月組新公〜その5

2007年12月13日 月組
月組新公。今まで書いてないその他のこまごました事。当時印象に残った事、今でも覚えている事^^;をメモ程度に。

・記者会見の場面。コルネールさん、宇月 颯君。すごく真面目そうなコルネールさん。熱血でした。取り立てて変わった事はせず。とてもセリフの間が良かった。

・新聞記者、麻華 りんかちゃん。大劇場の新公映像で、低音で歌っているのが印象的だったのですが、高音で歌いだしてびっくり。そのまま、最後まで高いきれいな声で歌って、またびっくり。
シャンドールさんをちらり、ちらりと見ては、その都度照れている芝居が、滅茶苦茶可愛い!こっちまで照れそうでした。

・ロラーンド男爵、五十鈴ひかりちゃん。声はしっかりした艶のある低音なのに、ヴィジュアルは相変わらず可愛い。前回よりすこーし、男役らしくなったかな?もうそろそろ、もうちょっとくらい男役らしくは…ならないのね^^;このまま可愛い路線でいくのかなぁ?良い芝居をする人なだけに、気にかかります。

・シャンドールに襲い掛かるヴェロニカ、シャーロット、エヴァ。シャーロット琴音和葉ちゃん、きびきびして良い感じ。エヴァの蘭乃 はなちゃんは、お化粧が変だった!!本公演の侍女は可愛いのに、どうしちゃったんだろ。残念でした。

・事故現場。スカローシ、瑞羽奏都くん。最近、ますますがっしりして、全体が四角い感じのみづきちゃんですから、ボディガード役はぴったりでしたね。本役マギーちゃんとは違って、真面目なんだけれども、どこかトボけた雰囲気があって面白かった。ルパン三世の次元大介みたい。

・ネクチュイ、紫門ゆりやくんは、可愛いかった。元気が良くてよろしい!という感じ。最初に顔を覚えた「パリ空」新公のジャンの時はすごくしっかりした下級生という印象だったのが、全ツ、この公演と、どんどん可愛い印象になって不思議。

・酒場の場面。本公演でえりおっと&しのちゃんの「俺も透視してくれ」「逃げられた彼女のか?」の掛け合いは、美翔君&沢希理寿ちゃんかな?もはや全然覚えてない…たしか、二人とも良い声で「ほぉ。だいぶおもむきが違う」と思った気がする。というか、五人組達を見るだけでも必死だから、客達が全然見れなくて悔しかった〜。せっかく、みっしょんが明るい場所にいたのに(T_T)

・侍女たちが登場。三人を紹介する時に、可愛いエヴァに反応するヤーノシュ。まぐちゃんのヤーノシュは、空気読めないキャラではないので、「お!」と反応してからちょっと冷静になり、あたりを見回して何事も無かったような顔をします。
そして!!なんと、隣に座っているラースロの麻月ちゃんに顔を近づけ。耳元に唇を寄せて、「か・わ・い・い♪」と、囁くのです!もちろん声は聞こえないのですが、一文字一文字、はっきりと大きく口を動かしてたので、多分「可愛い」と言った気がする。
びっくりしたー!ものすごーーーーーく、色っぽいというか、イヤらしいんですけど…(@_@)。えーと、まぐちゃんって、こんなキャラだったのか…。知らなかった…。でっかいけど、子供だと思ってたのに。
麻月ちゃんは、ものすごーく迷惑そうな顔をしてました。そうだよね^^;

・ヴェロニカに乾杯を勧めるシャンドールに、応えるヴェロニカ、驚くシャンドールという二人の会話。五人組が綺麗に揃ってシャンドールとヴェロニカの方に交互に顔を向けるのが、滅茶苦茶面白くて爆笑。みんなすごく表情豊かに、嫌そうで(笑)

・本公演ではトップコンビのダンスが始まってしばらくは、五人組は客たちを見るのが楽しみな場面ですが、さすがに新公ではそんな余裕は無し。やっぱりさー、ちゃんとみんなを見れるように作って貰わないと困るよね^^;

・墓場。美夢ひまりちゃんのアデルハイド、歌が良い。エクボが可愛くて、いつも笑顔のダンサーというイメージの、ひまりん。そういえば、ダンス&コーラスの場面に入ってた覚えはあるけど、こんなに歌える人だったとは。

・シュトルムフェルド、綾月せりちゃん。本役さんとはまた全然違うトボけた感じ。丸顔なので、可愛いおじいちゃん風。何か聞かれるたびに、夫婦揃って首を傾げるのが、本当に可愛い。また絶妙な間合い。上手いんだ、二人とも。二人で手をつないで退場するのも、可愛くて微笑ましい感じでした。

・シャラモン司祭様、彩央寿音ちゃん。きっしーだったら、本役さんとは全然違うキャラクターなのかな?と思っていたら、基本、本公演と同じキャラ。ただし、セリフの間合いがまるっきり違ってました。さすが、きっしー。高等技術の使い方が、シブいよ。ああいうキャラクターの間合いって、つい耳で覚えてしまうものじゃないかと思うんですよね。それを、一からきちんと自分で作るのは、結構難しい事だと思う。新公の後、改めて本公演の園加ちゃんのセリフを聞いたら、ほんとうに全然違う感じでしたね。

今回の公演は、あひ、園加、もりえ、みんな自分の個性を確立させて、キャラクター勝負で役を印象付けてたんだな〜と、感心しました。そして新公では、お互いのセリフの間合いをきっちり作る芝居を勉強させた、正塚演出にはちょっと感動。きっとこの経験が、今後の役者人生に大きなプラスとなる事でしょう。

・教会の場面。二人を捕らえに来た「男」、貴千碧くん。出てきただけで「悪役」。無表情ですが、とっても楽しそうな雰囲気で銃を向けてます。似合い過ぎです。本役のもりえちゃんよりずいぶん小さいんですが、悪人顔でフォローできてました^^;

・カタコンベ。幽霊達のダンス。末子はんの位置で踊っている萌花ゆりあちゃんが、すごい迫力。末子はんの退団オーラに負けないくらいの、新公卒業オーラ。有無を言わせません。ゆりあちゃんは数年前からのお気に入りさんなのですが、こんなに迫力のある踊りをする子だとは、知らなかった。セリフ&歌のあったイローナ様より、この幽霊のほうがずっと良かったです。そして、ゆりあちゃんに見とれて、他の人は見れず^^;なんとなく、麗百愛ちゃんもすごい迫力だなーと思った気がする。

・マレーク様とアデルハイド。「この世で私だけがただ一人心を許せる人間なんだ」と言い募るアデルハイドが、なんとも言えない孤独感を見せるたのが良かった。社会のはずれ者の孤独な女性。れみちゃんの演じる子供に戻ったマレーク様は、とても純粋な存在感で。素朴にアデルハイドを慕う心が、彼女の孤独を癒す存在なんですね。短い会話でしたが、二人の心の繋がりが感じられて、少しうるっとしちゃいました。

・シャンドールの屋敷。琴音和葉ちゃん、シャーロットは焦りが出たのか、ちょっとヒステリックな印象になってました。今まで落ち着いた感じだったので、ちょっと意外。

・エヴァの見せ場「一刻も早くお救いしなければ!」本役のねねちゃんより、ちょっと声が細いのかな?でも、少し似た感じの声ですね。
こういう、みんなをシーンとさせるセリフって、セリフを言う本人もですが、受けてシーンとなるほうの息を合わせる力も大きいんでね。本公演程力強くは響かなくて、改めて難しい技なんだな、と感心。

・舞踏会。バルトーク、榎登也。アンドラージュ、響れおな。良いキャスティングでした。
二人とも、表情が良くてねー。セリフは無くても、それぞれのドラマがあって、犯行に及んだ事を感じさせてくれました。
とうやんは、最後の新公でこういう役…というのは気の毒ではあったけど、心意気を見せてくれた芝居でした。ま、セリフは無くても、とうやんの場合は顔だけで十分語れる濃さがあるから^^;響れおなちゃんは、相変わらず、良い目をしていました。あの目だけで全てを語る人ですね。

…ふう。とりあえず、覚えているのはこのくらいかな?
バウに行って全てが上書きされる前に、記録して保存しておきたかったのだけれど。だいぶこぼれてしまった気もしますが^^;

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