長々と語ってきた「A-“R”ex」の、最後の語り。
エピローグで、アレックスに寄り添うロクサーヌ。
アレックスに何も求める事なく、ただ傍にいると語りかける優しい存在。
彼の全てをまるごと受け入れ、ただ無償の愛を与える人。
彼女はアレックスが求めていて、与えられなかった「母の無償の愛」ではないか…と思いました。
アレックスが感情を動かしたのは「母」に対してだけだったから。
他人を愛さず受け入れないアレックスが、唯一受け入れた人は、対等の人間関係であるとは思えなくて。
彼がどんな人間でも関係なく、何をしても許して、優しく包んでくれる暖かな胸だけなのではないかと。
というのも、実はオギーには「マザコン」のイメージがあって^^;
私は何故か、宝塚の荻田作品の芝居は「螺旋のオルフェ」しか見ていないんです。
見ているのは、外部で作・演出をした「四谷怪談」と「人魚姫」の二作。このどちらも、恐ろしく自分勝手な、マザコン男が話の中心なのです。
特に「四谷怪談」は親が愛してくれなかったからという理由で、周り中を不幸にする極悪男が主役で、もの凄く嫌な気分になる作品でした。今の感覚でいえば、親に愛されなかったと喚いて家庭内で暴力をふるう、ニートの男(33才)のようなイメージ。
しかし、外部で男優さんが演じると気味の悪いマザコン男を書いてしまうオギーも、宝塚で男役が演じれば、普遍的な親子のすれ違いの物語になるんだな…と思いつつ。
でも私はやっぱり、この物語の主人公「アレックス」も、好きにはなれなかった。
両親の勝手に振り回されたとはいえ。全篇をとおして、自分が愛されなかったという被害者意識の強さが、ちょっと怖い気がして。自分が傷付けられたから、周りの人々もどうなってもいい…みたいな。
全ての人々を欺いて利用するだけの人間というのが、うすら寒い感じがしました。
自分の望みを叶える為に、人々を欺いて利用した…というのも、「誰も見たことのない世界の果てが見たい」という部分を、夢とか希望として描いてくれれば感情的に少しは収まりがつくんですけどね。。
インドまで行って、ともかくその望みは叶えられたのか、本当はまだ先まで行きたかったのか。その部分は語られず、旅が続けられなくなった絶望だけ描かれて。
そして、自分で夢の実現の為に周りの人々を利用するだけだったのに、でも、愛されない事には傷ついているらしいのも、ちょっと納得できない気がしたような。
まあ、そうは言っても。作品としては、色々考える事ができたので面白かったです。見にいって良かった(^^)
シビさん、りんかちゃんも最後にちゃんと見る事ができましたし。
お二人の今後の幸せを、お祈りしております。
れみちゃんも、月組を離れるのは寂しいけれど、花組に一緒に行ってくれて嬉しいです。これからも、しっかり見ますね♪
そして。
みつきねこさんから、バトンというものをよろしくされてしまいました。
最初で最後かもしれないけれど、なんとかおこたえ。
Q1.バトンを回す人を5人挙げて下さい。
お友達、いないんです(^^ゞ
私でストップです。ごめんなさい。
Q2. あなたの名前は?
いつか
オオゾラユウヒさんという存在に出会った日、と昨年の月組東京公演初日、10月5日を記念して。
今では、トーコさんの日になってるらしいので、便乗して安蘭けいさんグッズを買ってみました(^^)
Q3. あなたの好きなものは?
フィクション。
以前は本を読むことだと思っていましたが。宝塚ファンになってから、読書量が激減しました。
人生に必要なフィクションを、宝塚で摂取する事ができるらしいです。
Q4.恋人はいる?
恋人は、いない。
やはり、ご贔屓さんを心の恋人と呼ぶのには、ちょっと抵抗があります。なんだかもう少し、現実的な存在です。
Q5.(いる人)その人との出会いは?
なし
Q6.好きなタイプは?
さみしい目をしているひと。
瞳で感情の揺らぎを語るひと。
舞台での場合は、ストイックである事と、ラインの美しい人が好き。キレイなスタイルで、キレイなポーズを。
Q7. 嫌いなタイプは?
目に感情が見えない人。
自己陶酔型の人。「可哀想な私」というのがほの見えると、ダメみたいです。
Q8.好きな漫画、ゲーム、小説、映画は?
ゲームは、Windowsに入っている「ソリティア」。たまに、無性にやりたくなります。
映画は、昔好きな映画があった筈なんだけど、忘れてしまった。びっくり。本当に好きだったんだろうか…。
最近見たなかでは、「指輪物語」は面白かったかな。映画は映像的な面白さがあるものが好き。宮崎駿作品の空を飛ぶ場面や、「マトリックス」等、新しい世界を見せてくれるもの。
漫画は、水上澄子、吉野朔実、内田善美、佐々木淳子、水樹和佳、中山星香、山岸涼子、萩尾望都、筒井百々子、紫堂恭子、遠藤淑子、槇村さとる…他いろいろ
小説は、川上弘美 江國香織、梨木香歩、倉橋由美子、新井素子、タニス・リー、ティプトリーJr.、マキャフリー、R.サトクリフ、モンゴメリ、ジュリー・アンドリュース…他いろいろ
田辺聖子、佐野洋子、上野千鶴子、池上正太郎のエッセイ(小説はあんまり読んでなくて、エッセイばかり^^;)
基本的に、短編小説の面白い人と、エッセイが好き。
でも、本は文庫にならないと買いません。重いから。
Q9.回してくれた人の心の色は?
なんとなく寒色系のイメージなので「ダーク・グリーン」はいかがでしょう(^^)?
エピローグで、アレックスに寄り添うロクサーヌ。
アレックスに何も求める事なく、ただ傍にいると語りかける優しい存在。
彼の全てをまるごと受け入れ、ただ無償の愛を与える人。
彼女はアレックスが求めていて、与えられなかった「母の無償の愛」ではないか…と思いました。
アレックスが感情を動かしたのは「母」に対してだけだったから。
他人を愛さず受け入れないアレックスが、唯一受け入れた人は、対等の人間関係であるとは思えなくて。
彼がどんな人間でも関係なく、何をしても許して、優しく包んでくれる暖かな胸だけなのではないかと。
というのも、実はオギーには「マザコン」のイメージがあって^^;
私は何故か、宝塚の荻田作品の芝居は「螺旋のオルフェ」しか見ていないんです。
見ているのは、外部で作・演出をした「四谷怪談」と「人魚姫」の二作。このどちらも、恐ろしく自分勝手な、マザコン男が話の中心なのです。
特に「四谷怪談」は親が愛してくれなかったからという理由で、周り中を不幸にする極悪男が主役で、もの凄く嫌な気分になる作品でした。今の感覚でいえば、親に愛されなかったと喚いて家庭内で暴力をふるう、ニートの男(33才)のようなイメージ。
しかし、外部で男優さんが演じると気味の悪いマザコン男を書いてしまうオギーも、宝塚で男役が演じれば、普遍的な親子のすれ違いの物語になるんだな…と思いつつ。
でも私はやっぱり、この物語の主人公「アレックス」も、好きにはなれなかった。
両親の勝手に振り回されたとはいえ。全篇をとおして、自分が愛されなかったという被害者意識の強さが、ちょっと怖い気がして。自分が傷付けられたから、周りの人々もどうなってもいい…みたいな。
全ての人々を欺いて利用するだけの人間というのが、うすら寒い感じがしました。
自分の望みを叶える為に、人々を欺いて利用した…というのも、「誰も見たことのない世界の果てが見たい」という部分を、夢とか希望として描いてくれれば感情的に少しは収まりがつくんですけどね。。
インドまで行って、ともかくその望みは叶えられたのか、本当はまだ先まで行きたかったのか。その部分は語られず、旅が続けられなくなった絶望だけ描かれて。
そして、自分で夢の実現の為に周りの人々を利用するだけだったのに、でも、愛されない事には傷ついているらしいのも、ちょっと納得できない気がしたような。
まあ、そうは言っても。作品としては、色々考える事ができたので面白かったです。見にいって良かった(^^)
シビさん、りんかちゃんも最後にちゃんと見る事ができましたし。
お二人の今後の幸せを、お祈りしております。
れみちゃんも、月組を離れるのは寂しいけれど、花組に一緒に行ってくれて嬉しいです。これからも、しっかり見ますね♪
そして。
みつきねこさんから、バトンというものをよろしくされてしまいました。
最初で最後かもしれないけれど、なんとかおこたえ。
Q1.バトンを回す人を5人挙げて下さい。
お友達、いないんです(^^ゞ
私でストップです。ごめんなさい。
Q2. あなたの名前は?
いつか
オオゾラユウヒさんという存在に出会った日、と昨年の月組東京公演初日、10月5日を記念して。
今では、トーコさんの日になってるらしいので、便乗して安蘭けいさんグッズを買ってみました(^^)
Q3. あなたの好きなものは?
フィクション。
以前は本を読むことだと思っていましたが。宝塚ファンになってから、読書量が激減しました。
人生に必要なフィクションを、宝塚で摂取する事ができるらしいです。
Q4.恋人はいる?
恋人は、いない。
やはり、ご贔屓さんを心の恋人と呼ぶのには、ちょっと抵抗があります。なんだかもう少し、現実的な存在です。
Q5.(いる人)その人との出会いは?
なし
Q6.好きなタイプは?
さみしい目をしているひと。
瞳で感情の揺らぎを語るひと。
舞台での場合は、ストイックである事と、ラインの美しい人が好き。キレイなスタイルで、キレイなポーズを。
Q7. 嫌いなタイプは?
目に感情が見えない人。
自己陶酔型の人。「可哀想な私」というのがほの見えると、ダメみたいです。
Q8.好きな漫画、ゲーム、小説、映画は?
ゲームは、Windowsに入っている「ソリティア」。たまに、無性にやりたくなります。
映画は、昔好きな映画があった筈なんだけど、忘れてしまった。びっくり。本当に好きだったんだろうか…。
最近見たなかでは、「指輪物語」は面白かったかな。映画は映像的な面白さがあるものが好き。宮崎駿作品の空を飛ぶ場面や、「マトリックス」等、新しい世界を見せてくれるもの。
漫画は、水上澄子、吉野朔実、内田善美、佐々木淳子、水樹和佳、中山星香、山岸涼子、萩尾望都、筒井百々子、紫堂恭子、遠藤淑子、槇村さとる…他いろいろ
小説は、川上弘美 江國香織、梨木香歩、倉橋由美子、新井素子、タニス・リー、ティプトリーJr.、マキャフリー、R.サトクリフ、モンゴメリ、ジュリー・アンドリュース…他いろいろ
田辺聖子、佐野洋子、上野千鶴子、池上正太郎のエッセイ(小説はあんまり読んでなくて、エッセイばかり^^;)
基本的に、短編小説の面白い人と、エッセイが好き。
でも、本は文庫にならないと買いません。重いから。
Q9.回してくれた人の心の色は?
なんとなく寒色系のイメージなので「ダーク・グリーン」はいかがでしょう(^^)?
コメント
こういうものに限らず、公演感想とかもそうなんですけど、
読ませていただくと、意外と話してないもんだなーと思いますね(^ ^)。
また、青年館でお会いしたら、たくさんおしゃべりしましょうね〜♪
みつきねこさんもティプトリーJr.が好きだとは。他にも結構かぶっているのに、知らなかったし^^;
感想などは、話しているうちに色々と考えが広がりますよね。その後で文章に書こうとすると、もう一歩考えが深くなる事も多いなーと、最近気づきました。それに会話だと伝えにくくて話さない部分などがあるんですよね。