雪組公演 エリザベート その2
2007年7月26日 宝塚雪組「エリザベート」について、続きます。
雪組さんをあまり見ていない月組ファンの呟きです。お気に召さない事など、無いとよいのですが…。
ウィーン版来日公演があり、宝塚が同時期にエリザベートを上演すると聞いた時、「ザ・タカラヅカ!」という感じになるだろうなーと思っておりました。「歌手」でない水・となみコンビで、わざわざこの時期に上演するのも、まあ半端な歌で向こうの歌に張り合っても限界があるでしょうし、「タカラヅカ」らしさをアピールして並べるのが妥当な策だろうと思いました。
でも。
今まで色々な組で「タカラヅカ」なエリザを見てきたわけですし、改めて「ザ・タカラヅカ!」ってどうなの?と思っておりまして。
月組版が大好きだったので、申し訳ないけど、正直言えばあまり期待せずに行きました。ネットの感想もほとんど読まない状態で見てきたのですが…。
結果は、「面白かった!」でしたね。まだまだ月組版を体で覚えている状態で、でも、だいぶ記憶が薄れてきた頃合。意外にちょうど良いタイミングのように思いました。”違い”を楽しむのも再演の楽しみの一つ。本当に全く違っていて面白かったですね。
月組「エリザベート」、本当に大好きだったんですよ。贔屓の組で、贔屓の生徒さんが熱演し、成長していて…幸せな時間でした。
月組の「エリザベート」は個性的な月組生が、それぞれ目いっぱいに客席に向かって自分の役の人生を主張して、金平糖のように飛び出してきた印象の作品でした。どの人物の主張も納得できるし、でもお互い絶対に分かり合えない痛み。人生を信念をかけた主張をぶつけ合いながらも、相手は家族。愛情故に、妥協してはくれないかと期待されているのを知りながら、拒絶しあう人々。
「エリザベート」って、こんなにも「痛い」話だったんだと思いました。
そして雪組再演版「エリザベート」は。
「ザ・タカラヅカ!」なエリザベート。
無邪気に自由を歌う無垢なエリザベートと、彼女を優しく熱く見守るトートの恋物語。
彼女の周りの人々は、皆ひたすらに真面目で優しいオーラを纏っています。エリザベートに敵対するような人々も、冷たさを感じさせず、真面目にその人なりの主張で生きている。
皆さん、キラキラの美形で、ちょっと童顔系。そして、雪組さんって、全体に若いんですね。
なんだかねー、まるで全体にふんわり 優しくてキラキラしたベールがかかっていたような気がしたんですよ。
影も毒も感じさせず、濁りの無い澄んだ色あいの「エリザベート」。
「ザ・タカラヅカ!」なエリザベートは「オシャレで可愛いフェアリー」達が作る、ロマンティックな恋物語なんだなーと。
「エリザベート」ってこんなにもファンタジックな話だったんだ…というのが、雪組再演版初見の感想でした。
あと二回見る予定ですが、この後、感じ方が変わっていくかどうか楽しみです♪
雪組さんをあまり見ていない月組ファンの呟きです。お気に召さない事など、無いとよいのですが…。
ウィーン版来日公演があり、宝塚が同時期にエリザベートを上演すると聞いた時、「ザ・タカラヅカ!」という感じになるだろうなーと思っておりました。「歌手」でない水・となみコンビで、わざわざこの時期に上演するのも、まあ半端な歌で向こうの歌に張り合っても限界があるでしょうし、「タカラヅカ」らしさをアピールして並べるのが妥当な策だろうと思いました。
でも。
今まで色々な組で「タカラヅカ」なエリザを見てきたわけですし、改めて「ザ・タカラヅカ!」ってどうなの?と思っておりまして。
月組版が大好きだったので、申し訳ないけど、正直言えばあまり期待せずに行きました。ネットの感想もほとんど読まない状態で見てきたのですが…。
結果は、「面白かった!」でしたね。まだまだ月組版を体で覚えている状態で、でも、だいぶ記憶が薄れてきた頃合。意外にちょうど良いタイミングのように思いました。”違い”を楽しむのも再演の楽しみの一つ。本当に全く違っていて面白かったですね。
月組「エリザベート」、本当に大好きだったんですよ。贔屓の組で、贔屓の生徒さんが熱演し、成長していて…幸せな時間でした。
月組の「エリザベート」は個性的な月組生が、それぞれ目いっぱいに客席に向かって自分の役の人生を主張して、金平糖のように飛び出してきた印象の作品でした。どの人物の主張も納得できるし、でもお互い絶対に分かり合えない痛み。人生を信念をかけた主張をぶつけ合いながらも、相手は家族。愛情故に、妥協してはくれないかと期待されているのを知りながら、拒絶しあう人々。
「エリザベート」って、こんなにも「痛い」話だったんだと思いました。
そして雪組再演版「エリザベート」は。
「ザ・タカラヅカ!」なエリザベート。
無邪気に自由を歌う無垢なエリザベートと、彼女を優しく熱く見守るトートの恋物語。
彼女の周りの人々は、皆ひたすらに真面目で優しいオーラを纏っています。エリザベートに敵対するような人々も、冷たさを感じさせず、真面目にその人なりの主張で生きている。
皆さん、キラキラの美形で、ちょっと童顔系。そして、雪組さんって、全体に若いんですね。
なんだかねー、まるで全体にふんわり 優しくてキラキラしたベールがかかっていたような気がしたんですよ。
影も毒も感じさせず、濁りの無い澄んだ色あいの「エリザベート」。
「ザ・タカラヅカ!」なエリザベートは「オシャレで可愛いフェアリー」達が作る、ロマンティックな恋物語なんだなーと。
「エリザベート」ってこんなにもファンタジックな話だったんだ…というのが、雪組再演版初見の感想でした。
あと二回見る予定ですが、この後、感じ方が変わっていくかどうか楽しみです♪
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