あと一回の「MAHOROBA」
2007年11月8日 月組 コメント (2)東京公演、だいたい週一のペースで見ています。
終わりが近づいてきましたね。とても寂しいです。
本当に大好きな公演でしたから。
今までのどの公演も、終わる前は寂しい思いをしましたが、幾度も経験しても慣れる事はないですね。たとえ、先の公演がどんなに楽しみだとしても。
今の月組だからできる、今の月組ならではの作品「MAHOROBA」と「マジシャンの憂鬱」。
舞台は一瞬の時を刻むもの。決められた手順を進めていく舞台作品は、何度も見るうちに、これから何が起こるのかをだんだんと体で覚えていきます。そうなると、私にはその決まった手順が、まるで”時”そのものを形で表現している…と、感じるようになるんです。
さっと、手を振り上げたポーズが決まる時や、柔らかなスカートの翻りが、その時間の形。音楽と視覚で感じる時間の形です。
特に「MAHOROBA」はそれを強く感じる作品でした。時の始まりから、終焉、そして再生を描いた作品ですものね。
四季や日本の風土によって時間と空間が表現され、全篇をとおして語られる”望郷”の念がそれを繋いでいます。
私はこの作品、オープニングとエンディングが好きなんですよ。
国生みの歓喜の大合唱、死と、再生の深い喜び…。
赤い血が流れる事を象徴した椿の場面では、映像でポトリポトリと雫が零れるごとに登場する「椿の精」を一人一人見るのが楽しみです。美しい場面ですよね。
特にお気に入りは、階段に横座りする美夢ひまりちゃんのエクボ(^^)、さすがの迫力の美しさの、ほたるちゃんとこころちゃん。いや、本当にお美しい。そして、ルミ姐さんと草風ななちゃんの、退団者特有の輝くような美しさ。
段の上からと下手花道からの、二つの列が渦になって流れていくのは、いくさで流された敵同士の血が交じり合っていく事を表現しているのでしょうか。美しいけれど、切なく胸を締め付けられる場面です。
そして、白い鳥の場面。哀しみを抱いた深い喜びと、再生の希望をあらわすこの場面は、見ているほうのテンションも、がーーーっと上がります。喜びを形として見る事も、なかなか無いですよね。この再生の喜びを分かち合う為に、今までの全てがあったのです。
私のツボは、白い鳥になった夢咲ねねちゃんと、祐飛さんが最後に並ぶ所。まだ若く瑕の無い、つややかな白い珠のようなねねちゃんと、沢山の傷を受け欠けてしまった所もありながらも、その内側から白く発光するような祐飛さんの強い光。どちらも、宝塚ならではの美しさだと思って見ています。
後一回、楽の日の午前公演を見る予定です。…寂しいなぁ。
終わりが近づいてきましたね。とても寂しいです。
本当に大好きな公演でしたから。
今までのどの公演も、終わる前は寂しい思いをしましたが、幾度も経験しても慣れる事はないですね。たとえ、先の公演がどんなに楽しみだとしても。
今の月組だからできる、今の月組ならではの作品「MAHOROBA」と「マジシャンの憂鬱」。
舞台は一瞬の時を刻むもの。決められた手順を進めていく舞台作品は、何度も見るうちに、これから何が起こるのかをだんだんと体で覚えていきます。そうなると、私にはその決まった手順が、まるで”時”そのものを形で表現している…と、感じるようになるんです。
さっと、手を振り上げたポーズが決まる時や、柔らかなスカートの翻りが、その時間の形。音楽と視覚で感じる時間の形です。
特に「MAHOROBA」はそれを強く感じる作品でした。時の始まりから、終焉、そして再生を描いた作品ですものね。
四季や日本の風土によって時間と空間が表現され、全篇をとおして語られる”望郷”の念がそれを繋いでいます。
私はこの作品、オープニングとエンディングが好きなんですよ。
国生みの歓喜の大合唱、死と、再生の深い喜び…。
赤い血が流れる事を象徴した椿の場面では、映像でポトリポトリと雫が零れるごとに登場する「椿の精」を一人一人見るのが楽しみです。美しい場面ですよね。
特にお気に入りは、階段に横座りする美夢ひまりちゃんのエクボ(^^)、さすがの迫力の美しさの、ほたるちゃんとこころちゃん。いや、本当にお美しい。そして、ルミ姐さんと草風ななちゃんの、退団者特有の輝くような美しさ。
段の上からと下手花道からの、二つの列が渦になって流れていくのは、いくさで流された敵同士の血が交じり合っていく事を表現しているのでしょうか。美しいけれど、切なく胸を締め付けられる場面です。
そして、白い鳥の場面。哀しみを抱いた深い喜びと、再生の希望をあらわすこの場面は、見ているほうのテンションも、がーーーっと上がります。喜びを形として見る事も、なかなか無いですよね。この再生の喜びを分かち合う為に、今までの全てがあったのです。
私のツボは、白い鳥になった夢咲ねねちゃんと、祐飛さんが最後に並ぶ所。まだ若く瑕の無い、つややかな白い珠のようなねねちゃんと、沢山の傷を受け欠けてしまった所もありながらも、その内側から白く発光するような祐飛さんの強い光。どちらも、宝塚ならではの美しさだと思って見ています。
後一回、楽の日の午前公演を見る予定です。…寂しいなぁ。
コメント
私はあまり泣かない方だと思うのですが白い鳥の場面では胸に迫るものがあって泣いてしまいます。本当にいい公演だと思います(しみじみ)
はじめまして。コメントありがとうございますm(__)m
本当に、舞台はナマモノで、留める事はできないんですよね。熱も美しさも。
私もそんなに泣いたりするほうではないのですが、白い鳥の場面は、泣いてしまう事があります。先週見た時には、ぐっと来るものがあって…。毎回泣くワケでもないのもまた、ナマモノ故…だと思ってます(^^ゞ
演じている方と、見ている側のテンションがぴたりと合った時なのでしょうね。
でも、あの場面は本当に大好きです。本当に、美しい良い公演ですよね(^^)
こんなノロマなブログですが、またどうぞいらして下さいませ。