ものすごく、今更ですが。
大空さんディナーショーのタイトルが発表されましたね。

「SORA」-空の奇跡−

うーん。やっぱりタイトルは“S”から始まるのね。
空の奇跡かぁ。
「大空祐飛」の、「空」。
「自己アピールが苦手。でもそれが、私。」と言った大空さんが、自分の名前を一字使ったタイトル。
言葉で自己アピールするのが苦手な大空さんが、自分の舞台で、自分を表現してくれると思っていいのかな?
やっぱり、舞台人は舞台が全て。
ファンとしては「舞台で、表現していきたい」…という、アピールのように思えるのだけれど。

しかも、奇跡ですよ。
確かに、今の宝塚では奇跡のような存在と言えるかもしれない、不思議なポジションの人ですしね。
この学年で組替というのも、今までの前例があてはまらない。
劇団が売っていこうとする生徒ではないのに。
こんな不安定な扱いのまま、なにものかに反抗するように舞台で戦い続けて。今後どういう道を拓いていくのか、まだわかりませんが。

奇跡。でも、軌跡、という言葉と掛けてあればいいなぁ、とも願います。
本公演で、月組に別れを告げる事のできなかった、突然の組替だから。長年在籍して、こんなにも愛してきた月組での経験を、ゆっくり振り返って見せてくれれば嬉しいな。
この、一つのとても大きな別れを、噛締めて味わう時間を作って欲しい。
…新しい挑戦を、始める為に。

そして、「空の奇跡」という言葉から、単純に思いつくのは夕陽の空です。
一秒ごとに少しずつ様子を変えていく空模様の、奇跡のような美しさ。
雲の流れる様や、雲間から零れる日の光の美しさや、昇ってきた月が少しずつ輝きを増していく様子など。
美しい風景に無縁の町の生活での、何気ない日常生活で見る事ができる、いちばん美しいもの。
「HOLLYWOOD LOVER」で、幸せな恋人達の思い出として語られるのが、海辺にサンセットを見に行く事…というのが、とても好きでした。美しい景色を見る感動を、二人で分かち合う…それが“幸福”の象徴である事が。

そんな事をイメージしながら、ディナーショーを待つのが、更に楽しみになりました。

今まで、三回のディナーショーを経験して、そのたびごとに、舞台での存りかたが変わっていく姿を見てきたので。
「大空祐飛」の名前で催されるショーは、本公演とは違って「大空祐飛」の為の、もの。
「大空祐飛」の魅力を見せるために、「大空祐飛」のファンに向けて作られるもの。
私たち、ファンにとってはお祭りのようなものです。…そのぶん参加費は高くて、何度も見られるものではないですけど^^;

今度は、どんなショーを見せて下さるのか。
新しい「大空祐飛」の魅力。そして、4人の可愛い花のような娘役さん達の魅力。
きっと、しっかり堪能させて下さるものと思います。
待ち遠しいです(^^)

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