旅の思い出

2007年9月9日 宝塚
思いもかけずTCAのチケットが手に入り、9月7日、突然大劇場の旅に行ってきました。
あわてて仕事の休みを取ったのですが、おかげさまで台風の一番大変な時に通勤の心配をする必要が無く、申し訳ないような(^^ゞ
TCAは18:30なので、のんびりです。
こんな時、便利なのがスカイマークの神戸空港便の飛行機。羽田−神戸が10,500円。新幹線の回数券利用より安い。最近は飛行機が値上がりしちゃったから、普通の航空会社の飛行機より5千円くらい安い。貧乏人の味方です。しかも、いつでもお席に余裕があって、直前でも取れるのも便利。便数がすごく少なくて、11時公演を見る時は使えないのが残念。
神戸空港は新しくてピカピカ。小さい空港なので、羽田や伊丹のように歩かされることがないのも好き。
三宮で阪急電車に乗り換えますが、大阪よりも人が少なくて動き易いし、街がコンパクトなので歩かされない。…年なもので、旅行荷物を持って歩くのは嫌いなので有難い。

便が少ないので早めに神戸に着く飛行機しか利用できず、三宮で宿に寄る事に。暑い日だったので、お風呂に入ったりして。
大劇場に着き、プログラム600円を購入して、着席。
貧乏な庶民なので、大劇場でTCAを見るなんて滅多に無い事。これで3回目。やっぱりドキドキします。
大空さんをはじめ、お気に入りさん達の出番をチェック。

今年は「モン・パリ」80周年の記念という事で、白井レビューの有名作をイメージしているらしい。
…なんだけど、プログラムを劇場に忘れてきてしまったので、詳細は分からなくなっちゃった(^^ゞ
月組はハレムにさらわれてきた娘達の場面。CSでやってたとこね。
かなみ・れみ・ねねちゃんが、攫われてきて故郷を想う可哀相な娘達。きりやんと祐飛さんが彼女達を追い詰める…。祐飛さん、エロかっこいい…という言葉を使うべきなんでしょうね。
まるで、祐飛さんの為にあるような役でした。
祐飛さんから追い詰められたれみちゃんを庇い、腕を掴まれるかなみちゃん。逃れたれみちゃんが、ねねちゃんと手を取り合って悲嘆にくれる様子にも、心トキメキました。

雪組さんが、NYがテーマだったんだけど、そのレビューが1929年に発表された…というのが、印象的。大恐慌以前だったんでしょうかね?「お金が渦巻くウォール街」みたいな歌詞もありましたけど。ついつい、ラスパの大恐慌の場面の音楽を思い出してしまいました。

二幕は祐飛さんはオープニングとフィナーレしか、出ないのね。
お気に入りの下級生さん達は、バックダンサーでチョコチョコ出場。やっぱり、月組時代にしっかり見ていたひろみちゃんは、二階B席でオペラグラス無しでもすぐに分かります。あと、まっつとみりお君は、まだ一目でわかる程ではないけれど、小さいのでわかりやすい。ねねちゃんは、でかくて分かりやすい。れみちゃんは可愛くて分かりやすい。二幕の始まり、下級生さんがたは「レ・ビジュー・ブリアン」のジャージのお衣装で、月組生はその時の自分のお衣装を着ているようでした。紫のお衣装を着たひろみちゃんが、まるであの公演の時にも月組にいたような錯覚に。雪組さんで修行をしたら、いつか月に帰ってきてくれないかなー。

勿論、祐飛さんもオペラグラス無しでも、シルエットでわかります…が、二幕の幕開き、銀橋で背中向けてたのは気付くのが遅れました。最初銀橋のきりやんの声が聞こえて、一生懸命本舞台を探してた(^^ゞ
「HERO」を歌う時も、フィナーレの大階段の黒燕尾も、すごく素敵でした。祐飛さんらしく、セクシーでドラマチック。燕尾では立ち姿に安定感があって、堂々としてて良かった。

しかし、全員が揃う所は…かなりあやしかったですね。
オープニングもエンディングも隣の人が間違い、祐飛さんもまわりの人も不安になったようで、みんなでぐだぐだに。不安になった祐飛さんも間違えていたようですが、まわりみんな別々の事をしているので、誰がが正しいのか不明でした^^;
初日だからでしょうか、後の二回では大丈夫だったのでしょうか。最後は笑ってしまっていて、可愛かったですけど。

今回は構成的にトップコンビ中心。フィナーレで、トップさん達が一人ずつ公演の主題歌を歌う所では、各組の公演の思い出が蘇りました。
…しかし、月組さんはディナーショーの主題歌でした。月組子は4人しか出ていません。見ていない私には、思い出す記憶が無く寂しかったです。演出家、何を考えてるんでしょう?トップさん達は組を代表して、そこに立っている訳ではないの?頑張った月組子達の思い出を無にされたみたいな気分。

翌日、11時公演を見ました。
祐飛さん、ちょっとお疲れの模様…かな。三回公演ですからねー。
でも、公演は熱のこもったもので「MAHOROBA」の白い鳥には、ちょっとほろりときました。月組頑張れ。
お芝居のほうは「奇跡の男」と歌う皆さんが、以前に見た時よりずっと表情豊かになってて面白い。前は新公前だったので、特に下級生さん達がイキイキしてきた気がしました。早く東京に来てくれないかなー。やっぱり回数見ないと下級生チェックは難しい。 
祐飛さんジグモンドは…ますます探偵さんと仲良しに。仲間達とも更に仲良くなってますね。
居酒屋で、シャンドールが挨拶無しで消えようとしたと言われた時の、ショックも大きくなってて可愛い。息を呑む音が聞こえたような気分。
ヴェロニカ達に紹介される時、「こいつらが、こんな危ない事に巻き込んだから、シャンドールに命の危険まで!」という怒りも大きくなってて可愛い。男らしく、恨み事なんか表には出さないところも素敵。
全てが解決した後の、パーティで別れる時笑顔で手を振る姿が、爽やかで可愛い。

観劇後、観劇仲間と少し喋って楽しかった。
今回は一人旅だったので、ムラで東京の友達と合えると不思議な気分。
プログラムを忘れた話をしたら「それで、…ま、いいか。で済ましちゃったのー?」と笑われました(^^ゞ

ソリオの「焼きたてコーヒー」に、初めて行ったら美味しかった。コーヒーはローストした時から酸化が始まるそうで、本当に香りが良くて、口に含んだ時の香りを楽しむ為にチビチビ飲んでしまいました。

無計画で気ままな、のんびり楽しい一人旅でした。

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