤスのお芝居も、すごく良かったので、幸せでした。


そういえば、花組「大王四神記」の配役が発表されましたが…ドラマを見てないので、配役を見てもなんだかよくわかりません^^;
わかるのは、壮一帆さんの「大長老」が、悪役だということ。
ドラマ版のダブルヒロインとなるスジニ役が、愛音さんという事。
順番どおりではありますが、なかなか興味深い配役です。

交じりっけの無い悪役というのは、役者さんにとっても、見る者にとっても、とても面白いものだと思います。
何をしてもいい、やりたい放題ですから、きっと遣り甲斐があるものだろうなーと思うんです。
意外にオオゾラさんは、やってないんですよね。月組三番手になった時、すごく期待してたんですが、ずっと主役のお友達役でしたし。
強いていえばペペルですが…もっともっと悪い人も見てみたい。いや、それはともかく。
壮さんの「大長老」、どうやら影の黒幕、一番悪い人のようですね。すごく楽しみです(^.^)

そして、みわっちさんの女役は本当に素敵ですものね。
情があって、懐の深い、女の温かみがあって。もちろん、すごく美しくて。
オスカル様が非常に良かったのですが、脚本的に物足りない使われ方だったので、今度は…と期待してしまいます。
一本ものなのに、男役姿が見られないのは非常に勿体無い事だとは思いますが、そこまでするからには、ぜひとも素敵な役でお願いします。
ほかの役は、よくわからないのですが、皆さんに遣り甲斐のある役が与えられるように祈っております。
花組の皆さんが作る、華麗な世界。お正月を楽しみに待っております。

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