今更ですが。
花組公演、配役が発表されましたね。
大空さんは、イブラヒム。
うーん。
ポスターを見て、壮さんがトマスと義兄弟の契りを結ぶトゥスンっぽいイメージだったので、大空さんはトマスにアラビア語を教え、友人となるザイドかなーとも思いましたが。
ただ、大空さんの表情が、とても品があって落ち着いた感じなので、トゥスンの兄のイブラヒム長官殿(パシャ)か、あるいはザイドとイブラヒムを混ぜてしまうのか?などとも考えていましたが。…やはり、イブラヒムなのか。
冷静沈着で、誠実で、若いのに「年に似合わぬ知恵者」と呼ばれる、人望のある太守の長男。

原作では、主役のトマス君を助ける為に尽力する、とてもかっこいい役。
作中でトマス君の次くらいに、良い役じゃないかな。
母親のアミナ様と二人で、トマス君を助ける場面はかなり印象的です。
…その後、一度も出てこないけど。

しかし、このあたりをきっちり描くとなれば、後半をやるのは無理がありそうですよね、時間的に。
配役も後半の役は無いようですし。
かなり谷先生のオリジナルの作品になりそう。
まあ、原作はベドウィン騎馬隊の話ですから、馬は結構重要な存在ですが、そこから無理がありますし^^;
作者のサトクリフの作品ではいつも、馬と犬は主人公の物言わぬ友として大切な存在なので、少し残念ですが。
…舞台では無理だしね。

しかし、イブラヒム兄さんも、トマス君より一つ年下です。
位が上なので、二人で会った場面ではイブラヒム兄さんのほうが上の立場として会話していますが。
最初は主人公のトマスは20才くらい、イブラヒム19才、トゥスンは17才くらいかな。物語のメインはこの若い頃が中心になる筈?
年齢の設定は変えるんでしょうか?やっぱり、ちょっと、みんな無理があるよね^^;
かといって、トゥスンは17才のおぼっちゃまの若気の至りじゃないと、ちょっと…困った奴だしねー。
物語中盤は3年後、終了はさらに5年後に飛び、トマス・キース君はアラブ世界に生き、8年後に命を落とす事になります。
ほとんどが史実というのが、本当にすごいですが…。

そして、通常なら、もう少し詳細なあらすじが発表されるものだと思いますが、出ませんねー。
楽しみに待つしかないですね。

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