2008年、一日目。
私は、苦しい一日を過ごしました。お雑煮のお餅の食べ過ぎで(^^ゞ
今年は初めて、商店街の和菓子屋さんで搗きたてのお餅を買ってみまして。今まではスーパーで買ってきた個包装のパックのお餅を食べていたのですが、まだ柔らかいお餅を、喜んでお雑煮に入れてみたのです。今までと同じ数を。
おじさんが店先で切ったのし餅は、個包装の餅の倍くらいのサイズがあった上、大きさにバラつきがある事に気付かずに。
よそってしまった後で、中でも一番大きいお餅を取った事に気付いたのですが。美味しかったので、お屠蘇を飲みながらのんびりと食べてしまえたのですね。そして、後で地獄をみました(T_T)なんとも私らしく、間抜けな一年の初め。
この一年、美味しいからといって限界を超える事には、気を付けなくては。…何事においても。
夕方になって近所の神社に初詣に行くまで、テレビを見る事もできず一人で唸っておりました。
CSの新春メッセージ等も見る事ができず。しかたがないので、昔の事でも思い出してみました。
お正月。思い出すのは2001年の東京宝塚劇場の柿落とし公演だった「いますみれ花咲く」。この公演は1月1日が初日で、NHKで舞台中継がありました。
新しい劇場のおめでたい初日、しかもマミさんの東京での最後の公演。ドキドキしながら中継を見ておりました。
祐飛さんの登場は下手の花道?この場所はせり上がりなのか、袖から出てきたのか。映像では映らなかったのでした。
MY初日は、翌日、1月2日。下手でセリ上がってくる祐飛さんの若衆姿に、ちょっと感動しました。この新しい東京宝塚劇場の、このセリを使ったのは、大空さんが最初の人。…今となっては「だから何なの?」という話ですが(^^ゞでも。この東京宝塚劇場があるかぎり、何十年たっても、私はあのセリを見ると、あの日の事を思い出すと思う。
そして。忘れる事のできない「黒い瞳」東京公演。
りかさんの突然の休演で、祐飛さんが代役でプガチョフ演じる事になった衝撃のお正月公演。
あれは1999年。まる9年が過ぎてしまったのですね。
私が見たのは、5日の二回と休演日をはさんだ7日の昼公演。夜にはりかさんが復活された、代役公演の最後の三回です。
あの時、マミさんを始め月組の皆さんが、若いプガチョフに対しての役作りに変えて下さって。代役とはいえ、月組全体で「役代わり公演」と言える程に作り上げて見せてくれた事が、月組ファンとして嬉しかったのでした。
マミさんのニコライは、若いプガチョフがまっすぐに悲劇に向かって突き進んでいく姿を、切なく見守って下さった。
ザルービン・トマーノフを始めとするプガチョフの部下達は、若く清らかな指導者に熱狂して付き従い、苦しい生活から開放される夢に、共に酔いしれていた。りかさんのプガチョフの時は、もっと生活感があるというか…リアリティのある人間的な感じだった。
るんぱさんのベロボロードフはじめユカさん達の叛乱軍の年長者は、若く世間知らずの理想主義者を、いかに担ぎ上げ甘い汁を吸うか、常に白々しくご機嫌を取り繕っていた。リカさんのプガチョフとは同年代で「狐と狸の化かしあい」のような対等の関係だったのが、祐飛プガチョフ相手だと、子供をあやすような雰囲気があった。
女帝エカテリーナやロシアの人々は、線の細い若者の率いる叛乱軍を、まるで子ども扱いして侮っていた。
そんな中、祐飛プガチョフは。全ての人々の思惑を悟りながらも、なお、一縷の希望にかけて、勝つ見込みの無い戦いにまっすぐに向かっていった。まだ男役としても線が細くて、本公演で上級生の中に入ると、欲も世俗の汚れも知らぬ少年のように見えた。敗れても、誇り高く顎を上げ、清々しい顔をして。堂々と歌いながら、処刑への道を歩いていった。
その姿が若さの痛々しさを象徴するものであるように、月組の皆さんが作り上げてくれた。芝居の月組の力を見た、改めて月組っていいなーと思った公演でした。
あの時の主要メンバーは、もう月組に残り少なくて。三人の進行役の一人だったきりやんくらいかな?当時から月組にいたメンバーを今の月組生で数えてみると、オオゾラ氏を含めて9人のみ!…時の流れは全てを押し流していくものですね。でもね、月組はやはり月組なんですね。少しずつ形を変えながら色々なものが受け継がれてきて、今の月組がある。それはとても素敵な事だと思います。
そして、懐かしいプガチョフ。
大劇場の新人公演・代役公演・東京新人公演とそれぞれ役作りに変化があり、キャラクターの違った芝居でしたが、最期の場面は基本的に同じだったんですよね。誇り高く堂々と、清々しい笑顔を見せてくれた。
この後も、プルミタス、イ・セファン、タムロン、ルドルフ、オスカル、カシウス…ちょっと形は違うけれど鎌足、ティモシー、スコットも。誇り高く潔く、何かの為に命をかけて戦う役が似合う人だと思う。
これから、どんな姿を見せて下さるのかなー。組が替われば、また変化していく事でしょうね。ファンは楽しみについていくしかないですね(^^)
私は、苦しい一日を過ごしました。お雑煮のお餅の食べ過ぎで(^^ゞ
今年は初めて、商店街の和菓子屋さんで搗きたてのお餅を買ってみまして。今まではスーパーで買ってきた個包装のパックのお餅を食べていたのですが、まだ柔らかいお餅を、喜んでお雑煮に入れてみたのです。今までと同じ数を。
おじさんが店先で切ったのし餅は、個包装の餅の倍くらいのサイズがあった上、大きさにバラつきがある事に気付かずに。
よそってしまった後で、中でも一番大きいお餅を取った事に気付いたのですが。美味しかったので、お屠蘇を飲みながらのんびりと食べてしまえたのですね。そして、後で地獄をみました(T_T)なんとも私らしく、間抜けな一年の初め。
この一年、美味しいからといって限界を超える事には、気を付けなくては。…何事においても。
夕方になって近所の神社に初詣に行くまで、テレビを見る事もできず一人で唸っておりました。
CSの新春メッセージ等も見る事ができず。しかたがないので、昔の事でも思い出してみました。
お正月。思い出すのは2001年の東京宝塚劇場の柿落とし公演だった「いますみれ花咲く」。この公演は1月1日が初日で、NHKで舞台中継がありました。
新しい劇場のおめでたい初日、しかもマミさんの東京での最後の公演。ドキドキしながら中継を見ておりました。
祐飛さんの登場は下手の花道?この場所はせり上がりなのか、袖から出てきたのか。映像では映らなかったのでした。
MY初日は、翌日、1月2日。下手でセリ上がってくる祐飛さんの若衆姿に、ちょっと感動しました。この新しい東京宝塚劇場の、このセリを使ったのは、大空さんが最初の人。…今となっては「だから何なの?」という話ですが(^^ゞでも。この東京宝塚劇場があるかぎり、何十年たっても、私はあのセリを見ると、あの日の事を思い出すと思う。
そして。忘れる事のできない「黒い瞳」東京公演。
りかさんの突然の休演で、祐飛さんが代役でプガチョフ演じる事になった衝撃のお正月公演。
あれは1999年。まる9年が過ぎてしまったのですね。
私が見たのは、5日の二回と休演日をはさんだ7日の昼公演。夜にはりかさんが復活された、代役公演の最後の三回です。
あの時、マミさんを始め月組の皆さんが、若いプガチョフに対しての役作りに変えて下さって。代役とはいえ、月組全体で「役代わり公演」と言える程に作り上げて見せてくれた事が、月組ファンとして嬉しかったのでした。
マミさんのニコライは、若いプガチョフがまっすぐに悲劇に向かって突き進んでいく姿を、切なく見守って下さった。
ザルービン・トマーノフを始めとするプガチョフの部下達は、若く清らかな指導者に熱狂して付き従い、苦しい生活から開放される夢に、共に酔いしれていた。りかさんのプガチョフの時は、もっと生活感があるというか…リアリティのある人間的な感じだった。
るんぱさんのベロボロードフはじめユカさん達の叛乱軍の年長者は、若く世間知らずの理想主義者を、いかに担ぎ上げ甘い汁を吸うか、常に白々しくご機嫌を取り繕っていた。リカさんのプガチョフとは同年代で「狐と狸の化かしあい」のような対等の関係だったのが、祐飛プガチョフ相手だと、子供をあやすような雰囲気があった。
女帝エカテリーナやロシアの人々は、線の細い若者の率いる叛乱軍を、まるで子ども扱いして侮っていた。
そんな中、祐飛プガチョフは。全ての人々の思惑を悟りながらも、なお、一縷の希望にかけて、勝つ見込みの無い戦いにまっすぐに向かっていった。まだ男役としても線が細くて、本公演で上級生の中に入ると、欲も世俗の汚れも知らぬ少年のように見えた。敗れても、誇り高く顎を上げ、清々しい顔をして。堂々と歌いながら、処刑への道を歩いていった。
その姿が若さの痛々しさを象徴するものであるように、月組の皆さんが作り上げてくれた。芝居の月組の力を見た、改めて月組っていいなーと思った公演でした。
あの時の主要メンバーは、もう月組に残り少なくて。三人の進行役の一人だったきりやんくらいかな?当時から月組にいたメンバーを今の月組生で数えてみると、オオゾラ氏を含めて9人のみ!…時の流れは全てを押し流していくものですね。でもね、月組はやはり月組なんですね。少しずつ形を変えながら色々なものが受け継がれてきて、今の月組がある。それはとても素敵な事だと思います。
そして、懐かしいプガチョフ。
大劇場の新人公演・代役公演・東京新人公演とそれぞれ役作りに変化があり、キャラクターの違った芝居でしたが、最期の場面は基本的に同じだったんですよね。誇り高く堂々と、清々しい笑顔を見せてくれた。
この後も、プルミタス、イ・セファン、タムロン、ルドルフ、オスカル、カシウス…ちょっと形は違うけれど鎌足、ティモシー、スコットも。誇り高く潔く、何かの為に命をかけて戦う役が似合う人だと思う。
これから、どんな姿を見せて下さるのかなー。組が替われば、また変化していく事でしょうね。ファンは楽しみについていくしかないですね(^^)
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