「舞姫」見てきました。
評判どおりの、本当に良い作品でした。
出演者の皆様方、渾身の熱演で…伝説の作品を見る事ができたという事に、まず感動したのでした。
なるほど、これは伝説になるのは当然だな、と自分の目で見て納得できて大満足。

みわっちとみつる君は、以前から情の濃い芝居をする、大好きな役者さんでした。
今回、それぞれ存分に、たっぷりとその“情”を見せてくれて、とても良かった。

エリスのすみ花ちゃんは、何にも染まらず、何も受け入れない…そんな純粋さを、幼さ故の無垢の心として演じて見せてくれて。
女性から見て感情移入しにくい所のある、景子先生の描く“心の弱い女性”を、逆に同情に引き寄せた名演ですね。

そして、まっつ。おそらく演じる方としては、辛くて苦しい役だと思うのですが。
真摯に正面から演じて見せてくれて。やっぱり、頼りになる良い役者さんだな、と感心しました。

作品については色々感想もありますが、もう一度見る予定なので、その後に。
しかし、森鴎外の「舞姫」が、こんなにもラスパと似た関係性の物語とは、思いもよらなかった…というのが、初見の感想でした(^^ゞ
ラスパの後、この舞姫へと繋がって作られたんだなーと、すごく納得。
一人の演出家が完成していく姿を見ている、そこに立ち会える観客である事の幸せを感じました。
本当は、バウでこの「舞姫」を見て、その後「HOLLYWOOD LOVER」を見たら時系列としては正しいのでしょう。でも、そこを飛ばしたからこそ、"植田景子”が完成されていく姿をはっきりと感じたのかもしれません。

さてさて、明日からは大空祐飛さんのディナーショー、東京バージョンですよ。
ドキドキします〜。

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